スポーツ
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スポーツ 2019年09月25日 11時30分
オリックス西村監督、最下位確定に「申し訳ありませんでしたのひと言しかない」
▽24日 京セラドーム大阪 観衆 23,845人オリックス 0-3 日本ハム(23回戦 オリックス7勝14敗2分け) オリックスが2016年以来の最下位になることが24日確定した。残り試合は4試合。最後まで最下位回避を諦めていなかったが、西村徳文監督による新生オリックスの1年目は苦い結果となってしまった。 日本ハムの先発は昨年までオリックスのエースを務めていた金子弌大。今季オリックスは金子を相手に開幕から6試合勝ちがなく、前エースを前に4連敗中。さらに34イニング無得点と苦手としている。オリックスの先発は張奕(ちょうやく)。張は初回、清宮幸太郎に押し出しの四球を与えると、3回にも清宮に2点タイムリースリーベースを打たれてしまう。しかし、球筋自体はそれほど悪くなく、4回を3失点で降板。張は「調子自体は悪くなかったと思いますが、相手打者を意識し過ぎて、ピッチングのテンポが悪くなってしまいました。無駄なボール球も多く、全体の球数も多くなってしまいましたし、早い回でマウンド降りることになってしまったことが悔しいです」とコメントを残している。 「ランナーを出すイニングが多かったのですが、その後の打者に集中して抑えることができました。ピンチが多く球数も増えてしまいブルペン陣には負担をかけますが、なんとか0点に抑えられたことは良かったと思います」と金子が話しているように、オリックスが三者凡退に終わったのは、最終回のみ。8回は日本ハム4番手の石川直也を攻め立て、先頭のロメロが18号ソロ、続く中川圭太、小島脩平の連打で無死1、2塁のチャンスを作るが後続が倒れた。 西村監督は「チャンスのところで点を取らなきゃいけない。こういう状況からバッターがどう判断するか。やられっぱなしなわけですから、金子だけじゃなく他のチームも含めて、苦手なピッチャーを作っちゃいけない」と試合を振り返ると、最下位が確定したことについて、「応援してくださるファンの皆さんに、最下位になってしまったことは、申し訳ありませんのひと言しかない。チームとして残り4試合、練習も含めてどうやっていくのかを考えていかなきゃいけない」と語り、残り試合も全力で闘っていくことを明らかにしている。 またこの日、2年連続リーグ優勝を果たした西武については「やはり切れ目のない打線が印象的です。下位打線も強力で、1、2番が出塁しクリーンアップが還すなど、個々がしっかりと役割を果たしていたと思います。ビッグイニングを平気で作れる打線は何点リードしていたとしても気が抜けませんでした。内野も外野も、守備の面でもしっかりとしていましたし、盗塁数もリーグ1位と、打線に加え足を使った攻撃も脅威でした。走攻守、全てにおいて素晴らしかったと思います」とコメントを発表した。 チームは吉田正尚の最高打率、最多出塁率、山本由伸の最優秀防御率、山岡泰輔の最高勝率のタイトル争いを全力でバックアップしていく。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月25日 06時30分
新日本、内藤がジェイに敗れIC王座陥落で、どうなる?来年のドーム2連戦
新日本プロレス『DESTRUCTION in KOBE』▽22日 兵庫・神戸ワールド記念ホール 観衆 6,148人(満員) 新日本プロレスは22日、兵庫・神戸ワールド記念ホールで今シリーズ最終戦となるビッグマッチ『DESTRUCTION in KOBE』を開催した。 まずセミファイナルでは、後藤洋央紀が『G1クライマックス29』公式戦で敗れた鷹木信悟と再戦。自ら気合いを入れるかのように後藤を挑発し、後藤のパワー殺法を受けながらも気迫では鷹木が後藤を圧倒していたが、終盤になって後藤の底力が爆発。牛殺し式のGTRから、正調のGTRをズバリと決めてカウント3。後藤が完勝でリベンジを果たした。ただ、鷹木もコメントブースで胸を張り、この試合への手応えを口にし、今後の巻き返しを誓っている。 メインイベントでは、内藤哲也がG1で敗れたジェイ・ホワイトを相手にIWGPインターコンチネンタル王座を懸けて再戦した。両者とも史上初となるIWGPヘビー級王座とのIWGP2大王座同時戴冠を狙っている。IWGPヘビー級王座挑戦権利証を持つ飯伏幸太も含めて、来年1月4日、5日に開催される東京ドーム大会2連戦でのダブルタイトルマッチ開催への機運が高まっている状況だ。 試合は、内藤が焦らしながらジェイをイライラさせる作戦を採用したが、ジェイもマネージャーの外道を巧みに使って、内藤の攻撃をうまくかわしていく。ジェイの執拗な首攻撃に苦しんだ内藤だったが、致命傷となる技を寸前でかわし、ジェイも内藤に得意技をなかなか許さなかった。スリリングかつスピーディーな攻防に会場の熱は上がっていく。 終盤に外道が介入したが、内藤は計算済みで、これを難なく排除。しかし、ジェイはG1のときよりも“モンスター化”していた。内藤はバレンティアを放ったものの、ジェイは着地すると息つく間もなくブレードランナーを決めてカウント3。なんと、ジェイが王座奪還に成功。これには場内のファンも唖然としていた。ジェイは昨年も神戸大会のメイン終了後に外道とともにオカダ・カズチカを裏切り、滅多打ちにしてバッドエンドにしている。2年連続でバッドエンドを見せられ、マイクアピールをするジェイを見ることなく、席を立つファンが多く見られた。 ジェイはこれを逆手にとり、神戸のファンを挑発しながら内藤の締めをバレットクラブ仕様にアレンジするなど、やりたい放題。これに怒って出てきたのが、セミファイナルで快勝した後藤だ。後藤はジェイを蹴散らすと、挑発表明するだけにとどまらず、4人目の「2冠」宣言。ジェイへの次期挑戦者は後藤に決まりそうだ。 ここで気になるのは、新日本の人気選手である棚橋弘至、内藤の2人がタイトル戦線から離脱したこと。内藤はジェイに2連敗を喫しているだけになかなか厳しい状況となった。しかし、ドーム2連戦には欠かせない選手であることは間違いない。 棚橋、内藤がドーム2連戦に向けてどのような巻き返しを見せてくれるのか注目である。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月24日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ルー・テーズ」誇り高き “鉄人”のプライド
プロレス史上最高のレスラーといっても過言ではない“鉄人”ルー・テーズ。日本においては力道山をはじめ、ジャイアント馬場やアントニオ猪木、さらには蝶野正洋と対戦するなど、時代を超えてその雄姿を披露し続けた。※ ※ ※ 1933年(昭和8年)、16歳でデビューしたルー・テーズの全盛期と言えるのは、第二次世界大戦前から戦後しばらくの間で、日本で力道山と初対戦した’57年にはすでに40歳をすぎており、そろそろキャリア晩年に差しかかる頃であった。 1955年、レオ・ノメリーニに反則負けを喫するまで、前人未踏の936連勝を飾ったと喧伝されるなど(テーズ本人は「そんなに勝っていない」と否定している)、当時、プロレス史上最強の1人であることは全世界で周知されていた。 力道山がテーズを招聘したのも、日本においてプロレス人気にやや陰りが出ていたためで、実際に人気回復に成功している。ちなみにテーズ対力道山の日本初戦は後楽園球場で行われ、試合の様子は『力道山対ルー・テーズ世界選手権争奪戦』のタイトルで映画化までされている。 そんなテーズ全盛期の試合をリアルタイムで見たというファンは、今やほとんどいないだろうが、ネット検索すると往事の映像がいくつかヒットする。「どうせ古くさくてつまらないのだろう」などと言わず、一度は見てもらいたい。たぶん想像している以上に面白く見られるはずだ。 もちろん、近年のように派手な大技はないが、逆に言えば大技を食らった後、長々とダウンしているような場面もない。互いの動きがとにかく止まらず、次々に技を仕掛け合う。 テーズが相手の頭部をつかんで拳を握るという、のちのアントニオ猪木のようなアクションを見せれば、相手はリック・フレアーのごとく“嫌々ポーズ”をするなど、近代につながる様式も見られる。 好みは人それぞれなので、過激技を連発するスタイルとどちらがいいということではないが、当時の映像を見ればオールドタイマーたちが昔を懐かしむのも理解できよう。 レスリング的な技術の攻防をよどみなく続けながら、しっかりと観客を沸かせる見せ場もつくる、そんなことのできる選手が、近年どれほどいるだろうか。 テーズに対する批判的な評価としては、高額のファイトマネーを要求することなど、金銭面でのシビアさを指摘する声もある。しかし、それも最高のレスラーとしてのプライドであり、おいそれと「テーズの名を安売りできない」との思いがあったのだろう。★バックドロップ失神事件の真相 テーズのプライドということで語られる試合に、1968年1月3日、国際プロレス(当時はTBSプロレス)でのグレート草津戦がある。 TBSで国際プロレス中継がスタートするにあたり、エース候補とされた草津がテーズの持つTWWA王座に挑戦した試合で、テーズは3本勝負の1本目にバックドロップを決めて、そのまま草津を失神KO負けに追い込んでしまった。 3本勝負のタイトルマッチといえば、互いに1本ずつ取り合ってからの勝負というのが、当時においてもプロレスファンの中では半ば常識であった。 そのため草津の不自然な敗戦は、「TBSがテーズに対し、レスリング技術に乏しい草津の勝利を要求し、それに怒ったテーズが受け身の取れないバックドロップを放った」などの憶測を呼ぶこととなった。「ただ、テーズの記録を調べてみると、3本勝負の1本目だけで決めた試合は結構あって、ハワイで力道山が初対戦したときにも、これをやられています」(プロレスライター) 言わばテーズ流の試合術であり、力道山の場合は試合時間が40分以上に及んだため、「ここいらで終わらせよう」ということ。草津の場合は先に「4週連続での挑戦」が発表されていたため、「まずは厳しくいこう」ということではなかったか。 最初に苦汁を舐めさせて、そこから徐々に盛り上げていくという判断は、プロレス的に十分あり得る。草津の挑戦がこの一戦で終わってしまったのは、当時の国プロやTBSの内部事情もあってのことだろう。視聴率が今ひとつだったから相手を替えてみようというのは、いかにもテレビ局的にありそうな話である。「そもそもプロレスラーとしてのプライドとは、気に食わない相手には花を持たせないなどという軽いものではない。誰が相手でも好勝負を披露するのが本来の姿なんです」(同) なお、この草津戦の前年、日本プロレスに参戦したときのテーズは、ジャイアント馬場のインターナショナル・ヘビー級王座に挑戦して、2フォールを奪われて敗退している。 3本勝負で2本取られるのは、テーズの歴史でもあまり例がなく、これは馬場をそれだけ認めていたのと同時に、50歳をすぎてもメインイベンターとして遇してくれる日本マットへの敬意もあってのことだろう。 そんなテーズが身勝手なプライドから草津をKOしたというのは、やはり考えづらいのである。ルー・テーズ***************************************PROFILE●1916年4月24日生まれ〜2002年4月28日没。アメリカ合衆国ミシガン州出身。身長191㎝、体重110㎏。得意技/バックドロップ、フライング・ボディシザース・ドロップ。
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スポーツ 2019年09月24日 22時30分
ライガー対鈴木みのる電撃決定!新日本10.14両国全カード発表
新日本プロレスは年内最後の首都圏ビッグマッチ『キング・オブ・プロレスリング』10.14東京・両国国技館大会の全対戦カードを発表した。 既にメインイベントでIWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカにSANADAが挑戦することが決まっている。ほか、セミファイナルでは東京ドームでのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を持つ飯伏幸太にEVILが挑戦、IWGP USヘビー級王者、ジョン・モクスリーにジュース・ロビンソンが挑戦する。さらにIWGPジュニアヘビー級王者、ウィル・オスプレイに『スーパーJカップ2019』優勝者、エル・ファンタズモも挑戦するなど豪華カードが並ぶ。東京ドーム大会につながる大会として、毎年期待される大会とあって、今年もチケットは残りわずかだという。 今回発表された追加カードの中で目を引いたのは、来年1月の東京ドーム大会をもって引退する獣神サンダー・ライガーと、パンクラス時代にライガーとパンクラスルールで対戦し、プロレスへの復帰を決めた鈴木みのるの一戦だ。みのるはライガーが引退を表明してから、あの手この手を使ってライガーを散々挑発。先シリーズではテレビ解説席のライガーをリングに上げて、ゴッチ式パイルドライバーでKO。マスクにも手をかけ続けてきた。 怒りの沸点に達したライガーは、22日の兵庫・神戸ワールド記念ホール大会で、自らマスクとコスチュームを剥ぎ取り、全身にペイントを施し、かつて神戸でグレート・ムタと伝説の闘いを繰り広げた鬼神ライガーに進化。みのるとレフェリーに毒霧を噴射し、反則負けになると、テーブルを投げ、若手を椅子で殴打。インタビューブースではみのるを襲撃するなど大暴れした。みのるはそんなライガーを見て、高笑いをしながら引き揚げている。 最初はパンクラスルールでもう一度やりたいというライガーからの約束を果たすべく、みのるが挑発していたのだが、当日はどんなコスチューム、どんなスタイルで現れるのか大いに注目したい。(どら増田)
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スポーツ 2019年09月24日 19時35分
ファン激怒! 巨人、阿部の現役引退をまさかの人物がフライング暴露「こんな形で知りたくなかった」
各メディアが24日午前4時ごろに第一報を伝え、プロ野球ファンの間で大きな話題となっている巨人・阿部慎之助の引退。その情報が“フライング発表”されていたことが物議を醸している。 事の発端となったのは、ある巨人ファンが24日午前0時半過ぎにツイッター上に投稿したツイート。そのツイートには「阿部引退マジか」といった旨の文面と共に、阿部の引退を一面で伝える某スポーツ紙を収めた画像が添付されていた。 この巨人ファンはその後のツイートで、画像のスポーツ紙が24日の朝刊であることや、自身が新聞配達員であることを告白。また、画像をツイッター上に投稿した理由については、「出勤の際に一面を見て驚いたから」といった旨の釈明をしている。 一配達員によるまさかのフライング発表に、ツイッター上では「何考えてんだこのバカ配達員は」、「一配達員が情報漏らすとか大問題だろ」、「阿部の引退をこんな形で知りたくなかった」、「阿部の決断を踏みにじりやがって、絶対に許さん」といった批判が噴出。 また、「この配達員はどう責任取るつもりなのか」、「会社に特定されたら人生終わりだろうな」、「処分どうなるんだろう、賠償金とかすごそう」などと、配達員の責任に言及するコメントも数多く見受けられた。 球団・選手に関わる重大な情報が、フライング発表された事例は過去にも存在する。例えば、今月13日には、一部スポーツ紙が阪神・メッセンジャーの引退を伝える記事を自社のWEBサイト上で出すもすぐに削除。その後翌14日に球団公式サイト上で引退が正式発表されたため、当該記事の削除理由は配信時間のミスによるものと推測されるが、ネット上では困惑の声が相次いでいた。 また、2018年10月3日には、一部WEBメディアが巨人・高橋由伸監督(当時)の辞任を午後5時過ぎに発表するもすぐに削除。こちらもその後、午後9時前に正式報道が出されたため、当該メディアが配信のタイミングを間違えたことが削除の理由と思われるが、それまでは「誤報なのかフライングなのかどっちなのか」といった声も多かった。 一方、球団や報道機関ではなく、選手の方がフライング発表した事例も存在する。2018年10月2日午後1時、阪神・西岡剛(当時/現BCリーグ・栃木)が自身のインスタグラム上で「今シーズンをもちまして阪神タイガースのユニフォームを脱ぐことになりました」と球団から戦力外通告を受けたことを公表。ただ、午後5時の球団発表より4時間も早い公表だったため、「球団の発表ぐらい待てないのか」、「こういうことする奴は信用されないぞ」といった厳しい声が寄せられていた。 発生するたびに物議を醸している球界のフライング発表。予期せぬ事態につながるリスクを考慮すると、各関係者には改めて情報管理の徹底が求められているといえそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2019年09月24日 18時00分
巨人が「平成の怪物」松坂大輔獲得で王会長に急接近
元号が変わっても、「平成の怪物」の心根は変わらない。救いの手を差し伸べるのは巨人になりそうだ。「松坂大輔(38)と、加藤宏幸球団代表との話し合いの場が持たれました。これは、中日が来季の契約を結ばないための布石が打たれたと見るべきです」(球界関係者) 右肘を痛め、二軍調整中の松坂が加藤球団代表と去就について話し合いの場を設けたのは、9月1日だった。会談後、松坂は「僕の口からは何も言えません」と言うだけ。あとはダンマリを決め込んだが、加藤球団代表は「僕の方から彼の気持ちを聞いた。彼は現役を希望している。やりたいという強い気持ちは分かった」と、松坂の気持ちを代弁した。来季、「中日と松坂は契約を結ぶのか?」と聞けば、「白紙」と返したが、完全に“ジ・エンド”という雰囲気だった。 「松坂は今月、二軍戦に登板します。結果次第では明るい方向に進むかもしれません。が、ファンに対し、解雇の判断は間違っていないというアピールの場になりそう」(ベテラン記者) さらに、こんな声もある。「本来の契約更改の時期ではなく、シーズン中にわざわざ球団代表職にある中日グループの役員幹部が来て、話し合いをしたということは、解雇の可能性が高いということでしょう。球団代表が直接話をしたのは、松坂に対する誠意です」(前出・球界関係者) 昨季、復活勝利を挙げた松坂だが(6勝4敗)、今季は右肩痛で大きく出遅れた。7月16日の復帰登板では5回2失点と力投したが、2度目の登板となった同27日のDeNA戦では1回途中で8失点と大炎上。そのまま二軍落ちした。 その後は右肘の痛みも訴えており、「もう松坂の時代は完全に終わった」というのが大多数の意見だ。「一部の知人、横浜高時代の友人、同世代の元選手らも心配しています。彼らが聞くと『まだ燃え尽きていない』と判で押したように答えていますが」(スポーツ紙記者) だから西武時代の恩師である現中日の森繁和シニアディレクターが、引導を渡しても辞めないだろう。「燃え尽きていない」発言を聞かされた先の関係者は言う。「韓国、台湾、メキシコ、さらに国内の独立リーグでも、現役を続けられるのなら契約しそう」 現役への執着心の強さは、並大抵ではないようだ。そこで受け入れ先として急浮上してきたのが、5季ぶりの優勝が目前に迫った原巨人である。「ソフトバンクの王貞治会長(79)も、陰ながら松坂のことを心配しています」(前出・球界関係者) 松坂と王会長との縁は、’17年オフのソフトバンク退団を機に切れている。3年12億円で迎えられた松坂だったが、契約期間中の勝ち星はゼロ。右肩にもメスを入れた松坂にソフトバンクは復活のための全面サポートを約束し、リハビリ期間中はコーチ契約とする内容で延長契約を提示したが、退団を選択した。「中日入りが決まった直後、松坂は個別取材などで、『コーチ契約の提示はなかった』と言っています。これを間接的なソフトバンク批判と捉えた関係者は多かった。でも、王会長は違いました。広い心で松坂の今後を心配していたのです」(前出・ベテラン記者) そもそも、ソフトバンクが松坂の獲得を決めたのは、「将来への布石」だっだ。松坂はいずれ、王会長のように球界を代表して、社会、経済界の仕事も託される1人と見なされた。その時、「ソフトバンクOBの肩書で」の思いもあったのだ。「ソフトバンクと巨人はホットラインがあるのではないかと勘繰りたくなるほど、密に連絡を取り合っています」(同) 中日入りできたのは、森前監督、デニー友利氏など、西武時代のツテがあったからだ。 しかし、今度はもうそんなコネはない。「何とかしてやりたいと陰ながら応援している王会長の気持ちを、巨人が代わって具現化することも十分に考えられます」(同) 昨年オフの巨人の補強を見ると、中島宏之、岩隈久志など、ひと仕事を終えたベテランもいた。原辰徳監督(61)の温情との見方もあり、第2回WBCで指揮官を務めた時の縁を大切にしたようだ。「上原浩治も巨人で引退したし、村田修一氏の引退セレモニーも行いました。チーム功労者に対し花道を用意する球団に変わりつつあります」(前出・スポーツ紙記者) 近年、侍ジャパンの選手選考はパ・リーグ優先の傾向にあり、松坂を得ることで“待った”の一石を投じることもできるかもしれない。平成の怪物に死に場所を与えてやることが可能なのは今の巨人しかない。
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スポーツ 2019年09月24日 17時30分
阪神、他球団から助っ人打者を強奪する? 2年目に向かう矢野政権、投打の再構築は避けられないか
「トラの熱視線」が関東に向けられている。 埼玉西武ライオンズのエルネスト・メヒア(33)が、優勝目前で強い存在感を見せた。メヒアは今季、3年契約の最終年を迎える。来日3年目の2016年オフに交わした契約は「総額15億円プラス出来高の3年」(金額は推定)。しっかりと結果を残し、「まだやれる!」というところを見せておかなければ、契約延長は勝ち取れないだろう。 「ライオンズの外国人選手で、野手はメヒアだけ。14年本塁打王の実績、来日6年のキャリアはともかく、年俸5億円(推定)は高すぎます。西武も延長するかどうか、迷っているのでは」(プロ野球解説者) しかし、阪神はもっと高く評価していた。今年も外国人選手に泣かされた。“未知の外国人選手”を米国から探してくるよりも、他球団でプレーした“お古”の方が、確実に戦力になるとの意見が球団内でまた強まってきたそうだ。 「18−19年オフ、阪神はブランドン・レアード(32)を獲得すべきかどうか、ギリギリまで迷っていました。今オフはヤクルトのウラディミール・バレンティン(35=推定年俸4億4000万円)もいます。バレンティンはFA権を取得したので、来季からは日本人選手扱いで試合登録ができます。守備難(外野手)がネックですが」(スポーツ紙記者) また、トラが迷ったレアードだが、今季も本塁打32、打点88と好成績を残している(9月23日時点)。ロッテ入りの際に発表された推定年俸は年俸110万ドル(約1億2000万円)。契約年数は発表されなかったが、「1年契約」で間違いないようだ。レアードは日本ハム時代よりも年俸がダウンしている。昇給がロッテ残留の最低条件となりそうだが、球団提示と希望額に開きがあった場合、“新天地”を求める可能性は高い。 「バレンティンは高額年俸ですが、日本人選手扱いになるのが大きい。それとも、さほど高額ではないレアードにするか…。代打に回ったメヒアは出場機会に飢えているので、ダウン提示でも交渉につくでしょう」(前出・同) DeNAの優良助っ人、ホセ・ロペス(35=推定年俸2億3000万円)の去就も決まっていない。 こうした各球団の助っ人の去就について改めて見てみると、阪神の「他球団からの強奪」という方向転換は、間違っていないのかもしれない。 「近年の阪神監督は就任2年目に好成績を出す傾向にありました。でも、矢野燿大監督(50)に対し、OBたちはそうは見ていません。鳥谷敬への引退勧告もあり、チームは動揺しています。ランディ・メッセンジャーが引退を表明し、藤浪晋太郎は復活の兆しが見えず、シーズンを通して投げてくれそうな先発投手は西勇輝だけ。OBたちは『心配だ』と嘆くばかり」(在阪記者) 矢野監督が「大山悠輔の4番」を完全に諦めたとの情報もある。その通りだとすれば、新しい助っ人は「打線の核」を託されることになる。投打ともにチームをゼロから作り直さなければならない…。鳥谷の去就もあるだけに、阪神のオフは大激震となりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年09月24日 12時00分
張本氏、大谷選手の手術に「走り込みが足らない」と激怒 “GMが先天性と言っている”と批判の声も
22日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がまたも「走り込み至上主義論」を語り、物議を醸すシーンがあった。 事の発端は、アナハイム・エンゼルス大谷翔平選手が、9月14日に左膝の分裂膝蓋骨の手術を受けたこと。エンゼルスのゼネラルマネジャーによると、痛みは2月から抱えていたそうだが、打撃や走塁など、打者としてのプレーに影響がなかったことからプレーを続行していたが、投手としての復帰を目指したトレーニングで痛みが強くなり、手術をすることにしたという。 そして、痛みの原因については、「先天性のもの」と説明。日本では痛みが出ていなかったが、元々膝蓋骨が分裂しており、チームに優勝の可能性がないことや、来季以降投手としての復帰を目指す上で懸念材料となったことから、手術を決断したと報じられている。 この様子をフリップで確認した張本氏は、「心配だね」と一言。そして、「何回も言ってるでしょ、走り込んでないから。もう、これが一番なんですよ。また怪我しますよ」とコメント。先天的に膝蓋骨が分裂していることによる痛み発症とエンゼルスGMは説明しているが、張本氏は「走り込んでないから痛みが出た」と持論を展開した。 この発言に、視聴者は「GMが先天性と言っている」「走り込んだら膝を酷使して痛みが増すのでは?」「あまりにも常識外すぎて話す気にもならない」「走ることは重要なトレーニングだけど、膝の故障を軽減することにはならないと思う」など、批判の声を上げる。 また、「もはやサンドウィッチマン伊達みきおのカロリーゼロ理論と一緒」「大谷のどこを怪我しても走りこみ不足というbotみたい」と揶揄する声も。一方で、「走り込みが足らないのは事実かも」「身体的な強さを作るには持久力が必要。張本氏の論理は間違いではない」という意見も少数ながらあった。 野球関係者はこう語る。 「走り込みが必要ないとは言いませんが、走れば良いというものでもないですよ。実際、昔のアマ野球などでは、『永遠ダッシュ』などと称して監督がやめろというまでずっとグランドを走らせ、疲労骨折する選手が続出したこともありますので。 張本さんとしては、走り込みの重要性を説きたいのでしょうが、むやみやたらにとにかく走れ、と言われても今の選手はついてきませんよ。もう少し、科学的な論理で重要性を説いてもらいたいですね」 肘の故障も膝の先天性な痛みも走り込みで防止できるとは、にわかに信じがたいが、張本氏はその全てを解消できると考えているようだ。
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スポーツ 2019年09月24日 11時30分
オリックス、アルバース大乱調も西村監督「宜保は大したもん!」と初安打のルーキーを評価!
▽23日 京セラドーム大阪 観衆 30,282人オリックス 0 - 8 ソフトバンク(23回戦 オリックス6勝16敗1分け) 現在パ・リーグ最下位のオリックスが、首位の西武と熾烈な首位争いを演じているソフトバンク相手に2連敗を喫した。前日は4点差を1点差にまで縮める粘りを見せた打線も、この日はソフトバンク先発の高橋礼から、7回を僅か2安打。3塁を踏ませてもらえなかった。高橋からルーキーの宜保翔と宗佑磨が1本ずつ、ソフトバンクの中継ぎ陣から宜保と宗がさらに1本ずつ、最終回に吉田正尚が1本の計5安打無失点と沈黙した。 投げては先発のアルバースが2回0/3、7安打、自責点5の内容で、3回持たずに降板。その後、増井浩俊が1回1失点、山崎福也が2回2失点、合計8失点と大量点を与えてしまう。アルバースは降板後、ショックだったのかベンチで頭を抱えてしまい、しばらく顔を上げることが出来ず、「きょうの試合も含めて今シーズン通して、ファンの皆さんをがっかりさせてしまうような結果になってしまい、申し訳ないということしかありません」とファンに謝罪している。アルバースは昨年19試合に登板し、9勝2敗の活躍だったが、今シーズンは13試合に登板、2勝6敗の成績で、特に大量失点が目立つ試合が多かった。恐らく、これが今シーズン最後の登板になることから、来季は本来のピッチングに戻ることを期待したい。 西村徳文監督は「アルバースは良くないですね。初回3点、(2回以降は)1点、1点ですか。あれだけ点を取られたら厳しい。打線は宗と宜保、最後に(吉田)正尚も1本打ちましたけど、もっと対応出来るはず」と厳しい表情で語っていたが、プロ初安打を含む2安打を記録した宜保に関しては「(前回昇格した時の)札幌では出し切れていなかった。ツーベースと二遊間。みんなが打てない中、大したもんですよ!」と脳震盪で離脱した安達了一に代わって再昇格したばかりのルーキーを高く評価した。宜保は「打ったのはストレートです。なんとか外野を越えてくれ!と思いながら走っていました。初ヒットが出てくれてうれしいですし、ほっとしました。これからの打席も、もっと打てるように頑張ります!」とコメントしている。 「残りハムが3つ、ソフトバンクが2つ。最下位だけは何とか逃れたい」 5位日本ハムとは2.5ゲーム差で、直接対決を3試合残していることに加えて、オリックスの方がゲーム数が2試合多いことから、最下位脱出の可能性はまだあるだけに、残り試合も勝ちにこだわってもらいたい。(どら増田 / 写真・中村実愛)
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スポーツ 2019年09月23日 22時30分
今度こそ那須川天心と武尊の止まっていた針が動き出すか?RISE伊藤代表「賞味期限は半年」
「最後にひとつだけ言いたいことがあります。武尊選手!それからK-1の陣営に言いたいことがあります。僕は格闘技界を盛り上げるため、人生をかけて戦ってきたつもりです。時間は止まっていないですし、やりたい未来がまだまだたくさんあります。みなさんの声に応えるのが選手たちだと思いませんか?ワールドシリーズのように強い選手を集めて戦うのが本当の興行なんじゃないですか?僕は逃げも隠れもしないです。SNSで書き込んだりするんだったら、さっさと正式な話をください。俺は待ってます!」 『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』(16日、千葉・幕張メッセイベントホール)のメインイベント、RISE WORLD SERIES 2019 -58kgトーナメント決勝戦で志朗に3−0で判定勝ちし優勝を決めた“神童”那須川天心は、締めのマイクでまるで訴えるかのように、ファンの前で思いの丈を口にした。 これを受けて武尊は同日23時頃に自身のツイッターを更新。「オファー出せるならとっくにお互い出してるでしょ。色々言いたいことあるけど、今はその為に自分が信じることを全力でやるだけ。絶対実現させるから待ってて。まずは11月24日絶対勝つ」と反応した。自身の復帰戦となる『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜』11.24神奈川・横浜アリーナ大会を無事にクリアすれば武尊がリアクションを起こす可能性は高い。 「世界ではビッグマッチがどんどん実現してるのに、日本ではファンが見たいと盛り上がっているカードが組まれないのは不思議でしょうがない。あれだけ騒がれて、お互いやる気があるのにやれないのはおかしい。そんな時代じゃない。だからダメなんですよ。ドリームマッチがどんどん実現すれば、もっと格闘技界が盛り上がる可能性がある!」 天心は試合後のインタビューでも、武尊戦がなかなか実現しないことにいらだちを見せていた。この日はRISEの伊藤隆代表も囲み取材に応じ、「こちらはやると言ってるわけだから、全ては向こう(K-1)次第」と強調。「ニュートラルなところでやらせてあげたい。僕はカードには賞味期限があると思っていて、このカードの賞味期限は半年ですよ。年内だと大晦日(RIZIN)ですかね。選手たちもやりたい。ファンも見たい。そう思っている間にやらなきゃ意味がない。全面戦争でもいいです。誰が強いんだ?というのを僕は見たい」とかなり踏み込んだ発言をしている。那須川陣営も「ウチはやるだけですから」というスタンスを今でも崩していない。K-1首脳陣の対応が実現への鍵を握っている。 ジャンルこそ違うが、天心対武尊のカードは1995年に爆発的な盛り上がりを見せた『新日本プロレス対UWFインターナショナル 全面戦争』の武藤敬司対高田延彦のように世間にも大いにアピールできるカード。ここは両陣営ともに“大人の事情”で流すことなく、オリンピックイヤーが終わるまでには実現させてもらいたい。 「別に1回じゃなくてもいいじゃないですか」 一夜明け会見では「早くやらないと武尊選手の全盛期が終わってしまう」とも語り、早期の実現を呼びかけた。天心が漏らしたこのひと言に「今度こそやろう!」という決意がうかがえる。(どら増田 / 写真・藤井ギダイ)
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