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路上で女性に下半身見せた福岡市の部長が厳重注意処分

 福岡市役所の男性部長が酒に酔って、路上で通行人の女性に下半身を見せたとされた事件で、同市が部長に、立ち小便を理由に3月27日付で厳重注意処分としたことが分かった。

 部長は昨年10月17日午後9時過ぎ、同市中央区の飲食店で酒を飲んだ後、路上で通りがかりの女性に下半身を見せたとして、警察に通報された。福岡県警から事情聴取を受けた部長は「道端で立ち小便をしていた。振り返ったら女性がいた。わいせつ目的ではなかった」と容疑を否認したが、同11月14日、県警に公然わいせつ容疑で書類送検された。福岡地検は同12月5日、「諸情状を考慮した」として、部長を不起訴(起訴猶予)としていた。

 部長は同市の調べに対しても、「立ち小便はしたが女性には気付かなかった」と説明。同市では女性に下半身は見せたものの、「立ち小便」との部長の主張を認め、故意ではないとみなして、厳重注意処分にとどめた。懲戒処分とならなかった部長はラッキーというべきか…。

 同市では職員の飲酒絡みの不祥事が相次いだため、昨年5月には全職員に1カ月間の「禁酒令」を出すなど対策を強化した。しかし、昨年12月にも酒を飲んだ職員2人が、傷害や公務執行妨害などの容疑で逮捕されるなど飲酒絡みの不祥事はなくならず。

 直近では3月29日に、博多区役所総務企画課の50代男性職員が、飲酒運転による物損事故を起こし、酒気帯び運転の疑いで博多臨港署に逮捕されたばかり。職員は焼酎1リットルをお茶などで割って飲んだ上で、車を運転。片側3車線の道路の中央分離帯に衝突し、乗り上げてから反対車線を20メートルほど走って停車した。ひとつ間違えば、大惨事に発展しかねない状況だった。

 飲酒絡みの不祥事が一向になくならない同市職員。もう少し、立場をわきまえて自覚をもってほしいものだ。
(蔵元英二)

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