社会
-
社会 2020年04月13日 13時00分
コロナ禍に夫婦そろってのKYぶりを露呈した安部首相
安倍晋三首相(65)が12日、公式SNSに、俳優で歌手の星野源(39)がインスタグラムに投稿した楽曲「うちで踊ろう」の動画への“コラボ動画”を投稿。その内容に対して批判が巻き起こっている。「うちで踊ろう」は、星野が今月3日、「家でじっとしていたらこんな曲ができました。誰かこの動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」とインスタグラムに動画を投稿。すると、俳優の大泉洋(47)や女優の高畑充希(28)、タレントの渡辺直美(32)らが呼びかけに応えてコラボ動画を公開して話題となった。 安倍首相は、星野がギターを手に歌う動画とともに、カジュアルな服装で愛犬を抱いたり、お茶や読書を楽しんだり、テレビを眺めるなどくつろいでいる姿の動画を投稿。「いつかまた、きっとみんなが集まって笑顔で語り合える時がやってくる。その明日を生み出すために、今日はうちで…。皆様のご協力をお願いします」となどとツイートした。 これに対し、ネット上では「安倍ほど無神経極まりない人物を見たことがない」、「星野さんを困らせないであげて。安倍のせいでせっかくのチャリティーソングが台無し」などと“政治利用”したことに対する批判が殺到した。「安部首相の昭恵夫人といえば、3月末に発覚した花見問題で大バッシングを受けた。安部首相は休みなら家で大人しくしていればいいのに、余計な動画を投稿。新型コロナウイルスの感染拡大に対しての後手後手で的外れな対応で批判を浴びている中、あまりにもうかつだった」(永田町関係者) 庶民感覚のない夫婦だが、とんでもない時期にそろってKYぶりを露呈してしまった。
-
社会 2020年04月13日 12時00分
新世相風俗レポート 元アイドルらがナマ告白「パパ活SEX」
“パパ活”とは、女性が食事やデート、セックスの対価として、お金を援助してくれる男性(パパ)を求める活動のこと。 食事やデートのみというケースもあるようだが、セックスが絡んでいるケースがほとんどで、愛人契約や援助交際とほぼ同義。今回、3人の女性がパパ活の生々しい実態を語ってくれた。 1人目に紹介するのは「パパ活はやってるけど、うまくやれていないというのが現状ですね…」と嘆く、元アイドルの中島文子さん(29歳、仮名)。小柄で巨乳、戸田恵梨香似の彼女がパパ活を始めた理由は、“借金の返済”だという。「18歳から25歳までアイドルをしてましたが、全然売れませんでした。常にお金がなくて、ガールズバーやキャバクラで働いたけど、大した稼ぎにもならないのにストレスだけが溜まっていった。それでたまたま行ったホストにハマって、気付いたらソープで働いていました。典型的ですよね」 ソープで働き始めの頃は、新人ということもあり指名が入ったが、在籍して2カ月が過ぎた頃、出勤しても客につかせてもらえない…いわゆる、お茶っぴき状態が続く。「前は出勤すれば10万ほど稼げてたので、ホストはツケで飲んでたんです。でも、お茶を引く日が続くようになって、ツケが200万も溜まって…とてもこのままじゃ返せない。それでソープと並行してパパ活を始めました。友人のグラドルがパパ活ですごい稼いでいたので、私もアイドルだし、肩書きで稼げるかなって」 こうして200万円の借金を返すために交際クラブに登録してパパ活開始。しかし、パパからのオファーは思ったよりも少なかった。「交際クラブのホームページにプロフィールを載せて、パパが『この子に会いたい』って思えばオファーが来るんですが、全く反応がない。こんなにこないものかとクラブの人に相談もしたんです。言葉を選んで話してくれましたが、アイドルとはいえ知名度がないとあんまり意味がない、と。私クラスの“アイドルもどき”は、いくらでも登録しているらしいです」 アドバイスを受け、プロフィール写真を撮り直したりしたところ、月に1、2回のオファーが来るようになった。だが、文子さんはチャンスを活かしきれなかった。「せっかくのオファーだと思って、がっついちゃったんです。相場はセックス込みで5万くらいとクラブの人に聞いてましたが、私は毎回10万で交渉してました。その場でパパに『君は自分のことがよく分かってないね』って言われたこともあります。カッとなって、元アイドルだし、10万円くれなきゃ絶対やらないって主張しましたが『よくて4万の価値しかない』って苦笑いされました…。私はアイドルとしてのプライドというか、何かが捨てきれてなかったんでしょうね」 背に腹はかえられず、その男と4万円でセックスした文子さんだが、2回目はないどころか、着信拒否にされてしまったそうだ。文子さんは、たまに契約してくれたパパがいても2回会えたらいいほうだという。 パパ活は継続させなければ安定収入につながらない。「エッチは求められたことをしてました。目隠しや首絞めなんて余裕だし、チップをくれるならオシッコだって飲むし、ノーパンで待ち合わせや、野外セックスもOKしました。それでも続くパパはいません…。元アイドルでちょっとオッパイがあるぐらいじゃ、需要がないって実感しました」 現在、固定のパパは1人いるが、「月に1回3万しかくれない」そうだ。最近では出会い喫茶にも週2で通い、アプリでもパパを探している。「歌舞伎町の出会い喫茶で相手を探しても1回エッチして1万5000が相場だし、交際クラブも前よりもオファーはない。アプリは冷やかしや詐欺、バックレもあるのでアテにならない。パパ活は簡単に稼げると思ってましたが、甘かったです…」 文子さんは最近、昔のファンにSNSで連絡して、パパになってもらうと考えているという。★海外案件は1日で100万円 2人目に紹介する大橋由美子さん(34歳、仮名)は、パパ活が本業で月100万〜150万円稼ぐツワモノだ。見た目は石原さとみ似の美人だが、パパ活市場は20代女性が多い。34歳は苦戦を強いられる気がするが…。「それが意外とニーズがあるんです。パパ活は、お金持ちのオジサマと20代の若い子って思ってる人が多いけど、そうでもない。若い子しか興味ない人もいるけど、30歳を超えた女性しか無理な人もいます」 あまりに年の差があると、はたから見てあたかも「パパ活だ」と思われるのを危惧し、あえて落ち着いたOL風の女性を選ぶパパは一定数いるという。彼女がパパ活を本業にしている理由を聞いてみた。「シンプルに稼げるし、効率がいいからですね。大学時代から会員制クラブやキャバクラで働いてたんですが、結構な太客がいると枕(営業)してたんです。水商売でも100万くらいは稼げましたが、稼働時間が長すぎる。だったら、パパ数人の相手をしてた方が楽なんですよね」 現在、由美子さんの固定のパパは4人。報酬は、2年目になるパパは週1回お泊まりして月60万円、他の3人は1回会う度に10万円だという。 効率を重視する由美子さんが、最効率だと断言するのが“海外案件”だという。「海外からVIPがきたり、こっちから海外に出向いたりするんですけど、報酬は最低でも1日20万。最高100万いただいたこともありました。海外の人はセックスが淡白なんで楽ですね。日本人みたいにしつこくディープキスしてきたりもない。終わったらすぐ帰ってくれるし、チップも必ずくれるんです」 チップだけでも「10万はもらえますよ」というだけあって、この海外案件は女性の参加するハードルがかなり高い。参加者の中には名前のあるAV女優やタレントの卵も参加しているという。倍率は毎回軽く20倍以上。容姿端麗なのはもちろんのこと、プラスアルファが必要だ。「海外ではAV女優がとにかく人気なんで、特に単体の有名なコは喜ばれますね。私は英語が話せるのと、日本人顔で黒髪だからいいみたいです。それでも、年2、3回行けたらいいほう」「安定して月に1回行ければ固定のパパは切ってもいい」と、最後までパパ活で効率を求める由美子さんだった。★彼氏よりパパとのSEXが好き 3人目に紹介するのは「周りの子がみんなやってるパパ活は、バイトの一貫です」と語る斎藤芽実さん(21歳、仮名)だ。 芽実さんは埼玉出身で、都内の美容専門学校を昨年卒業。学生時代は地元から通っていたが、就職と同時に都内でひとり暮らしを始める。月収18万円で家賃7万5000円のワンルームに暮らすため、余裕のない生活を送っていた。「近くのサロンで働く友人が大して給料も変わらないはずなのに、いつも高い洋服を着てブランド物も持ってる。不思議に思って聞いたら、パパ活をしてるって言うんです。だったら、私もやってみようかなって。風俗で働くのは抵抗があったけど、パパ活はやってる子が多かったから平気でした」 芽実さんがパパ活で稼ぐ金額は月40万円ほど。稼働は基本的に月4回で、1日長くても7時間以内という。「今は継続のパパが4人いて、月1回ずつ会います。食事してからホテルでセックス。それで10万円です。それ以外にも、交際クラブから新規のオファーがあれば、顔合わせには行きます。顔合わせではご飯だけでも1万円は貰えるし、セックスまでいけば最低でも5万は堅いかな」 この収入に加え、パパが身の回りの物をすべて買ってくれるそうで、毎月30万円近く貯金できるほど生活に余裕ができたという。「元々、安くてかわいい服が好きだったんですが、パパの中には『俺色に染めたい』って人も多くて、ハイブランドで上から下まで買ってくれたりするんです。だからあんまりお金がかからないんですよね。自分で買うのは化粧品くらい」 特に苦もなくパパ活で稼いでいる印象の芽実さんだが、パパから気に入られるコツはあるのだろうか。「相手の立場になって『また会いたい』って思わせるような努力はしてますね。ただ単にエッチするだけじゃあ寂しいかなって。毎日LINEしたり、『好き』とかも送りますね。外では離れて歩くけど、2人きりになった瞬間にすごくイチャイチャしたり。年上のサラリーマンの彼氏もいますが、最近はパパといる方が楽しい。お手当を貰えるっていうのもあるけど、デートもエッチも紳士なんですよね〜(笑)。それにエッチは彼氏より全然うまいから、パパとする方が気持ちいい。彼氏とエッチする方が気が重いです」 結婚するまではパパ活を続けると豪語する芽実さんは、「パパ活で1000万円を貯めるのが目標」と満面の笑みで語った。 今回、話を聞いたパパ活女子3人は、稼いでる2人と、全く稼げない元アイドルという、明暗が分かれる結果となった。 パパ活女子を30人以上取材してきた女性ライターは「パパ活は世間が思っているより稼げない」と指摘する。「パパ活という言葉が浸透したことによって、女性がパパ活を始めるハードルが下がっている。そのため、パパの数に対して女性が多すぎる。パパ側は選びたい放題ですが、売り手は余っているのが現状で、9割の女性は稼げてない。反対に、稼げる人はすごい稼げる“格差”が生まれています」 新型コロナウイルスの影響で収入が減った女性が、パパ活を始めるケースもでてきている。パパ活の格差はまだまだ広がりそうだ。
-
社会 2020年04月13日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(22)元防首相・橋本龍太郎(上)
「小沢(一郎)は、ナタの魅力だ。黙々と仕事をして、やるときにはドスンと決断する。一方の橋本(龍太郎)は、カミソリだな。頭脳明敏、スパッという切れ味が魅力」 田中角栄は、門下から逸材を輩出した。その関係の濃淡を別にすれば、首相に竹下登、羽田孜、小渕恵三、麻生太郎、鳩山由紀夫、そして橋本龍太郎と、じつに六人を送り出している。首相以外でも、小沢一郎、梶山静六、渡部恒三、野中広務など、政界の第一線で活躍した人材を多く育て上げたことが知られている。日本政治史の中で、そうした人物は一人としていない。 特徴的なことは、そうした人材の中に「二世」が多く含まれていることであった。前出の面々で言えば、羽田、小渕、麻生、鳩山、橋本、小沢がそうである。 背景は、門閥などまったくなしの叩き上げとして政界入りした田中が、「保守本流」の中軸たる吉田茂元首相の門下にもぐり込み、そこで多くの政治家との親交を得たことにある。その子息たちが前出の面々ということだった。田中の中には、そうした“由緒”に対する漠然とした憧れがあり、「二世」をかわいがった側面もあったと思われる。 しかし、炯眼の田中は、そうした「二世」たちを決して猫かわいがりで育てたわけではない。その中で、将来、とくにこの国をけん引していく人物と睨んだのが、小沢と橋本の二人であった。冒頭の言葉は、田中のその“人物評”ということである。この二人について、小沢は手元に置いて政治を教えたが、橋本には自由な羽ばたきをさせた。 そうした中で、案の定と言うべきか、橋本は田中が見抜いた明敏な頭脳と、そのうえで勉強家であること、筋が通らぬことは誰であっても譲らず反論するというケンカっ早さと鼻っ柱の強さで、早々と自民党に「橋本あり」を認知させていったのだった。 陣笠代議士としての永田町での異名は「風切り龍太郎」で、由来は怖いものなしで、肩で風を切って歩く威勢のよさから来ていた。そのあたりのエピソードに関しては、往時の政治部記者の次のような証言がある。「橋本が議員バッジをつけて間もなく、自民党本部の職員に組合がないことに気がつき、先輩議員に『今の社会で、これはおかしい』と食い下がったら、『キミ、余計なことは言わんでいいんだッ』と一喝された。 また、衆院の副議長と常任委員長の人事問題がこじれ、与野党対立で国会が空転したときも同様だった。このときもベテラン議員を前に『これは時間の空費だ。話し合いがダメなら、多数決の原理というものがある。投票で決すべしでしょう。国会はじつにバカバカしい時間の使い方をしている』とやって、やはり『おまえは黙っとれッ』と叱られた。しかし、叱られても橋本本人はシャアシャアとしていた。若いが度胸は相当と言ってよかった」★角栄「一の子分」を自認 橋本は吉田茂内閣で厚生大臣や文部大臣を歴任し、硬骨漢として知られた橋本龍伍の長男として生まれた。龍伍は、日頃から「政治とは弱い人を助けるためにある」を口癖にしており、龍太郎は、子どもの頃からそれをよく耳にしていた。その後、麻布中・高を経て慶應義塾大学法学部政治学科を卒業、当時の呉羽紡績に入った。 血の気の多さは麻布高校時代からで、チンピラと立ち回りをして、ナイフで目の下を切られたこともあった。後年、橋本の左眼の下には、薄っすら傷跡が残っていたものである。呉羽紡績では全繊同盟の組合員となり、民社党候補の応援に駆けずり回った“元気者”であった。 その父・龍伍が甲状腺腫というガンで他界したことで、後継に選ばれたのが龍太郎であった。もともとは、龍伍の〈岡山2区〉(旧中選挙区制)を継ぐのは異母弟の大二郎(NHK記者からテレビキャスター、高知県知事を歴任)と決まっていたが、当時はまだ高校生で、お鉢は弱冠25歳、被選挙権を得たばかりの兄・龍太郎に回ってきたということだった。 昭和38(1963)年11月の総選挙で、橋本は父親の後援会約4万人をバックに“弔い合戦”に挑んだ。選挙では、亡き父の遺志である「福祉国家の建設」を掲げた。その戦いぶりについては、地元記者のこんな証言が残っている。「甘いマスクのうえに、髪は映画スターよろしくリーゼント・スタイルでキメて登場したからたまらない。橋本の行く先々は、若い女性がこの若武者を一目見んものと、常に押し合い、へし合いだった。握手をした途端、感激して腰が抜けて立てなくなった女性もいた。ホントの話です。 しかし、演説はヘタクソだった。話が堅すぎて反応はイマイチ、とてもいけんかった。そのうえ集まった女性を後援会が調べてみると、大半が選挙権を持たない未成年で、後援会幹部は『これでは票が読めない』と嘆いていたものです」 時に田中は佐藤(栄作)派の中堅だったが、第2次池田勇人内閣で大蔵大臣に抜擢されたばかりだった。一方、橋本はこの“初陣”選挙で、堂々の2位当選を飾った。 その橋本が、田中の「一の子分」を自認するのは、初当選から6年後、田中の幹事長時代に起きた“ある出来事”からであった。あの鼻っ柱の強い橋本が、田中の恩情に人目をはばからず号泣したのだった。(本文中敬称略/この項つづく)***************************************【著者】=早大卒。永田町取材50年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
-
-
社会 2020年04月13日 06時00分
外出禁止中、斬新な方法で友人にトイレットペーパーを届けて話題に 「素晴らしい友情」と称賛の声
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、国内外で店頭からトイレットペーパーが消える出来事があったが、とある国では、トイレットペーパーがない友人に予想外の方法でトイレットペーパーを届けた人がいる。 新型コロナウイルスの感染拡大により外出禁止措置が取られているアメリカ・カリフォルニア州で、トイレットペーパーを使い果たした友人男性のために、とある男性がドローンを使ってトイレットペーパーを届けたと海外ニュースサイト『Business Insider』と『Mashable』が3月26日までに報じた。報道によると、友人は自宅のトイレットペーパーを使い果たしてしまったが、トイレットペーパー不足により、新しいトイレットペーパーを購入することができなかったという。カリフォルニア州では外出禁止措置が取られてすぐにトイレットペーパーの買い占めが起こり、店頭やインターネットでもトイレットペーパーが買えない状況が続いている。 友人が困っていることを知った男性は、友人宅を訪れる代わりにドローンを使い、男性宅のベランダにトイレットペーパーを届けたそうだ。『Business Insider』はドローンがトイレットペーパーを届ける様子の動画を公開しているが、ドローンには約2メートルの紙テープが付けられ、その先端にトイレットペーパーが一つくくり付けられている。ドローンはベランダにいた友人の目の前に届き、友人がトイレットペーパーを紙テープから離すとドローンは戻っていった。男性宅から友人宅までは3キロメートルほどある。『Business Insider』によると、男性は熟練したドローンの操縦士であるという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「素晴らしい友情。外出禁止で外に出られない代わりにドローンを使うアイデアもいい」「途中でトイレットペーパーが落下したら大変なことになっていたかも」「ここまでしなければトイレットペーパーが手に入らなくなったのか」「届けられたのは、トイレットペーパー一つ。どれだけもつだろうか」などの声が挙がっていた。 海外では他にもトイレットペーパーを他の人にあげて話題になった人がいる。 アメリカ・フロリダ州でとある男性が外出禁止措置の中、働く配達員らに、トイレットペーパーを贈ったと海外ニュースサイト『New York Post』と『The Times Now』が4月5日までに報じた。同記事によるとトイレットペーパー不足を受けて、男性は玄関に「あなた方の仕事に感謝します。必要であれば、こちらをご自由にお取りください」と紙に書いて椅子に貼り、椅子の座席の上にトイレットペーパーを置いたそうだ。 男性の家に荷物を配達した宅配員やピザデリバリーの宅配員らが写真を撮り自身のSNSに投稿してその後、拡散された。『The Times Now』によると、男性は「今の私たちの生活を支えてくれている配達員の方々に対して何かしたかった。私だけではなく、多くの人たちが彼らに感謝している」と話しているという。 トイレットペーパー不足に困る人は多いが、他人を尊重し、助け合いの精神を持った人も中にはいるようだ。記事内の引用について「A San Francisco man delivered toilet paper to his friend via drone amid the city's shelter-in-place order directing residents to stay inside to contain the coronavirus」(Business Insider)よりhttps://www.businessinsider.in/retail/news/a-san-francisco-man-delivered-toilet-paper-to-his-friend-via-drone-amid-the-citys-shelter-in-place-order-directing-residents-to-stay-inside-to-contain-the-coronavirus/articleshow/74819900.cms「This SF dude had a friend deliver TP via drone while sheltered in place」(Mashable)よりhttps://mashable.com/article/drone-delivery-toilet-paper-san-francisco-coronavirus/?europe=true「Tippers give delivery drivers toilet paper in age of coronavirus」(New York Post)よりhttps://nypost.com/2020/03/28/tippers-give-delivery-drivers-toilet-paper-in-age-of-coronavirus/「Man places unused toilet rolls in front yard as gifts for delivery drivers, thanks them for their hard work」(The Times Now)https://www.timesnownews.com/the-buzz/article/man-places-unused-toilet-rolls-in-front-yard-as-gifts-for-delivery-drivers-thanks-them-for-their-hard-work/574081
-
社会 2020年04月12日 22時30分
戦後初の女性死刑囚!「ホテル日本閣殺人事件」とは【背筋も凍る!女の事件簿】
日本には「戦後初の女性死刑囚」と呼べる存在が2人いる。1人目は1949年に兵庫県の某村で強盗殺人を行った後、放火した34歳。2人目は今回ご紹介の「ホテル日本閣殺人事件」の実行犯である。 1960年、栃木県那須塩原でお土産屋や食堂を開いていた、ある女がいた。この女は埼玉県生まれの小林カウという女。数年前に那須塩原へやってきた。 生まれながらの愛嬌もあったのだろう。この女は商売の才能があり観光地の那須塩原で次々と商売を興し成功させていた。そんな彼女が、お土産屋だけではなく旅館の経営にまで興味を持ち始めるのも時間の問題であったといっていいだろう。 小林は那須塩原のホテル「日本閣」の経営主と仲良くなり、持ち前の愛嬌を駆使し経営者を手なずけることに成功。「今の妻と別れて日本閣を共同経営したい。ついては今の妻との別れるための手切れ金50万円を払ってほしい」という約束をこぎ着けた。 しかし1960年代の50万円は今で言う500万円以上の大金で、いくら小林でも簡単に払える額ではない。そこで小林は30万円に値切ろうとしたが失敗。旅館の雑用係の男性と共謀し経営者の妻を殺し遺体を旅館のボイラー室へと埋めた。 邪魔者はいなくなり、これから旅館経営者の妻として人一倍稼ごうとしたある日、日本閣は近く競売にかけられることが判明。既に日本閣の改善費用をつぎ込み借金のあった小林は激昂。妻と同じく雑用係と共謀して経営者自身も殺してしまった。 その後、旅館経営者夫婦が行方不明と近所でも話題になり、警察は雑用係を尋問したところ、小林と一緒に殺害したことを自白。さらに取り調べ中、小林は日本閣事件のおよそ10年前に自分の夫を殺害していることが判明した。 あまりに凶悪な犯行ということから、小林カウは6年後に死刑確定。1970年に死刑が執行された(この際、共犯の雑用係も共に処刑されている)。 この小林の人生はあまりに劇的だったことからたびたび映画化もされ1984年に『天国の駅 HEAVEN STATION』というタイトルで映画化。主演を吉永小百合が務めるなど話題を集めた。 死刑判決そのものは1949年の兵庫県の女が早かったものの、心身が崩壊し無期懲役に減刑。後に病死したことから、やはりこの小林が事件背景、残虐性において頭一つ抜けているため、「戦後初の女性死刑囚」は彼女と断言して間違いないだろう。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
-
-
社会 2020年04月12日 21時00分
続々と“部外者”の隔離が進みそうなテレビ各局のニュースと情報番組
テレビ朝日系「報道ステーション」でMCを務める同局の富川悠太アナウンサー(43)が新型コロナウイルスに感染していたことを、各スポーツ紙が報じた。 各紙によると、富川アナは今月7日の番組中に声がかすれる場面もあったが、8日と9日は変わらず出演。9日の番組終了後に体調不良を訴え、その後、PCR検査を受け、11日に陽性反応が確認されたという。 同局では、ともにメインキャスターを務める徳永有美アナ(44)や、番組で濃厚接触したとみられるスタッフら約20人を自宅待機に。緊急措置として、13日からの「報ステ」には、金曜日のMCを担当する小木逸平アナ(45)と、フィールドリポーターを務める森葉子アナ(33)の態勢で臨むという。「一大事となったが、不幸中の幸いなのは、富川アナがテレ朝の社員だったこと。自局の社員ならば、補償がしっかりしているが、もし、これが逆でフリーの徳永アナが感染していたら、補償問題などで大騒動になっていた」(テレビ局関係者) ここに来て、NHKや民放各局は、原則、局内に自局の社員しか立ち入れない体制を整えている。 その影響もあってか、小倉智昭キャスター(72)は8日から司会を務めるフジテレビ系「とくダネ!」にテレワークで出演。 また、TBS系「NEWS23」のメインキャスターを務める、元テレビ朝日アナウンサーで現在フリーの小川彩佳(35)は1日から、妊婦ということもあって感染リスクを避けるため、通常のスタジオとは別の場所から中継で出演している。「おそらく、今後、フジテレビ系『Live News it!』のメインキャスターをつとめる加藤綾アナ、TBS系『Nスタ』のキャスターをつとめるホラン千秋ら部外者はほかの場所に隔離されての出演になりそうだ」(芸能記者) いよいよ、コロナの影響は通常の放送に影響を与える段階に突入したようだ。
-
社会 2020年04月12日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★無観客開催がベストだった東京五輪
新型コロナウイルスが世界的に蔓延して、夏に開催予定だった東京オリンピックが延期になってしまった。だけど、俺は無観客でやればいいと思ってたんだよ。 いま、ヨーロッパやアメリカでは外出禁止になってる地域もあるし、練習もままならない。メダリスト候補の選手たちは、人生を賭けてここまでやってきたはずだから、こんな状況だと、出場したくないという選手もいっぱい出てくると思う。 でも、トップの選手が参加できなくても、次の誰かが出ればいい。オリンピックというものは参加することに意義がある。だから、参加できる人がいるなら、運営側はそのために万難を排して、開催にこぎつけなくちゃいけない。「競技者ファースト」ってそういうことだと思う。「観客がいない」というのは、そんなに大きな問題じゃない。俺のプロレスラーとしての経験からだと、会場がデカくなればなるほど、観客は背景になってしまう。お客さんの声援がちゃんと聞こえて、目線も拾えるのは、収容人数が1万人くらいの会場まで。それ以上だと、声援はワーッと響くだけになって、ハッキリ聞こえなくなるからね。お客さんの声援がないとパフォーマンスが上がらないなんていうのは、まだ大きな会場でやったことがないやつが言うことだよ。 もちろんパフォーマーとしては、声援を意識するよ。応援されている、というのは気持ち的には大きい。でも、普段の練習は観客がいる前でやってるわけじゃないからね。最高のパフォーマンスを出すためには、まわりがどうだろうと自分自身が集中しなければいけないというのを、トップアスリートほど分かっているはず。 だから、選手がよく言う「観客の応援がなきゃ力が出ない」なんていうのはリップサービスで、観客がいる、いないっていうのは、それほど関係がない。オリンピックのテーマは人類が1つになること それに、オリンピックを延期だの中止だのって揉めてたのは、商業的に関わってる奴らだからね。テレビの放映権とか、スポンサーへの補填とか、もうチケット売っちゃってるとか、全部カネ関係のことばかりだよ。 だから、サッカーリーグとか、プロ野球を中止するのは仕方がないと思う。選手もプロとしておカネを貰ってるし、ビジネスという面が大きいからね。でも、オリンピックはアマチュアの祭典という建前があるんだから、プロスポーツと一緒に考えちゃだめだよ。 そもそも、オリンピックというのは、“人類が1つになる”のがテーマでもある。だから新型コロナが蔓延して、世界中が不安になっている今こそ、やる意味があったんじゃないかなって思うんだよ。 新型コロナは、これからもまだまだ猛威を振るう。だからこそ、オリンピックを開催して各国が新型コロナと闘うという意思を見せて、まだ幸運にもコロナの影響がない世界中の人々にも、これからどう防いでいくかという啓発をするチャンスでもあった。 まだ新型コロナが収束する気配がない中、東京オリンピックは“ピンチをチャンスに変える”絶好の契機だったんじゃないかな。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
-
社会 2020年04月12日 07時00分
やくみつるの「シネマ小言主義」 平均年齢72歳のチア・リーディング・チーム『チア・アップ!』
「素人集団が無謀な目標に果敢に挑戦する」という映画はよくありますが、本作もまさにそれ。最後の最後で成功するところや、急に上手くなるけれど、特訓の詳細は一切描かれないなど、類似パターンから1ミリも出ていません。 そんなベタな展開の映画ではありますが、面白く見られるのは、配役の妙によるところが大きいかと。 余生をゆっくりすごすためにシニアタウンに越してきた主人公マーサには、名女優にして往年のファッション・アイコン、ダイアン・キートン。そのクールな彼女とコンビを組むのが、ちょっと派手でおせっかい焼き、まるで大阪のおばちゃんのようなお隣さんシェリル。その対比が面白い。 最初は誰ともつるまず、静かに暮らすつもりだったマーサですが、人の心に踏み込んでくるタイプのシェリルに、つい「昔はチア・リーダーになりたかった」と語ってしまいます。「夢を叶えるのは今からでも遅くない!」と焚き付けられて、シニアのチア・リーディングクラブを結成する羽目に。 しかし、そんな展開以上に自分が釘付けになったのは、まるでアメリカ版『やすらぎの郷』のように、シニアたちがイキイキとすごしている高齢者居住区。広大な敷地にはゴルフコースやプール、ボウリング場などの設備が揃い、住宅は芝生の庭つき一戸建て。住民たちの間では100以上のクラブ活動が行われています。 フリーマーケットで家財一式を売り払うくらいで入居できそうなので、富裕層だけが対象というのではなさそうです。アメリカには実際にこんなシニア・タウンがあるのかどうかは知りませんが、実に羨ましい。日本の高齢者施設もよくお世話はしてくれますが、どうしても狭い部屋に閉じ込められて生活することになり、進んで入りたいとは思えませんよね。 自分がかかりつけ医にしているクリニックには、デイケア施設が併設されていて、扉の向こうから折り紙や塗り絵などのアクティビティに興じているお年寄りたちの声が聞こえてきます。 果たして自分は将来、この輪の中に入っていけるだろうかと考え込んでしまう。「今さらこんなこと、できっかよ」とうそぶいている自分しか思い浮かびません。 この映画にも、嬉々としてクラプ活動に励むマーサたちを、秩序を乱すのはまかりならんと取り締まる保安官や職員が出てきますが、どちらかというと自分はそっち側。絶対、嫌われますよね。ストーリーには既視感がありますが、「人生100時代の生き方シミュレーション」とすると、面白みが増すかも、です。______画像提供元_:(c) 2019 POMS PICTURES LLC All Rights Reserved----------------------------■チア・アップ!監督/ザラ・ヘイズ 出演/ダイアン・キートン、ジャッキー・ウィーヴァー、パム・グリア、セリア・ウェストン、リー・パールマン 配給会社/クロックワークス、アルバトロス・フィルム 4月10日(金)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。■余生をゆっくりすごすため、シニアタウンに引っ越してきたマーサ(ダイアン・キートン)。隣人のシェリルに、昔、チア・リーダーになりたかったことを話したところ、「夢を叶えるのは今からでも遅くない」とおだてられ、チア・リーディング・クラブを結成することになる。集まったのは未経験どころか、腕も足も上がらない平均年齢72歳の8人。バカにされながらも練習に打ち込み、チア・リーディング大会に出場を決めるが…。***************************************漫画家。新聞・雑誌に数多くの連載を持つ他、TV等のコメンテーターとしてもマルチに活躍。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)レギュラー出演中
-
社会 2020年04月12日 06時00分
「真面目なイメージなのになぜ」外出自粛できない日本人が後を絶たず、ギャップを感じるワケ
引き続き世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、日本国内ではいまだに「不要不急ではない外出」をする人が後を絶たない現状がある。 外出の目的は、旅行に花見、ショッピング、カラオケ、繁華街での飲み歩き、近所の集まりなど様々で、老若男女を問わない。学生を含む若い女性の間では、「おしゃピク」といって、インスタ映えのためにおしゃれなアイテムを使用してピクニックをするという行為が密かなブームを見せるなど、新型コロナウイルスの脅威をまるで感じていないかのような人々の姿が話題となっている。 こうした人々への街頭インタビューでは、「なぜ出歩くのか」と投げかけられる質問に対し、「自分は感染しない気がする」「実感がない」といった回答が多く見られ、危機感を持って自粛している人たちにとっては、彼らの危機感のない行動に対して危機感を覚えるといった状況がある。 日頃のマナーの良さや大規模災害時の対応などが、世界的に評価されるほど真面目な印象が強いはずの日本人だが、なぜ今回のウイルス感染対策に対してはこうも楽観的でマイペースな行動をする人が多く見られるのだろうか。 現時点では海外のように都市封鎖などが行われておらず、国家による大きな強制力がかかっていない日本では、通勤や買い物などで生活維持のために必要があって外出する人だけでなく、必要がないのに外出する人の姿もある。その様子を見て、「みんな自粛していない」と誤って解釈をした人が、「じゃあ自分も」と真似してしまうと、それを見た人が「じゃあ自分も」と続き、あってはならない協調性の連鎖を生み出してしまっている可能性が理由の一つとして挙げられる。 このような、「赤信号みんなで渡れば怖くない」という状況は、むしろ協調性が高いことで知られている日本人の特徴をよく表していると捉えることもできる。こうして生まれた危機感のない雰囲気は、「きっと自分は大丈夫」、「ちゃんとマスクをしているから大丈夫」という過剰な正常性バイアス(火事や災害などで危険な状況にあっても、大したことではないように思えたり、根拠はなくても自分だけは助かるように思えてしまうような心の働き)にも影響を与える。 また、外出している人々の姿を見て、「不要な外出かもしれないし必要な外出かもしれない」という複雑な理解には至らず、「自粛していない」と端的に捉えてしまうあたりは、群集心理の特徴の一つである「思考が単純になりやすい」といった傾向に当てはめることができる。特に、自粛によるストレスがたまっている状態では、自粛していない人に対して批判的な評価が向けられやすくなる。 それ以外にも、規制された状況に抗いたい若者や度胸試しを披露したがる自己顕示欲の強い人、台風や雷といった非日常的な自然の脅威にテンションが上がるタイプの人といった少数派の人々も、不要不急の外出を自粛しない人々の成員として含まれているだろう。 ただ、「真面目だと思っていたのに自粛をしない日本人が多い」ということ自体が思い込みでもある。こうした、ステレオタイプな捉え方をすることを「タブロイド思考」という。「日本人は真面目なはずだ」あるいは「自分が自粛しているのだから他の人も自粛しているだろう」という思い込み、偏見や固定観念があるからこそ、イメージと現実の状況との間に大きなギャップを生み出し、その意外性が自粛していない人や危機感のない行動をする人の存在の印象を強く与えてしまっているところもある。 いよいよ7都府県に向けて緊急事態宣言が発令された今、これからの全国的な自粛ムードの高まりに期待したいところだ。文:心理カウンセラー 吉田明日香
-
-
社会 2020年04月12日 06時00分
本好きのリビドー
『日本の聖域―シークレット』 『選択』編集部編 新潮文庫 590円(本体価格)★マスコミが触らないこの国の秘密を暴く「はたらけど はたらけど猶わが生活楽にならざり ぢつと手を見る」などと詠んでおきながら、実際の石川啄木はとんだクソ野郎だった。 なにしろ吉原で女遊びをするためだけの金を、決して当時裕福ではなかった旧制中学での同級生で言語学者の金田一京助から借り、一瞬で使い果たしてはその精算もせぬうちに、ぬけぬけとまたせびりに現れた(長男の春彦氏・談)というからその図々しさたるや只事ではない。 ただし、国語の教科書にはその短歌だけが紹介されて、右の話の類は絶対に載らぬはず。世の情報には知らなくても何ら差し支えないが、含み置いて別に損ではないものと、知らずに済むならいっそ一生、触れずにいたほうがよかった思いに駆られる代物とがあるだろう。 啄木の例は前者だが、一読すればその両方を骨身に沁みて味わわされるのが第一級の匿名執筆陣による渾身のレポート『日本の聖域』シリーズだ。 書店での店頭販売はせず、完全予約購読制が看板の月刊誌『選択』の、中でも各界“奥の院”の裏事情にメスを深々と入れる『日本の聖域』は、よくもここまで取材をと読者の心胆を寒からしめる名物連載。それをよりぬきの形で文庫化したこのシリーズも『日本の聖域』、同『アンタッチャブル』『ザ・タブー』『クライシス』と続いて本書で第五弾となった。 本文中で扱った慶応大医学部で次々と漏洩する醜聞に関する記事を事実無根と提訴されたものの、最近、編集部側の全面勝訴に近い判決が下ってその信憑性が逆に増した観は否めない。背筋も凍る…とまで言わずとも無意識に眉間に皺寄る報告の連続だが、個人的にはやはり動物愛護団体の闇にため息が。こんなところまでマルクス主義の影とは!_(居島一平/芸人)【昇天の1冊】 ツチノコ、お菊人形、口裂け女、平将門の首塚…一度は耳にしたことがあるだろう。日本を代表する不可解なUMA(未確認動物)や怪奇現象だ。一般に「都市伝説」として知られているが、そうした奇怪な存在や事象を1冊にまとめたのが『世界怪異事典』(河出書房新社/720円+税)だ。 しかも、取り上げるネタは世界中から。時代も今昔入り交じり、その数は実に約200にまで及ぶ。「UFO・異星人」「怪事件」「怪現象」「怪奇スポット」など9ジャンルに分け、一つ一つを簡潔かつ分かりやすく解説している。 海外からのネタは、有名なところでイエティ。あの伝説の雪男である。また、帝制ロシアの政界で暗躍した祈祷師・ラスプーチン、スプーン曲げで一世を風靡したユリ・ゲラーといった人物や、UFOの中で史上最も有名なロズウェル事件(1947年、空飛ぶ円盤がアメリカのニューメキシコ州に墜落したとされる出来事)も掲載している。 信憑性を問われれば、どれも「?」というもの。それでも科学では解明できず、いまだに語り継がれている人・事件・現象が、世界中にこれだけ存在しているという事実は揺るがない。 そして、こうしたテーマは、なぜか男心をくすぐる。また、童心に帰らせてくれる。そこにワクワク感があり、引き込まれるのだ。 思えば、昭和の時代には怪しい話を頻繁に聞いたが、平成に入りめっきり数が減った。令和はどうだろう? 胸が高まるような怪異事件・現象が、果たして起きるだろうか?(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)【話題の1冊】著者インタビュー 深田萌絵米中AI戦争の真実育鵬社 1,500円(本体価格)★コロナウイルスで_専門家は偏った見解――米中貿易戦争が話題になっていますが、AIの世界でも攻防が激化しているといいます。何が起こっているのでしょうか?深田 現代の戦争は「見えない戦争」と呼ばれています。そういう観点でいうと、すでに戦争は始まっており、半導体、通信、サイバー空間、AIがその最前線にあります。中国が半導体技術を日米から盗み、ハードウエア業界を支配すれば、情報を収集することが可能となります。AIが最も活用されている分野は『監視』、『言論統制』、『思想診断』です。西側諸国も大手IT企業を通じて個人の発言やクリックの監視が行われ、SNS上では言論統制が行われています。そして、思想診断を応用して、有権者の『投票行動』に影響を与え始めています。外国政府がIT技術で自国の投票権を間接的に支配するというのは、明らかな敵対行為なのです。――中国によるネット支配は想像以上に進んでいるといいます。どのような目的があるのでしょうか?深田 選挙のたびに、中国の意に反する思想を持つ政治家はネット上で激しく批判され炎上します。私も含め、周囲にいるフォロワーの多い政治インフルエンサーは、選挙が近づくとアカウントが凍結されます。私が中国スパイを突き止めて、その人物の写真を掲載したところ、アカウントが削除され、何カ月にもわたりサイバー攻撃を受けました。彼らの目的は明らかに中国に有利に動く議員が選出されるように、ネット上の言論を操作することなんです。――フェイクニュースを見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?深田 今回、コロナウイルスでは専門家がかなり偏った見解で「風邪程度だから騒ぐな」とメディアで持論を展開しました。日本人は議論の訓練を怠りすぎです。いつでも、一つのテーマに対して、「賛成派の立場に立って議論した後には、反対派の立場で議論を展開する」というスタンスを持ち、多くのシナリオを自分の中に持つようにしなければなりません。国内だけでなく、海外ニュースも読み、常にいろんな方の意見を読み比べてみましょう。 憲法九条改正の議論がなされていますが、それ以前に何をもって「戦争」とするのか。戦争や敵対的攻撃の定義を更新する必要があります。サイバー攻撃や有権者の買収、誘導行為まで「敵対的攻撃」と定義しなければ、国家は体制を維持したまま内部崩壊するでしょう。「国民の権利」、「外国人の権利」を再定義することが、政権の内部崩壊を防ぐ第一歩の防衛策となるのです。_(聞き手/程原ケン)深田萌絵(ふかだ・もえ)ITビジネスアナリスト。Revatron株式会社代表取締役社長。本名・浅田麻衣子。早稲田大学政治経済学部卒。学生時代にファンドで財務分析のインターン、リサーチハウスの株式アナリスト、外資投資銀行勤務の後にリーマンショックで倒産危機に見舞われた企業の民事再生業務に携わった。
-
社会
東国原英夫、辛坊治郎、辻元清美、佐藤ゆかり 大物相手に一馬身リードしちゃ〜!? お笑い票で「たむけん市長」誕生! 早くも始まった“ポスト橋下”大阪夏の陣(3)
2015年08月03日 15時00分
-
社会
3トップ辞任は露払い… 東芝“上場廃止”5秒前
2015年08月03日 14時00分
-
社会
スカイマーク争奪戦 目前に迫る債権者集会の行方
2015年08月03日 11時00分
-
社会
東国原英夫、辛坊治郎、辻元清美、佐藤ゆかり 大物相手に一馬身リードしちゃ〜!? お笑い票で「たむけん市長」誕生! 早くも始まった“ポスト橋下”大阪夏の陣(2)
2015年08月02日 15時00分
-
社会
調布小型機墜落事故で疑問視される管制ナシ飛行場の危うさ
2015年08月02日 14時00分
-
社会
東国原英夫、辛坊治郎、辻元清美、佐藤ゆかり 大物相手に一馬身リードしちゃ〜!? お笑い票で「たむけん市長」誕生! 早くも始まった“ポスト橋下”大阪夏の陣(1)
2015年08月01日 18時38分
-
社会
横浜市営墓地をお探しの方は今がチャンス!
2015年08月01日 17時43分
-
社会
尼崎連続変死事件 法廷で公開された写真で判明 角田美代子ファミリー解体前夜
2015年07月31日 17時00分
-
社会
元暴力団の遺族に5億円! 「日航機墜落事故」封印された補償金の闇(3)
2015年07月31日 16時00分
-
社会
市場縮小が止まらない… ビール業界“夏の陣”の壮絶
2015年07月31日 10時00分
-
社会
元暴力団の遺族に5億円! 「日航機墜落事故」封印された補償金の闇(2)
2015年07月30日 16時00分
-
社会
達人政治家の処世の極意 第十一回「渡部恒三」
2015年07月30日 10時00分
-
社会
元暴力団の遺族に5億円! 「日航機墜落事故」封印された補償金の闇(1)
2015年07月29日 16時00分
-
社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第135回 ギリシャの緊縮クーデター
2015年07月29日 10時00分
-
社会
テレビ視聴率低迷の裏で復活するラジオ人気の理由
2015年07月28日 16時00分
-
社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 中国バブル崩壊の意味
2015年07月28日 10時00分
-
社会
孫社長の大誤算でソフトバンク子会社が連鎖倒産危機
2015年07月27日 16時00分
-
社会
投票年齢引き下げ、安保法制、マイナンバーのセットで若者を戦場へ 安倍首相が水面下で画策する「18歳徴兵制度」の恐怖
2015年07月27日 11時00分
-
社会
名物市長が旗振りの兵庫県西宮市職員試験“全員面接”に賛否両論
2015年07月26日 16時00分