>>日本ハムが西川遥輝ら3選手の保留手続きを行わず!稲葉GM「再契約の可能性を閉ざすものではありません」<<
報道によると、大田は同じくノンテンダーとなった同僚・秋吉亮と共に、18日に千葉・鎌ケ谷の球団二軍施設で自主トレ。取材に訪れた報道陣が両名に去就について聞くと、秋吉は「まずは他球団からのオファーを待ちたい」と話すにとどめた一方、大田は「ノーコメント。今は、しゃべれることがない」と言葉を濁しながらも笑顔を浮かべたという。
大田はこれまで巨人(2009-2016)、日本ハム(2017-)でプレーし、今季までに「770試合・.261・75本・310打点」といった通算成績を残している右の外野手。巨人時代は8年で計9本塁打とくすぶっていたが、日本ハム移籍以降は5年で計66本塁打とブレークを果たしている。
報道で伝えられた大田の口ぶりに、ネット上では「この様子だともうどこかからオファーもらってるのか?」、「何もなければわざわざノーコメントとは言わないだろうし、水面下で打診受けてるんだろうか」、「笑顔で質問に答えたってことは、何かしら移籍の話はもらってるっぽいな」と驚きの声が寄せられている。
一方、「成績考えたらそんなすぐにオファーはもらえないだろ」、「これからはどうなるか知らんが、現時点でもう声がかかってるとは思えない」、「そもそも打率2割の大田が他球団から求められるとは考えづらいんだけど」と、オファーをもらっている可能性は低いとする厳しい見方も多数挙がった。
大田は日本ハム初年度の2017年から昨季までは4年連続で2ケタ本塁打をクリアするなど実績を残し、守備でも昨季、自身初のゴールデングラブ賞を受賞。しかし、今季は「76試合・.204・3本・20打点」と打撃不振に苦しみ一軍戦力としてはほとんど機能しなかった。直近の成績が振るわず来季復活の保証もないことからまだオファーは来ていない、あるいは今後も来ないだろうと考えているファンも少なくはないようだ。
日本ハム・稲葉篤紀GMは16日の発表でノンテンダーの理由について「選手にとって制約のない状態で、海外を含めた移籍先を選択できることが重要と考えた結果です」と大田らの選択肢を広げるための策と説明した一方、「ファイターズとの再契約の可能性を閉ざすものではありません」と再契約でチームに残る道もあるという旨を示唆している。そのため、一部ファンからは「他球団移籍じゃなくて日本ハム残留の話が進んでたりして」と勘繰る声も挙がっている。
文 / 柴田雅人