スポーツ
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スポーツ 2013年06月11日 15時30分
投手としては1軍半 調整難しい日本ハム・大谷翔平
二刀流を目指している日本ハム・大谷翔平投手(18)が、投手として、難しい調整を強いられている。 打者としては、打席が少ないながら、6月10日現在、23試合に出場し、63打数21安打0本塁打4打点、二塁打が10本で、打率は.333と依然高打率をキープし、非凡なセンスを見せつけている。 かたや、投手としては5月23日のヤクルト戦(札幌ドーム)でプロ初登板初先発。5回86球を投げ、6安打2四球2三振2失点で勝ち負けはつかず。6月1日の中日戦で(札幌ドーム)、2度目の先発をし、5回87球を投げ、4安打2四球1死球で3失点したが、味方の援護に恵まれて、プロ初勝利を挙げた。 しかし、交流戦中で日程に余裕があることから、先発投手の枚数が少なくてすむため、当面、大谷の1軍での登板予定はなく、11日のイースタンリーグ、巨人戦(鎌ヶ谷)で調整登板した。大谷は河野元貴捕手に本塁打を浴びるなど、イマイチの内容だった。 1軍での2度の登板では、150キロ台のストレートを連発し、大器の片りんぶりを見せつけているが、制球にやや難があり、決め球に欠ける状態で、まだ1軍半の扱いでしかなく、ローテーション入りはできていない。 投手として、登板、投げ込みの前後は疲労を考慮して、野手での出場も控えられており、二刀流の難しさを痛感させられている。 まだ、1軍ではパ・リーグ球団相手の登板がない大谷だが、交流戦が終わって、リーグが再開したら、しばらく、ローテーションに入れて回してみるのも、ひとつの手である。1軍と2軍を行ったり来たりで、1軍の試合に穴をあけているような状態では、大谷も落ち着いて、試合にも練習にも臨めないのではなかろうか。あとは栗山英樹監督の決断次第だ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月11日 11時00分
猛虎・阪神が握る 巨人・原監督のクビ! 〜Gナインの心はすでに松井監督にシフトのベンチ裏〜(2)
不満分子も少数なら打つ手もあるが、松井監督支持派がチームのすう勢となり、原監督のフラストレーションは爆発寸前なのではないか−−。そんなシーンがやたらと目に付く。 5月23日の楽天戦、4点リードにもかかわらず先発のホールトンを5回無死一、二塁で降板させ、また26日のオリックス戦では、失策後の打席で3球三振した村田を初回でベンチへ…。まさに懲罰的な采配の連発で“チーム引き締め”に躍起なのだろうが、ベンチはホールトン、村田に同情的で、原監督はいっそう孤立しつつある。 「松井の引退式があった5月5日以降、チームの雰囲気がおかしいのは事実。とにかく打てない。理由の一つは橋上戦略コーチが明確な指示を出さなくなったことにあるようで、原監督は『スコアラー、コーチが選手を少し迷わせているように見える』と糾弾したものの、橋上コーチは『特別な指示は出していない』とクールに反論するなど、ベンチ内がかみ合っていない。ほんのちょっとだけアドバイスを送れば、すぐに結果を出せる好打者揃いの巨人なのに、意図的なのか橋上コーチは及び腰なのです。ベンチ全体に何が何でも勝つという意欲が完全に失せています」(巨人担当記者) さらに、チーム内の混乱を増長しているのが、ニューヨーク・ヤンキースが発表した松井秀喜氏との“一日契約”。7月28日にヤンキー・スタジアムで引退セレモニーを行うのに伴い、一日限定のマイナー契約を結んだのだが、ここに巨人の思惑が潜んでいるという。 「プロ野球選手が現役を引退した場合、通常、最後に契約した球団が所属した球団名となり、松井氏の場合は『元レイズ』です。これでは巨人監督のイメージにはそぐわない、と考えたのでしょう。巨人は松井にヤンキースと一日だけの契約を結ばせ、『元ヤンキース』に肩書を変更させたのです。それほど読売サイドは松井監督誕生に気を配っているわけで、選手たちの心が松井氏にシフトするのは自然の流れなのです」(大手広告代理店社員) さて、阪神には「好景気の年に優勝する」という縁起がある。阪神は戦後、5度リーグ優勝(1962年、'64年、'85年、2003年、'05年)しているが、これが見事に日本の景気と連動しているのだ。'62年と'64年は、まさに高度経済成長期。'85年はプラザ合意で円高ドル安が進み、日銀の金融緩和でバブル幕開けとなった年。'03年、'05年は小泉政権下で大胆な規制緩和が進み、景気が一気に拡大した。 そして今年はアベノミクス、6度目の優勝の機は熟している。 「今年の阪神は東京ドームで3タテを食らわせたように滅法巨人に強い。しかもポスト金本に期待された福留孝介が左膝手術で戦列を離れ、シカゴ・カブスに移籍した藤川球児に代わって新守護神に就いた久保康友が機能しない、そんな状態でも巨人から離されずについて行った。スーパールーキーの藤浪晋太郎を抑えに起用するプランも温めており、そうなればもっと勢いが付く。いずれにしても阪神が事実上、原監督勇退の決定打を放つことになるでしょう」(前出・スポーツ紙記者) 虎にとどめを刺される格好の原監督には、長嶋氏のような“終身”は付かないが、『巨人軍名誉監督』就任案が検討されているという。ベンチがしらけるのも無理はない。
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スポーツ 2013年06月10日 11時00分
猛虎・阪神が握る 巨人・原監督のクビ! 〜Gナインの心はすでに松井監督にシフトのベンチ裏〜(1)
笛吹けど踊らず、とはこのことだろう。巨人は松井秀喜氏の引退式&長嶋茂雄氏とのW国民栄誉賞授与式の日、両名の御前試合に勝利して以降、大きく負け越し。その間、勝ち星を積み重ねたライバル阪神についに追い抜かれ、首位を明け渡してしまった。 しかし、渡辺恒雄球団会長の怒りは、すでにその1週間も前に沸点に達していたようだ。 「俺はもう(5月30日の誕生日で)87歳でね。先がないんだよ。巨人は永久でなきゃいかん。だけど今日の試合は何だ。なってねえよ、打てねえよ、全然」 こう取材陣に怒りの声を上げたのは、4安打完封負けを喫した5月28日のソフトバンク戦だった。このとき、背後から虎の足音が急速に聞こえてきていたこともあり、「(阪神に)負けんじゃねえか、巨人は」と、言わずもがなの一言。老会長の目には、今の原巨人はチームのテイをなしていないと映ったのだろう。 渡辺会長が“阪神優勝”を暗示したことで、巨人ナインの原監督離れも一気に加速。原巨人の頭脳部分は橋上秀樹戦略コーチが担っており、実働部隊を仕切るのは主将の阿部慎之助。両者は安田学園高校(東京)の先輩後輩にあたり、その絆は原監督の入り込める余地はないほど強い。 「これは開幕前から危惧されていたことなのですが、今の巨人は二分されています。一つは原監督が指揮する若手中心のグループ。もうひとつはWBCに参戦した阿部を中心とする主力勢で、昨季の日本一に貢献し、WBCにも貸し出された橋上戦略コーチを中心とした偵察部隊も含まれます。阿部と橋上コーチは侍ジャパンの監督を務めた山本浩二氏とも連携しており、もし仮に松井が来季助監督で復帰した場合、原監督の続投ではなく、松井監督へのつなぎとして山本氏を暫定監督に担ごうと描いていた。だから諸々のことを山本氏に相談しているのでしょうが、その山本氏の盟友で兄貴格なのが楽天の星野仙一監督。ある意味、原監督とも親しく、山本氏を通して阿部らの考えがわかる星野氏は、一番の巨人事情通といえます」(在京スポーツ紙記者) 特筆すべきは、その星野氏が『今季は阪神が逆転する』と読み解いていること。その延長線上に見えてくるのが、原監督勇退、松井氏監督就任のシナリオだ。 渡辺会長の「(阪神に)負けんじゃねえか」発言の翌日(29日)、星野監督も巨人、阪神の首位争いについて触れ、「阪神が逆転するやろ。理由は勢い。巨人は開幕の連勝で作った貯金で飯を食っているだけ」と歯切れよく話し、阪神優勝を予言した。交流戦真っただ中、スコアラー陣はセ・リーグ各球団を集中的に分析しており、その報告と山本氏からの情報も加味して、阪神優勝を結論付けたのだ。 球界に広い人脈を持つ星野監督のもとには、毎日のように情報が届く。巨人OBの解説者からもしかりで、「巨人ナインは原監督の今季限りを察知しており、松井監督に気持ちがシフトしている」といったナマの情報も届いているという。 「現在の巨人で原監督と心中してもいい、と思っている主力選手はまずいない。開幕前に代理主将を託された高橋由伸と甥っ子の菅野ぐらいのものでしょう。主将の阿部と共に侍ジャパンで戦った坂本、長野、内海、杉内、山口、澤村ら、ほとんどが団結して松井支援に回っている。渡辺会長は松井へ入閣要請したことを認めた上で『即、監督はない』と否定していますが、これを額面通りに受け取っている選手はいない。巨人のベンチ裏では、今シーズンで監督通算10年を終える原監督は一丁上がり、来季は松井監督のもとで“新生ジャイアンツ”が決定事項のように伝わっている。これではチームが一枚岩といかないのも当然。優勝など無理でしょう」(巨人OBの野球解説者) もっとも原監督と親しい放送関係者によれば、原監督も足早な松井政権への流れは察知しており、同じ辞めるなら優勝して自らの意思で勇退の道を選ぶ考えだという。が、松井サイドから見れば、これほどはた迷惑な話はない。2年連続日本一となり、そのままバトンを渡されては優勝して当然、逃せば監督手腕を問われる。それよりは阪神に逆転優勝され、悔しさの中で引き継いだ方が始動しやすいからである。
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スポーツ 2013年06月08日 11時00分
稀勢の里の失速に協会ガッカリ
久々に盛り上がりを見せた大相撲夏場所は、終わってみれば横綱、白鵬(28)の強さばかりが際立った結果となった。 突然に目覚めた大関、稀勢の里(26)との競り合いが激しかっただけに、優勝した白鵬の喜びようもひとしお。左からのすくい投げで14日目の全勝対決を制した直後、「まだまだ1枚も2枚も(自分が)上だな、という気がします」と自画自賛し、負けた稀勢の里に対し「精神的、肉体的に成長した。来場所もつなげていけばいい」と、エールを送る余裕も見せた。 一方の稀勢の里はこのショックを断ち切れなかったのか、翌千秋楽も琴奨菊に完敗。この手の平を返したような失速に、大きく肩を落としたのは協会首脳だ。 このところ相撲人気は右肩上がり。ようやく八百長問題などの後遺症を克服し、文字通り満員札止めの大入りを6回も記録した。この待ちに待った上昇ムードを、大相撲ファン期待の日本人力士、稀勢の里の初優勝、綱取り王手で不動のものにしたいところだったが、見事につぶれてしまったからだ。 「白鵬に敗れた直後はまだ1敗でしたから、北の湖理事長の表情にも余裕がありましたが、翌日、琴奨菊に連敗したときの役員室はみんな、声も出ないといった風情で、すっかりシラけていました」(担当記者) しかし、せっかく頭角を現した金の卵だけに、このぐらいではあきらめない。5月27日に行われた場所後の横綱審議委員会では「次の名古屋(7月7日初日・愛知県体育館)で14勝以上で優勝すれば、横綱に推薦する可能性がある」との見解が示された。 強引に“目玉”に祭り上げられてつぶれた力士は、それこそヤマほどいる。稀勢の里もそうならなければいいのだが…。
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スポーツ 2013年06月07日 15時30分
“元横浜の4番打者”古木克明が米独立リーグ入り! “ナックル姫”吉田えりとの対戦も実現へ
夢を捨てられない男が海を渡った。 横浜ベイスターズ時代には4番打者も務めた古木克明外野手(32)が、この度、米独立リーグのハワイ・スターズに入団。デビュー戦となった6月4日(現地時間)のマウイ・イカイカ戦で、初打席でタイムリーヒットとなる安打を放つなど、約4年のブランクを感じさせないプレーぶりをみせた。 古木は豊田大谷高在籍時の98年のドラフト会議で1位指名され、横浜に入団。4年目の02年に9本塁打を放ち、頭角を現す。翌03年にはレギュラーの座を獲得し、持ち前の長打力を生かして、22本塁打をマークした。しかし、翌年からは控えに回ることも多くなり、試合出場の機会は減っていった。 07年オフに、オリックスにトレードされたが、08年は21試合、09年は9試合の出場にとどまり、本塁打は2年間で0本と活躍できず、同年オフに自由契約となった。同年の合同トライアウトを受験するも、オファーはなく引退した。 その後、一転、総合格闘技に転向。10年大みそかの格闘技イベント「Dynamite!!」で、アンディ・オロゴンとデビュー戦を行うも敗退。11年4月の2戦目で初勝利を挙げると、格闘技を引退した。 野球への情熱が再燃した古木は、11、12年オフの合同トライアウトに参加するが、どの球団からも声はかからず。日本でのプレーを断念して、米国に渡った。 夢を追いかけるあまり、私生活では昨年7月に、夫人だったモデルの池端忍さんと離婚している。 古木がプレーするリーグのイカイカには、“ナックル姫”こと吉田えり投手(21)が所属している。吉田はイカイカから、昨年9月に兵庫ブルーサンダーズに復帰したが、今年5月下旬に再度イカイカに戻ったばかり。 吉田の次の登板は7日のハワイ・スターズ戦の予定で、古木と対戦する可能性も高い。吉田は自身のブログで、「そして次の登板は、金曜日。今回、相手チームのハワイ・スターズには、元横浜ベイスターズの古木さんがいます。ここ2試合を見ていて、一番気を付けなければならないかもしれません。とにかく、やるべきことをやるだけだ」とつづっている。 NPBなら、あり得ない古木vs吉田が実現するのは夢のある話だ。古木はまだ32歳と若く、実戦の勘さえ、取り戻せば、もっと上のリーグでプレーすることも不可能ではないだろう。せっかく海を渡ったのだから、メジャーを目指してほしいものだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月07日 11時00分
下り坂の原巨人にベンチ内不和
開幕ダッシュに成功した巨人だが、交流戦は思うように勝ち星が積み上がらない。現場には、不穏な空気が流れ始めているという。 「要因の一つは、原監督が故障離脱中の高橋由伸の一軍合流時期を示唆したことと、小笠原の扱いです。由伸が復帰するまでに相当の活躍ができなければ、入れ替えで二軍落ちになるのは小笠原になるでしょうね」(スポーツ紙記者) 小笠原には引退、放出と、さまざまな憶測も飛び交っているだけに、原監督の由伸帰還予告は大きな波紋を呼んだ。それだけではない。早急に求められる投手陣のテコ入れは、さらに深刻なのだ。 「WBCの影響なのか、内海、杉内の両左腕がピリッとしません。原監督の甥っ子の菅野が先発ローテーションの中心になるのは時間の問題でしょう。特に首脳陣が評価しているのが“投球イニング数”。エース内海よりも多い64回3分の2(5月26日時点)を投げていますからね」(同) つまり、調子が悪いなりにも、先発投手としての責任イニングを全うする能力が菅野の方が高いのだ。 「巨人が独走態勢を固められないのは、内海、杉内の調子が上がってこないからで、交流戦後半とその直後の戦い方が重要になってくるのは原監督も百も承知。勝率を高めるためにも、菅野がエース扱いとなるのは当然の流れですが、“甥っ子”が事実上のエースとなれば、ベンチ内に妙な軋轢が生じる可能性もあります」(同) えこひいきされたことは一度もないが、例のドラフト浪人により、菅野は1月の新人自主トレから“別メニュー”でここまでやってきただけに、他の選手の見る目も厳しいということだ。 原監督について現場では「“松井監督”報道に発奮して鬼になる!」なんて声も囁かれているが、はたしてどんな采配に出るのか。
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スポーツ 2013年06月05日 11時00分
球団身売り阻止 イチローに急転直下ヤクルト監督就任(2)
興味深いのは、シナリオライターの一人が安倍晋三首相ということだ。 「首相は長嶋さんの前でも『僕はアンチ巨人』と言ってはばからない筋金入りのヤクルトファン。それも父親(故安倍晋太郎元外務大臣)の代からの2世代にわたる“燕党”です。今回のダノンとの事業提携契約解消についても、これが元で球団売却やフランチャイズ移転に発展しないか、と懸念している。もうひとつ、首相が心を痛めているのが長嶋茂雄氏(巨人)へ国民栄誉賞を授与したことで、400勝投手の金田正一氏(国鉄=現ヤクルト)にも、という要望がスワローズファンから数多く届いていること。そこでミスターが松井秀喜氏とのW受賞だったように、金田氏もまた現役引退のイチローとセットで、という案が現実味を帯びてきた。そのうえでイチローがヤクルトの監督に就任すれば、ヤンキースVSメッツの“サブウェイ・シリーズ”のような新たな対決構図が生まれ、プロ野球が盛り上がる。まさしくW国民栄誉賞の“第2の矢”です」(スポーツ紙デスク) 気になるのがイチローの契約。昨年12月にヤンキースと2年総額1300万ドル(約13億円)で再契約したことだ。順当なら来季いっぱいまで契約が残り、引退もなければ、日本球界復帰の必要もない。 このオフ、イチローがヤンキースでのプレーにこだわったのは、理由が二つあったという。開幕前で残り116本に迫った日米通算4000安打達成と12年間の大リーグ生活でまだ一度も手にしていないチャンピオンリング(ワールドシリーズ制覇)の獲得。 逆に考えれば、この二つがかなえば現役続行の理由は消滅する。 「念願の4000本安打は今秋に達成が確実だし、ワールドシリーズ制覇もヤンキースがもっとも近い位置にいる。一方、ヤ軍サイドからみれば、右腕骨折で戦列を離れていた2年連続40本塁打のグランダーソン外野手が復帰したことで、この先イチローの出番が減るのは避けられない。そこで日米4000安打を花道に引退してほしい、というのが本音でしょう。それを代弁するように米殿堂入りの準備が進行している。米メディアも『殿堂入り確実な現役5選手』としてジータ、リベラ(ヤンキース)、プホルス(エンゼルス)、トーミ(オリオールズ)とともにイチローの名前を挙げている」(在米記者) イチローの元には古巣オリックス、故郷愛知の中日も秋波を送るが、「いま、安倍さんのこと、めちゃ応援している」とエールを送った安倍首相本人がスワローズ強化に乗り出したことで、ヤクルトが監督就任先の本命に躍り出た。
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スポーツ 2013年06月04日 13時28分
球団身売り阻止 イチローに急転直下ヤクルト監督就任(1)
巨人のゴジラ担ぎ出しに続いてヤクルトがイチロー監督擁立の動きを見せている。背後には“燕党”の安倍首相の影が…球団身売り阻止の究極の作戦だ! 米投資ファンドのサーベラスによる西武ホールディングスのTOB(株式公開買付け)ばかりが取り沙汰されているが、プロ野球球団の存続危機は西武ライオンズばかりではない。 実は、ヤクルトも同社の筆頭株主でフランスに本社を構える世界的企業ダノンによる株式買い増しの危機にあり、球団持続が微妙になっているのだ。 「ここ数年、6月の株主総会が近づくと決まって球団売却の噂が流れるのですが、今回ばかりは事情が違う。ヤクルト本社が筆頭株主のダノンと完全に袂を分けたことで、シロクロをつけざるを得なくなったからです。この先ダノン側が勝利すれば、年間30億円超の赤字を垂れ流す球団は切り捨てるでしょう。それより何より、親会社が外国企業の手に渡れば、野球協約に抵触し、球団所有ができない。今後の株式の流れにもよりますが、ヤクルトが大難題を抱えているのは確かです」(全国紙経済部記者) ヤクルトと2004年に事業提携契約を結んだダノン社はヤクルト株を20%保有する筆頭株主。さらにダノン社は'17年5月を期限に36%まで買い増す権利を有していたのだが、今年4月26日にヤクルトがダノン社との事業提携契約の解消を決定したことで買い増す権利も消滅。今後の関係が微妙になった。 「事業提携は解消しても、ダノン社が筆頭株主であることは変わらないし、ダノン社が(西武HDにTOBを仕掛けた)サーベラスのようにヤクルト株の公開買い付けに踏み切れば、重要な事案を否決できる3分の1以上まで比率を上げる可能性は否定できない。今のところ、TOB実施は否定していますが、水面下ではヤクルト株主の切り崩しを始めているという情報もあり、予断を許しません」(ヤクルト関係者) ヤクルトには本社とフランチャイズ契約を結ぶ地方の関連会社が数多く存在し、それらの販社の多くがヤクルト本社の株主になっている。そこにヤクルト本社の派閥争いが混在することから、切り崩しはそう難しくはないのだという。 ダノン社に次ぐヤクルト本社の2位の株主は、ヤクルト中興の祖である故松園尚巳氏の資産管理会社である松尚(6.6%所有)。同社は現体制と対立しており、第1位、2位連合の流れになれば、松尚に近い販社も加わり、6月末に開かれるヤクルト本社の株主総会で急展開する可能性がある。 そこに急浮上してきたのが、イチロー(39)の担ぎ出しだ。ヤクルトグループにとってスワローズは最大の広告塔であり、象徴。そこで松井秀喜氏が来季から巨人監督に就くのに合わせ、イチローをヤクルト監督に招請するのだという。 イチローが指揮を執ればスワローズの話題性が増すのは確実なうえ、販売促進にもつながる。傘下の販社も大歓迎だろうし、株式のダノン社への譲渡も防げる。
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スポーツ 2013年06月03日 15時30分
300奪三振も夢じゃない! ダルビッシュのめざましい進化
今季好調のレンジャーズ、ダルビッシュ有投手(26)が、6月2日(日本時間3日)のロイヤルズ戦で先発し、7回99球を投げて、3安打3四球6奪三振、無失点の好投。1-0で自軍リードの場面で、勝ち投手の権利をもって降板したが、ロイヤルズが8回に追い付いたため、勝ち投手にはなれなかった。 今季のダルビッシュはここまで、12試合に登板、81回1/3を投げ、奪三振はア・リーグトップの111。7勝2敗で、防御率は2.77。 ルーキーイヤーの昨季は29試合に登板、191回1/3を投げ、奪三振は221、16勝9敗で、防御率は3.90だった。 昨季と比べて、めざましい進化を遂げているのが、奪三振の多さだ。9回を投げたとみなして算出される奪三振率は昨季の10.40から、12.28に飛躍的にアップ。日本での自己ベストといえる11年(日本ハム時代)は、232回を投げて、276三振を奪っているが、奪三振率は10.71で、今季はそのペースをも上回っている。 ダルビッシュが、このペースで三振を獲り続けると、あと139回を投げれば、夢の300奪三振にも到達する。シーズン220回1/3の投球は、故障さえなければ、十分可能な数字だ。 奪三振とともに良くなったのは、被安打、与四死球が大きく減っている点。被安打は昨季の1イニング平均0.82から、0.64に減少。与四死球は昨季の1イニング平均0.52から、0.36に減った。 被安打、与四死球が減少し、出す走者が減ったことで、失点、自責点も激減。昨季と比べると、驚異的に防御率が良くなっている。 このペースで行けば、松坂大輔(インディアンス傘下3A)が08年にマークした日本人メジャーリーガーのベストである18勝の更新も有力。野茂英雄(元ドジャースなど)が95年に記録した236奪三振も、軽く超えそうな勢いだ。(落合一郎)
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スポーツ 2013年06月03日 11時30分
緊急インタビュー 釜本邦茂(日本サッカー協会顧問)「日本代表がW杯で優勝する秘策」(2)
さて、W杯最終予選が間近に迫りました。対オーストラリア戦と本戦に向けての展望をお願いします。 「オーストラリアには勝つでしょう。勝たねばなりません。日本代表は強化費を使って計画的なチーム作りをやり、その成果というのは出てきていますから、W杯や五輪なら常時出場できるぐらいの力はあります。しかし出場はできても、本戦に進んだときに勝てるサッカーをし、さらに上位を狙えるかといえばどうでしょうね」 現状で世界の壁はまだまだ厚いということでしょうか? 「それは違うと思います。選手個々の能力は確実に上がっているから大丈夫。問題は、チーム作りの方向性なんです。今の日本のサッカーは、負けないサッカー・勝てるサッカーであって、“勝つサッカー”ではない」 具体的には? 「日本にはエースストライカー、つまり点取り屋がいない。他の国はストライカーを中心に点が取れるスタイルというのがきちんとしている。それが勝つサッカーです。日本にはそれがなくて、とにかく誰かが点取ってくれたらいいわけです。そんなサッカーは世界には通用しないと思うんです」 なぜエースストライカー不在の状況が続くのでしょう。 「それは指導者、指導法に問題があるように思います。そもそも、エースストライカーを目指そうなんていう選手は、自分勝手で目立ちたがり屋が多い。そして、そういう選手には『任せるからアカンかったら責任取れ』で、任せておけばいいんです。でも、今の指導者はそんなのがいたら、まず頭を押さえつけようとする。ジュニアでもそう。小さいときからそんな指導を受けていたら、それはみんなこじんまりした選手ばかりになります。それでは面白くないし、またチームも強くならない。 サッカーは日本語では“蹴球”と書く。文字通りボールを蹴ってゴールを狙い、点を取るゲームなんです。だからメーンはシュート。なのに、最近のチームはシュートの練習よりパスや防御の練習ばかりさせている気がして仕方がありません。ボール回しはウオーミングアップで済ませておいて、もっとシュートの練習をさせるべきなんです。小回りを利かせたパスは普通の練習でもできるけど、30メートルのロング・シュートは、相当練習しなければ無理ですからね」 ストライカーならではのご意見です。 「それが普通だと思うんですよね。目の前に広がる敵に体当たりで挑み、これを全力で突破してゴールを目指す。これがサッカーの醍醐味。パス、パス、パスでチョロチョロつないでいっても、相手にダメージを与えるサッカーはできません。だから僕はいつも『サッカーは格闘技』と言っているんです。これを忘れてはいけません」 最後に、サポーターやサッカーファンに伝えたいことを。 「選手をアイドル的な人気だけでワーワー言うのではなく、プレーの具体的な良しあしをしっかり見てほしいですね。試合では、駆け引きなんかにももっと注目してもらいたい。芝居でいう見巧者。そんなサポーターが増えたら、日本のサッカーはもっと変わると思います」釜本邦茂 1944年京都市生まれ。山城高−早大を経てヤンマーディーゼルへ。強力なシュートを武器に、天才的なプレーで日本リーグで一時代を築く。'68年メキシコ五輪では得点王。'84年に引退後、松下電器−ガンバ大阪の監督としてJリーグ発足に参加。元・参院議員。現在は日本サッカー協会顧問。
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