スポーツ
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スポーツ 2022年10月01日 17時30分
阪神次期監督内定の岡田氏、15年ぶり再登板は諸刃の剣か 悪しき伝統が蘇る危険性も?
猛虎再生は果たせるだろうか。 阪神タイガースの来季監督に、球団OBの岡田彰布氏の就任内定が伝えられている。2008年シーズン以来15年振りの「再登板」となり、岡田氏自身では2012年にオリックス監督退任以来の現場復帰だ。 1985年の「阪神フィーバー」の立役者の一人であり、選手、監督としてもタイガース史にその名を刻んできた岡田氏。しかし、次期監督としてその名が紙面を賑わせた際には、やはり違和感が拭えなかった。 これまで、金本知憲前監督、矢野燿大現監督と若手起用が続いてきたことや、長年に渡りコーチングスタッフとして阪神を支えている平田勝男現2軍監督の昇格が有力視されていたこともあり、岡田氏の復帰は唐突に路線変更が行われた感が強い。 また、岡田氏の監督としてのキャリアも決して眩いものでは無い。前回の阪神監督時には、2005年にリーグ優勝を成し遂げているものの、日本シリーズでは千葉ロッテに0勝4敗で完敗を喫し、2008年ペナントレースでは夏場まで首位を独走するも、後半戦で失速し巨人に13ゲーム差を引っくり返され優勝を逃した。 2010年からオリックスを率いた際にも、3シーズンで全てBクラスという結果に終わっていることからも、阪神の17年連続V逸に終止符を打てるのか疑問符が付く。 さらに、今季は終盤こそCS争いを演じるまで盛り返したものの、キャンプイン前日に矢野監督が退任を宣言したことで物議を醸し、加えて開幕からリーグワーストの9連敗というつまずきもあったことから、来季はネガティブな空気を一掃し、再起を期すべきシーズンとなるはずだ。 日本一という栄光も知り、球団の象徴的存在の一人でもある岡田氏。しかし、名門立て直しに相応しい人物となり得るかは不透明のままだ。阪神やオリックス、さらには現場を離れてもその歯に衣着せぬ言動でも知られてきているだけに、久しく無縁だった「お家騒動」の火種としても、不安視する見方も強い。 加えて、今年の11月で65歳を迎える岡田氏が正式就任となれば、巨人・原辰徳、西武・辻発彦の両監督を上回り、(現時点の)球界最年長監督として位置づけられる。まさに「重鎮」としての存在となることは明らかだが、40・50代の指揮官が実績を残している現在の球界で、どれだけ手腕を発揮できるだろうか。 虎党ならずとも、複雑な思いを抱かざるを得ない今回の監督人事。再建への確かな一歩となるのだろうか。(佐藤文孝)
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スポーツ 2022年10月01日 11時00分
ソフトB退団のベテラン、なぜ移籍先で活躍できない? 松田も復活絶望か、失敗例とは複数の共通点アリ
これまでソフトバンク一筋(2006-)でプレーし、昨季までに「1867試合・.266・301本・984打点・1811安打」といった数字を残したプロ17年目・39歳の松田宣浩。28日に球団が発表した今季限りの退団はネット上で話題となった。 今季は打撃不振にチームの世代交代も重なり、「43試合・.204・0本・7打点」とほとんど活躍できていなかった松田。今後は他球団で現役を続行する道を模索するというが、ネット上には「仮に移籍できても復活は無理だろうな…」、「内川、川島と同じような道を辿るのがオチでは」といった厳しい意見も見られた。 >>二軍降格のソフトB・松田、このまま退団・引退? 藤本監督の決断に心配の声も「愛想尽かされかねない」<< 「ソフトバンクは一昨年に当時プロ20年目・38歳の内川聖一、昨年も当時プロ16年目・38歳の川島慶三と、ここ数年は主力級のベテランをスパっと切る人事が頻発。両名は今回の松田と同じく現役続行の意思を持ったままチームを去り、内川はヤクルト、川島は楽天とどちらも新天地への移籍に成功しました。ただ、内川はヤクルト加入後の2年間で『44試合・.209・0本・2打点・14安打』とほとんど数字を残せないまま、28日に今季限りでの引退を表明。川島も楽天1年目の今季は『12試合・.136・1本・6打点・3安打』とサッパリで、今オフに戦力外通告を受ける、あるいは自ら引退を決断する可能性も否定はできません。ファンの中にはこの両名を引き合いに、松田も仮に新天地が見つかっても活躍は見込めないのではという意見は散見されます」(野球ライター) ソフトバンクは支配下・育成合わせ105名(12球団最多)の選手を積極的に入れ替え・競争させることで戦力を維持している関係上、他球団に比べベテランが人員整理の対象になりやすいとされている。球団の引退打診を受け入れた、もしくはその前に自ら引退を決めた選手へのアフターケアは手厚く、直近では本多雄一(2018年引退)、長谷川勇也・高谷裕亮(共に2021年引退)といった選手を引退以降もコーチとしてチームに在籍させているが、そうでない選手については本人の意思を尊重する形で放出することが多い。 内川、川島の両名はソフトバンク退団時点で、内川が「1977試合・.303・196本・957打点・2171安打」、川島が「874試合・.252・37本・179打点・480安打」といった通算成績をマーク。内川はクリーンアップ、川島は内野全てを守れるユーティリティとして長らくチームに貢献した。 ただ、退団年までの3シーズンに絞ると内川は「208試合・.251・20本・71打点・196安打」、川島も「162試合・.276・6本・28打点・86安打」とほとんどの数字が落ち込んでいた。両名が新天地で活躍できなかったのは、元々実力が衰え気味だったこともあり競争を勝ち抜けなかったという面はあるだろう。 一方、人となりを考慮すると、移籍先球団からはそもそも実力以外の部分を期待されていたという見方もできる。内川、川島はどちらもストイックで練習熱心な性格の持ち主で、ソフトバンク在籍時には多くの後輩に好影響を与えてきた。新天地でもその役割を期待された結果、二軍で若手のお手本役を務める日々が主となり、結果的に一軍での出場機会に恵まれなかったとみることも可能だろう。 今回退団が決まった松田は内川、川島と同じく直近3年間は「274試合・.228・27本・100打点・193安打」と低迷したが、野球に取り組む姿勢には定評がある選手。両名と同じく不振に苦しむのか、それとも劇的な復活を遂げるのか、そもそも新天地は見つかるのか。今オフ以降の動向も要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月30日 19時55分
ソフトB・藤本監督、ロッテへの発言に「馬鹿にしてるのか」ファン激怒 決戦前コメント、オリ山本は打てないと決めつけ批判
30日のソフトバンク対楽天戦前に伝えられた、ソフトバンク・藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、藤本監督は試合前に応じた取材の中で「(プレッシャーは)ありません」、「うちは勝つだけです」と同戦の勝利に闘志を燃やす。一方、「オリックスが今日勝ちますから」、「オリックスは山本君ですよ。間違いないでしょ」と、リーグ優勝を争っている2位オリックスも勝利は確実という見解を示したという。 前日の楽天戦に勝ち優勝マジックを「2」とした首位ソフトバンクは30日の楽天戦に勝利した場合、同日にロッテと戦うオリックスが引き分け以下に終われば優勝が決定。ただ、藤本監督はエース・山本由伸(25登板・15勝5敗・防御率1.65)を先発させるオリックスがロッテに負けることはほとんど予想していないようだ。 >>ソフトB・甲斐の態度に「一気に嫌いになった」と批判 止まないバッシングに反抗? サヨナラ負け直後の“ガムクチャ”が物議<< この藤本監督のコメントを受け、ネット上には「ロッテが山本打てるわけないって…これ問題発言では?」、「いくらなんでもロッテに失礼だろ、馬鹿にしてるのか」、「なんてこと言うんだこの監督は、何事もやってみないと分からんだろうが」、「ここまでオリックス勝利を断言されたら、ロッテ側としてはいい気はしないだろうな」といった批判が寄せられた。 ただ、ファンの反応は批判ばかりではなく、一部からは藤本監督の見方は間違ってはいないと同調する声も上がっている。今季の山本は30日試合前時点でロッテ戦に5回登板し、「5勝0敗・防御率1.35」と負けなし。また、9月は「4登板・4勝0敗・防御率1.13」と一貫して好調をキープしている。ネット上には「ここまでロッテカモにしてる由伸が今日負けるのは想像しにくい」、「データ的には間違ってないんだよな…わざわざ口に出す必要は無かったと思うけど」といった意見も散見される。 リーグ優勝がかかる大一番を前に物議を醸した藤本監督の発言。見解通りにオリックス、山本が勝利するのか、それともロッテが6度目の対戦で今季初黒星をつけるのか。両球団をはじめ多くのファンの注目が集まっている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月30日 18時45分
日本ハム・清宮に「去年までとは別人」と驚きの声 新庄監督の酷評で奮起? TVでの自己評価が話題
日本ハムのプロ5年目・23歳の清宮幸太郎が、30日放送の『イチモニ!』(HTB北海道テレビ)にVTR出演。番組内での発言がネット上で話題となっている。 番組ではプロ5年目のシーズンを間もなく終えようとしている清宮のインタビューを放送。清宮は「128試合・.221・18本・54打点」(29日終了時点)といった数字を残している今季の振り返りや、プライベートで仲がいい同僚選手などを語った。 >>日本ハム・清宮に「何回やらかすつもりだ」呆れ声 無人の一塁にためらいなく送球、止まらない軽率ミスに批判<< 注目が集まったのは、今季マークしている打撃成績への自己評価。打撃3部門における清宮のキャリアハイは打率が.204(2019/規定未到達)、本塁打が7本(2018-2020)、打点が33打点(2019)。今季はその全てで数字を更新しているため、プロ5年間で最高のシーズンだと評価しているファンは少なくない。 ただ、清宮自身は今季成績について「数字が全然まだまだなので、悔しいところかなとは思います」と厳しく評価。加えて「浮き沈みが激しい、打てない時はとことん打てないというのが多かった」と、数字を伸ばせなかった原因についても自己分析した。 今季の清宮は5月(.262)、6月(.246)、9月(.286)は一定の打率を残した一方、3・4月(.180)、7月(.213)、8月(.127)は低迷と安定感は今ひとつ。「調子が悪くなってきた時にすぐ戻せる技術とかメンタルを身につけたい」と、心身両面をレベルアップさせこの課題を克服したいと今後を見据えた。 この清宮のコメントを受け、ネット上には「清宮が凄いストイックな発言しててビックリした」、「えらい自己評価が辛いな、満足感あっても不思議じゃない成績なのに」、「あの清宮が自分に厳しいなんて、去年までとは別人だな」、「プロ入り当初は無安打でも感覚は良かったとかなんとか言ってたのに…人は変わるものなんだな」といった反応が寄せられた。 清宮は無安打に終わった試合後に「体重移動や間合いなどがいい感じだった」と自賛したり(2018年)、減量を勧めた新庄剛志監督に「瘦せてしまったら打球が飛ばなくなるのが怖い」と反発したり(2021年)と、自分自身への認識が甘い面があることがしばしば伝えられている。これまでとは違い、自分に厳しい一面を見せたことに驚いたファンは少なくなかったようだ。 向上心がにじむ清宮の発言が話題となる中、一部からは新庄剛志監督の苦言も影響しているのではという指摘も上がっている。新庄監督は12日・ロッテ戦後に「これだけチャンスを与えて(打率)2割2分以下の選手は、やっぱりつかめなかったとしか判断できない」と、同戦終了時点で打率「.201」だった清宮も含む自軍野手を酷評。ネット上には「低打率はダメって監督の檄も効いてるのか?」、「もっと数字出さないとレギュラー獲れないって尻に火がついてるんだろうな」といった見方も散見される。 昨季は一軍未出場に終わったが、今季は開幕からここまで一貫して一軍で起用されている清宮。番組内では「これだけたくさん試合に使っていただいた。こればっかりは感謝してもしきれない」と新庄監督への感謝も口にしたが、来季は本格ブレークで恩返しすることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月30日 15時30分
広島・佐々岡監督に「責任逃れするな」試合後コメント批判 試合狂わせた會澤バント策の見解が物議
29日に行われ、広島が「4-5」で敗れたヤクルト戦。広島・佐々岡真司監督の采配がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「4-2」と広島2点リードの6回裏でのこと。この回広島は坂倉将吾、上本崇司の連続四球で無死一、二塁のチャンスが訪れたが、続く會澤翼に佐々岡監督はバントを指示。會澤はヤクルト3番手・木澤尚文が投じた初球を一塁方向に転がした。 ただ、このバントは一塁手・キブレハンがあらかじめ前進守備を敷いていたこともあり、二走・打走がアウトとなる併殺打と最悪の結果に。2死二塁となった広島は秋山翔吾が空振り三振を喫しこの回無得点で終わると、直後の7回表にオスナに逆転の19号3ランを浴びそのまま敗戦した。 >>広島対中日戦、終盤戦で誤審?「わざと当たってる」高橋への死球判定が物議、佐々岡監督も不可解ジャッジに怒り<< 裏目に出た會澤へのバント策について、ネット上には「制球乱して自滅しかけてた木澤をわざわざ助ける迷采配のせいで負けた」、「今季2回しかバント成功してない(成功率.400)會澤にバント指示って何考えてんだよ」、「前進シフト敷かれて警戒されてる中でバント強行したらそりゃこうなるだろ」、「走者進めて代打・秋山で勝負って狙い自体は分かるが、だったら會澤にもバントに長けた代打を送るべきだったのでは」といった批判が相次いだ。 采配ミスと不満が噴出している佐々岡監督のバント策だが、試合後に伝えられた同采配への見解も問題視されている。報道によると、佐々岡監督は敗戦後に応じた取材の中で、會澤について「苦しい展開の中で重圧がかかっていたと思う」とコメント。ネット上には「重圧かかる状況に追い込んだのは自分だろ、責任逃れするな」、「會澤がプレッシャーに勝てなかったせいみたいな言い草はどうかと思う」、「選手が気負ってると感じたなら、それを采配でケアするのが監督の責任では」と、采配ミスを責任転嫁していないかという厳しい意見も散見される。 広島は25日の敗戦で、クライマックスシリーズ(CS)進出を争う4位巨人と1.0ゲーム差、3位阪神と1.5差に拡大。仮に残り2試合を連勝で終えたとしても、阪神(残り1試合)、巨人(残り2試合)も全勝ならBクラスという苦しい状況に追い込まれた。同戦がCS争い上、重要度の高い試合だったということも采配批判が強まった一因となったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月30日 11時30分
来年2月引退の武藤敬司がノア福岡大会緊急参戦!小島聡&ニンジャ・マックとトリオ結成で丸藤正道組と対戦
プロレスリング・ノアは、10月16日に開催する『ABEMA presents DEMOLITION STAGE 2022 in FUKUOKA』福岡・福岡国際センター大会で、武藤敬司の試合出場を緊急決定したと発表した。 当初、武藤は福岡大会では試合の予定がなく、サイン会などに参加することで、福岡の武藤ファンに別れの挨拶とする予定だったが、武藤の現役最後の勇姿を福岡のリング上でも観たいという、福岡のファンの熱い要望が数多く寄せられたことを受けたことに加えて、ノアでの清宮海斗戦や、新日本プロレス在籍時代の天龍源一郎戦など、多くの名勝負が生まれた福岡の地でも引退ロードを行いたいという武藤本人の思いもあり、急遽試合への出場が決定したという。 対戦カードは、6人タッグマッチ、PRO-WRESTLING LOVE FOREVER. EX FUKUOKA FINAL〜TRANS MAGIC〜のタイトルが付けられて、武藤敬司&小島聡&ニンジャ・マックと、丸藤正道&ジャック・モリス&HAYATAが対戦する。武藤と小島は新日本プロレス時代から師弟関係にあり、武藤が全日本プロレスに移籍する際には、行動を共にしている。小島は「10月16日の福岡大会で、武藤さんとタッグを組める。『引退を発表した武藤さんと絡む』事が、とてつもなく貴重な出来事になると確信している。これが武藤さんと関わる最後かもしれないし、またあるかは分からないけど、福岡で武藤敬司を体感できる幸せを噛み締めようと思います」と引退前の武藤と絡めることを喜んでいるようだ。 ニンジャ・マックはノアで人気急上昇中のジュニア戦士なだけに、かつて武藤も使っていたような躍動感のあるトリッキーな動きで、武藤をサポートする。また、対角線上には武藤とはタッグを結成したり、GHCヘビー級王座を奪取したりした丸藤が立つことになった。武藤と丸藤が闘うのもこれが最後になるかもしれない。 武藤の試合を見られる機会が限られて来ているだけに、福岡のファンにとっては堪らないプレゼントである。(どら増田 / 写真©︎NOAH)
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スポーツ 2022年09月30日 11時00分
巨人、ドラ1公表に踏み切った本当の狙い 菅野次第で路線変更の可能性も?
「首位打者」争いに異変アリ! と言っても、令和初の三冠王、本塁打新記録に挑んでいるヤクルト・村上宗隆のことではない。巨人二軍で奮闘中の秋広優人だ。9月半ばにヒットを量産、イースタン・リーグ首位打者部門で3位につけている。 「9月17日からの5試合でヒット11本を放ちました。27日の東北楽天戦から4番も任されています」(スポーツ紙記者) 29日時点でリーグ3位、トップとの差は僅か4厘だ。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< そんな若手野手の成長が後押しになったのか、原巨人が10月20日開催のドラフト会議で1位入札する選手名を“公表”した。今夏の甲子園大会でも活躍した高松商・浅野翔吾外野手である。 「走攻守3拍子揃った良い選手ですよ。28日のスカウト会議後に発表されました」(前出・同) 現時点で、1位指名を公表しているのは巨人だけだ。 そのスカウト会議後、大塚淳弘副代表はこんな話もしていた。「今年は野手中心に…」 ウィークポイントはピッチャーのはずだが? 関係者などの話を総合すると、浅野外野手の抽選に外れた場合も「野手の指名になる」ようだ。「ピッチャーは指名しない」とは言っていないが、今年は例年に比べて投打ともに好選手が少ないという。下位での投手指名となれば、「3年以上を要する高校生」しか残っていないだろう。 「今季、8人の若手投手が『プロ初勝利』を挙げました。彼らの伸びしろに期待しているのでは?」(プロ野球解説者) スカウト会議が行われていた頃、二軍球場では一軍投手たちが練習をしていた。注目は菅野智之。残り2試合、10月2日の最終戦での登板も予定されているが、今シーズンはここまで9勝7敗。15本も本塁打を食らっている。 「巨人がクライマックスシリーズ(以下=CS)に進出した場合、投手陣では菅野、戸郷翔征がカギを握ります。この2人が長いイニングを投げ、かつ勝利しなければ厳しいでしょう」(前出・同) 奇しくも、巨人の残り2試合はDeNA戦。DeNAは2位が確定している。「巨人、阪神、広島」の3位争いで勝ち上がったチームとCSファーストステージを戦うことになる。つまり、菅野はペナントレース最終戦、CSファーストステージと2度続けて、強力DeNA打線を抑え込まなければならないのだ。 「終盤戦で、ようやく本来のピッチングが見られるようになりましたが…。直球のキレ、威力を指して年齢的な衰えを指摘する声も聞かれます」(ベテラン記者) その一軍練習中、菅野は山崎伊織、井上温大らに歩み寄り、アドバイスを送るシーンも見られた。「菅野のアドバイスは分かりやすいと評判です」(前出・同) 即戦力投手の指名が見送られた一因として、巨人首脳陣の中に「菅野はまだやれる!」の思いもあったはず。しかし、終盤戦の結果次第ではドラフト戦略が変更されるかもしれない。 今季は外国人選手の守備難で、菅野も泣かされてきた。秋広は外野守備に磨きを掛けている。一軍昇格となれば、投手陣が足を引っ張られることもなくなると思うが。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月29日 21時30分
日本ハム・近藤、同僚の大ポカに怒り隠せず?「顔怖すぎ」の指摘も、タイムリー潰した守備妨害は試合にも影響か
28日に行われ、日本ハムが「3-11」で敗れたロッテ戦。「3番・左翼」で先発した日本ハムのプロ11年目・29歳の近藤健介が見せた表情がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「3-6」と日本ハム3点ビハインドの5回裏1死一、二塁でのこと。打席の近藤はここで一、二塁間を破るヒットを放ち、二走・中島卓也が本塁に生還。一走・五十幡亮汰も三塁に到達した。 ただ、近藤の打球は右翼へ抜ける際に五十幡の右足すね付近に当たっていたため、審判団は五十幡を守備妨害と判定しアウトに。これにより本塁に生還した中島も二塁に戻されたため、近藤は打点を消される形となった。 近藤は打球を放った直後にこの結末を予想していたのか、一塁に到達した後に両手を腰に当てながら天を仰ぐ。また、審判団がマウンド後方に集まり協議する間に険しい表情を浮かべながらうなだれたり、場内説明を行う審判を無表情で凝視したりと不満をにじませたような様子を見せた。 >>日本ハム・清宮に「何回やらかすつもりだ」呆れ声 無人の一塁にためらいなく送球、止まらない軽率ミスに批判<< 中継カメラが映した近藤の表情に、ネット上では「打ってから判定下るまで、近藤が終始不穏な雰囲気だったな」、「場内説明聞く時の顔怖すぎだろ…」、「せっかくのタイムリー台無しにした五十幡に内心怒ってるんじゃないか」、「打球直撃の守備妨害は基本的に走者側に非があるからなあ…」、「ブチギレててもおかしくはない、1打点の有無でオフの査定が変わる可能性もあり得るわけだし」といった心情を察する声が相次いだ。 近藤の足を引っ張った形の五十幡だが、一部ではコンディション面の影響があったのではと指摘も上がっている。今季の五十幡は3月に急性腰痛を発症、4月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた影響で開幕から長期離脱をしいられ、9月23日に今季初昇格を果たしたばかり。ネット上には「離脱中に鈍った試合勘がまだ戻り切ってない面もあるのでは」といった意見も散見される。 2死一、二塁となった後、ヌニエスが空振り三振を喫し2者残塁、無得点で5回裏終了となった日本ハム。五十幡の守備妨害は近藤の打点のみならず、チームの反撃ムードもつぶす手痛いミスとなってしまった。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月29日 19時30分
楽天戦の塁審に「煽ってんのか」「しつこすぎ」と批判 選手に詰め寄りアウトコール3連発、行き過ぎた態度と怒りの声
28日に行われ、楽天が「0-1」で敗れた西武戦。二塁塁審・原信一朗審判の態度がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-1」と楽天1点ビハインドで迎えた5回裏でのこと。この回楽天は2死から山崎剛が右安で出塁すると、続く小深田大翔の2球目に二盗を仕掛ける。遊撃手・源田壮亮のタッチをかいくぐり二塁に滑り込んだと思われたが、勢いが強すぎたのかベースをオーバーランし、その拍子にベースから左手が離れてしまう。この後、山崎は慌てて右手でベースに触れ直そうとしたが、その寸前に源田から右肩付近をタッチされた。 一連のプレーを見た原審判は山崎にアウト判定を下したが、その際に山崎に近づきながら、右手を下に振り下ろすアウトのジェスチャーを3回連発。うつ伏せの状態で顔を上げ原審判を見ていた山崎は、アウトコールを聞いた直後に地面に突っ伏すなど悔しさをあらわにした。 >>楽天対西武戦、観客の妨害行為に「また起こったのか」呆れ声 昨年もロッテ選手が激怒、球団側は対策すべきと指摘も<< 原審判のアウトコール3連発を受け、ネット上には「今の二塁塁審、アウトコールがちょっとしつこすぎないか」、「そんなに連発しなくても伝わるだろ…山崎のこと煽ってんのか?」、「選手を威圧するような態度をとる必要がどこにあるのか」、「判定を正確に伝えたい気持ちも分からんでもないが、節度ってもんがあるだろ」といった批判が相次いだ。 今シーズンは今回の原審判以外にも、アウトコールが過剰だとして物議を醸した審判がいる。6月29日・阪神対DeNA戦では一塁牽制アウトを喫した阪神・長坂拳弥に対し、一塁塁審・福家英登審判が右手を上に振り上げるアウトコールを5連発。7月18日・ロッテ対ソフトバンク戦でも三塁に滑り込んだロッテ・角中勝也に塁審・村山太朗審判が右手を振り下ろすジェスチャーを4度繰り返し、どちらも行き過ぎた態度だとファンのひんしゅくを買っている。 試合を戦う選手・首脳陣や観客が全員正しく判定を認識できるようにという意図があるとされている審判のジェスチャー。今回も含めた3ケースはいずれも際どいタイミングのプレーだったため、各審判は何回行えばはっきり伝わるか自身の裁量に基づいてコールを繰り返したとみられるが、あまり派手な動きをとるのも考えもののようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月29日 18時30分
DeNA・貢献度大のキャプテン・佐野に勲章を! 最多安打ゲットでCSへの勢い加速
チームを2位に引き上げる原動力の一つとなったベイスターズの頼れるキャプテン・佐野恵太に、個人2度目の個人タイトル獲得のチャンスが訪れている。 2020年に首位打者のタイトルをゲットしているが、今シーズンは最多安打のタイトルに手が届くところまできている。佐野はトップのドラゴンズ・岡林勇希とタイガース・中野拓夢の155にわずか1本差に迫る154本と肉薄。3位タイにはタイガースの近本光司も並んでいるが、ドラゴンズは残り試合3、タイガース1に対し、ベイスターズは5と優位な状況で、佐野の逆転の可能性は高くなってきている。 今シーズンの佐野の貢献度はチームでもトップクラスだった。2020年からキャプテンとしてチームを鼓舞し続け、今シーズンも打率は3割超え。ここまでホームランはキャリアハイの21本を放ち、打点70も昨年キャリアハイをマークした72まであと2つと迫っている。5月6日から20日まで背中の張りのためファーム調整していたことを加味すると、これらの数字はすべて過去の数字を凌駕した可能性も高い。 またコロナやけがの影響もありベストメンバーが組めない中、本業のレフトだけでなくファーストにもチャレンジしていたことが功を奏し、手薄な内野を埋める働きを見せた。交流戦では桑原将志の不調と出塁率の高さも相まって、トップバッターの座を務め結果を残すなど、マルチタスクを高レベルでこなしてみせた。 三浦大輔監督も「佐野にはチーム事情で内野、外野を守ってもらったり、打順も1番打ってもらったりを、本当に文句一つ言わずにそのポジションポジションで常に全力を出して、難しいところでもやってくれています」と最大限の敬意を払い「全てにおいてキャプテンとしてよくやってくれています」と、前任の筒香嘉智から引き継いだリーダーシップにも太鼓判を押していた。 佐野キャプテンが誕生してから初のCS進出を果たしたベイスターズ。ファーストステージを突破し、王者・スワローズを撃破するためにも、佐野には最多安打のタイトル奪取でチームに勢いをつけたいところだ。 取材・文・写真/ 萩原孝弘
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巨人、育成・山下の退団は特に問題ナシ? “高卒首位打者”がファームで干され気味だったワケは
2021年11月19日 11時00分
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DeNA、剛腕サイドスロー・進藤が引退…ポテンシャル十分の右腕が第二の人生へ
2021年11月18日 18時30分
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観客は“白”のドレスコード ボクシング井上尚弥、2年ぶり国内凱旋試合へ決意「予想を遥かに超えた勝ち方をしたい」
2021年11月18日 17時30分
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元横綱・朝青龍氏が11月場所に「拍手無い相撲ばっかり」 現役陣の相撲内容に不満? 不振の甥っ子・豊昇龍にも苛立ちか
2021年11月18日 15時35分
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広島・鈴木、米球界がMVP級打者と高評価? グラウンド内外でルール変更も新天地探しには問題ナシか
2021年11月18日 11時05分
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ロッテのレアード&エチェバリアが帰国!「来年もまたマリーンズでプレーできることを願っています」
2021年11月18日 10時50分
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広島の助っ人大量解雇に「もったいなさすぎる」批判も? ワンポイント助っ人のクビが物議、他球団が動く可能性もあるか
2021年11月17日 20時30分
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関脇・御嶽海に審判長が「彼は期待を裏切ります」 3連勝後の辛らつコメントが物議、直近の結果から同調の声も
2021年11月17日 18時30分