逮捕されたのは毎日新聞広告局社員の男(25=埼玉県さいたま市北区)。
男は女性のスカート内を盗撮したとして、東京都迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で警視庁渋谷署に現行犯逮捕された。
男は容疑を認め、4月1日に東京区検に送検されたが、同日付ですでに釈放されている。容疑を認めたことなどが、考慮されたとみられる。
逮捕容疑は、3月30日午後3時半頃、東京・渋谷駅前のレンタルDVD店のエスカレーターで、女性のスカートの中を背後からスマートフォン(高機能携帯電話)で盗撮したとしている。
巡回中の警備員に目撃され、取り押さえられた。スマートフォンには女性の写真が複数残されており、同署は余罪がないか関連を調べている。
同社社長室広報担当は「社員が逮捕されたことは誠に遺憾。事実関係を調査し、厳正に対処する」としている。
毎日新聞では今年1月16日に、元記者の40代の男が女性へのストーカー規制法違反の疑いで、宮城県警に逮捕された。男は逮捕の前に県警から警告を受け、同新聞社を懲戒免職になっていた。男は脅迫、名誉棄損の罪で起訴されている。
今回、犯罪行為に手を染めたのは記者ではなく、広告局の社員で、規範意識が乏しかったのだろうか…。
(蔵元英二)