社会
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社会 2011年06月09日 15時30分
死亡者を出したユッケ食中毒の「焼肉酒家えびす」が営業再開を断念!
富山、石川、福井の北陸3県と神奈川県で、焼き肉チェーン「焼肉酒家えびす」を経営する株式会社フーズ・フォーラス(本社・金沢市)の勘坂康弘社長が、「営業再開は難しい」として、取締役を除く全社員90人を解雇したことが、6月8日に分かった。 「焼肉酒家えびす」は4月下旬に、生肉ユッケなどを食べた客100人以上が食中毒にかかり、そのうち4人が死亡した。富山、福井両県と横浜市は計4店を営業禁止処分とし、他の16店舗については自主的に営業を停止していた。 勘坂社長は被害者への賠償金が高額に上ることから、十分な賠償をするために、処分されていない店舗の営業再開を模索してきたが、自治体から「原因が究明されるまで待った方がいい」との指導があり、再開はできずにいた。その間に営業停止によって、資金繰りが悪化。営業再開は断念し、全社員に解雇を通告したとみられる。 勘坂社長といえば、食中毒事件後初の会見で、死亡者を出していながら開き直り、世間のひんしゅくを買った。その後、一転、平身低頭、土下座謝罪をしたが、最初の会見の悪印象はぬぐえなかった。まさに、事故が起きた際の企業の危機管理意識を考えさせられる一件であった。 今はただ、犠牲となった方のご遺族や被害者へ、少しでも多くの賠償がなされることを祈るばかりである。(蔵元英二)
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社会 2011年06月03日 11時45分
妻・水野真紀も激怒!? 後藤田議員 公然チュー、乳もみ、トイレ20分不倫
自民党の後藤田正純衆院議員(41)が、銀座の高級クラブのホステスと都内のバーでキス、その後議員宿舎に宿泊していたことを写真週刊誌フライデーが報じている。 同誌によると、先月未明、後藤田氏は六本木のバーで、ホステスとキス、さらに胸を揉むなどの行為に及び、同店のトイレに20分間こもってでてこなかった。二人はその後、議員宿舎へ。女性が出てきたのは朝8時ごろだったという。 後藤田氏は2000年に2000年(平成12年)、第42回衆議院議員選挙に徳島県第3区から自由民主党公認で立候補し初当選。04年には女優の水野真紀と結婚している。大叔父は警察庁長官、内閣官房長官、法務大臣を歴任した後藤田正晴。
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社会 2011年06月03日 11時45分
奈良の神社話その十八 大蛇に捧げ続けられる「人身御供」──奈良市・倭文(しずり)神社
機織の神・武羽槌雄(たけはつちおおの)命を祭神とする倭文神社境内の「蛇塚」は、奇習の舞台として古くから知れ渡っていた。 蛇塚の由来はこうだ。 毎年、男児のある家に白羽の箭(や)が立った。その家に男児が何人かある場合は籤引きをして神に捧げる一人を決め、陰暦8月25日の夜に社に捧げた。 翌日行くと、子供は何者かに喰われて消えていた。 ある時、一人の僧が身代わりとなり、現れた大蛇を斬り殺して退治した。その蛇を埋めたとする場所が蛇塚であるという。 また境内西北隅には旧竜頭寺のお堂(現・大師堂)が残るが、この寺に三つ切りにされた蛇の頭を埋めたとし、蛇塚は尾を埋めた場所とする異伝もある。 村人を救った僧は理源大師の他に弘法大師、一説に村の若者・六郎という名も上がる。「人身御供」の説話は全国に広く分布するもので、展開はほぼ同じだ。ただ主人公を先の弘法大師から岩見重太郎、退治される神も大蛇や猿神など、さまざまに置き換えて語られる。 説話の世界を今に語るのが、現在は10月の体育の日に行われる「蛇祭」。この日、里芋を半割にし、根の髭を頭髪に見立てて目・鼻・口を書いたものを竹に差した「人身御供(ヒトミゴク)」と呼ばれる特殊神饌が本殿や蛇塚に供えられ、蛇に見立てられた大松明が町内を練り歩いた後、燃やされる。 さらにこんな話も聞いた。子供を供えるのは宵宮と決まっていたので、生贄の子に少しでも楽しい思いをさせてやろうと同社ではその昔、賑やかな本宮を先に、宵宮を翌日に行っていた、つまり通常の祭礼とは順序が逆だったというのだ。 遠い説話として受け流せない生々しさが、この祭には潜んでいるとはいえないだろうか。※写真「蛇塚と須佐之男命を祀る蛇塚社」 (宮家美樹)
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社会 2011年06月03日 11時45分
吉本興業 義援金が9400万円
芸能事務所、吉本興業が今年3月の第3回沖縄映画祭で、「Yell.Laugh&Peace」をテーマに掲げ、続けてきた東日本大震災の復興支援の活動において、5月31日の段階で日本赤十字社に振り込む総額が9,431万7,565円になったことがわかった。 同映画祭では会期中の3月18日から27日まで会場内で募金を受け付け、震災の発生から4日後の3月15日には大阪・なんばグランド花月、東京・ルミネ the よしもとなど直営劇場、全国の事業所でも募金活動を展開。この他、所属タレントの個人的な募金もあった。 また、プロジェクトの一環として、被災地にお笑いなどエンターテイメントを届ける「あおぞら花月」も4月22日に開始。週末を中心に開催を重ね、6月3日にはベテラン漫才コンビの中田カウス・ボタンらが宮城県三陸町を訪れる。
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社会 2011年06月02日 15時30分
愛知県西三河地方の伝説「馬市之碑」
東海道五十三次の池鯉鮒宿(ちりゅうじゅく)は、第39番目の宿場で、現在の愛知県知立市にあった。江戸の日本橋から丁度330kmで、徒歩で約10日間かかったといわれている。 江戸時代、池鯉鮒宿は挙母、刈谷、西尾に通じる西三河の交通の要として栄え、三河の名杜・知立神社がある宿場と知られていた。知立神社の境内にある御手洗池には多くの鯉、鮒がおり、池鯉鮒宿と名付けられたといわれる。また、歴史的仮名遣いでは「ちりふ」と書かれていた。 古来より三河の地は良馬の産地で、愛知県知立市の牛田〜八橋間の野原では馬の市が立ったと言い伝えがあり、古代万葉集にも「引馬野」の歌が残っている。馬市は毎年、首夏(陰暦四月)、陰暦4月25日〜5月5日頃に開かれていた。歌川広重の『東海道五十三次』にも『首夏馬市』として描かれている。 慶長9(1604)年に江戸幕府は日本橋を基点として全国の五街道に一里塚と並木を設置することを命じた。東海道では10年の歳月を費やし、街道沿いの松並木が完成、当時は並木八丁と呼ばれた。引馬野の松並木では両側にも側道を設けて、収容しきれない馬市の馬を繋いだともいわれている。 馬市は、明治時代に松並木から慈眼寺(山町桜馬場)へと移動、市も牛市・鯖市に移り変ったが昭和期に終了した。戦後も松並木は残っていたが、昭和34年の伊勢湾台風で多くの古松が倒されてしまったため、昭和45年に幼松158本の補植が行われた。 現在、旧東海道には今も170本の松並木が茂り、馬市の址の碑も建っている。街道から北へ入った無量寿寺には、在原業平の杜若(かきつばた)伝説にまつわる史跡が多数残されている。(皆月斜 山口敏太郎事務所)
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社会 2011年05月26日 15時30分
奈良の神社話その十七 巨岩をたずさえ婿入りした神──山添村・岩尾神社
奈良県北東端、大和高原の一角で三重県と境を接する山添村には、“磐座(いわくら)”をご神体とした神社が多い。中でも圧倒的な存在を見せつけるのが岩尾神社だ。 四方を山々に囲まれた山添村。しかし、のどかな景観の下には縄文時代草創期(約1万2千年前)の遺跡が集中するなど、途方もない歴史が秘められている。磐座の存在も、そうした古代人たちの息づかいの名残といえるだろう。 磐座とは神の鎮座するところ。社殿を有する現在の神社成立以前、人々は巨岩や大木に神を降ろし、祭を執り行っていた。古代では神は天から降り来たり、また天へと帰る存在だったのだ。そのような「神の依り代」のひとつが磐座。やがては石そのものをご神体として祭祀の対象とするようにもなっていく。 岩尾神社は古代祭祀の姿を今に残す場といえるだろう。鬱蒼とした樹木の間に屹立するご神体は二つの巨岩。ご祭神は岩尾大神とされ、神が不在だったこの地に産土神をお招きしようと祈った村人たちに応えて、伊賀方面から婿入りされた神様だと伝えられる。 このご神体、実は境内にある「長持石」や「鏡台石」といった他の石とともに婿入り道具なのだとか。石の表面には白い十字線が走るが、これは持ち運びの時にかけられた“たすき”の痕という。夏には「石売り行事」といって、子供たちが川原で拾ってきた石を参拝者が買い求めて供える祭が残るなど、石にまつわる話題はつきない。 村内には他にも吉備津神社や六所神社など、巨岩をそのままご神体とする神社がいくつも鎮座する。のみならず山中には様々な伝承を持つ奇岩・巨岩がごろごろ。節電の夏は、涼とロマンを求めて山添村を訪ねてみるのも面白い。※写真「拝殿背後に屹立するご神体」(宮家美樹)
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社会 2011年05月26日 15時30分
上原美優さんと自殺の危険因子
タレントの上原美優さんが自殺したのは弱冠24歳。あまりにも若すぎる死でありました。 自殺原因はいろいろと取りざたされておりますが、上原美優さんご自身が元々たいへん自殺しやすい状態にあったということは、あまり注目されていません。 不登校やいじめを経験。 15歳で親元を離れ姉と同居。 高校中退。 非行に走る。 婦女暴行被害に遭う。 芸能事務所に入るも、精神的に不安定になり薬物自殺未遂。 他にリストカットといった自傷行為もあったといいます。 また、上原さんは早くから母親と離れて暮らしていたせいか、常に母親の愛情を求め続けていた人でもありました。 その母親も、約1年前に亡くなりました。 自殺の研究者によりますと、自殺する人にはいくつかの危険因子があります。・自殺未遂・親しい人が亡くなる(喪失体験)・自傷行為・性格傾向・季節性(自殺は3〜5月に多い) といったことが挙げられますが、これら自殺の危険因子がすべて上原さんに当てはまります。 10代の頃の非行も「自分など大切な存在ではない」という意思表示であったのかも知れません。 他に、自殺の危険因子として「精神疾患」というのもあります。 上原さんの心の病についての報道は、くわしくは出ておりませんが、精神的不安定により薬物自殺未遂があるということは、その傾向があったのかも知れません。少なくとも精神的に不安定であったことは間違いないようです。 警察庁の発表によると、自殺の原因第1位は10代〜50代という広い世代で「うつ病」であるとう統計結果が出ています。 そして、20代と30代の死因の1位は自殺。それも20代、30代の死亡者の3割〜5割が自殺なのです。 上原さんの場合、 時期的に今回の大震災の影響でストレス障害になっていたのかも知れません。 震災のようなショッキングな事柄があると、直接被害は受けなくても、その映像やニュースを見続けることによって、精神的にダメージが受けてしまうことがあることが知られています。 今回のように、地震そのものだけではなく、放射能という目に見えないものから心理的に圧迫を受けている人も少なくないといいます。 もし、ご自身や周囲の方で、様子が落ち込んでいたり、心が落ち着かない人がいれば、早めに専門医に相談したほうがいいのかもしれません。(巨椋修(おぐらおさむ) 山口敏太郎事務所)
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社会 2011年05月24日 11時45分
相次ぐAKB犯罪! 今度は16歳少年のチケット詐欺!
芸能ファン大注目の総選挙が6月9日に開票、5月25日に発売を控えた新曲「Everyday、カチューシャ」が出荷200万枚と、相変わらず景気のいい話ばかりが飛び出すAKB48。 しかし人気絶頂の今だからこそ、彼女たちの周辺にトラブルもその分ついて回るのである。先日は北海道で、18歳の無職少年がTVスタッフになりすましAKBの握手会に潜入し、堂々とメンバーの無断撮影を行うという大胆不敵な犯行をやってのけたが、今回はさらに年齢は低くなり、犯人はなんと16歳。 警視庁大崎署は5月23日、横浜市内の県立通信制高校2年の、16歳の男子生徒を逮捕したと発表した。調べによると少年は、AKB48のコンサートチケット応募券「AKB48劇場100発98中券」を持っているとmixiに嘘の書き込みを行い、18歳の男子学生から現金2万7千円をだまし取った容疑で逮捕された。少年は昨年4月から10月の間までに、なんと合計30万円をだまし取っていた疑いが持たれている。事件の渦中にある「AKB48劇場100発98中券」とは、イベントに優先的に入場できる特典がついていて、ファンの間では一部で約4万円もの値がつくプラチナチケットと化している、いわくつきのチケット。 AKBのコンサートといえば10代の若者が大半を占め、客層がアイドルファンとしては非常に若いことで知られる。その分、AKBイベントで悪だくみを謀る者たちも低年齢化しており、さらなる10代犯罪が続くことが懸念される。
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社会 2011年05月23日 11時45分
ビールの祭典・日比谷オクトーバーフェスト2011が開催中
ビールの祭典「日比谷オクトーバーフェスト2011」が、東京都千代田区の日比谷公園前噴水前広場で、5月20日から29日まで開催中である。本場ドイツの樽生ビールやドイツ料理を楽しむ人々で賑わっている。 オクトーバーフェストはドイツのミュンヘンで毎年開かれている祭典で、1810年からの長い歴史を持つ。その日本版がドイツ大使館などの後援で企画された「日比谷オクトーバーフェスト」である。ドイツでは「オクトーバー」の言葉通り10月に開催するが、日本では新緑の季節の5月に行われる。6回目になる「日比谷オクトーバーフェスト2011」は、日・プロイセン修好通商条約調印から150年目であり、日独交流150周年も記念する。入場は無料で、飲食は有料である。 会場には多数の屋台が立ち並び、どこも長蛇の列を作っていた。日本初上陸の辛口ビール「フレンスブルガー ピルスナー」など様々なビールが提供される。ビールと言えば苦みが特徴であるが、フレーバービールは甘党も楽しめる。たとえば「フランツィスカーナ ヴァイスビア」はバナナのような香りがする。 ビールの購入はデポジット制を採用している。購入時にビール代に加えてグラス保証金1000円を支払い、飲み終わった後にグラス返却口でグラスと1000円を交換する。 会場ではビールの他にもソーセージやプレッツェル(ドイツ風パン)などのドイツ料理やワインも販売されている。ステージではドイツ楽団により乾杯の歌「アイン・プロージット」など、ドイツ音楽が演奏されている。都会のオアシス・日比谷公園で爽やかな5月に、昼間から屋外で飲むビールは格別である。初対面の人達とドイツ式の掛け声で乾杯し合うなど、会場は陽気な熱気に包まれていた。 今回は東日本大震災からの東北復興支援企画として、東北地方の地酒を販売する「東北SAKEフェスタ」も開催されている。売上金の一部は義援金として日本赤十字に寄付される予定である。(林田力)
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社会 2011年05月20日 11時45分
ワンジル選手の転落死、母と愛人の証言が食い違いドロ沼化
5月16日に自宅バルコニーから転落し悲運の死を遂げた、2008年北京五輪の男子マラソン金メダリスト、サムエル・ワンジル選手。その死の真相を究明すべく、ケニア警察当局の捜査が始まった。 ワンジル選手の母・アンさんは「息子は妻に部屋で殺された。その後バルコニーから放り投げられた。あの高さから人が死ぬわけがない」と、妻による他殺説を主張。事件当日ワンジル選手は、妻とは別の女性と自室のベッドにいるところを妻に見つかり部屋に閉じ込められ、その後バルコニーから転落死した。 ところが渦中の“愛人”ジェーン・ドゥタさんが捜査線上に登場し、事態はさらに混迷を深めた。ドゥタさんが、母の他殺説を真っ向から否定したのだ。ドゥタさんの証言によると、事件前日の15日夜、ドゥタさんが勤めるレストランにワンジル選手が出向き、「妻は今日いないから」とドゥタさんを自宅に誘ったところ、妻が帰宅し修羅場となったという。激怒した妻がカギを取り上げ、二人を寝室に閉じ込めた後、ワンジル選手がバルコニーから転落したと、ドゥタさんは自殺と主張する。 それにしても、妻と敵対関係にある愛人が、なぜ妻の他殺説を否定するのか。誰かが貶められようとしているのか。ケニア国内には、莫大な成功を収め裕福になったワンジル選手を「変わってしまった」と快く思っていない関係者が多数いることから、何者かの怨嗟による仕組まれた事件である可能性も、相変わらず否定できない。いったい誰が、真実を知っているのか。