スポーツ
-
スポーツ 2013年05月24日 15時30分
平日最多動員をマーク! 見事な“客寄せパンダ”ぶりだった日本ハム・大谷
二刀流を目指す日本ハム・大谷翔平投手(18)が、5月23日、札幌ドームでのヤクルト戦でプロ初登板初先発を果たした。 大谷は最速157キロを出すなど、ストレート中心の投球で、5回86球を投げ、6安打2四球2三振2失点の内容で、1-2とビハインドの場面でマウンドを下りた。その後、日本ハムが追い付いて、3-3の引き分け(延長12回)となったため、大谷に黒星は付かなかった。 150キロを超すストレートでグイグイ押して、ランナーを出しながらも、2失点でまとめた大谷は非凡な才能を見せつけた。その一方で、制球が乱れる点やウイニングショットがないなど、課題も見せた。 大谷は「ボールも甘かったし、ストライクを取りに行ったところを打たれた。真っすぐで押せた場面は良かったし、いいところに決まったスライダーもある。力強く投げた時の方が、狙ったところに球が行っていた。逆にストライクが欲しい時には体が緩んだり課題が多かった。次は攻撃に生かせるようなリズムの投球をしたいです」と自身の投球を振り返った。 対戦したヤクルトの宮本慎也内野手は「今の段階では藤浪(晋太郎=阪神)クンの方が打ちづらいが、投手の練習を(専門に)やっていないなかで凄い。落ち着いて投げている姿が、とても18歳には思えなかった」と、元メジャーリーガーの岩本明憲内野手は「スピードで言えば、間違いなくメジャーの投手に匹敵する」と評した。 栗山英樹監督は「皆さんに見ていただいた通り。なぜ2つやらせたかが、分かってもらえたと思う。結果はもともと求めていない。良くもないし悪くもない」と今後の起用法について明言はしなかったが、二刀流を継続させるとみられる。 この日は木曜日で平日ながら、札幌ドームに3万6608人の観客を動員した。日本ハムの今季の主催試合では、19日の巨人戦の3万7688人、4月28日のオリックス戦の3万6848人に次いで、3番目の動員。ただ、この2試合はいすれも日曜日であるため、平日に限ると4月5日(金曜日)のホーム開幕戦での3万3769人を抜いて、今季最多の動員となった。 あの斎藤佑樹投手がプロ初登板した11年4月17日(日曜日)は、3万7863人を動員しており、大谷の初登板はその数字にわずかに及ばなかった。しかし、斎藤の初登板が日曜日だったことを思えば、大谷の動員力は大いに評価されてしかるべきものだ。 今季も観客動員に苦しむ同球団。特に平日の動員は悪く、2万人を割る試合も多い。斎藤が肩の故障で長期離脱している現状では、“客寄せパンダ”として、“投手”大谷に懸かる球団の期待は、さらに大きくなった。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年05月23日 11時45分
元日本ハムの選手がバス停で女性に下半身露出し逮捕される! シコシコ行為も…
5月19日に元読売巨人ジャイアンツの選手で、福岡県中間市職員の藤崎靖彦容疑者(44)が、生活保護費の不正受給事件に関与したとして、詐欺の疑いで逮捕されたばかりだが、またも元プロ野球選手が御用となった。 今度、捕まったのは元日本ハム・ファイターズの内野手で、建築業・難波幸治容疑者(43=兵庫県尼崎市若王寺)で、女性に向けてバス停で下半身を露出したとして、同21日、兵庫県警神戸西署に、公然わいせつの疑いで逮捕された。 逮捕容疑は、10年8月16日午前7時頃、神戸市西区伊川谷町のバス停で、病院事務員の女性(36=当時33)に向け、下半身を露出した疑い。 同署によると、難波容疑者は下半身を見せただけではなく、自慰行為も見せつけて、射精したもよう。 女性はバスと電車を乗り継いで、JR明石駅に到着し、駅前の交番に被害を届け出た。署員がバス停を調べたところ、精液が残されており、採取していた。 昨年10月25日、住居侵入の疑いで同県警兵庫署が難波容疑者を逮捕し、罰金刑が科された。この際に採取したDNA型が、バス停に残されていた精液のものと一致したため、容疑者の特定に至った。 神戸西署によると、難波容疑者は「2年以上も前のことで、よく思い出せない」と容疑を否認しているという。 難波容疑者は岡山県立南高等学校の出身で、88年のドラフト会議で5位指名され、日本ハムに入団。89年から92年まで、4年間プレーしたが、1軍での試合出場はなかった。2軍通算成績は205試合で、506打数95安打12本塁打68打点、打率.188。ルーキーイヤーには、イースタンリーグ史上初の代打逆転満塁本塁打を放ったこともある。現巨人ヘッドコーチの川相昌弘は、高校の先輩にあたる。(蔵元英二)
-
スポーツ 2013年05月20日 11時00分
キム・ヨナ 韓国ネットでも大騒ぎ“完全整形”疑惑写真入手
韓国フィギュアスケート界の第一人者、キム・ヨナ(22)の“顔の変貌ぶり”が話題となっている。韓国でも騒然。ソチ五輪を見据えたお手入れか。 来年、ロシアで開かれるソチ五輪のフィギュアスケートに、ほぼ確実に出場するだろうと見られているのがキム・ヨナだ。そして出れば、メダルを取る可能性が高い。 「ソチでは採点の方法が変わり、まとまりよりも難易度が評価されることになっている。だからトリプルアクセルを跳べないキム・ヨナは採点が厳しいという見方もある。ただ、そうは言っても彼女は金メダルの有力候補には違いない」(スポーツ紙記者) 前回のバンクーバー五輪はキム・ヨナが金。浅田真央(22)が銀。宿命のライバル対決としてまたまた注目を集めそうだが、その対決を前にキム・ヨナにはリンク外での話題も浮上。これがネットを中心に大盛り上がりを見せているのだ。 「最近、時計関係のCMにからんでグラビア撮影を行ったのですが、その写真の顔がモロに変化。前はボヤッとした一重だった目がクッキリの二重になった。彼女は幼少のころに比べ、微妙に、そして少しずつ顔が変わってきている。それだけに今回のような明らかな変化ははじめてで、即座にネットの書き込みにつながった」(韓国紙記者) 韓国は言わずと知れた“整形大国”。とくに芸能人は100%に近いほどの確率で整形しているとされる。 「韓国人にとって整形は化粧みたいなものですし、子供のころから何回も施術するのはよくある話。とくに韓国人は二重目に強い憧れを抱くといいます。だから、キム・ヨナがしていても全然おかしくないわけです」(芸能ライター) フィギュアスケートは技術はもちろんだが、ある種見た目のよさ、つまり“美”を競うスポーツ。 「得点競技ではなく、採点競技はどうしてもビジュアルも重要な要素となる。きれいに越したことはない」(フィギュア関係者) それにしても写真を見る限りマイナーチェンジというよりも「大幅改造」と言ったほうがいい変わりぶり。 「韓国ネットでは“整形”と評したうえで、『美貌のグレードアップ』『完璧すぎる』なんて賛辞の嵐ですからね。よく見ると鼻も違う感じがするし、やはりお国柄というべきでしょうか」(前出・フィギア関係者) ルックスの金メダル!
-
-
スポーツ 2013年05月19日 11時00分
浅田真央 フジテレビとテレビ朝日が女子アナ採用熾烈な争奪戦
ソチ五輪で引退する意向を示した浅田真央(22、中京大)を巡って早くも争奪戦が繰り広げられている。始まりは4月13日に開催された世界国別対抗戦後の記者会見だった。 「浅田は記者のインタビューに対し、『ソチ(冬季五輪)で最後にしようと今は考えている』と宣言。大手芸能プロや広告代理店、テレビ局は蜂の巣をつついたような騒ぎになったのです」(芸能プロ幹部) 浅田の電撃引退発言に落胆する日本フィギュアスケート関係者を尻目に、芸能界が大騒ぎするのも無理からぬことなのだ。引退後、タレントに転身した場合、この先10年間で約100億円以上を稼ぎだすといわれているからだ。 「現在、彼女のCM出演数は計10本。春から夏にかけてあと5本は増える。しかも、出演料はハンパではない。1本、最低8000万円以上から。1億円以上のギャラを支払っているスポンサーも実はある。契約金だって10億円支払っても惜しくない」(大手広告代理店関係者) タレントとしての可能性も無限大。芸能人の人気バロメーターである潜在視聴率(単体で稼ぎ出す視聴率)は、なんと12.6%もあるというから驚異的。 「視聴率を調査するビデオリサーチ社が年2回実施する“テレビタレントイメージ調査”の女性部門でも、1位は綾瀬はるか(12.8%)、2位が浅田、そして3位が天海祐希(12%)だった。浅田がいかに視聴率と人気を持っているかがわかる」(キー局編成マン) 実は、引退後の浅田を狙っているのは芸能界だけではない。フジテレビとテレビ朝日が女子アナとしてオファーを出しているという。 「両局は必死ですよ。テレ朝もフジもフィギュア連盟と関係が深い。また、当の浅田自身がアナウンサー業に興味を持っているそうですからね。現在、大学は休学中。ソチ五輪は来年2月には終了する。つまり、'14年4月1日の入局は可能なんです。局員になってくれれば、それだけでイメージはアップする。CM契約しているスポンサーにもメリットはある。特に“デステレビ”と揶揄されるフジは真央ちゃん人気にあやかりたい。ちなみに、テレ朝と視聴率で争っている日本テレビは看板番組『24時間テレビ』の名物コーナー“24時間マラソン”のランナーとして出演交渉を始めた模様」(制作会社幹部) 浅田アナは実現するか。
-
スポーツ 2013年05月18日 17時59分
イチロー レギュラーはく奪に現実味
いよいよというべきか…。ヤンキース、イチロー(39)のレギュラーはく奪が現実味を帯びてきた。 今季のイチローはスタートダッシュでつまずき、開幕当初は低迷。4月下旬から当たりを取り戻したかにみえたが、5月10日(日本時間11日)の猛打賞を最後に、パッタリ止まってしまった。 11日(同12日)から16日(同17日)の第2打席まで、22打席ノーヒットの不名誉な記録をつくるなど、11日から17日(同18日)までの7試合で、27打数2安打で打率.074と極度の不振。今季通算では、137打数33安打8打点2本塁打5盗塁、打率.241と低迷。本来のイチローの打撃には、ほど遠い結果に甘んじている。 タイミングが悪いことに、オープン戦で右前腕部を骨折して欠場していたカーティス・グランダーソン(32)が14日に戦線復帰した。ヤンキースでは開幕直前に、グランダーソンの穴埋めのために、エンゼルスからバーノン・ウェルズ(34)をトレードで獲得している。外野には他に、ブレット・ガードナー(29)がおり、これで、レギュラー外野手が4人存在する事態となってしまった。 現状、グランダーソンやウェルズが指名打者に入って、4人とも生かしているが、その起用法が長続きするとは思えず、指名打者が使えない試合もあるため、いずれ誰かがスタメン降格となる。 復帰したグランダーソンは昨季、チーム最多の43本塁打をマークした長距離砲で主軸を打っているだけに、スタメンからは外しづらい。そうなると、イチロー、ガードナー、ウェルズの3人の内の誰かがスタメン落ちの憂き目に遭うことになる。 ライバル2人の成績(16日=同17日現在)は、ガードナーが打率.253、3本塁打、14打点、9盗塁。ウェルズが打率.295、10本塁打、23打点、5盗塁。単純に数字だけを比較すれば、イチローがいちばん悪いのだ。 昨季、前半戦不調だったイチローは、7月下旬にマリナーズからヤンキースにトレードになると、見違えるように打ち出して、移籍以降の打率が3割を超えた。この好成績が今季の契約につながったが、昨季並みの活躍をしなければ、競争の激しいヤンキースでは生き残れない。 守備、走塁面での貢献度も高いイチローだが、打撃の状態がこのまま上向かなければ、スタメン落ちどころか、完全に控えに回されてしまう恐れもある。まさに、正念場を迎えたといえよう。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年05月18日 11時00分
これじゃ外国人力士に勝てない 大関・琴奨菊の早過ぎる年寄名跡取得
大相撲夏場所が、5月12日から東京・両国国技館で始まっている。優勝争いは今場所もまた、白鵬、日馬富士の両横綱が中心になることは間違いないが、ぜひその中に割って入ってほしい日本人大関の1人、琴奨菊(29)が場所前、引退後に備えて年寄株『秀ノ山』を取得したことがわかった。 「秀ノ山は、琴奨菊が所属する佐渡ケ嶽部屋の先輩、元関脇長谷川の持ち物。現在は元関脇琴錦が借りています。江戸時代に活躍した元横綱秀ノ山、出羽一門の知恵袋といわれた早大出身の異色力士、元関脇笠置山らも襲名した由緒ある年寄株です。これで琴奨菊は将来、親方として相撲協会に残る保障を得たことになり、後顧の憂いなく土俵に打ち込むことができる。本人も『これで壊れるまでやっても心配ないので、思い切ってやる』と張り切っていますよ」(担当記者) 現役では、すでに稀勢の里が『荒磯』、若の里が『西岩』などを入手している。ただ、まわりを見渡せば白鵬、日馬富士の両横綱を筆頭に、鶴竜、琴欧洲、把瑠都ら外国人力士は、誰ひとり襲名条件の日本に帰化する動きも、年寄株を入手する気配も見せていない。つまり、たとえ24回優勝の白鵬でも、今トラブルを起こして引退に追い込まれたら、たちまち大相撲界から離れなければいけないのだ。 「彼らも、引退後は相撲協会に残って親方になりたいという意向を持っている。白鵬の師匠、宮城野親方(元幕内竹葉山)はすでに、『引退したら白鵬に部屋を譲る。ウチは将来、白鵬部屋だ』と明言しています。でも、そうする前にまず日本国籍を取らなければいけない。このことについて白鵬の周囲は、『父がモンゴル相撲の大横綱。その息子もモンゴルに残ると、みんな思っているので、なかなか帰化のタイミングが難しい』と話しています」(協会関係者) ある意味、退路を断って土俵に上がる彼らとは対照的に、日本人力士たちの将来は早々と安泰。勝負の最大のエネルギーはハングリーさである以上、もう7年以上も日本人力士の幕内優勝者が出ていないのは、無理もないことかもしれない。
-
スポーツ 2013年05月17日 15時30分
日本ハムの“新・客寄せパンダ”大谷翔平 2軍戦で炎上も1軍での投手デビュー決定の怪
二刀流を目指す日本ハムの大谷翔平投手(18)が、5月16日、イースタン・リーグの西武戦(鎌ヶ谷)に先発。5回104球を投げ、2本塁打を含む7安打2四球5失点と炎上し、敗戦投手となった。 この試合を栗山英樹監督が視察したが、試合後に大谷に告げたのは意外なひとことだった。「次、1軍で行くか?」と栗山監督が聞くと、大谷は「行きます」と即答。これにより、23日、本拠・札幌ドームにおけるヤクルト戦での先発が決まった。 大谷が出した結果は1軍合格とはいいがたいものだった。昨年9月に投手から外野手に転向したばかりで、2軍戦でも本塁打0だった木村文紀に2発も被弾。7安打を浴びて、2失策が絡んだとはいえ、5失点(自責点は2)も喫するありさま。 これで、2軍では計4試合に登板。12回を投げて、13安打2本塁打8四球10失点、自責点5で、防御率は3.75と、いまひとつ安定感を欠く。当然、追試が課されるものと思ったが、指揮官の判断は予想外の昇格だった。 この背景には、1軍のお家の事情があるようだ。16日現在、日本ハムは14勝24敗で借金10。5位のオリックスに3.5差を付けられて、パ・リーグ最下位を独走中。ローテーション投手のブライアン・ウルフが体調不良で離脱しており、先発投手のコマが足りない状況だ。 さらに、チームの不振に加え、観客動員が落ちている現状もある。昨季、日本ハムは3年ぶりのリーグ優勝を果たしたにもかかわらず、年間動員数は185万8524人(1試合平均2万5813人)で、前年対比6.6%も減少した。 今季は、これまでの主催17試合で、観客動員数は40万8019人で、1試合平均は2万4001人と、さらに減少傾向にある。ゴールデンウイークこそ、3万人を超える日もあったが、金曜日を除く平日は2万人割れをする日も多い。これまで、動員に貢献してきた斎藤佑樹投手が肩の故障で、戦線復帰するメドすら立たないのが痛いところ。 客寄せパンダだった斎藤不在の今、ここで、前倒しでお呼びが掛かったのが、大谷というわけだ。16日のイースタン・西武戦では鎌ヶ谷に平日の昼間ながら、1013人の観客を動員した。同所での同一カードの動員数は、14日が631人、15日が639人で、2軍戦ながら動員力を示している。 大谷が登板する23日は木曜日で集客に苦労している現状があり、球団としては大谷の動員力に大いに期待を懸ける。 実力でもぎ取った1軍先発の機会ではないが、そのチャンスを生かすも殺すも、大谷次第。球団としては、炎上してのKO降板だけは避けてほしいところだろう。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年05月17日 11時45分
マリナーズ岩隈を「エース」に押し上げた“瀬戸際捕手”
メジャー2年目の岩隈久志投手(32=シアトルマリナーズ)が絶好調である。日本の一部メディアでも紹介されたが、地元紙『シアトル・タイムズ』でも「クマとキングが先発スタッフを牽引している。どっちがエースなんだ?」(電子版)と称賛しているという。キングとは大リーグ投手史上最高額となる『7年総額1億7500万ドル』(約163億円)の契約を結んだフェリックス・ヘルナンデスのこと。「キング」と称される大エースと肩を並べただけでもスゴイが、5月2日時点での岩隈の成績は、防御率1.67(リーグ3位)、QS5回、WHIP0・69(リーグ1位)。「中継ぎか、ローテーションの谷間役」とされていた昨季前半とは大違いである。 一体、何が岩隈を『エース』に押し上げたのか−−。相性の良いパートナーが出現したようである。 今季から、ケリー・ショパック捕手がマリナーズに加入した。 同捕手は今季33歳を迎える。年齢からも分かる通り、ベテランの域に達している。キャリア・ハイはインディアンズ在籍の08年で112試合に出場したが、昨季はシーズン途中、レッドソックスからニューヨークメッツに移籍させられたように、出場機会にも恵まれていない。 「ショパックのマリナーズ入りが決まったのは2月7日でした(現地時間)。キャンプ・イン直前に契約が成立したということは、レギュラーを予定して獲得した捕手ではありません」(前出・同) マ軍の正捕手は、モンテーロ(23)だ。また、昨年7月のMLBドラフトで、大学球界ナンバー1捕手のマイク・ズニーノを1位指名している。「今季中にメジャーデビューする」とも噂されており、こうした情報からも分かる通り、ショパックはあくまでも“保険”。モンテーロの怪我か、ズニーノの昇格が遅れた場合に備えて獲った3番手以降の捕手にすぎなかった。 しかし、彼にはこんな経歴もあった。米球宴でア・リーグの先発も務めたクリフ・リー(フィリーズ)の『パーソナル・キャッチャー』と言われていた時期もあった。奇しくも、ショパックがシーズン最多出場を果たした08年、クリフ・リーはサイ・ヤング賞とカムバック賞にも受賞しており、当時は「ショパックがリーの好投を演出した」なる評価もされていた。 「クリフ・リーは『フライアウト・ピッチャー』(速球で飛球アウトを稼ぐタイプ)ですが、変化球の持ち球も多い方です。08年はシンカー、スライダーなどで『ゴロ・アウト』を稼いでいました。以前のリーは失投をホームランされることが多かったんですが、ショパックのリードによって、変化球を投げる割合が増え、打ち損じを誘う投球もするようになりました」(前出・同) 08年のクリフ・リーをそう評する声もあるようだ。また、ショパックは以後、「変化球投手の配球に長けた捕手」とも呼ばれるようになった。 岩隈の話に戻そう。現地関係者によれば、このショパックが岩隈を捕まえ、対話するシーンもよく見掛けるという。岩隈は「変化球投手」と言っていい。もっと言えば、コントロールミスの少ないタイプでもある。つまり、捕手からすれば、配球を組み立てやすい投手でもあり、ショパック自身も「相性の良いパートナー」に巡り逢えたと思っているのではないだろうか。 近年、サイ・ヤング賞は勝利数よりも防御率やWHIPが重要視される傾向にあるという。同タイトルにもっとも近い日本人投手はダルビッシュではなく、変化球投手のパーソナル・キャッチャーを得た岩隈かもしれない。※文中におけるMLB関連のカタカナ表記は『メジャーリーグ選手名鑑2013年版』(廣済堂出版)を参考にいたしました。
-
スポーツ 2013年05月17日 11時00分
激白インタビュー 山中慎介(WBC世界バンタム級王者 「統一戦構想」ぶち上げの真相 〜亀田興毅をマットに沈める“神の左”〜(4)
山中を合わせ日本は現役ボクシング世界王者数が7人。一時は現役世界王者皆無にまで落ち込んだ日本ボクシング界において、王者数だけは最盛期を彷彿させるが、それでも国内の盛り上がりは昭和のそれに遠く及ばない。この閉塞状態打破を山中に期待する声もある。山中の試合にはそれだけの魅力がある。 −−これほどの世界チャンピオンが数多く君臨しているのに、日本のボクシング人気はピークに達していません。現役王者としてこの現状をどう捉えていますか? 「一番の要因は、昔と違って面白い番組が他にもたくさんあるからでしょう。他のチャンピオンにしても、決して面白くない試合をしてるとは思いません。ボクシング界を盛り上げる一人でいたいから、統一戦の話もしました。でも結局、自分たちにできるのはいい試合をすることだけです」 −−先日のタイトル戦は各方面から「いい試合だった」と絶賛されています。 「いい試合というのは、まずいい相手、強い相手がいての話です。そのうえで観客が喜ぶ試合運びをする。そういう意味でいうと、自分の試合はまだまだ納得できていません。もうちょっと攻撃的にならないと」 −−頂点に立つ王者とは、つまりあとは失うだけの立場です。試合の魅力より、勝ちを取りにいってしまうことはないですか? 「そこなんですよ。最近は公開裁定というものがありまして、4Rと8Rの終了後にポイントが発表されるんです。するとどうしてもポイントの計算をしてしまうんですよ。自然と(笑)。ラウンド中なのに自分の中で天使と悪魔みたいなものがいろいろ言い合ってるんです。そこもまた戦いなんです(笑)。負ければすべてを失いますし、つまらない試合をすればもっと失うかもしれないじゃないですか」 −−いつもスマートに戦っているように見えましたが、いろいろな葛藤があるんですね。それでも最終的には素晴らしい試合をしています。 「自分としては、見ているお客さんたちが元気になるような試合をしたいと思ってます。『面白い試合だったよ』も嬉しいんですが『自分も頑張ろうと思ったよ』とか『勇気をもらったよ』って言われたときが凄く嬉しかった。だからこれからも見ている人が元気になるようないい試合をしていきたいですね」山中慎介(やまなか・しんすけ) 19821982年10月11日、滋賀県湖南市生まれ。南京都高校時代からボクシングを始め、専修大学ボクシング部を経て20062006年にプロデビュー。'10年6月、日本バンタム級王者安田幹男を7回TKOで下し王座を獲得。'11年11月にはクリスチャン・エスキベル(メキシコ)とのWBC世界バンタム級王座決定戦で勝利。その後は最強挑戦者たちを次々と下し、現在は3度の防衛に成功している。昨年4月に結婚。身長171センチ。リーチ173センチ。戦績20戦18勝(13KO)2分け。撮影/小森勇人
-
-
スポーツ 2013年05月16日 16時19分
ゴジラ松井の8月再帰国説で囁かれる巨人との「埋まらないミゾ」
松井秀喜(38)が約1週間の日本滞在を終え、自宅のある米・ニューヨークに到着した(5月9日)。『国民栄誉賞』の受賞と同時に現実味を帯びてきたのが、次期巨人監督の就任説だ。当の松井は原辰徳監督やペナントレースの真っ最中にある元同僚たちに配慮しつつも、授賞セレモニー後の会見で「また皆さんの前に戻ってきたいという気持ちはあります。野球から離れることはない。何か恩返ししたい気持ちがある」と語っており、同8日、首相公邸で催された夕食会には渡辺恒雄会長、白石興二郎オーナーも同席。帰国していた間に何かしらの打診があったことは想像に難くない。 「松井の本心は分かりません。やはり、原監督を始めとする巨人ナインに気を遣っていて、本当に何も喋りませんから」(関係者) しかし、意味シンな今後のスケジュールが分かった。松井は8月に『再帰国』する。これは5月10日からの横浜DeNA3連戦の間に巨人ナインが実際に口にしていた情報。「らしいよ」という言い方ではあったが、 「今回の帰国で読売側の意志を伝えることはできたものの、監督就任に向けた正式な話し合いはなかったと見るべき。まあ、再帰国までの間、監督就任の要請を断れないよう、巨人サイドが『外堀』をさらに埋めることができるか否か…」(前出・同) との声も聞かれた。 見方を変えれば、松井が再帰国しなかった場合は、来季の監督就任は消滅したとも取れるわけだ。 読売首脳部が『松井監督』を急ぐのは、営業的事情だろう。昨年は優勝、日本一で観客動員数は伸びたが、飛躍的な数値ではない。また、テレビ放映数も回復していない(地上波)。 「松井はメジャー挑戦後、現巨人ナインとは意識して距離を取ってきた感もあり、監督志望が強いわけではありません。揉め事を嫌う性格なので、原監督の契約が来季終了まで残っていることも気にしていると思います。渉外担当や、メジャーの球団経営や育成システムをアドバイスする役職なら引き受けるのではないか」(プロ野球解説者) 『監督・松井』に託すのは人気回復か、それとも、原政権で育った中堅、若手による“常勝チーム”の指揮か…。いずれにせよ、まずはメジャー挑戦時にギクシャクした関係を修復させなければならない。「まずはアドバイザーで原政権の後方支援を」という意見は傾聴に値するのではないだろうか。(一部敬称略)
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分