ミステリー
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ミステリー 2020年08月22日 23時00分
日本にスレンダーマンが出現か!?ネットを騒がせた人型UMA
8月15日、Twitterに投稿されたある画像が話題を呼んだ。 8月14日、ある人物が都内の某駅で、無人のホームを撮影していたところ、奥の方から奇妙な動きをした"何か”が向かってくるように見えたため、慌ててその場を後にしたというのだ。問題のツイートにはその時に撮影されたという写真も掲載されている。1枚目では駅のホームの奥に人影のようなものが確認できるが、2枚目で「人間を縦に引き伸ばしたような黒い影」がしっかりと捉えられていた。 >>40年経って目撃証言が復活 奇妙なUMAオウルマン<< 果たして、この映り込んでしまったものは何だったのか。合成や加工を疑う人もいたが、本人は無加工であると語っている。単なる駅員や普通の人である可能性もあるが、「奇妙な動きをしていた」という点から「幽霊」や「スレンダーマン」ではないかという人も出てきているようだ。 「スレンダーマン」はこのリアルライブで筆者が過去に紹介したこともある、比較的最近の人型未確認生物ともいうべき存在だ。その名の通り、やたらと背の高い謎の怪人で黒のスーツを着込んでおり、身長は180センチの人間サイズから3メートルの巨人サイズまで様々。体のバランスも成人男性を縦に引き伸ばしたような異様なもので、顔は人間と同じサイズで白いのっぺらぼう、中には背中から無数の触手が伸びているものも存在する。2012年頃にアメリカで目撃され、姿を捉えた写真も出回って話題となったが、実はこの写真は海外のオカルト系サイトに投稿された創作だということが判明している。 2009年、Something Awfulというサイトで恐怖画像を作成するコンテストが行われ、ある人物が作成した画像と添えられたテキストが人気を呼んで『ネット怪談』としてブレイクしたのである。 しかし、これで終わらないのが不思議なところ。実際に「スレンダーマンを目撃した」という人が出始め、さらには「スレンダーマンに会うために友人を殺害する」という事件まで起きてしまい、社会問題になった。よくできた創作は現実にも影響を及ぼすというが、はじめはいち創作にすぎなかったスレンダーマンも、語り伝えられるうちに「妖怪」「人型UMA」としての実体を得てしまったのだろうか。※過去のリアルライブ記事蜘蛛男か?ゴム人間か? 2013年は怪人「スレンダーマン」が日本に現れる?http://npn.co.jp/article/detail/35988380/(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年08月09日 23時00分
幽霊飛行機がレーダーに!?永久欠番の日航機JAL0123がフライトレーダーアプリに出現
実態のない幽霊船や幽霊飛行機が出現して人々に目撃されることはよくあった。現代では技術の進歩もあって少なくなっているが、そんな幽霊飛行機の話をほうふつとさせる事態が本日6日の深夜に起きていた。 発端はTwitterにアップされた、あるつぶやきと画像だった。画像はフライトレーダーアプリのもので、成田空港の滑走路付近に旅客機が写っている。その飛行機はJL123/JAL0123ということで、日本航空の123便であることが分かる。 >>新型コロナウイルスで心霊現象の報告例も多発中?海外の報告より<< この時点で何かがおかしいと気がついた人もいるのではないだろうか。実は日本航空の123便は存在しない。欠番の旅客機なのだ。 1985年8月12日、羽田空港から大阪の伊丹空港に向けて飛び立った日本航空123便は途中、群馬県の高天原山の尾根(通称・御巣鷹の尾根)に墜落。乗組員、乗客の大半が死亡する凄惨な航空機事故となった。日本航空123便墜落事故である。それ以来、日本航空123便は永久欠番となっている。今回フライトレーダーアプリに記録されたJL123/JAL0123は、本来なら存在しないはずの飛行機だったのだ。 ちなみにこの123便は成田空港を8月6日午前0時半に離陸しており、到着予定地は「N/A(該当なし、not applicable)」となっていた。その後、同0時43分には姿を消したそうだが、履歴はきちんと残っており現在でも確認ができる(なお、その履歴は成田空港に発着したように受け取れる内容だった)。 果たして、レーダーアプリにだけ出現したこの「日本航空123便」の正体は何だったのだろうか。過去にもレーダーアプリ上にJL123/JAL0123が登場したことが何度かあったこと、また到着予定地が「N/A」と表示されてしまうことは少なくないそうで、機体番号の誤入力や誤認識ではないかとみられている。しかし1週間ほど早いにせよ、凄惨な事故が起きた時期とそう離れていないだけに、ネット上では様々な憶測が飛び交っていた。 あの日本航空123便墜落事故が起きてから35年が経つ。もしかすると、あの悲劇を忘れてはいけない、ということなのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年08月08日 23時00分
四谷怪談初演から決まった7月26日の「幽霊の日」
一年365日、様々な記念日がある。先日の7月26日はなんと「幽霊の日」だった。幽霊の日は代表的な怪談「東海道四谷怪談」の初演が行われた日、1825年7月26日にちなんでいる。 四代目鶴屋南北による怪談ものの傑作、四谷怪談は田宮伊右衛門が隣家の伊東喜兵衛と結託し、妻のお岩に顔がひどく崩れる薬を飲ませ、喜兵衛の娘と伊右衛門の結婚を画策する。その後、お岩の怨念が様々な怪異を引き起こすのは皆さんもご存じの通りだ。 四谷怪談は、芝居小屋の中村屋で上演される際に「忠臣蔵」と合わせて興行するという手法をとっている。四谷怪談の登場人物は「仮名手本忠臣蔵」の登場人部と一部が被っており、忠臣蔵の外伝という体裁だった。そのため、2つの芝居でキャラクターが違った姿を見せるという楽しみもあった。 また、毒を飲んで顔が崩れたお岩がもだえ死ぬシーンを筆頭に、怪談ものならではのおどろおどろしくも趣向を凝らしたシーンが多数登場。役者の迫真の縁起や、心霊現象を再現する新しい仕掛けが取り入れられたこともあり、「この芝居には本物のお岩の霊が出てきている」と噂され、評判となったのである。 さて、本記事の画像は有名な浮世絵師・歌川国芳による三枚続きの「芝居絵」というジャンルの浮世絵だ。千葉県銚子市のある人物が所有している。場面は四谷怪談で有名な「砂村隠亡堀」で、川に流したはずの戸板が伊右衛門のところに偶然流れ着く「戸板返し」のシーンだ。この絵ではひどくゆがんだお岩の姿が真ん中に描かれているが、舞台では一人の役者が舞台上で即座に衣装を着替える早替わりで、怨霊の恐ろしさを表現するシーンとなっている。 登場人物の横には役名と現代も続く有名な歌舞伎役者の名前が並んで書かれており、左から田宮伊右衛門の五代目市川海老蔵、薬売権兵衛を五代目松本幸四郎、与茂七女房おそでを三代目尾上栄三郎が演じている。現代で考えてもそうそうたるメンバーがそろっているが、このぜいたくな出演者が同座したのは天保7(1836)年7月に森田座で行われた公演のものだそうだ。 長かった梅雨も明け、夏本番となった今だからこそ「四谷怪談」で心の底から冷えてみるのも面白いのではないだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年08月01日 23時00分
あの『大予言』を残した予言者、ノストラダムスの医療活動
6月16日、作家の五島勉氏が肺炎のため亡くなっていた事が判明した。享年90歳。 五島氏の代表作と言えば、「1999年7月に人類が滅亡する」の文言でおなじみ『ノストラダムスの大予言』(祥伝社、1973年)だろう。世に出るや、250万部を超えるベストセラーとなり、1970年代には社会現象にもなった。中には、「1999年に世界が終わってしまうなら」と自暴自棄な行動に出た人もいたようだ。この点について、五島氏は後にテレビや雑誌のインタビューにて、「本当に読んで欲しいのは最終章の『残された望み』の部分だった。備えができていれば大丈夫だと警告したが、センセーショナルな取り上げ方をされてしまった」と当時のブームを振り返っている。 >>「タピオカブームが来ると不況になる」の噂は本当か?<< さて、1999年を迎えた後は、注目も幾分か薄れた『ノストラダムスの大予言』だが、1999年以降も予言詩は続いているため、稀に「この詩は◯年◯月頃に○○が起きることを予言している」等のネタが出て再注目されることがある。 だが、新型コロナウイルス感染症が流行した今年、別の視点からノストラダムスが注目を集めてもいた。ノストラダムスはルネサンス期の占星術師であったが、同時に医師でもあった。彼の医療活動で有名なものに、当時欧州で猛威を奮った黒死病(ペスト)の予防法を編み出した、というものがある。ネズミがペストを媒介することに気づいたり、当時は一般的でなかったアルコールや熱湯による消毒を行って被害を抑えようとした、というものだ。もし事実であれば、先見の明どころか、現代の医療行為を予知していたかのような内容だ。 だが、改めて当時の記録に当たってみると、後世の創作である可能性が高いと考えられている。実際にペスト治療のため医師または薬剤師として当局と雇用契約を結び、感染者の多い地域に出向いていた事は事実だが、治療内容は伝統的な芳香性の丸薬の処方などで、独自の手法はなかったそうだ。 ペストは非常に感染リスクの高い病気にもかかわらず、ノストラダムスは何度も流行地に出向いて治療行為を行うことができた点から、「ノストラダムスは誰も知らない高度な治療方法を知っていたのでは」という説が出たこともあったが、これについては、本人も知らないうちに現場で軽度のペストに罹患しており、抗体を得ていたのではないかという説が存在している。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月25日 23時00分
「タピオカブームが来ると不況になる」の噂は本当か?
現在、ネットで興味深い噂が流れている。 それは「タピオカブームが来ると不況になる」というもの。 昨年の夏場にタピオカドリンクが若い女性を中心に流行し、「タピる」という言葉が生まれ、専門店が数多くできた。タピオカブームがこの前にも何度か起きているのをご存じの人も多いと思うが、このタピオカブームが起きた後には必ず不況が来ているというのだ。 >>赤い封筒にご用心?台湾に今も残る風習「冥婚」<< 最初のタピオカブームは1991〜92年頃に起きているのだが、その後バブルが崩壊。2008年にもタピオカブームが起きたが、この時はリーマンショック不況が発生した。そして昨年のタピオカブームの後、新型コロナウイルスの流行により世界的に経済が冷え込み、不況となっているのだ。 確かにタピオカブームを追っていくと、不況に前後して流行しているようにも見える。しかし、もちろん異論もある。アジア通貨危機やITバブル崩壊など、その他の不況と一致しないことから、単なる偶然にすぎないのではないかというのだ。ある要素に注目することで共通点や相関があるように感じてしまうという、擬似相関の一種であるという意見も存在する。 一方で、タピオカブームは「アノマリー」ではないかという説も存在している。具体的な根拠や理論として説明はできないものの、経験則上よく当たる物事を「アノマリー」という。偶然も何度か起きれば何らかの法則があることになるのではないか、というものだ。海外のローカルスイーツが日本国内で流行することは、スイーツなどの情報や流行の発信源になる若い女性層が現地に遊びに行けない経済状況であるため、流行している時点で不況が始まっているサインなのではないか、という説もあるようだ。 現状では「タピオカブーム=不況」の真偽は定かではないが、今後はもしかしたら何らかの関係や法則性が出てくるのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月19日 23時00分
スサノオノミコトはファッションリーダー?日本画に描かれた神様の姿に驚き
先月末から、東京都で新型コロナウイルスの感染者数が増え続けている。進まないコロナ対策に閉塞感が増している。 現代では病原菌やウイルスの存在がすぐに分かるが、洋の東西を問わず、人々は古くから病気を目に見えない何かによってもたらされるものだと考えていた。病気の悪魔や悪神などが人々に悪さをさせているというもので、日本の場合は古代中国の病気をつかさどる鬼神「疫鬼」の伝説が伝わったことも影響している。 >>新型コロナウイルスで心霊現象の報告例も多発中?海外の報告より<< そこで、昔の人ははやり病に悩まされると病気平癒を祈願して様々な「疫鬼」を退治する絵を描いていた。また、今は少し落ち着いたが江戸時代に出現した妖怪のアマビエを「疫病の蔓延を止めてくれるかもしれない」と描いたのも同じような心理によるものだろう。 そんなわけで、ネット上では博物館の公式アカウントから個人まで、様々な人々が「病気に効く」とされた辟邪絵や妖怪の絵などを紹介している。 今回注目を集めたのは、東京は原宿にある浮世絵専門美術館「太田記念美術館」が7月10日に公開したある絵。江戸時代に葛飾派の絵師によって描かれた肉筆画で、日本神話のスサノオノミコト(素戔嗚尊)が武装し、疱瘡神などの病気の神々を退治し、詫び状を書かせている様子となっている。ところが、このスサノオノミコトの足元をよく見ると、まるで現代のスニーカーのようなものを履いているのだ。そこでTwitterでは「神様がハイカラな格好をしている」「スサノオノミコトは現代からのタイムトラベラー?」と注目を集めていた。 サンダルやあるブランドのスニーカーにも似たこの履物は、「浅沓(あさぐつ)」ないしは「毛沓(けぐつ)」ではないかと考えられている。公家装束の一つであり、現代でも神職が履いているのを見たことがある人もいるのではないだろうか。神話の登場人物のため、神職の格好に寄せて描いたのではないだろうか、という意見も存在している。 なお、太田記念美術館では新型コロナのウイルス拡大防止を祈念して、この浮世絵を7月26日まで展示中とのこと。気になる人は足を運んでみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)参考ツイート太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art @ukiyoeotahttps://twitter.com/ukiyoeota/status/1281460350370476036
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ミステリー 2020年07月18日 23時00分
7月2日に飛来した火球、核の隕石が本当に発見される!まだ未発見の破片も?
7月2日の深夜、関東一帯にて夜空にまばゆく光る物体が目撃されると同時に轟音が鳴り響き、地面が揺れたという報告があった。時刻は午前2時32分頃、東京や埼玉、神奈川と広範囲で確認され、いったい何が起きたのかと騒動になった。だが、後に火球という事が判明した。 >>深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か<< 火球は流れ星の中でも非常に明るく見えるもので、隕石や彗星の核、デブリ(宇宙ゴミ)等が地表近くまで落ちてきたものや、落下して来ることで非常に明るく光る物体として確認されるもの。あまりに明るかったり、大きな音を発する事もあるため、UFOやミサイル等と誤認される時もあるようだ。今回の火球もかなりの音と振動まで確認されたために騒動になったが、早々に火球である旨がネット上で流れたこともあって沈静化。しかし、「これだけ大きな火球なら核になった隕石などの物体が確認できるのでは?」という疑問が相次いだ。 そして、7月13日、国立科学博物館が7月2日の火球が隕石であることを確認した旨を公式Twitterで発表した。問題の隕石は千葉県習志野市の住宅地にて発見された。マンションの通路に落ちていたのを住民が見つけ、ニュースで火球の話を聞いていたため、「これが火球の核だったのでは」と思い、大家に連絡してマンションの周囲を探した所、もう半分も発見したとのこと。二つの欠片を合わせてみると見事にぴったりと合わさったため、落ちてきて割れた隕石ではないかと判断して、博物館に問い合わせたのだそうだ。その後、分析の結果、宇宙線で生成される放射性物質が検出され、間違いなく7月2日に確認されたものである事が判明したのだ。ちなみに、隕石の落下地点はデータから予測されており、その後本当に発見され、回収されるという事例は世界的に見ても非常に珍しいケースである。 発見された隕石は総質量133g。思ったより小さいと思うかもしれないが、本来は数百グラム〜数キロになる大きな隕石であるとのこと。7月2日の火球で「大きな音」「振動」が確認されたのは、大気圏突入後に大きな核が割れた際のものではないかと考えられている。そこから、まだ他にも破片が存在している可能性が高いという。落下地点は習志野市、千葉市花見川区、四街道市、佐倉市、八千代市、船橋市の一部だそうだ。奇しくも筆者の事務所がある地域の近くに落ちてきていたという事実は非常に興味深い。もし落下地点とされる地域にお住まいの方がいたならば、調べてみてはいかがだろうか。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月12日 23時00分
兵庫県にて「件(くだん)」が生まれた事を記した当時の報告書が発見!
新型コロナウイルス感染症の蔓延で、注目を集めた妖怪「アマビエ」。江戸時代に現在の熊本県の海に現れ、豊作とその後に疫病が広まる事を予言し、「自分の姿を絵に描いて広める」ように告げて去った妖怪だ。あくまで「自分の姿を絵に描け」と言っただけなのだが、同じような予言する妖怪「件(くだん)」の伝説がすでに世に広く知れ渡っていたため、アマビエの際も同様に絵に描くことで病気を防ぐことができると信じられるようになったのかもしれない。 「件(くだん)」は人頭牛体の妖怪で、普通の牛から生まれてきて予言を行うが、その後にすぐ死んでしまう、という妖怪だ。江戸時代から何度か生まれてきたようで、有名な江戸時代に丹後国(京都府)に現れたという件について知らせるかわら版には、「豊作と疫病」を予言した件について書かれており、豊作という縁起の良いことを予言したため、「この件の姿を描いた絵を持っていれば家内安全、病気にならない」旨が記されていた。 >>牛の体に人間の顔、くだんは不吉の前兆なのか?<< さて、件の伝説は、恐らく人々が飼っていた牛から奇形の子どもが生まれた事が影響しているのではないかと見られている。現代でも家畜が不気味な奇形の子どもを生んだことがニュースになったりするので、当時の人々が感じた恐怖や驚異は相当なものがあったことは想像に難くない。だが、当時の件の報告については、かわら版等による風聞が混じった記述が多く、本当に牛から生まれた詳細が記されている文献はなかなか見つかっていなかった。 ところがつい先日、兵庫県立歴史博物館にて、「牛から件が生まれた」事を伝える当時の報告書とも言うべき図絵が所蔵品の中から発見されて、Twitterで注目を集めることとなった。今回発見された件の図絵は、城郭研究で知られる鳥羽正雄博士の旧蔵品の中に含まれていたもので、博物館にて妖怪を扱う特別展「驚異と怪異」展が開催されるにあたり、再発見されたものだという。安政七年(1860)3月12日に、現在の岡山県備前市にて飼われていた牛が産み落としたことが書かれており、頭や胴など体の各部位を細かく採寸し、件の姿を細密に写した絵も添えられているもので、恐らく当時の報告書だと考えられるもの。この絵は非常に特徴をよく捉えており、問題の「件」は現代でも家畜で度々報告される、先天性疾患による奇形で生まれてきた仔牛だったのではないかと見られている。 兵庫県立歴史博物館では、この「件」の文献を急遽特別展にて公開することを決定したという。特別展「驚異と怪異-モンスターたちは告げる-」は6月23日(火)~8月16日(日)まで開催予定(休館日あり)。興味がある人は是非足を運んでみてはいかがだろうか。公式Twitter驚異と怪異-モンスターたちは告げる-公式@kyouikaii_hyogohttps://twitter.com/kyouikaii_hyogo(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月11日 23時00分
夏至の日食、独立記念日の月食は天からのメッセージだった!?
先日の6月21日、夏至の日に日本各地で部分日食が確認された。夏至の日に日食が起こるのは1648年以来の372年ぶり。貴重な天体ショーを多くの人が楽しんだ。 また、海外に目を向けると、アメリカではちょうど独立記念日に当たる7月4日に部分月食が確認できることになった。特にアメリカでは日食と月食の期間が2週間ほどしかなく、また今回の月食が「ブラッドムーン」という赤色に染まる少し変わった月が欠ける、という珍しい天体ショーであったため、スピリチュアル的な解釈を行う人も少なくなかったようだ。 >>深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か<< 例えば、キリスト教の伝道者ポール・ベグレー氏は、今年に発生した壊滅的な出来事−−−新型コロナウイルス感染症のパンデミックとアフリカやアジアを悩ませているイナゴの大発生などを踏まえ、今回の日食と月食が来たるべき黙示録の証拠の一つだと彼のYouTubeチャンネルで解説し、警告を発している。 預言書として有名な聖書のヨハネの黙示録には、「子羊が巻物の6番目の封を解くと、大地震が起こり、太陽が黒く、月が血のように赤くなる」という記述が存在している。また、旧約聖書のヨエル書には「主の偉大で恐ろしい日が来る前に、太陽は暗闇に、月は血に変わります」という描写があり、6月21日の日食と7月4日の月食はいずれもこれらの聖書の描写に合致するというのだ。 日食や月食は非常に珍しい現象のため、昔から人々が魅了され、ある時は吉兆と、ある時は凶兆とみなしてきた。神話に登場する事も多く、日本神話の天の岩戸は日食が元になっていると見られているし、北欧神話やその他各地の神話にも「月や太陽を飲み込む怪物」が登場する。 昔から人々は、様々な意味を日食や月食から読み解こうとしてきたものだが、現代でも同じような考えに至る人は少なくないのかもしれない。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年07月05日 23時00分
深夜に関東で轟音とともに飛来した発光体、正体は「火球」か
7月2日の深夜、関東一帯にて轟音が鳴り響き、地面が揺れたという報告があった。 時刻は午前2時32分頃、空を横切る大きな発光体が確認された直後に、爆発音のような轟音と地響きが起きた模様。東京や埼玉、神奈川と広範囲で確認され、いったい何が起きたのかと騒動になった。だが、後に火球という事が判明し、多くの人が胸をなでおろす結果となったようだ。 流れ星の中でも非常に明るいものは火球と呼ばれ、その明るさは-3~-4等級。全天で一番明るく見える星、おおいぬ座のシリウスの等級が-1.47であるから、相当な明るさになる。 >>大地震の発生は近い!?日本における地震予知の歴史<< なお、火球は大気中で蒸発してしまったものも、核である隕石が地表に落下したものも、両方とも明るさが一定以上であれば火球と呼ばれる。今回の火球が隕石由来か、デブリ(宇宙ゴミ)等だったのかは不明であるが、「隕石であれば、もしかしたら落下地点に欠片が存在するかもしれない」という意見がネット上に書き込まれていたりもする。ちなみに、あまりに明るいためか、火球はしばしばUFOと間違えられる事も多かったりする。 今回の事例とよく似たものに、2016年6月18日に目撃された火球の事例がある。この時は、夜の22時頃に関東地方の空を横切る様子が確認され、また、通り過ぎた後に飛行機雲のようなものが残されていたため、UFOではないかという説も出てきていた。 さて、今回の火球では面白い報告も上がっていた。スマートフォン用アプリの「MyRadar 天気レーダー」の雨雲レーダーで確認すると、なんと関東を斜めに横切る火球の軌道が表示されているというのだ。このアプリは米国国立測候所が観測した NOAA(米国国立海洋大気庁)気象レーダーの生データを利用しているもの。この雨雲レーダーは雨や雪以外にも、大気中の気温や湿度の違う層があると、電波が屈折する異常伝搬が起きて映ってしまうそうで、今回の火球が通り抜けた軌道も雨雲レーダーに捕捉されたものとみられている。 一直線に伸びる火球の通った道がアプリで確認できるというのは、とても興味深いことであると言えよう。(山口敏太郎)
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