しかし人気絶頂の今だからこそ、彼女たちの周辺にトラブルもその分ついて回るのである。先日は北海道で、18歳の無職少年がTVスタッフになりすましAKBの握手会に潜入し、堂々とメンバーの無断撮影を行うという大胆不敵な犯行をやってのけたが、今回はさらに年齢は低くなり、犯人はなんと16歳。
警視庁大崎署は5月23日、横浜市内の県立通信制高校2年の、16歳の男子生徒を逮捕したと発表した。調べによると少年は、AKB48のコンサートチケット応募券「AKB48劇場100発98中券」を持っているとmixiに嘘の書き込みを行い、18歳の男子学生から現金2万7千円をだまし取った容疑で逮捕された。少年は昨年4月から10月の間までに、なんと合計30万円をだまし取っていた疑いが持たれている。事件の渦中にある「AKB48劇場100発98中券」とは、イベントに優先的に入場できる特典がついていて、ファンの間では一部で約4万円もの値がつくプラチナチケットと化している、いわくつきのチケット。
AKBのコンサートといえば10代の若者が大半を占め、客層がアイドルファンとしては非常に若いことで知られる。その分、AKBイベントで悪だくみを謀る者たちも低年齢化しており、さらなる10代犯罪が続くことが懸念される。