社会
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社会 2019年09月16日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(9)恩師・草間道之輔(下)
田中角栄が「私の人生には三人の先生がいた」と公言してやまなかったそのうちの一人、田中の母校である新潟の二田尋常高等小学校の元校長・草間道之輔は、演説する田中のそばにいて、内心「これではとても当選はかなわない」とガックリしていた。 昭和21(1946)年4月、田中は戦後第1回の総選挙に満27歳で初出馬した。しかし、地元では東京で一山当てた「成金」程度の見方しかなく、県下の教育界に影響力のあった人格者の草間に三拝九拝の揚げ句、応援を願ったものだった。 なにしろ戦後すぐのことゆえ、他候補はヨレヨレの国民服姿で演壇に立つのだが、カネのある田中のみはモーニングに威儀を正した異色ぶり。だが、威勢のいいのは「若き血の叫び」という演題だけで、その中身は惨憺たるものだった。 このちょびヒゲをたくわえた進歩党の新人候補は、「に、に、日本進歩党公認の田中角栄であります!」とドモリ気味に口を切ったところまではよかったが、満員の聴衆を前にあとの言葉が出てこないのである。緊張すると子供の頃からの吃音癖が顔を出し、ますます言葉に詰まるのだった。顔を紅潮させ、絶句する候補はヤジの嵐に見舞われた。「なんだ、そのヒゲはッ。おめぇ、本当に20代かよ!」「チョンガリ(浪曲)が得意だそうだが、演説はええからひと節やってみれ!」 いよいよ言葉に詰まる中、振り絞ってのそれは「み、皆さん…。新潟と群馬の境に三国峠がありますです。そ、そこを切り崩してしまえば、もはや越後に大雪は降らなくなり、苦しむことはなくなるのであります。切り崩した土砂は、に、新潟と佐渡の間を埋め、陸続きにすればええんであります!」と、後世の語り草になっている伝説的“政見”の披歴だった。 しかし、聴衆からすれば大ボラに近く、やはりヤジの追撃であった。「おめぇ、ナニ言ってるんだ。バカタレッ」「すぐ、やってみろや。引っ込めッ」 さすがに、田中は逃げるように壇上から去り、冒頭のように草間がお手上げになるのはもっともだった また、のちに田中の圧倒的票田となった農民層も、たとえ街頭演説でも集まるのはパラパラ、通りすぎる農民に田中が手を振っても、アカンベーをして去る者もいたという具合だった。 こうした絶望的な候補を傍らに、演説会場の草間はそれでも目いっぱいの応援弁士ぶりで、聴衆にこう訴えかけた。「この田中君は成績すこぶる優秀のうえ、誰よりも親孝行であった。吃音に苦しんでおるが、必ずや皆さんのお役に立てる人物であることを、私が保証します」 しかし、このときの8議席を争う大選挙区制〈新潟2区〉の選挙結果は37人中11位で、最下位当選者まで7000票ほど届かずの落選。時に地元新聞は、「田中候補は健闘したものの農民層へ食い込めなかった」と書いたのだった。★報いた「人材確保法」の制定 落選はしたが、いささかの手応えを感じた田中は、折から翌22年4月に衆院が解散、総選挙となったのを機に、再び出馬した。このときから選挙区制が変わって中選挙区制となり、田中のそれは〈新潟3区〉(定数5)となった。「選挙戦の戦法は、第1回目とはまったく変わった。企業など組織を固める一方、弱点とされた農民層の支持獲得に全力投球した。一軒一軒、とくに山間部の農家を回り、これからの農業のあり方を説いていった。演説も『これからの日本は、家族が中心でいかなくてはならん』などとかなりまともになり、地元民から受け入れられるようになった。草間先生は、ここでも田中の支援に回っていたが、草間先生がいることで、田中にはハクがついたと言えた」(田中の後援組織「越山会」の古老幹部の証言) この2回目には民主党から出馬し、田中は12人中3位で、晴れて衆院議員としてのバッジを着けることになったのである。 振り返れば、田中は二田尋常高等小学校時代、この草間からその後の人生を決定付ける「指針」を植えつけられていた。「人間の脳は、多くのモーターの集まりである。10個か15個回せば生きていけるが、努力すれば何千個も動かせるようになる。そのためには勉強することだ。暗記することだ。これしかない。われわれだってモーターをたくさん回せば、野口英世になれるんだ」「人間の頭脳は、無数の印画紙の倉庫になっている。強く感じれば、印画紙は強く感光する。弱ければ、映像もあいまいになってしまう。一度、露出された映像は死ぬまで残ることになるんだ」 後世に伝えられた田中の「驚異の記憶力」は、この幼少期に草間の言葉を胸に刻み、ひらすら勉学に励んだ結果であった。その記憶力が、実力政治家・田中角栄の生涯の推進力になったと言っていい。 田中は首相になったあとの昭和49年2月、「子供を育てるにもかかわらず、教師の給料は安すぎる。これでは人材が集まらない」として、それまで政府が渋っていた教師の待遇改善のための「人材確保法」を制定。せめて恩師に報いたということでもあった。***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年09月16日 06時00分
子育ては「我慢」しない! ドイツに学ぶ、“親が楽になること”が優先の子育て術
日本人とドイツ人は真面目で几帳面な部分が似ているとよく言われるが、子育てにおいてはドイツ人は几帳面というより、“アバウト”でいることを大切にしているようだ。 昨年、日本で、『あたしおかあさんだから』という歌が話題になった。この歌は、「母親だから、おしゃれを我慢して自分より子供を優先する」と、母親の自己犠牲について歌っていたが、子育ては我慢の上に成り立っているという考え方に「母親のリアル」「我慢することだけが母親ではない」など賛否の声が挙がっていた。 しかしドイツ人は、子育てにおいて「子供のために」という考えを必ずしも持ち合わせていない。むしろ、「親が楽になること」が重要視される。 まず、ドイツでは親を助けるアイテムとしておしゃぶりが推奨されている。日本ではおしゃぶりは「歯並びが悪くなる」と言われ、避けられがちだ。しかしドイツでは子連れを見かけるたび、乳児から1歳近くの子供まで、ほとんどの子供がおしゃぶりをしていることに気付く。ドイツではおしゃぶりを子供に与えて、泣きやませるよう勧めている。 「子供の泣く声は親にとってもストレス。1カ月検診の際、医師からおしゃぶりは親にとって大きな助けとなるから使うべきだと言われました。ドイツでは子供のために何かをしなさいというより、どうすれば親が楽に育児ができるか話してくれる医師も多いですね」(ドイツ在住日本人女性) ちなみに、ドイツ人医師いわく、おしゃぶりは歯が生えそろう2歳くらいまでにやめれば歯並びに影響はないそうだ。 また、ドイツではベビーシッターを頼む敷居が低い。ベビーシッターをやむを得ずにお願いするというより、親が適度に子育てから離れるために積極的に利用している人が多いようだ。価格は1時間10ユーロ(1200円)ほどで友人の親戚や知り合いなどの口コミを通じてお願いする場合がほとんど。知っている人に頼んだ方が安心感があるようだ。2〜3時間お願いして、夫婦で食事を楽しむような使い方もされている。 「子供が小さいと、ゆっくり食事ができず、キッチンで立って食べることも多い。そんな生活をしていたら、精神的にも追いやられるから、1カ月に一度くらいはシッターさんにお願いしてゆっくり食事を取ることも大切だと、ドイツ人ママに口々に言われました」(前出・同) また、ドイツでは子供を一人で寝かせることで子育てから離れる時間を持つようにしている親が多いようだ。日本では一緒の布団やベッドで子供を寝かせる人も多いが、ドイツ人助産師は、子供を親と同じベッドで寝かせることを勧めないという。理由は、親が寝返りを打った際、子供に覆いかぶさるリスクがあるほか、何より親が子供に覆いかぶさるのが心配して寝られなくなるからだという。 24時間子供のそばにいることが大切ではなく、親ができるだけしっかりと寝られて、健康な心と体でいられることのほうが重要と考えているようだ。なお、ドイツでは赤ちゃんの頃から子供は別の部屋で一人で寝るが、親が子供を見守ることができるよう、ベビーモニターを付けている。 ドイツでは、親が楽に子育てができるように考える雰囲気が、社会全体にあるようだ。
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社会 2019年09月15日 22時30分
ブームの陰で珍事件! 女子大生が起こした大胆な狂言事件の驚きの動機とは【背筋も凍る!女の事件簿】
1980年前半、日本は空前の「女子大生ブーム」に沸いていた。テレビやラジオは連日のように女子大生を特集。アイドルの代わりにクイズ番組やバラエティにも○○大学の女子大生達が出演するようになっていた。 そんな中、愛知県名古屋市内で、一人の女子大生が何者か誘拐される事件が発生。その「トンでもないオチ」も含めて世間を騒がしたことがある。 1982年7月26日、夜8時ごろ、名古屋市内に住む加藤さん(仮名)の自宅に女性の声で、「お宅のお嬢さんを預かった。1000万円用意しろ」と電話があった。電話を取った母親は娘のA子(19歳)が通っている自動車学校や友人の家に電話したがいないという。誘拐されたことを悟った母親は警察に電話。すぐに捜索が行われた。「年頃の娘だけに命が心配だ」と両親が心配する中、電話から1時間後A子の姿はすぐに見つかったという。 A子は名古屋駅前の交番で保護されており、発見当時は泣きじゃくっていたが、ようやく落ち着きを取り戻したという。A子は誘拐された時の様子について、「名古屋駅近くで車に乗った女性に道を聞かれ、そのままハンカチで眠らされて車に連れ込まれた。6時間くらい倉庫のような場所に拘束されていた」と供述していたが、ところどころ辻褄が合わない箇所もあり、怪しんだ警察が改めて問いただしたところ、この誘拐事件はA子による「狂言」であることが判明した。 動機について、A子は最初は「(家にお金がなく)自分が死ねば多額の保険金が入る」と考え、自殺を考えていたという。しかし、途中から「自殺は痛いし誘拐されたことにすれば身代金でお金が手入る」ことを思いつき、自分が誘拐されたことにし、実家に電話したという(30代女性の声は自分の声を加工したものだった)。 しかしながら、そもそも「実家を助けたい」の思いで自殺を考えていたのに、実家に電話を掛けたところで、なんの意味も成さないのは考えればすぐにわかることであり、最終的にこのA子は、ボーイフレンドに振られた腹いせを誰かにぶつけたかったのと、遊ぶ金欲しさに行った狂言であることがわかった。 1980年代の女子大生ブームは、当時熊本大学に在籍していたタレントの宮崎美子が牽引したとされているが、世の女子大生は宮崎美子のように決して「聡明」という訳ではなかったようだ……。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2019年09月15日 06時00分
箸で鼻をかいていた男性、ふらついた拍子に箸が鼻に刺さる 箸は頭蓋骨まで到達
多くの日本人が毎日のように使う箸。しかし時に箸は命を脅かすほどの凶器になり得るようだ。 中国・湖南(こなん)省に住む男性の鼻に箸が刺さったが、一命を取り留めたと海外ニュースサイト『Shanghaiist』が9月2日に報じた。 同記事によると、8月30日の夜、夕食を食べ終えた後、男性は鼻がかゆくなったそうだ。他の家族は全員夕食を食べ終え、席を離れており、テーブルには男性しかいなかった。男性は箸を右側の鼻の穴に刺して鼻をかいた。 男性は、箸で鼻をかくと同時に立ち上がったが、立ち上がった拍子にふらつき、顔から地面に倒れた。箸が鼻の穴に入ったまま倒れたため、箸は鼻の穴を貫通。箸は鼻の穴から20センチほど奥に突き刺さったという。 男性はすぐに病院に向かい、受診すると、箸の先は頭蓋骨に到達していたそうだ。医師は少しでも頭を動かすと、命を脅かす可能性があると男性に告げた。男性はすぐに手術を受け、幸いにも手術は成功。現在、男性は、集中治療室で治療を受けているという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「想像しただけで痛い。無事に取り除かれたのは奇跡」「箸をよく使うアジア人は気を付けたほうがいい」「人が見ていなくても、箸を鼻に入れたことがありえない。少し下品」などの声が挙がっていた。 海外では、箸が体に刺さり、手術を余儀なくされた事故が他にもある。 中国・湖北(こほく)省に住む当時12歳の少年の首に箸が刺さり、危険な状態に陥ったと海外ニュースサイト『Daily Mail』が2014年12月に報じた。 同記事によると、少年は家の近くの店で料理をテイクアウトした後、料理を持ったまま、学校の運動場を駆け回っていたという。少年が走っていると、少年のクラスメイトの両親が運動場にスクーターで現れ、少年に激突した。 少年は地面に倒れた際、持っていたテイクアウト料理に付いていた箸が少年の首に刺さったそうだ。教師が救急車を呼び、少年は病院に運ばれた。 少年は病院でCTスキャンを受けたが、幸いにも箸は気管や食道、主要な血管を避けて刺さっており、命に別状はなかった。少年は手術を受け、箸は無事、少年の首から取り除かれた。少年は数日で退院したという。なお、少年に激突したクラスメイトの親が提訴されたかどうかは分かっていない。 中国の人は箸を使い慣れている。日常で箸を使っているがゆえに、信じられない事故が起きてしまうのかもしれない。 記事内の引用についてMan almost dies after picking his nose with chopstick(Shanghaiist)よりhttps://shanghai.ist/2019/09/02/man-almost-dies-after-picking-his-nose-with-chopstick/?fbclid=IwAR20o6Shwqrsbdg_K5fOrls7rgo17eTDDIZfqB5hNC_euOE4vIp-Zfo6MYIOuch! Chinese boy gets chopsticks stuck in his THROAT after being knocked over by scooter as he ran back to school(Daily Mail)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-2870024/Duck-good-choice-Chinese-boy-gets-chopsticks-stuck-THROAT-knocked-scooter-ran-school.html?ito=social-twitter_mailonline
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社会 2019年09月14日 18時10分
“日本由来”のものを何でも破棄する韓国と使い続ける北朝鮮
北朝鮮は国際社会の著作権という概念を無視することで悪名高い。北朝鮮が独自開発したと公表している基本ソフト(OS)『赤い星』はアップルの『Mac OS』のパクリだし、8月14日に『チョンジンデリュン技術交流社』が開発した清涼飲料水『ボリス』は、『コカ・コーラ』のデザインと全く同じだった。 北朝鮮だけではない。同族だけに韓国もパクリ大国だ。2012年8月、米国北カルフォルニア地裁は、アップル対サムスンの訴訟で、サムスンに約10億ドルという巨額の賠償金支払いを命じたことはよく知られている。 しかし2大パクリ国も、日本由来の物なら何でも破壊し破棄しようとする“日帝残滓”韓国に対し、北朝鮮は今もなお日本統治時代、日本が残した造形物を使用している。貧しいと言えばそれまでだが、使える物は使うのは韓国より合理的だ。 「北朝鮮の工業インフラは、友好国のロシアや中国から冷戦期に導入したものをリプレイスせずに利用していることもあって、稼働率はかなり低い。中には日本統治時代の設備をいまだ利用しているケースもあります。北朝鮮にも『国際列車』という名の本来なら対外的に見栄を張るべき交通手段がありますが、スピードは自転車とほぼ同じです。そのわけは、線路や枕木の一部に日本統治時代のものをいまだに使っているからです」(北朝鮮ウオッチャー) 戦前、日本が旧満州、朝鮮半島に残した最大の遺産の1つといわれるのが、日本窒素肥料の子会社である朝鮮窒素肥料が全額負担し、西松組(現:西松建設=満洲側)や間組(現:安藤ハザマ=北朝鮮側)などが主体となり作り上げた水豊ダムだ。竣工時、世界最大級を誇った重力式コンクリートダムで、現在も現役で稼働しており北朝鮮の重要な電力供給源となっている。 そんな北朝鮮に対し、韓国の文在寅大統領は8月5日と15日(光復節)に「北朝鮮との経済協力で平和経済が実現すれば、一気に日本の優位に追い付くことができる」と発言した。 南北統一のあかつきには水豊ダムを粉々にするのだろうか。
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社会 2019年09月14日 12時10分
日韓対立の裏側に潜む過激思想「恨」の恐怖と悲劇
韓国の文在寅政権によるGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)の破棄など、日韓関係が“悪化の一途”をたどっているが、その大きな原因の1つに、韓国社会で昔から根強く残る「恨(ハン)の文化」があるといわれている。恨とは要するに「恨み」のことだが、北朝鮮や韓国で言うところの「恨」は日本で認識されている恨みとは全く別物で、一旦暴走すると止まらなくなる“不幸な国民的性質”を表しているらしい。 「東アジアの地図を見れば分かります。朝鮮半島(韓国・北朝鮮)は、まだ日本において人の歴史が記録され始める古代以前から、左隣に居座る巨大中国の“無残な圧迫と侵略と搾取”を受け続けてきました。その結果、朝鮮半島でも中国とソックリな“搾取的社会体制”が生まれ、朝鮮の支配者階級『両班』は、中国のやり方を真似するが如く、上下の階級を厳格化し、大多数の自国民に対し“過度な搾取と差別”を何世紀もの間、繰り返すようになったのです」(朝鮮半島ウオッチャー) 当然ながら朝鮮国民は極度に疲弊し、平民の中で特に多かった『奴婢』という両班の奴隷身分の者は、自分を虐げる者に対しての強烈な恨みや嫉妬、羨望、絶望感などが入り交じる“恨の文化”を1000年の長きにわたり、形成していくことになる。 近代に入ってからは『日韓併合』という日本の屈辱的な統治体制が、韓国の反日教育を生み出し、彼らの恨をより“複雑化”させる1つの要因にもなった。そういう“怨念”にも似たもろもろの感情が、今回の日韓対立で一気に火を吹いていると言える。 日本人の多くは他人事と思い、SNSでは過激な言葉を普通に書き込んでいるが、日本国内には47万人を超える在日韓国・朝鮮人が居る。彼らの恨を無用に刺激するのは危険だろう。 戦後の日本は北と南に分断された朝鮮半島の“不幸な事情”を考慮し、特に南の韓国とは親しく付き合ってきた。国内状況を考えても、このスタンスを崩すべきではないという声が上がるのも、また当然なのかもしれない。
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社会 2019年09月14日 06時30分
在日米軍基地費用から430億円もの日本の税金がメキシコの壁建設に使われる?
日本とメキシコの関係(日墨関係)は、ともにアジア太平洋経済協力会議(APEC)と環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)、経済協力開発機構(OECD)に参加するなど関係が深い。2005年に日墨経済連携協定が結ばれた結果、貿易が急拡大し、2国間の貿易額は約222億米ドルに達している。 そのメキシコが、トランプ米大統領からメキシコ国境沿いに壁を建設されようとしているが、その費用が間接的とはいえ日本の税金からだという。理不尽過ぎるのではないか。 「9月4日、米国防省がメキシコとの国境沿いの壁建設費用に、同省の予算から36億ドル(約3800億円)を転用することを承認したと発表したのです。その中の430億円分が、横田基地(東京都)の輸送機の格納庫や機体の整備施設126億円、嘉手納基地(沖縄県)の航空機の格納庫94億円、岩国基地(山口県)の給油施設68億円など5つの基地の施設建設費を削って充当されるということです」(軍事ライター) 今後、削られた在日米軍の施設の費用をどうやって用立てるかは未定だとしているが、米国が日本に穴埋めを要求してくるのは間違いない。 日本政府が2018年度に計上した在日米軍関係経費は過去最大の8022億円にも上っており、その中身については詳細が不明だ。その内訳はざっと米軍再編関係経費が2161億円、沖縄に関する特別行動委員会(SACO)関係費が51億円、在日米軍駐留経費負担(いわゆる思いやり予算)が1968億円、その他、基地周辺対策費や用地借り上げ料、漁業補償等の費用が3842億円となっている。 「米軍再編関係経費は、沖縄県名護市辺野古での新たな海兵隊基地の建設や、米空母艦載機部隊の移駐に伴う岩国基地増強など、日米両政府が合意した米軍再編計画を実施するための予算となっているわけですが、2161億円の中から430億円を捻出した上で、捻出分を日本が穴埋めさせられるのではないでしょうか」(同・ライター) 友好国であるメキシコが気の毒でならない。
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社会 2019年09月14日 06時00分
便秘と11回誤診された3歳女児、5日後に死亡 驚きの病名と「医師が無能」と批判の声
医師の診断を疑う人は少ないだろう。しかし、医師が便秘と誤診したことで命を落とす悲劇に見舞われた女児がいる。 海外ニュースサイト『The Sun』、『Daily Mail』は2019年9月4日、胚細胞腫瘍にかかり、誤診で死亡した3歳女児の母親が希少疾患の認知度向上に向けた啓蒙活動をしていると報じた。 記事によると、英・エセックス州に住む女児は、今年の6月上旬、腹痛に苦しんでいた。徐々に痛みは全身に広がっていったため、3週間の間に11回も総合診療医や専門医の元を訪れたが、全ての医師から小児によくある便秘と診断され、検査を受けることはなかったという。中には、両親に対し女児にきちんと食事を与えていないのではと注意する医師もいたそうだ。その後、女児はロンドンにあるグレート・オーモンド・ストリート病院の専門医により胚細胞腫瘍と診断されたが 、その5日後の7月7日、女児は母の腕の中で心肺停止し死亡した。 『The Sun』によると、胚細胞腫瘍を患う小児に見られる症状及び兆候として、排尿障害やしこり、腹痛および腹部の腫れ、頭痛、原因不明の発作、痣あるいは出血、疲労感、嘔吐、発熱および発汗、原因不明の減量、息切れ、目の外観の変化などがあると説明している。 また、国立がんセンターによると、胚細胞腫瘍は、生殖器や脳、腹部などさまざまな部位に発生しやすい悪性腫瘍と紹介されている。好発年齢は10〜30代で、幼い時期に発生する場合には、半数は生殖器以外の部位から発生すると報告されている。 サウスエンド・ユニバーシティ・ホスピタルの看護部長は、「現在死後の検査をしている段階であり、現時点で女児の死因についてコメントすることはできない」と述べた。 現在、女児の母親はこの病気に関する認識を深め同じ病気を患っている子供たちに寄付することを目的とし、英国で唯一の胚細胞腫瘍の慈善団体を設立しようとしているそうだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「女児が可哀想」「両親の啓蒙活動に賛同する」「11回も病院に行ったのに誤診されたって、よっぽど見分けがつかない病気なのか?」といった声がある一方で、「また医師による誤診か」「医師が無能すぎる」「多くの医師が見逃すなんて信じられない」と医師を批判する声も挙がった。 海外には、他にも医師の誤診により命を落とした女児がいる。 2017年4月1日、英・ケント州に住む当時3歳の女児が卵黄嚢腫瘍で死亡したと海外ニュース『Mirror』が報じた。同記事によると、死亡する10日前に発熱と、排便が困難になる症状で総合診療医の元を訪れたが、便秘と診断され下剤を処方されたそうだ。 その6日後、症状が悪化したため救急外来を訪れたがやはり便秘と診断され、ケント州にあるプリンセス・ロイヤル・ユニバーシティ病院の小児科を紹介された。そこで小児科医の診察を受けたが、やはり便秘と診断され下剤を処方されたという。その4日後の未明、心肺停止を起こし死亡したそうだ。女児の死後、この病院のある医師は、「少女は運が悪かった」とコメントしたそうだ。専門家によると、幼い時期に卵黄嚢腫瘍が発生する例はまれだが、早期発見すれば生存率は70〜80%に達するという。 女児の家族は病院を相手取り高等法院に控訴しており、2019年11月に開廷を予定しているそうだ。 便秘は誰にでも起こる症状だが、小児の便秘の裏に深刻な病気が隠れている可能性もある。また、幼ければ幼いほど自分で症状を正確に訴えることが難しい。セカンドオピニオンでも防げない誤診の例もある。恐ろしさは増すばかりだ。記事内の引用についてMUM'S HEARTACHE Docs said our girl, 3, had constipation – she died in my arms weeks later of rare cancerよりhttps://www.thesun.co.uk/fabulous/9860033/girl-constiptation-died-rare-cancer/Girl, three, dies of rare cancer in her mother's arms after doctors dismissed her stomach pains and blamed it on constipationよりhttps://www.dailymail.co.uk/health/article-7426853/Girl-three-dies-cancer-mothers-arms-doctors-blamed-stomach-pains-constipation.htmlGirl, 3, died of cancer 4 days after being sent home from hospital with constipationよりhttps://www.mirror.co.uk/news/uk-news/girl-whose-cancer-dismissed-constipation-19002306#comments-section胚細胞腫瘍 | 希少がんセンターhttps://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/germ_cell_tumor/index.html
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社会 2019年09月13日 22時30分
自民党を影で支えている!?“ネトウヨバイト”のウワサは本当か?
“ネトウヨ”とは、SNSなどで「韓国との国交を断絶せよ!」「日本国内から韓国人を追い出せ!」「憲法9条を即改正せよ!」などと、過激な発言を繰り返す『ネット右翼』のことを指す。彼らのことを一括りに表す言葉として定着している感もあるが、その実体は「自民党本部にカネで雇われたアルバイターだ」と指摘するメディア関係者も存在する。 「実際、自民党には『自民党ネットサポーターズクラブ』略して“J-NSC”という大きなネット支援組織があります。会員数は全国で数万人ともいわれ、表向きは選挙期間中のビラ配りなどを無償で行うなどですが、“本当の目的”は別にあるようです。一説によれば、会員各人には厳しい“発言ノルマ”があり、“1行書くと何十円”という報酬もあらかじめ決まっているようです」(フリージャーナリスト) 真偽の程は定かではないが、もしも彼らの書き込みに影響され、実際に自民党支持者が増えているとすれば、まさに『プロパガンダ』(世論誘導)に等しい行為と言えるかもしれない。 「アメリカのトランプ大統領も、人種差別発言などで米国のネット民を意図的にあおり、大統領選に勝利しましたが、安倍首相はこの“トランプ流”を参考に韓国を意図的にヤリ玉に挙げ、国内の“反韓感情”をことさらにあおり立て、日本をなし崩しに“右傾化”するべく、画策している可能性があるといえますね」(同・ジャーナリスト) かじの方向を大きく右に切れば右に向かうのは当然のこと。その船に乗っている国民は、艦長を代えることもできるし、船を降りるのも自由だ。
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社会 2019年09月13日 19時00分
タバコの臭いに激怒し上司を足蹴り 47歳千葉県印西市職員、そのいきさつに同情の声も
11日、千葉県印西市の都市建設部建設課に勤務する男性主査(47)が、上司を足蹴りにしたとして減給処分を受けたことが判明。その理由と行動が賛否両論となっている 印西市の発表によると、職員は昨年7月28日の土曜日、住民の家を訪問する予定で休日出勤。その出発前、上司は職員駐車場で喫煙していたのだが、主査はこの行為に激怒し、車内で注意を与えたところ口論に発展。車を止めたうえで、上司の腹を足蹴りにした。 この2人は反りが合わなかったようで、今年7月に上司が主査の勤務態度などを課長に報告し、事態が発覚。この事案について、主査は「住民に休日に時間を取ってもらったのに、タバコの臭いがするのは礼に欠くと思った」と暴行に至った理由を説明している。 印西市はこの行為が地方公務員としてあってはならない行為として、9月10日付けで減給10分の1(3か月)の懲戒処分としたことを発表。公式サイトで、市長が「全職員に対し改めて、服務規律の確保及び全体の奉仕者としての自覚を再認識するよう徹底する」とコメントを発表した。 この処分に、ネットユーザーからの声は賛否両論。「暴力は良くない」という見方は共通しているものの、非喫煙者からは主査の言う、「人と会う前にタバコ臭い体になるのは失礼」「上司の意識が低いことは疑いようのない事実」「主査の話のほうが筋が通っていると思う」「被害から1年ほど経過して事態を告げ口するなんて卑怯」という論理に理解を示す声が。一方、喫煙者からは「そんなことで怒られては困る」「仕事前に一服するのは当然のこと」「上司の方が主査の態度に我慢していたのでは」という声もあった。 親と上司は選べないというが、処分を受けた主査が上司の能力や振る舞いに不満を持っていたことは間違いない様子。しかし、通常どのような会社でも、上司に不満を持つケースはあり、日本人は大抵の場合我慢してしまう。 その不満をストレートに口にし、「相手への礼節を欠く」という理由で暴力を振るう部下と、そのことを我慢し1年後に訴える上司。性格が合わなかったことだけは間違いなさそうだ。
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警視庁が「JKリフレ」で働く少女を補導対象に 安易な高額バイトに歯止め
2013年04月06日 17時59分
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日米小売店戦争勃発!? 日本一イオンvs世界一ウォルマート ダイエー争奪戦の裏に潜む筆頭株主丸紅の思惑(1)
2013年04月06日 11時00分
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毎日新聞社員が女性のスカート内盗撮で逮捕される
2013年04月05日 11時45分
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自衛隊、海上保安庁が厳重警戒 中国軍GW5.4尖閣上陸作戦(2)
2013年04月05日 11時00分
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世界に蔓延! 北朝鮮が奔走する“覚醒剤錬金術”
2013年04月05日 11時00分
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自衛隊、海上保安庁が厳重警戒 中国軍GW5.4尖閣上陸作戦(1)
2013年04月04日 18時00分
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森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 TPPがもたらす地方切り捨て
2013年04月04日 18時00分
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スッパ抜き! わいせつ職員を擁護する東京・江東区役所の“署名運動”
2013年04月04日 18時00分
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麻生財務相が日銀恫喝で見せた「総理禅譲」の“ドスケベ根性”
2013年04月04日 17時19分
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「電車に乗ると痴漢をしたくなる!」 現行犯逮捕の愛知の高校教諭が仰天供述
2013年04月04日 11時45分
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路上で女性に下半身見せた福岡市の部長が厳重注意処分
2013年04月03日 11時45分
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ホストクラブ殺人未遂裁判
2013年04月02日 16時00分
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社会
7歳女児のパンツ脱がせた小学校教諭に実刑判決も弁護側は無罪主張
2013年04月02日 11時45分
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社会
TPP参加で逆風必至 風俗業界が敵視しだした安倍総理への“反逆の狼煙”
2013年04月01日 15時00分
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社会
上智大短期大学部の学長が女子学生へのセクハラメールで解任
2013年04月01日 11時45分
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社会
創価学会がラジオのスポンサーから撤退 夏の参院選見据えテレビに移行の波紋
2013年04月01日 11時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第20回 雇用の流動性強化の「意味」
2013年03月31日 15時00分
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社会
4月からBSテレビでニュース戦争勃発 今後は売れないキャスターの駆け込み寺?
2013年03月31日 11時00分
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社会
小田原マラソンで市職員が採用予定者の身代わりで走って1位に
2013年03月30日 17時59分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能ニュース
2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
芸能ニュース
2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分