スポーツ
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スポーツ 2013年04月05日 15時30分
度重なる女性問題で騒がせた西武・涌井が“禊”の勝利
プロ野球選手たる者、プライベートでの醜聞はグラウンドで晴らすしかないか…。 度重なる女性問題を一部メディアで報じられた西武・涌井秀章投手(26)が、4月4日のソフトバンク戦(西武ドーム)で今季初先発。6回を投げて、8安打されたものの、要所を締めて1失点に抑えて、今季初勝利を挙げた。 涌井はWBC宮崎合宿中の2月20日、宮崎市内の繁華街で飲み歩いた末、女性をタクシーで“お持ち帰り”する様子が、一部写真週刊誌にすっぱ抜かれた。この件で、涌井は球団から厳重注意処分を受けていた。 涌井といえば、昨年5月に報じられた福岡・中洲のクラブホステスとの女性問題が記憶に新しいところ。この問題で涌井は球団から無期限の謹慎処分を受け、1カ月も2軍に幽閉された“前科”があるだけに、「女遊びのヘタな選手」とのらく印を押されてしまった。ただ、涌井は独身であり、一連の報道には同情すべき面もあるのは確か。 西武の絶対的エースとして君臨していた涌井は06〜10年まで5年連続で2ケタ勝利をマーク。07年(17勝)、09年(16勝)には最多勝を獲得、09年には沢村賞にも輝いた。 しかし、右ヒジの故障のため、11年は9勝止まり。昨季は5年連続で開幕投手を務めたが、開幕から3連敗で2軍降格。1軍昇格後は抑えに転向したが、女性問題報道で再度2軍行きを命じられた。1カ月の謹慎後、抑えとして30セーブを挙げた。シーズン終了後には、渡辺久信監督から先発に戻すことを伝えられていた。 禊はすんだはずなのに、WBC合宿中の女性問題で再度、禊をすませなければならなくなった涌井。1年ぶりの先発登板で、勝ち投手になった。先発での白星は11年10月10日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来、実に1年半ぶり。 女性問題で度々転んでしまった涌井だが、禊をすませて、エースとしての復権を目指すことになる。女性と遊ぶ時はプロ野球の一流選手としての自覚を、くれぐれももってほしいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年04月05日 11時00分
プロ野球開幕 本誌スクープ 巨人・阪神・中日「セ3強」に異常事態(1)
昨年は圧倒的な戦力で3年ぶり22度目の日本一に輝いた巨人だが、今年は最悪の雰囲気で開幕を迎えている。WBCに送り出した7選手が揃って不振、その不完全燃焼がいまなお、尾を引いているのだ。 中でも、精神的にズタズタになっているのが主将で正捕手で4番の阿部慎之助。「現在の巨人は慎之助のチーム」と言ってはばからなかった原辰徳監督が、WBC開幕戦直前に痛めた右膝を考慮してか、阿部を4番から外そうとしていることで両者の信頼関係にヒビが入ったのだという。 「そりゃたまらんでしょう。伏線はWBCの準決勝・プエルトリコ戦の重盗失敗です。山本監督も『阿部が軸』と言っておきながら、2点ビハインドの8回1死一、二塁、打者阿部の場面でダブルスチールもOKのサインを出した。阿部のバットを信頼していれば、こんなギャンブルはありえない。巨人選手たちも『あんなサインを出されては阿部さんのプライドはボロボロでしょう』と同情しきりですよ」 巨人担当記者がこう嘆けば、巨人OBのプロ野球解説者も今回の余波をこのように危惧する。 「かつて巨人では金田(正一)が先発していたヤクルト戦(1964年)で、2点ビハインドで迎えた7回1死三塁、打者広岡の場面で三塁走者の長嶋が本盗し、タッチアウトになった事件が伝説として残っている。怒り心頭の広岡さんはヘルメットとバットをベンチ前に叩きつけ、そのまま帰宅してしまった。川上監督がサインではなく口頭でミスターにだけホームスチールを指示していたことがわかったからです。広岡さんは二軍行きの処分を受け、兼任コーチの肩書もはく奪され、そのシーズンの一軍復帰はなかった。しかも、オフにはトレード騒ぎにまで発展、広岡さんと川上さんの確執はいまなお続いている。阿部は大人の性格だから直接的な不満は表さなかったが、そのときと状況は酷似しており、原監督との関係が微妙なのです」 なぜ侍ジャパンの山本監督ではなく、原監督への怒りなのか。 「そもそも、原監督と阿部は東海大閥と中央大閥。水面下では反目し合っているのです。また、今回の侍ジャパンの作戦面は巨人の橋上秀樹作戦コーチが担当しており、例の“重盗”も立案した。準決勝のためにサンフランシスコ入りした侍ジャパンのシニアアドバイザー・原監督も、ここ一番に配備していた“重盗”という究極の一手は知らされていたはず。原監督、橋上コーチ、阿部主将の三者間に十分な意思の疎通があれば、なんてことない話だが、打者阿部をスルーして敢行され、しかも、失敗に終わったことでチーム内に不信感、不協和音がこだましている」(同) 侍ジャパンの巨人勢はこぞってWBCで不振を極めた。エース内海の防御率が15.43なら、抑えエースの山口は同10.38。斬り込み隊長を託された長野は鳥谷、井端にお株を奪われ、2次ラウンドからついにスタメン落ち。巨人本隊復帰後も傷心の阿部に引きずられる形で揃って本調子を取り戻せないでいる。 「昭和の本盗事件」では川上監督に軍配が上がったが、「平成の重盗事件」はどのように進展するのか。いずれにしても深刻だ。
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スポーツ 2013年04月04日 15時30分
八百長認定で解雇された蒼国来の復帰が決定! 浮き彫りとなったずさんな調査
11年2月に発覚した大相撲の八百長問題で、クロ認定されて解雇された中国出身の元幕内・蒼国来(29=本名・恩和図布新=おんわとうふしん)氏の復帰が決まった。 蒼国来は同年4月11日に八百長関与の認定をされ、日本相撲協会から引退勧告を受けた。潔白を主張し、これに応じなかったため、同13日に解雇された。蒼国来は幕内力士としての地位確認を求めて訴訟し、3月25日、東京地裁は問題とされた取組で八百長があったとは認めず、解雇は無効として力士の地位にあると確認し、解雇後の給与の支払いを命じる判決を下した。 この事態を受けて、協会は4月3日、臨時理事会を開き、「判決を覆すだけの証拠が乏しい」として、満場一致で控訴断念を決定。蒼国来の復帰を認めることを決めた。 理事会後、北の湖理事長(元横綱)は蒼国来、師匠だった荒汐親方(元小結・大豊)と面談し、「申し訳なかった」と謝罪。復帰時期は2年のブランクを考慮して、5月の夏場所(両国)ではなく、7月の名古屋場所(7月7日初日=愛知県体育館)とした。番付に関しては、当初、「幕内最下位格」との案が出ていたが、解雇となった時点の地位である西前頭15枚目とし、蒼国来に最大限の配慮をみせた。蒼国来は27日の横綱審議委員稽古総見から、協会の行事に加わる。 北の湖理事長は「蒼国来は疑われたことにより、ファンの目は厳しくなると思われますが、より一層稽古に精進し、ファンを魅了する相撲を取ることを期待します」とのコメントを発表。 蒼国来は「この2年間、つらかった。もう一度、好きな相撲が取れてうれしい。支えてくれた方に恩返しして、協会にも必要とされるよう、今まで以上にいい相撲を取りたい」と意欲を見せた。 協会では一度、角界を去った力士の復帰を認めない規定になっているが、異例な措置を取らなければならなくなった背景は、八百長調査のずさんさだった。 当時、この問題を調べたのは特別調査委員会だったが、物証が乏しいなかで、調査は難航。認定の判断基準となったのは、早くから八百長を認めた元竹縄親方(元幕内・春日錦)、元幕内・千代白鵬のメールの解析結果や、聴き取り調査の内容や態度などだった。蒼国来の裁判においては、元竹縄親方の証言があいまいだったことも敗訴の要因となった。 危機管理委員会委員長を務める宗像紀夫理事(元東京地検特捜部長)は、「こんな薄い証拠で処分していいのかという内容だった。当時は非常に世論が盛り上がり急いで処分を出さないと、という状況になってしまった」と、調査のずさんさを認めた。 宗像理事は八百長認定で追放された他の24人の力士、親方に関して、申し出があれば、「きちっとした調査、親切丁寧な対応をしていく」とコメントしたが、さすがに2年の月日は長い。復帰を求めて係争中の元十両・星風を除き、それぞれ、新たな人生を歩んでおり、もはや時すでに遅し。もし、シロでありながら、クロとみなされて角界を追放された者がいたとしたなら、不幸というしかない。(落合一郎)
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スポーツ 2013年04月03日 15時30分
20歳の超新星が女子プロゴルフ界に出現! 太ももムチムチの堀奈津佳プロ
まさに人材の宝庫といえる女子プロゴルフ界。最近は若手美人ゴルファーの台頭が目立ち、喜ばしいかぎりだが、またひとり、超新星が現れた。 それは、先の「アクサレディスゴルフトーナメント」(3月29日〜31日=宮崎・UMKカントリークラブ)でツアー初優勝を果たした堀奈津佳(20)だ。 日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の公式プロフィールによると、堀は身長159センチ、50キロの一般的な体型。キュートなルックスもさることながら、その最大の魅力はムチムチの太ももだろう。 優勝した「アクサレディス」では、かわいいショートパンツで、惜しげもなく足を披露。そのフレッシュな太ももが、はち切れんばかりでムチムチなのだ。観戦した世のお父さんたちの目を、大いに癒してくれたはずだ。 足といえば、これまた新星の“美脚”でなるプロレスラー・木戸修の愛娘・木戸愛(めぐみ=23)がいる。木戸の場合はスラッと伸びた長い足が魅力だが、堀は練習の賜物ともいえる鍛え込まれた太ももが売りだ。 堀は92年7月6日生まれ、徳島県徳島市出身。10歳の時から父親の勧めでゴルフを始め、06年の「四国小学生ゴルフ大会」を制して頭角を現す。その後も、「四国小中学生ゴルフ大会〜女子中学生の部」(07年)、「全国中学校ゴルフ選手権春季大会〜四国予選」(08年)、「四国ジュニアゴルフ選手権〜女子15〜17歳の部」(08年)、「全国高等学校ゴルフ選手権〜春季四国地区予選」(09年)、「四国ジュニアゴルフ選手権〜女子15〜17歳の部」(09年)、「マンシングウェアレディース東海クラシック〜ジュニア予選会」(09年)、「全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦」(09年)、「四国女子アマチュアゴルフ選手権」(10年)と、小中高時代は数々のジュニアタイトルを獲得。 高校(藤井学園寒川高等学校)卒業後、11年8月のプロテストに合格。昨年はステップアップツアーの「エディオンカップ」、「ルートインカップ 阿蘇グランヴィリオレディース」を制し、獲得賞金約792万円で賞金ランク72位。飛躍を期した今季は初戦の「ダイキンオーキッド」こそ予選落ちしたが、4戦目にして、悲願のツアー初優勝を成し遂げた。 できれば、木戸のようにミニスカでプレーしてほしいものだが、それが無理なら、ショートパンツでのプレー継続を強く望むばかりである。せっかくのムチムチの太ももを、パンツルックで隠してほしくない。(坂本太郎)
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スポーツ 2013年04月01日 11時00分
ポスト原にWBC・山本代表監督 巨人が画策する広島・マエケン獲り(2)
PL学園の先輩である“桑田二世”の異名を持つマエケンの年俸は右肩上がり。5年目で1億円プレーヤーの仲間入りを果たすや昨オフの更改では2億1000万円プラス出来高まで急伸、今オフには3億円突破が確実視されている。これが巨人や阪神のような金満球団なら問題ないが、市民球団のカープでは賄え切れない。危険水位に到達しつつあるのだ。 この場合、普通なら日本ハムのダルビッシュのように早期にメジャーに譲渡し、何十億円もの移籍金をゲットする策に転じるのがこの世界のセオリー。広島も当然それを視野に入れているが、マエケンにその気がない以上、それもできない。そこに巨人は知恵を巡らせているのだという。 「年俸のアップを極力自粛し、お世話になった広島に恩を売る形を取るのです。滅私奉公。そういう形で3年間広島にとどまり、国内FA権を獲得したのちに巨人に移籍することを助言する。大幅ベースアップを我慢した分は巨人で取り戻せばいいと。そういう大所高所に立ったアドバイスが出来る唯一の人物が広島の大先輩であり、侍ジャパンの山本監督。将を射んとすれば先ず馬を射よ。その故事そのままに将来の監督を目指す阿部は、マエケン獲得のためにまずはコージさんを射とめようとしているのでしょう」(ベテラン巨人担当記者) 今回の侍ジャパンで、前田健は同い齢の坂本と仲が良く、坂本を通して阿部など巨人選手と親しくなり、飲食を共にしていた。 「とりわけ、主将で正捕手の阿部には最大の敬意を払うとともに、何かと助言を受けており、『そんなんじゃ、巨人に入れてやんねーぞ』などという軽口もあったほど」(前出・同) 知恵者の阿部が狙うのは、単にマエケンの獲得にとどまらない。他球団に先駆けて広島が取り組んできた、選手育成システムの強奪である。 今回のWBCでは世界最高の二塁手といわれるヤンキースのカノ、ブルージェイズの主砲・エンカーナシオンなどを擁し、人口1000万人ながら米国を凌駕したドミニカ共和国の選手育成システムが話題になった。実は、広島もメジャーリーグのアカデミー制度を参考に、外国人選手の発掘・育成のため、1990年11月に6億円を投じて日本球界初となる『カープ・アカデミー』を作っているのだ。 4面のグラウンドと宿舎を持つこのアカデミーからは史上4人目の40本塁打40盗塁を達成したソリアーノ(シカゴ・カブス)を筆頭に多くにメジャーリーガーを輩出している。これまで広島はアカデミーで育成した高素材はメジャーリーグ、その下は広島、もうちょい下は四国アイランドリーグといった具合に振り分けてきたが、巨人は「カープ・アカデミー→巨人→メジャー」の新規ルート増設を期待しているのだ。 「中日も落合監督の時代、森ヘッドコーチをドミニカに派遣し、ブランコ内野手やネルソン投手を獲得するなど独自のルートを築いてきた。しかし、政権が代わり、森ルートが途絶えた。そこで巨人は広島をはさんでいっちょがみしたいのでしょう。その前段としてマエケンの巨人へのトランジット(一時立ち寄り)を組み込もうとしているわけで、こんな都合のいい橋渡しができるとすれば、やはり山本監督以外には難しい」(球界事情通) 今季の巨人は高橋由率いる国内組とWBC参戦の海外組に二分化している。背景にあるのが次期監督問題。原監督の意向に沿ってゆっくりとした流れの中で高橋ジャイアンツに移行するのか、阿部が目論む山本暫定政権か。 ともあれ、開幕を待たずにコージ、阿部、マエケンの「三本の矢」は放たれた。
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スポーツ 2013年03月31日 11時00分
ポスト原にWBC・山本代表監督 巨人が画策する広島・マエケン獲り(1)
要請した現役監督に次々に断られ、WBCの東京ラウンドを主催する読売グループが頼みやすいとの理由から誕生した侍ジャパンの山本浩二監督(66)=日本テレビ解説者=。WBCのテレビ中継はライバル局のTBSとテレビ朝日とあって江川卓氏、堀内恒夫氏のコーチ入りは出し控えたのだろう。 ところがどうだ。3月8日の台湾戦は26.5%(テレビ朝日)、10日のオランダ戦も34.4%(TBS)、1位通過を決めた12日のオランダ戦も30.4%。 侍ジャパンと山本監督の契約は今年3月末の予定だったが、決勝トーナメント進出の手腕を高く評価して契約延長する方針。2015年3月に国際野球連盟(IBAF)が日本で開催する『プレミア12』に向け、新生・侍ジャパンの基礎づくりを託すのだ。 「続投要請が決まったのは、山本監督が侍ジャパンのコンセプトを誰より理解していることもあるが、次期巨人監督就任への時間調整の意味合いも含まれているのです。代表監督なら巨人観戦やアドバイスも自然だし、主将で正捕手で4番の阿部とも気兼ねなく意見交換ができる。阿部が『コージさんを男にしてみせる』と宣言して渡米したように2人は強い絆で結ばれている」(スポーツ紙デスク) 阿部が山本監督と連携を図るのは、安倍首相が打ち出した「アベノミクス」ならぬ「阿部ノミクス」実現のためだ。現在の巨人は坂本勇人、澤村拓一ら1988年生まれの黄金世代が主流になりつつあり、侍ジャパンの二枚看板だった田中将大(楽天)と前田健太(広島)もしかり。将来を見据えて阿部は'88年選手を広く集め、巨人の現戦力にミックスすることで「阿部ノミクス」を達成しようとしているのだ。 その意味では「マー君」「マエケン」両エースの獲得が理想だが、田中はメジャー志向が強く、今オフにもポスティングシステムでの米球界入りが囁かれている。一方、前田健は日本球界でのバージョンアップを目指しており、巨人入りの可能性が高い。 「マエケン夫人の早穂さんは元東海テレビのアナウンサーで千葉・柏市の出身。大学も横浜のフェリス女学院でバリバリの関東人です。夫が巨人に入れば、日本テレビの看板アナに抜擢されることも予想され、メジャーよりもジャイアンツ入りを期待している。実際、山本監督の子息も日テレの関連企業に就職している。三つ上の姉さん女房にぞっこんのマエケンですから、国内FAで巨人に移籍することが既定路線になっているのです。周囲には『いつかは巨人に行きたい』と漏らしているそうですから」(広島担当記者) 今季で7年目を迎える前田健だが、一軍定着は6年目。順調にいっても国内FA取得にはあと3年かかる。それまでは広島がポスティングを認め、ダルビッシュのようにメジャー移籍するしか転身の道は事実上ない。 そこで「将来の巨人監督」を見据える阿部の出番となる。
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スポーツ 2013年03月30日 17時59分
イチロー ヤンキースのライバル外野手獲得で控え降格危機
今季、レギュラー安泰と思われていたイチロー(39=ヤンキース)の情勢が変わってしまった。 ヤンキースは3月26日(日本時間27日)、バーノン・ウェルズ外野手(34)をエンゼルスからトレードで獲得したと発表した。 ヤンキースでは2月24日(同25日)、ブルージェイズとのオープン戦で、正中堅手で昨季チーム最多の43本塁打をマークしたカーティス・グランダーソン外野手が死球を受けて、右前腕部を骨折。全治約10週間の重傷を負っており、ウェルズの獲得は、その穴埋めとなる。 ウェルズは99年にブルージェイズでメジャーデビュー。02年から11年連続で2ケタ本塁打、通算259本塁打を放っている長距離砲。02、03、06年には100打点をマーク。03、06、08年には3割を記録しており、一発だけではなく、シェアな打撃も魅力。 03、06、10年にはオールスターゲームに出場。04〜06年には3年連続でゴールドグラブに輝いており、堅守も誇る。 しかし、11年にエンゼルスに移籍してから成績が急降下。12年は右手親指の故障で、77試合出場にとどまり、11本塁打、29打点、打率.230と低迷しており、今季は復活を懸けたシーズンとなる。 メジャーでの14年間で、通算1601試合に出場。1695安打、打点908、通算打率は.273。 ヤンキースの外野陣は正左翼手のブレット・ガードナー外野手、イチロー、新加入のウェルズの3人となることが濃厚。 故障のグランダーソンは5月に復帰する見込み。グランダーソンが戦列に戻った時点で、レギュラークラスの外野手が4人となり、一人は控えに回らざるを得なくなる。ウェルズの成績次第では、イチローがレギュラーの座をはく奪される可能性が出てきた。今回のトレードはイチローにとっては、頭の痛い話になったようだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年03月29日 15時30分
松坂大輔 インディアンスを自由契約→再契約のなぜ
MLBのインディアンスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加していた松坂大輔投手(32)。 3月18日(日本時間19日)に、開幕メジャー枠に入れないことが決まったが、球団、本人とも残留を希望し、マイナーでプレーすることで合意していた。 ところが、インディアンスは24日(同25日)、松坂を自由契約にし、2日後の26日(同27日)に再契約を結んだ。 このめまぐるしい展開を、理解できなかった野球ファンも多いことだろう。それも無理からぬところだ。日本的にいえば、自由契約は「戦力外」。双方とも残留を望んでいるのに、なぜ自由契約になったのか疑問が残るからだ。 これは新たに施行された新労使協定の関係だ。11年11月にMLB機構と選手組合が結んだ新たな労使協定では、「マイナー契約でスプリングトレーニングに参加し、開幕の5日前までに解雇されなかったにもかかわらず、開幕ロースターに残されなかった選手は、10万ドル(約940万円)の支払いを受け、6月1日に自由契約となることができる」と決められている。 この制度はメジャーに残れなかった選手への救済措置で、ルール通りに行くなら、マイナーでのプレーを選択した松坂には10万ドルのボーナスが発生する。球団が自由契約にしたのは、戦力外とみなしたからではなく、ボーナスを破棄するためで、契約内容に細部の変更をした上で再契約に至ったのだ。 ただ、自由契約であるから、ルール上では他球団との交渉も可能になるため、DeNA・中畑清監督が「うちはその枠は取ってある」と獲得の意向を示すなど、国内で情報が混乱。松坂は24日、自身のツイッターで「誤報ではありませんが、もう少ししっかりした内容にしていただかないと、間違った認識をされている方がたくさんいるようなので…。日本にいる友人、知人に説明するのが大変です」とつぶやいて、かき消したほど。 難解なMLBのルールで、インディアンスと再契約した松坂は27日(同28日)、ホワイトソックスとのオープン戦に先発。5回1/3を投げて、5安打2失点とまずまずだった。開幕はマイナースタートとなったが、インディアンスの先発陣は3番手以降が不安定。マイナーでの出来次第だが、松坂が早期にメジャー昇格するチャンスは十分にありそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年03月29日 11時45分
2013年プロ野球キャンプレポート・埼玉西武編 「ポスト中島に浮上してきたルーキーと新クローザー」
近年の埼玉西武ライオンズは後半戦で追い上げ、クライマックスシリーズに滑り込む展開となっている。「開幕序盤(前半戦)の躓きがなかったら、優勝も…」と悔やむファンも少なくないだろう。『スロースターターの弱点克服=新人、若手の到来』だとすれば、西武は違う道程でリーグ優勝を目指すようである。 “3割30本”3番打者・中島裕之の抜けた分は2番打者だった栗山巧を昇格させ、片岡治大、秋山翔吾、熊代聖人らが「1、2番」を争う図式になっていた。内野の布陣は主砲・中村剛也、オーディス(DHも)、浅村栄斗、山崎浩司、2年目のヘルマンが固める。昨季と代わり映えしない…。 いや、二遊間のレギュラー争いに割り込んできそうな新人がいた。 背番号2、ドラフト5位の金子侑司(22=立命館大)だ。体つきは細いが、足が速く、捕球からスローイングまでの動きも軽快である。 紅白戦の対戦投手の関係で左打ちしか見られなかったが(両打ち)、2ストライクを奪われたあとでも、セーフティー・バントの構えを見せ、対戦投手の失投を誘おうとしていた。1番バッターとしての資質はたしかに高い。だが、空振りと「三塁側ベンチ方向へのファール」の多さが気になる。しっかりとバットの芯で捉えられないのだ…。守備、走塁は即戦力。プロ投手の変化球に適応できれば、渡辺久信監督は間違いなく、スタメンで使ってくるだろう。 主砲・中村の出遅れが気になる。日本球界9年目のオーディス、新加入のスピリーのいずれかが『代理4番』を務めると思われる。スピリーは威圧感がない。かといって、広角に打てるかといえばそうでもない。でも、長打を狙わずにしっかりと捉えてくる…。突出した特徴のない、平均点の選手といった感じだ。クリーンアップのパワーダウンによって、序盤戦は「0-1」、「1-2」といったロースコアのゲームを落とす可能性もあるのではないだろうか。 投手陣だが、菊池雄星は過去3年とは比べ物にならないほど、腕が振れている。逞しくなったが、セットポジションでの投球になると、球速が落ちる欠点は完全に解消されていなかった。試合序盤はともかく、スタミナが切れ掛かってくるころの中盤以降に不安が残る。首脳陣が各メディアに話した限りだと、今季の先発スタッフは涌井、岸、牧田、石井一久、5番手以降は菊池、野上亮麿、十亀剣らが争う図式。一時的なコンバートだったとはいえ、昨季、30セーブを稼いだ涌井秀章を先発に戻すとなれば、ブルペンスタッフの戦力ダウンは否めない。 ペナント奪回のカギはリリーフ陣が握るのではないだろうか。先発スタッフを見渡すと、石井一は今年40歳、発展途上の菊池、試合中盤に突然崩れる傾向のある野上など、リリーフ陣の助けを必要とする投手もいる。そのリリーフ候補だが、昨季59試合に登板した岡本篤志、左の松永博典は順調に仕上がっていた。ドラフト1位の増田達至(24=NTT西日本)、2年ぶりの西武復帰となったシコースキー、前広島・サファテ、56試合に登板して被弾ゼロのウィリアムスなどもいるが、クローザーが見当たらない。関係者によれば、大石達也の名前が渡辺監督の頭のなかにあるという。その大石だが、キャンプ後半のブルペン投球を見た限りでは、昨年の同じ時期と比べて、真っ直ぐは確実に速くなっている。だが、練習試合やオープン戦の使い方を見ていると、渡辺監督は“慎重”だ。イニングの先頭からの登板、上位打線とぶつからないイニングでの起用…。クローザーの適性があることは早大時代に立証されている。だが、ペナントレースを投げきった経験はない。 渡辺監督の性格から察するに、『クローザー・大石』で開幕戦を迎えるとしたら、1カ月くらいは「救援失敗」も許すだろう。「まだ大石では無理だ」と判断した場面では、岡本や松永を投入するのではないだろうか。 近年、序盤戦の出遅れがV逸となってきた。その弱点解消のカギは大石が握っている。
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スポーツ 2013年03月28日 15時30分
八百長裁判で勝訴の元蒼国来 協会とひと悶着の可能性も
11年4月に八百長の認定を受け解雇されながら、3月25日、東京地裁で解雇は無効との判決が下りた元幕内・蒼国来の恩和図布新(おんわとうふしん)氏(29)が、復帰にあたって、日本相撲協会とモメる可能性が出てきた。 協会は27日に大阪市内で夏場所(5月12日初日=両国国技館)の番付編成会議を開いたが、元蒼国来は編成の対象外だった。 この後の流れとしては、4月3日に協会が臨時理事会を開き、元蒼国来の件を協議するが、判決を覆す証拠がないため、控訴断念を決めることが有力視されている。その時点で、元蒼国来の復帰を認める決定を下すものとみられる。 復帰が決まれば、同4日にも、北の湖理事長(元横綱)が元蒼国来の師匠だった荒汐親方(元小結・大豊)、本人と復帰後の処遇を協議する意向だという。 ここで問題となるのは、番付と復帰時期。元蒼国来は最後に出場した11年初場所(両国)では、東前頭16枚目で8勝7敗と勝ち越し。八百長問題が発覚し、その後、「順席」として発表された序列では西前頭15枚目だったが、解雇処分となったため、同年5月の技量審査場所(両国)前に、しこ名が削除された。 協会関係者によると、復帰後の元蒼国来の地位を、幕内最下位格とする方向であることが分かった。現在の幕内最下位は西前頭16枚目。元蒼国来の解雇前の地位は西前頭15枚目で、番付1枚の差がある。この1枚は大きな差だ。西前頭15枚目なら負け越しても、7勝8敗であれば、幕内に残留できる可能性があるが、幕尻の西前頭16枚目格なら、負け越せば100%十両陥落となる。協会側が幕内最下位格と決めると、番付1枚の攻防で、元蒼国来側が反発することも予想される。 さらに、むずかしいのが復帰時期。荒汐親方は2年のブランクを考慮して、「2場所くらいは休ませたい」と発言。9月の秋場所での復帰を希望している。一方、協会側は夏場所にも、土俵に上げたい意向で、双方の意見に食い違いがみられる。 理事会で元蒼国来の復帰まではすんなりと決まりそうだが、番付と復帰時期に関して、ひと悶着ありそうな気配だ。(落合一郎)
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2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
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2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分