スポーツ
-
スポーツ 2013年06月02日 17時00分
緊急インタビュー 釜本邦茂(日本サッカー協会顧問)「日本代表がW杯で優勝する秘策」(1)
元サッカー日本代表FWとして、メキシコ五輪銅メダルをはじめとする数々の栄光に輝き、Jリーグの創設にも参画した伝説のストライカー・釜本邦茂氏。サッカー界のご意見番が、20周年を迎えたJリーグと、近づくW杯への思い、そして日本サッカーへの提言を熱く語った。 「Jリーグ20周年で『設立当初は大変だったでしょ』と言われますけど、組織としては、そんなに大変じゃなかったです。むしろ楽でした。第一に、あの頃はバブルの真っただ中でしょ。大企業のスポンサーも付いて、その勢いで立ち上がった部分がありましたからね。それにチーム数も少なかったから、本拠地の問題もちょうど良い加減でスタートが切れました」 世間の注目度も非常に高かったですからね。 「期待と物珍しさも手伝って、私が監督を務めたガンバ(大阪)も、ホームの万博スタジアムがいつもいっぱい。何もしなくてもお客さんがスタジアムに来てくれました(笑)。会社としては楽でしたよね。ただし、現場のクラブの方はというと、しんどい部分もありました。プロ化したとはいうけれど、それは組織の問題。個々の選手は、技術もメンタルも『それでもプロか!』と言いたくなるような人間がどれほどいたことか。ま、先例の無い中で、それまでアマチュアだったのがいきなりプロになったんですから、無理もない話ではあります」 そんな情けない状態も、20年の流れの中で洗練、淘汰されてきました。これはもう歴史の重みですね。地域に密着したクラブチームの育成というJリーグの理念。その現状を、どのように見ていますか。 「クラブの数もJ1・J2合わせて40まで増えましたから、これはもう成功でしょう。でも、“地域密着”のJの理念が広がったとは思いますが、それが根付いたかと言われれば、そうとは言えない部分もある。たとえば、今は残念ながらJ2に落ちてしまった『ガンバ』ですが、それでも地方に行けば、そこのホームのクラブより客が入る。ホームとアウェーが逆なんです。ホームのクラブが地域に完全に根付いているのであれば、そんなことにはならない。この辺りは今後の課題です。『ガンバ』にも、全国にサポーターがいることを意気に感じてJ1に復帰してほしいですね」 「ガンバ」といえば監督時代、主力選手との確執もあったと聞いていますが? 「(語気を強め)そんなことありませんよ。主力選手ではなく、主力選手にくっ付いている人たちとの確執はあったでしょう。プロになりたてで、さあこれから、という選手を必要以上にタレント扱いする人たちがいましてね。彼らとはやりあいました。チームのためにも、選手のためにもならないことがハッキリしていましたから」 Jリーグのクラブ収入は今、どこも伸び悩んでいるようですが、その点についてはどう思われますか。 「それは仕方のないところもあります。まず、試合数が少ない。スタジアムの定員が、一部を除いてだいたい2万人まででしょう。大きな会場でも満員になるのは年に数試合ぐらいじゃないですか? そうなると、年間でも観客動員は1チーム34万人ぐらいです。その数字がベースになるんですから、やはり限度があります。今、Jのクラブで入場料、広告料、グッズ収入だけで運営できるところは皆無でしょ。補填してくれるスポンサー企業があるから成り立っている。チームの力だけでどこまでやれるかは、日本のサッカーが文化たり得るかという問題にも関わってきますから、なんとか頑張ってほしいんですけどね」 今の状況を打破するには、具体的にどのような方法が挙げられるでしょうか。 「スター選手や魅力的なクラブ作りも大切ですが、僕はクラブを今以上に地方に分散させるべきだと思っています。以前に比べると地方のクラブが増えていますが、それでもまだまだ特定の地域に集中している現状は、やはり改善の余地があります。そうなれば、Jの理念がより深まって、新たな展開が生まれてくるんじゃないでしょうか。香川真司のマンUみたいに、7万人のサポーターが詰めかけているのを見ていると、つくづくそう思いますね」 さらなる現場の努力も必要でしょうか。 「スター選手という点では、指導者にもっと選手を見る目がほしい。ガンバに関わった身として今でも残念に思うのは、本田圭佑ですね。せっかくガンバ大阪ジュニアユースに所属していながら、その素質が見抜けずにユースチームに上げず、高校に行かせてしまった。惜しいことでしたが、見る目がなかったんだから仕方がありません」 今の日本のサッカー界は、有力選手の海外流出が後を絶たないという問題もあります。 「移籍金制度が無くなり、力のある選手は誰でも簡単に海外に行けるようになりましたからね。移籍金がゼロでいいなんていうのは日本ぐらいのもの。それに、Jリーグも今は単年契約が基本でしょ。だから契約が切れたら、移籍金なしでどこへでも行ける。それはちょっとまずいんじゃないですか。プロなんですから、日本のクラブも選手の能力にふさわしい移籍金を確保すべき。その資金がクラブの運営にもプラスになるんです。有力選手が海外に行ったことで、日本代表レギュラーのJ所属選手は、遠藤、今野、前田以下、数えるほどです。これではJリーグが低調になるのも仕方ない」
-
スポーツ 2013年05月31日 15時30分
十両昇進決まった初のアフリカ出身力士・大砂嵐 ラマダン対策は深夜のドカ食い!
日本相撲協会は5月29日、東京・両国国技館で名古屋場所(7月7日〜21日=愛知県体育館)の番付編成会議を開き、史上初めてアフリカ大陸から力士となったエジプト出身の大砂嵐(21=大嶽部屋)の十両昇進を決めた。 入門当初は初のアフリカ出身ということで話題となったが、今度はスピード出世で注目を浴びることになった。初土俵から所要わずか8場所での十両昇進は、外国出身力士では小錦(元大関)と把瑠都(元大関、現関脇)しかいない。 横綱まで上り詰めた曙、武蔵丸(武蔵川親方)、朝青龍、白鵬、日馬富士でさえ、ここまで早く関取になってはいない。戦績は42勝6敗1休で、勝率.875。誰しもが壁にぶち当たる幕下上位でも、7戦全勝で優勝を果たして、その壁をモノともしなかった大砂嵐の実力はホンモノだ。 十両昇進を決めた大砂嵐は「夢はまだまだ。もっと稽古して、もっと上を目指す」と、意欲を見せた。 イスラム教徒である大砂嵐にとって、新十両場所で待ち受ける“難敵”はラマダン(断食)だ。昨年のラマダンも名古屋場所と重なったが、13日目からで、当時序二段だったため、7番しか相撲を取らないため、ほとんど影響は受けなかった。 しかし、今年のラマダンは3日目の7月9日からで、千秋楽まで13日間、断食との闘いとなる。ラマダン中は日の出から日没まで、食事を摂ることは許されない。つまりは究極の腹ペコ状態で、相撲を取らなければならず、果たして力が出せるものかどうか…。 ラマダンを場所後にずらすことも可能だが、大砂嵐は「できるだけずらさない」と、自然な流れで臨む覚悟だ。 対策は深夜のドカ食いだ。大砂嵐は深夜に起きて、食事を摂る方向。とはいえ、深夜に食べても、相撲を取る頃には腹も減っている。対戦相手のみならず、空腹とどう闘っていくかが、来場所の大砂嵐のカギになりそうだ。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年05月30日 15時30分
出来高吹っ飛び、ダブルで痛い! 今季絶望のカブス・藤川球児
まさに、青天のへきれきというべきか…。メジャーデビューしたばかりのカブス・藤川球児投手(32)が悲運に見舞われた。 カブスは5月29日(日本時間30日)、故障者リスト(DL)入りしていた藤川が右ヒジの内側側副じん帯断裂のため、修復手術を受けることを発表した。 手術を受けた場合、通常は復帰まで1年以上かかるため、今季の出場は絶望となった。それどころか、来季の開幕にも間に合わないとみられる。 失意の藤川は「キャリアのなかでも初めての大きな故障だが、前向きに捉えて今より強い状態で帰ってきたい」と、自身に言い聞かせた。 今季の藤川は4月1日(同2日)のパイレーツ戦で初登板し、いきなり初セーブを挙げた。その後、いったんはセットアッパーとなったが、正式にクローザーに昇格。同9日(同10日)のブルワーズ戦では2セーブ目をマークした。 しかし、右前腕部の張りのため、同13日(同14日)に、15日間の故障者リスト(DL)入り。5月10日(同11日)のナショナルズ戦で復帰したが、同26日(同27日)のレッズ戦での登板で右腕に異常を感じ降板。再度、15日間の故障者リスト入りした。同28日(同29日)にMRI検査を受けた結果、じん帯断裂が判明した。 今季のこれまでの成績は、12試合に登板、12回を投げ、1勝1敗2セーブ、奪三振12で防御率は5.25だった。 メジャーデビューを果たしたばかりで、早々に故障に見舞われた上、今季が絶望となってしまった藤川。故障とともに痛いのが、年俸の出来高が吹っ飛んでしまったことだ。 藤川は2年総額950万ドル(約9億5900万円)で契約したが、各年に1年につき最大200万ドル(約2億200万円)の高額な出来高が付与されていた。出来高はクローザーとして試合完了数に応じて支払われる契約となっていたが、長期離脱により、ゲットできなくなってしまった。 さらに、3年目は13、14年シーズンの成績(交代完了数)によって更新されるオプションとなっており、一定の完了数をクリアできれば、3年目の年俸は最高で600万ドル(約6億600万円)になるとされていたが、手術のため、約1年間は投げられないことで、3年目の契約は流動的。更新されても、大幅アップは見込めなくなった。 ヒジは投手にとって、消耗品。長年、クローザーとして活躍してきた藤川にとって、今回の故障はそのツケだったのかもしれないが、金銭的にも大打撃を被ることになってしまった。※為替は5月30日現在のレート(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年05月29日 15時30分
最下位独走チームの余裕!? 日本ハム・大谷が“リアル二刀流”に挑戦へ
これも、パ・リーグ最下位を独走するチームの余裕!?なのか、日本ハムのスーパールーキー・大谷翔平投手(18)が、“リアル二刀流”に挑戦することが濃厚となった。 5月28日に予定されていた広島戦(マツダ)が降雨中止となり、6月17〜20日の予備日に組み込まれることになった。栗山英樹監督は、この順延された広島戦で、大谷を先発させることを示唆した。 セ・リーグ本拠の試合では、指名打者制は使えないため、投手も打席に立たなければならない。投手の打順といえば、下位打線が定番だが、栗山監督は「5番投手とかあるかもしれない」と明言した。 当初、ローテーションの関係で、大谷がセ・リーグ本拠試合で先発する予定はなかったが、広島戦の雨天順延で事態が変わった。 大谷は23日のヤクルト戦(札幌ドーム)で、プロ初先発。5回を2失点に抑え、まずまずのデビューを果たした。次回先発は中8日で、6月1日の中日戦(札幌ドーム)となる予定。その後は当面登板の予定はなく、休養十分で広島戦に臨む。 ここまで、大谷は打席が少ないながら、43打数14安打0本塁打3打点、打率.326と、打撃でも非凡なセンスを見せている。14安打中、7本は2塁打で長打率は.488と、チーム内でもトップクラス。高校時代からのライバル・藤浪晋太郎との初対決となった26日の阪神戦(甲子園)では、プロ初の5番に座り、3打数2安打で藤浪に打ち勝った。 大谷は「打席に立って塁に出た後の投球は難しいと思う。やりながら勉強していきたい」とコメント。 これまで、二刀流にチャレンジとはいっても、同じ試合で両方にトライすることはなかった。高校野球さながらの「5番投手」が実現すれば、「本当に二刀流が可能なのか?」とのひとつの答が出ることになりそうだ。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年05月28日 15時30分
レギュラーはく奪危機のイチロー ライバル選手の離脱で命拾い
レギュラーはく奪の危機に瀕していたイチロー(39=ヤンキース)が、皮肉なことにチームメイトの戦線離脱で命拾いした。 今季、なかなか調子が出ないイチローだが、自軍に故障者があって、開幕からスタメン出場を続けていた。だが、オープン戦で右前腕部を骨折して欠場していた同じ外野手のカーティス・グランダーソン(32)が5月14日(日本時間15日)に戦線復帰。 これにより、ヤンキースのレギュラー格の外野手はイチロー、グランダーソン、ブレット・ガードナー(29)、移籍のバーノン・ウェルズ(34)と4人になってしまった。当初はグランダーソンやウェルズが指名打者に入るケースもあったが、正指名打者のトラビス・ハフナー(35)との兼ね合いもあり、いちばん成績が劣るイチローが控えに回ることが多くなっていた。 選手を交代で起用してきたジョー・ジラルディ監督も、「ある時期にきたら、たぶん毎日同じ顔触れをスタメンで起用することになると思う」と、4人のうちの1人を控えに固定することを明言していた。 ところが、24日(同25日)のレイズ戦で、グランダーソンが左手に死球を受け、左手小指を骨折し、再び戦線離脱した。全治には1カ月ほどかかる見込みだ。 チームメイトの負傷を喜んでもいられないが、これによって、イチローは命拾いし、スタメン復帰を果たした。 ただ、これはあくまでも、一時的なもので、力でレギュラーを奪い返したわけではない。イチローの27日(同28日)現在の成績は、159打数39安打8打点2本塁打5盗塁で、打率は.245とさびしいもの。 グランダーソンが欠場しているうちに、調子を取り戻し、ガードナーやウェルズを上回る成績を上げなければ、グランダーソンが復帰した際には再び控えに降格することが濃厚。イチローはいよいよ正念場を迎えたようだ。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年05月27日 15時30分
またも勝負弱さ見せた大関・稀勢の里に北の湖理事長が大甘発言
大相撲夏場所(5月12日〜26日=東京・両国国技館)は、横綱・白鵬(28=宮城野)が15戦全勝で2場所連続10度目の全勝Vを成し遂げた。優勝回数は25となり、朝青龍と並び、北の湖、千代の富士(九重親方)に次ぎ、歴代3位タイとなった。 今場所は日本人大関・稀勢の里(26=鳴戸)が踏ん張り、白鵬とともに初日から13連勝。14日目に両者が直接対決して、白鵬が制した。千秋楽、稀勢の里が勝って、白鵬が敗れれば、優勝決定戦に持ち込まれる可能性が残されたものの、先に相撲を取った稀勢の里が大関・琴奨菊に敗れ、この時点で白鵬の優勝が決まった。 ふがいない大関陣のなかで、6場所連続で2ケタ勝利をマークしていた稀勢の里の安定感は高かったが、優勝争いになかなか絡めないのが悩みの種だった。今場所は千秋楽まで優勝争いをした上で、13勝2敗の成績は大いに評価されてしかるべきものだったが、その一方で、終盤連敗を喫し、ここ一番での勝負弱さを露呈した。 稀勢の里は1年前の12年夏場所でも、優勝のチャンスがあった。大混戦となった同場所は、14日目を終えて稀勢の里を含む3力士が11勝3敗でトップを並走していたが、千秋楽で稀勢の里が把瑠都に敗れて脱落。旭天鵬と栃煌山による、史上初の平幕同士による優勝決定戦(旭天鵬が優勝)を演出した苦い過去がある。ここ一番となると、めっきり勝負弱くなってしまうのだ。 大関として、13勝は立派な成績だが、綱獲りとなると話は別。優勝した白鵬とは2差付いているからだ。横綱昇進への内規は、「2場所連続優勝、もしくはそれに準ずる成績」と定義されている。2差が付いては、とても「優勝に準ずる成績」とはいいがたい。 ところが、かねて、稀勢の里を評価している北の湖理事長が、「(優勝に)準ずる成績。ふさわしい優勝なら、(昇進の)話題になる。12勝とかなら別だが、ハイレベルなら」と大甘発言をして、稀勢の里が来場所、条件付きで綱獲りとなることを明言したのだ。 横綱審議委員会では、実績不足で昇進させた双羽黒(北尾)などの失敗例を鑑み、平成以降は2場所連続優勝以外で横綱に昇進させた例はない。北の湖理事長の発言は、その慣例を打ち破ることになってしまう。 伊勢ヶ浜審判部長(元横綱・旭富士)は、「星が2つ開いている。今はそういう考え(綱獲り)はない」と、北の湖理事長の発言を否定した。あとは横審の考え次第となるが、物議をかもすことになりそうだ。 「日本人横綱がほしい」との裏事情はわかるが、安易な横綱昇進には問題も多い。ただ、これは来場所での優勝が絶対条件で、稀勢の里自身がコケたら議論にもならない。(落合一郎)
-
スポーツ 2013年05月26日 11時00分
“金星”配りまくりに協会が激怒 横綱・日馬富士に忍び寄る引退危機
大相撲夏場所。横綱としての勝ち星を、朝青龍を抜き史上5位にまで伸ばした白鵬(28)とは対照的に、もう1人の横綱、日馬富士(29)は、もがき苦しんだ。 始まったばかりの2日目、平幕の妙義龍に早々と押し出されて金星を献上し、5日目にも栃煌山の肩すかしに、まるでダイビングでもするように前に落ちた。どちらも、いわゆる惜しい負けではなく惨敗だった。 金星を得ると、勝った力士は場所ごとの報奨金支給額が10円加算され、実際はそれを4000倍にした4万円のプラスとなる。日馬富士が配給した金星は、横綱昇進後、夏場所の途中(9日目現在)で早くも5個目。異例の気前の良さだ。 「相撲協会は去年も10億7000万円もの大赤字を出し、大倹約令が出ています。そんな中、日馬富士のためにこれから先、場所ごとに計20万円の出費がかさむわけですから、協会首脳が苦い顔をするのは当たり前。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)も『協会には迷惑をかけて申し訳ない』と恐縮していました」(担当記者) 日馬富士は、新横綱として臨んだ昨年九州から、9勝、全勝、9勝と両極端な成績が続いていた。夏場所5日目は横審の本場所総見だったが、目の前で日馬富士のぶざまな姿を見せつけられ、怒りを通り越してあきれ顔。高村正彦委員(自民党副総裁)も、「横綱なんだから、もっと自分の相撲を取らないと。大関だって、9勝だったら(侮蔑をこめて)クンロク大関と言われる」と苦い顔だった。 過去の例をみても、周りの力士たちに足元を見透かされた横綱は、なかなか立ち直るのが難しい。「よし、オレも食ってやる」とみんな、かさにかかってぶつかってくるからだ。 「大乃国や若乃花(3代目)の土俵人生が暗転したのは、負け越したのがきっかけでした。こうなると、周りの力士たちのかさのかかり方がより一層強くなり、結果として引退に追い込まれてしまうのです。日馬富士も、2人に雰囲気が似てきましたね」(大相撲関係者) この窮地、日馬富士が自ら切り開くしかない。
-
スポーツ 2013年05月25日 17時59分
ベイスターズ中村紀洋、名球会ブレザーを着てニッコリ
横浜DeNAベイスターズ中村紀洋が5月1日東京ヤクルトスワローズ戦で日米通算2000本安打を達成、5月5日の中日戦では二塁打を放って日本プロ野球43人目の通算2000本安打も達成した。この偉業を称え表彰式および名球会ブレザー授与式が25日横浜スタジアムで行われた。 試合前に行われたセレモニーで、2003年に2000本安打を達成した元中日ドラゴンズの立浪和義氏から名球会の象徴である濃紺のブレザーを着せてもらった中村は二人でガッチリと握手。緊張気味の中村だったがここで初めて笑顔を見せた。満員の観客からは「ノリ〜!」と大歓声が湧きあがった。(アミーゴ・タケ)
-
スポーツ 2013年05月25日 17時59分
史上初のアフリカ出身関取が誕生へ 新十両場所は“難敵”ラマダン・断食との闘い
史上初のアフリカ出身関取の誕生が確実となった。 大相撲夏場所(両国国技館)13日目(5月24日)で、エジプト出身で東幕下7枚目の大砂嵐(21=本名=アブデラハム・シャーラン)が、十両・明瀬山を寄り切りで下して、7戦全勝で幕下優勝を果たした。これで、来場所での十両昇進が決定的となった。 昇進が決まれば、前相撲からの所要場所は8場所で、外国出身力士としては、小錦、把瑠都と並び史上最速で、いずれも大関まで上がっている。日本人力士では板井、常幸龍らの6場所(幕下付出を除く)が最速。 歓喜の涙を流した大砂嵐は「把瑠都関も小錦さんも大関。ボクももっと頑張ります」と綱への夢を馳せた。 大砂嵐は16歳から相撲を始め、08年のエジプト国内の無差別級王者、世界ジュニア選手権で無差別級3位となり、11年にも世界ジュニア選手権で重量級3位となったアマチュア相撲の猛者だった。11年8月に来日し、数部屋で体験入門した後、大嶽部屋に入門。昨年3月の春場所(大阪)で初土俵を踏んだ。 翌5月の夏場所(両国)では、7戦全勝で序ノ口優勝を果たし、以降、5勝1敗1休、6勝1敗、6勝1敗、5勝2敗、6勝1敗と好成績で、トントン拍子に番付を上げ、今場所は十両を狙える地位にいた。 所属する大嶽部屋では10年7月に、野球賭博問題で前大嶽親方の元関脇・貴闘力が解雇される騒動があり、元十両・大竜が部屋を引き継いだ。現在、関取は一人もおらず、大嶽親方にとっても、大砂嵐の十両昇進は待望の関取誕生となる。 素材としては文句ない大砂嵐だが、新十両となる名古屋場所では、対戦する力士とともに、強力な“難敵”が待ち受ける。大砂嵐はイスラム教徒であり、来場所開催中に慣例のラマダン(断食)と重なる。ラマダン中、日中は食事を摂ることが許されないため、来場所、大砂嵐は腹ペコで相撲を取らなければならない。そのハンディを抱えながら、どれだけの星を積み重ねられるか注目されるところだ。(落合一郎)
-
-
スポーツ 2013年05月25日 11時00分
米開幕戦“反対”で共闘できない阪神・巨人
プロ野球セ・リーグの首位を争う巨人と阪神は、来季予定されている史上初の『アメリカ開幕戦』を巡り、どうやら複雑な関係にあるようだ。両球団のホンネは「アメリカで試合をしたくない」だが、中止を進言するためのスクラムを組めないでいるという。 在阪球団のスカウトが「本格的な絞り込みはこれから」と前置きしつつ、その理由を語った。 「GTともにドラ1候補は森友哉捕手(17=大阪桐蔭)のようですね。“打てる捕手”はそれだけでも稀少ですが、巨人は阿部の後継者として、阪神はエース候補・藤浪の恋女房を獲得し、向こう10年のチーム展望をかけているようです」 伝統球団同士の“グラウンド外の一騎打ち”が、足並みが揃わない原因ということか。しかし、両球団の抱える難題は、先にも述べたように米開幕戦回避の共闘であるはず。 「米国で開幕戦を行う構想が報じられて以来、両球団とも『営業的メリットがないのなら中止すべき』の声が出ています。つまり、巨人、阪神とも渡米する意義を感じていないわけです」(ベテラン記者) 巨人の前身『大日本東京野球倶楽部』の創設80周年に合わせて企画されたのが、今回の構想。その名前が冠にあるため巨人(読売)が計画したように伝えられているが、実際は違う。元駐米大使でもある加藤良三コミッショナーの肝入りで進められた計画なのだ。 「加藤コミッショナーはWBC代表監督選出でリーダーシップを発揮できず、統一球導入でも現場を混乱させるなど、やや“イタイ”ところがある。両球団とも、加藤氏のメンツをつぶさない妙案を探ってはいますが、共闘とまではいかない雰囲気なのです」(同) これでは他球団からの“同情”も得られない?
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分