社会
-
社会 2011年05月09日 11時45分
団鬼六さん最期のブログは、日本人へのエールだった
小説家の団鬼六さん(本名・黒岩幸彦さん)が5月6日、胸部食道がんのため亡くなった。79歳であった。 団さんは大御所の作家の中では珍しく、ブログやツイッターでの更新を自ら進んで行う事が多く、若い世代にも知名度が高かった。 また前年には映画『花と蛇3』が小向美奈子主演、成田裕介監督で公開され、例の小向美奈子の一件もあったため、久々の鬼六ブームが噂された中での訃報であった。 団鬼六さん最期のブログ更新は4月10日。「日本人は決してへこたれない、立派な国民だ」と題し、東日本大震災の被害にあった人へのメッセージを送っていた。 団さんはこのブログで「こんなときだからこそ、楽しさがなければいけない。楽しさは生きる喜びであり、希望に繋がる」と『楽』への探究を続けた団さんならではの言葉で、被災者にエールを送っていた。 亡くなる直前まで、日本人の事を考えていた団鬼六さん。その快楽への探究心は、元気のない今の日本にこそ必要なものではないだろうか? 団鬼六さんの通夜は5月15日18時より、葬儀・告別式は5月16日11時から、増上寺光摂殿にて行われる予定。
-
社会 2011年05月04日 17時59分
石原慎太郎氏、都知事選圧勝の理由
東京都知事選は、現職の石原慎太郎氏の圧勝に終わった。 都知事選について、当初石原氏は本気で出馬をする気はなかった。 しかし、石原氏の後継とされていた元神奈川県知事の松沢成文氏では、勝率が5分5分。 そこで石原氏は引退を急きょ取りやめ、3月11日に出馬表明をした。 出馬表明をした直後に、東日本大震災がおこった。 日本中が大混乱におちいっている中、東京都知事選は行なわれ、当たり前のように石原慎太郎氏が圧勝した。 その理由を大手新聞記者に聞いてみた。 「まず石原さんは選挙ということをよく知っている人です。これまで石原さんは問題発言ともとれる発言をしてきましたが、これらはすべて選挙に行く人たちに、強く訴える発言であり、実に老獪です」 【選挙に行く人たちに、強く訴える発言】とは。・漫画・アニメの『非実在青少年条例』・東日本大震災への『天罰』発言・『原発推進』発言・『ハイパーレスキュー隊への涙の感謝』 などは、【選挙に行く人】つまり東京都民、つまり50歳以上の熟年層に訴える発言だという。 【選挙に行く人たちに、強く訴える発言】は、他にもあり、・自動販売機規制・パチンコ規制・蓮舫節電啓発担当相への一喝 などがあげられる。 漫画やアニメの規制は、それらを観たり読んだりしない50歳以上の投票者の多くが思っていることであり、親世代にとっても、我が子に読ませたくない漫画やアニメを権力で規制することに異存がない人も多い。 『ハイパーレスキュー隊への涙の感謝』は、国のために特攻していった人たちへ涙を流して感謝、という胸を打つ行為である。その他にも、自動販売機は必ずしも社会生活に必要ではなく、パチンコもまたどこか「社会悪」的に見ている人が多い。 そして蓮舫節電啓発担当相は、事業仕分けのエースであり、『スーパー堤防などいらない』と言った後、実際に震災が起きてしまっただけに、国民から槍玉にあげられている。 また、現政権の民主党への風当たりの強さも石原氏の追い風になった。東京都以外でも、統一地方選では、自民圧勝、民主大敗北という結果に終わっている。 大手新聞記者は言葉を続ける。 「若い人の中には石原さんのことを【老害】と言う人もいますが、彼を【老害】とけなす人の多くは、選挙に行かない人たちです。よって石原さんのような選挙に強い政治家にしてみれば【相手にしなくてもいい人たち】でもあるんです」 若い人ほど選挙には行かない傾向がある。 つまり当選したい政治家にとって、若者に訴えるより実際に投票に行く人に訴えたほうが有利。 これらが石原慎太郎氏が都知事選で圧勝した理由のようだ。(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)
-
社会 2011年05月04日 17時59分
三重県桑名市発! 鎮国守国神社の「金魚まつり」
愛知県弥富市と奈良県大和郡山市は、金魚の生産地として全国的に知られている。特に愛知県弥富市の金魚は日本一の生産量を誇り、生産地としてだけではなく、流通拠点としても有名である。 弥富の金魚は約130年前、郡山(奈良県大和郡山市)の金魚商人が東海道五十三次の熱田の宿を目指す道中、前ヶ須の農家の田で金魚を休ませたのが始まりといわれている。弥富市の土は粘土質で低湿地のため水は豊富にあり、水には金魚の光沢を良くする亜酸化鉄が多く含まれていたため、金魚の生産が発展した。現在では市の特産品となり、国内で卸されている金魚の全種類が育てられ、様々な和洋種の金魚の研究も行われているが、販売はされていない。 何故、三重県桑名市で「金魚まつり」が開催されるようになったのか? 江戸時代に大和郡山藩の金魚屋が弥富で育てた金魚を江戸城に献上する途中、桑名藩主・松平定信(1758〜1829)が金魚を愛好していたので、その際に献上したといわれている。また、金魚屋が5月の2〜3日の大祭日に鎮国守国神社の境内で市を立てたことが、金魚まつりの始まりとなった。 現在、金魚まつりは、桑名市吉之丸にある九華公園の鎮国守国神社で、毎年5月2日・3日の例祭に開催されている。この日は、境内に近郷の金魚屋が自慢の金魚を持ちより、境内いっぱいに金魚の露店をはじめ多くの店が立ち並び、午前中から夜まで参詣者や観光客で賑わいを見せる。両日とも氏子各町からいろいろな形の金魚の神輿をかついで町内を練り歩く。2日(試楽)は各町練り、3日(本楽)は正午から神社へ順番に約20数基の御神輿が練り込み参拝をし、その後帰路につき、祭気分を盛り上げている。 鎮国守国神社は、天明4(1784)年に白河(福島県白河市)城内に松平定綱(鎖国公・1592〜1652)を祀ったのが始まりとされている。文政6(1823) 年、白河から桑名へ移封に伴い、神社も桑名城本丸に移された。後に、松平定信(守国公=楽翁)も祀られた。明治維新後はしばらく本丸の外に移されていたが、明治4年(1907)、桑名城本丸跡の現在地に移った。大正8(1919)年に現在の拝殿が完成し、昭和9(1934)年に楽翁公百年祭記念宝物館も完成した。拝殿・社務所などは戦災を免れたので、戦前の姿を残している。(皆月斜 山口敏太郎事務所)
-
-
社会 2011年04月30日 17時59分
もう被災地の地図が! Googleの対応の早さ
検索大手のGoogle日本法人が東日本大震災で被災した地域の野菜を積極的に購入し、社員食堂のメニューにしていることが分かった。風評被害に苦しむ福島、茨城、群馬の野菜を社食に使用することで復興への手助けとしようというもの。食品は購入前に検査され、安全の面でも全く問題はないという。どこかの国のトップにも爪のアカを煎じて飲ませてあげたいぐらいの対応の早さだ。Google社の対応の早さは、検索サイトでも発揮されている。被災地の地図画像が3月11日の地震後の画像に差し替わっているというのだ。 「宮城の実家が被災して建物はなんとか残っていたそうなんですが、たまたまGoogleで地図検索してびっくりしました。もう被災後の画像になっている。市街地だったので、かなり詳細な部分まで見ることができました。あの日、津波は実家の数十メートル手前まで押し寄せたとのことでしたが、地図を見て『ああ、確かに…』と納得しました」と語るのは都内在住の会社員。 震災から50日あまりで最新の地図になっているというのだ。実際に試してみると例えば、被害の大きかった「陸前高田市」で地図検索をかけてみる。すると、詳細な画像までは辿れないが、たしかに被災後の地図に差し替わっている(画像参照)。Google社では、地域によっては3月下旬から「新しい」画像に順次差し替わっている。「Google Earth」も同様だ。 あるITジャーナリストはこう語る。「対応が早いGoogleの真骨頂といえますね。被災者の心情を逆なでにするのではないかという声も聞こえてくるかもしれませんが、情報は後出しの政府や原発関係各省庁に比べて、さっと出してくるぶん好感が持てますね。ある意味ドライというか、昔の地図を残しておいて欲しかったなどという賛否両論は当然出てくると思いますが」 Google社の対応にはこれからも注目だ。
-
社会 2011年04月30日 17時59分
あなたならやりますか? “時給1万円”の仕事の中身
時給1万円。そんな高給な仕事って、どんなものだろう? この世に、そんなおいしい仕事があるのか? とても、怪しい匂いがしますね。 だが、時給1万円の仕事は決して怪しいものではなく、千葉県内のハローワークで堂々と募集されたという。求人を出したのは、千葉県の人材派遣会社クロテック。仕事の内容は、「福島原子力発電所復興業務。原子力発電所の外周業務。防護服を着て、規定の時間内での作業となります。体力を使う作業となります」。つまりは原発関連作業員だ。 クロテック社の募集によると、勤務は交代制で、勤務時間は8時〜17時の間の2時間。雇用形態は正社員(3カ月の試用期間あり)で、学歴、経験、資格等は不問。住居は確保されており、住宅費、食費は会社負担だという。募集人員は被災地作業員10人、現場作業・作業管理者2人だったが、同社が4月27日に求人を出すと、あっという間に50人以上の応募があったという。 時給1万円といっても、浴びる放射線量を考慮して、1日2時間しか働けないので、日当は2万円。月21日勤務として、月収は42万円。男性ができる仕事としては、かなりの高給だ。しかも、住宅費、食費は無料。原発周辺では遊びに行く場所もないだろうから、貯金もたやすいだろう。原発関連作業員の募集は、同社以外でも出ることがあるようで、ひそかに注目を集めている。 東京電力は下請け業者のことを、“協力企業”と呼んでいるが、国民の命を守る原発作業の仕事が、決して大手ではない人材派遣会社にも委託をされていたとは、少々驚きでもある。 防護服を着ているといっても、当然、放射線を浴びるわけで、将来の健康に不安が残る。失業者でせっぱ詰まったら、果たしてどうするか? カネか、健康か、あなたならどちらを取りますか?(蔵元英二)
-
-
社会 2011年04月28日 15時30分
三重県桑名市発! 「妖怪が祀られた神社」
三重県桑名市多度町の多度山(標高403.3m)の麓にある多度大社は、毎年5月4〜5日の多度祭に行われる「上げ馬神事」で知られている。「上げ馬神事」は江戸時代から現在へと受け継がれてきた大祭で、各地区選出された6人の少年が馬に跨って、100m余りの馬場を助走し、境内に造られた高さ約2m余りの急な絶壁を駆け上る勇壮華麗な神事である。昔から上げ馬の上り具合によって農作物の豊凶が占われていたが、現在ではその年の景気を占ったりもする。 多度大社の本宮には天津彦根命が祀られているが、摂社である一目連神社の祭神は天目一箇命、別名を「一目連」という妖怪だ。一目連は暴風神・雷雨神としても知られ、一目龍神、多度権現とも呼ばれている。凄まじい風を引き起こして、人を吹き飛ばし、民家をも壊す神として庶民の間では信じられ、恐れられていた。東海地方では突然暴風が吹くことを一目連と呼んでいたという。 本来、一目連は片目が潰れてしまった龍神と信じられていた。零落した神が妖怪となる説があるが、一目連もその一例でもある。人の力では及ばない自然の脅威を人々は恐れ神や妖怪に仕立てて、その難から逃れる為、古代人は祠や社を築いて祀っていた。 また、一目連は、昔から伊勢湾を航行する船乗りが多度山の様子から天候の変化を予測したことから生まれた信仰でもあった。多度山は養老山地の南端に位置し、伊勢湾北部周辺の山としては最も伊勢湾から近く、山にかかる霧などの様子から天候の変化の予測に適した山だった。江戸時代、一目連神社では伊勢湾での海難防止の祈願と雨乞いが盛んに行なわれていた。写真:「多度大社」三重県桑名市多度町多度1681(皆月斜 山口敏太郎事務所)
-
社会 2011年04月27日 11時45分
次回の石原軍団の炊き出しはいつ? 終了後に噴出した偽装被災民問題
男気溢れる石原軍団による東日本大震災の被災者への炊き出しは、なんと7日間で1万5000食を超え、もはや炊き出しのレベルではなく東北を励ます大イベントになった。 この大イベントで、東北の人々の笑顔を見た石原軍団の士気は高く、関係者の中では夏場あたりに第二弾、その後も第三弾、第四弾と続けて応援していくべきだとの声が挙がっている。大変有意義な炊き出しであったが、終了後一週間過ぎた今、現地ではいくつかの問題点も指摘されている。 まず一番大きな点は、被災者以外の人間が芸能人見たさに大勢紛れ込んだことである。 どう見ても被災者と思えない他県ナンバーの家族連れや、避難所にいなかったはずの不良っぽい若者が紛れ込み、被災者以上に無料食いをしていた事が目撃されている。 また、食料を食べないにしても石原軍団の写真を撮影したい人々が車で多数押し寄せ、近隣の道路が異常に混雑してしまい、通常の支援物資の運搬に悪影響を与えてしまった。これも地元ではどうにかしなければいけないと声が挙がっている。 あくまでボランティアで来ている芸能人見たさに、被災者でもない通常の人々が押し寄せるのは控えてもらいたい。同時に石原軍団には、被災者を励ます活動は今後も続けていってもらいたい。ボランティアとは難しいものである。(蟹山)
-
社会 2011年04月27日 08時00分
夫落選で確信! もう「蓮舫」というネームバリューは通用しない
民主党・蓮舫行政刷新担当大臣(43)の夫で、フリーライターの村田信之氏(44)が東京・目黒区議会議員選挙に出馬し落選したが、民主党内では、夫婦の選挙対策ミスを指摘する声が聞こえてきた。 村田氏は昨年の参議院議員選挙で171万もの票で圧勝した蓮舫大臣の夫で、地元からの出馬だっただけに、「トップ当選もありうる」と予想されていた。それだけに、民主にも落胆の色は隠せない。 「最初は『妻の力は借りたくない』と話していた村田氏でしたが、選挙戦の風向きが悪いと見るや一転、大臣を全面的に押し出してきたんですよ」と話すのは、永田町関係者。確かに告示直前の4月1日には村田氏のHP画像の目の部分だけ蓮舫氏の合成画像だったこともあった。また、選挙戦突入後も夫婦ツーショットのビラを配布したり、「私の夫です。よろしくお願いします」と蓮舫氏のステッカーまで貼り出すほどの力の入れよう。23日には中目黒駅前で応援演説にも駆り出されていた。 しかし、蓋を開けてみると定数36のところに42番目。得票数も1000票にも及ばなかった。前出の関係者は「昨年、蓮舫氏が大勝したときにマスコミの前にもっと出てきておくべきだったのに、村田氏はそれをやらなかった。171万票も妻が取ってるんだから、その有権者のウチの1%でも村田氏の選挙区で投票してくれたら十分に当選できると踏んだのでしょうが、甘かった。目黒区議選はだいたい当落ラインが1200から1300票と言われています。本当に政治を志していたのなら、去年の時点で名前を売っておかなきゃなりませんでしたね。夫婦ともに、おごりがあったんじゃないでしょうか」。 「蓮舫の夫というのが浸透していなかったのかな。民主党への批判は多少あるんでしょうけど」と敗戦の弁を述べた村田氏だが、こんなにも少ない得票数だと、「蓮舫」という名前がマイナスイメージのほうに振り切れたということか。民主アレルギーが浸透してしまっていたということか。
-
社会 2011年04月26日 14時30分
ホリエモン 実刑へ
連結決算を粉飾したなどとして、証券取引法違反の罪に問われた元ライブドアのホリエモンこと堀江貴文被告(38)の上告審で、上告を棄却する決定をした。堀江被告を懲役2年6か月の実刑とした一、二審判決が確定する。 決定は25日付で、5人の裁判官全員一致。堀江被告を懲役2年6月の実刑とした。 堀江被告は2006年1月の逮捕以降、一貫して無罪を主張「違法との認識はなかった」と語っていた。
-
-
社会 2011年04月26日 11時45分
“デキる女子”の条件は…?
ニベア花王株式会社は、2月26日にデオドランド・制汗剤『8×4 パウダースプレー』が改良新発売になったことに伴い、女性ブロガーのための情報サイト「AmebaGG」と「8×4」のタイアップ企画「AmebaGGメンバーに聞く!“デキる女子の条件”with 8×4」として、「AmebaGG」会員1244名に対しアンケートを行った。 同アンケートでの、「“デキる女子”と聞いて、あなたは、どんな人を思い浮かべますか?」との質問で1位は「気が利く」(82.6%)。2位には「仕事ができる」(74.3%)と続き、3位に「料理が上手」(47.5%)、4位が「頭がいい」(44.8%)、5位が「決断力が早い」(38.9%)となっています。6位には「いい香りがする」(19.5%)がランクイン。能力だけでなく、香りに気を遣うことでデキる女子の余裕を感じるようだ。