>>広島・鈴木のメジャー流出に「悲観することではない」の声も FA交渉の行方も左右か、ファンが期待する最後の“置き土産”とは<<
球団公式サイトはこの日、来日1年目・28歳のバード、同1年目・28歳のネバラスカス、同2年目・29歳のスコットの3投手、同1年目・28歳のクロン、同6年目・28歳のメヒアの2野手に来季契約を結ばないことを伝えたことを発表。この5名を戦力外とした理由などは掲載されておらず、報道でも詳しい内容は伝えられていない。
今季の広島は上記5名を含め助っ人7名体制でシーズンを迎えたが、ネバラスカス(1登板・0勝1敗・防御率10.13)、スコット(一軍登板なし)、クロン(42試合・.231・6本・16打点)、メヒア(18試合・.216・0本・0打点)の4名はほとんど一軍戦力として機能せず。唯一、一軍に定着し左のワンポイントとして主に起用されたバード(33登板・0勝0敗11ホールド・防御率4.57)も防御率は今ひとつだったため、球団は結果を残せなかったと判断して5名を戦力外にしたものと思われる。
助っ人5名の戦力外発表を受け、ネット上には「全員とても数字を残したとは言えないからこれは当然」、「クロンもメヒアも全然打ててなかったクビ切られるのは仕方ない」、「ネバラスカスとスコットに関しては何しに来たのってレベルだったな」とネバラスカス、スコット、クロン、メヒアの4名については退団やむなしと納得の声が挙がっている。
一方、バードについては「他の選手は分かるけどバードは切らなくてもよかったのでは」、「数試合除いてほとんど打たれて無いのにもったいなさすぎるだろ」、「使い方次第じゃ上がり目ありそうだし、もう1年様子見てもよかった気もする」とクビを疑問視する声が多数挙がった。
「今季のバードはシーズン防御率は4点台中盤と振るいませんでしたが、複数失点を喫した7月3日・阪神戦(0.2回3失点)、9月22日・巨人戦(0.1回6失点)の2試合を除くと、防御率『0.87』とほとんど点を取られていません。それでも球団が戦力外にした理由としては左のリリーフは高橋樹也(今季27登板)、塹江敦哉(同51登板)、森浦大輔(同54登板)らがおり不足はしていないこと、ワンポイント投手に助っ人枠を1つ割くことを嫌ったことなどが考えられます。ただ、他4名に比べれば十分上がり目はあるとしてクビを惜しんでいるファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
球団別の成績を見ると巨人(16.20)、阪神(7.36)には打ち込まれた一方、DeNA(1.93)、ヤクルト(1.59)、中日(0.00)と他のセ3球団には防御率1点以下の数字を残したバード。起用法を工夫すれば戦力になるとして、今後獲得に動く球団があってもおかしくはないかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
広島東洋カープの公式サイトより
https://www.carp.co.jp/