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主人の墓を守り続けた忠犬「グレイフライアーズ・ボビー」

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 19世紀、スコットランド・エディンバラにあるグレイフライアーズ墓地で、一匹の小型犬が常にある墓の側にたたずんでいた。その墓はエディンバラ市警の警官だったジョン・グレイの墓で、小型犬の飼い主だった。

 当時、エディンバラでは飼い主のいない犬は処分される決まりだったが、代わりに市議会が飼い主となることで保護されることとなった。こうして主人の墓を14年間守り続けた犬はいつしか「グレイフライアーズ・ボビー」と呼ばれるようになり、死後は銅像が建てられた。スコットランドにおける日本のハチ公のような存在であり、現在でもボビーの像と墓地は観光地として人気があるという。

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 さて、ボビーの犬種は長らくスカイ・テリアだと考えられていたが、近年この説は疑問視されており、新たな研究の結果、現在でも珍しい犬種のダンディ・ディンモント・テリアであることが明らかになった。

 ダンディ・ディンモント・テリアは全身がふわふわした巻き毛で覆われた胴長短足の小型犬である。スカイ・テリアは硬く真っすぐな毛並みが特徴的な小型犬だ。しかしボビーの伝説を研究してきたマイク・マクベス氏によれば、当時スカイ・テリアはまだ遠く離れたスカイ島でしか飼育されておらず、一方でダンディ・ディンモント・テリアはエディンバラでごく普通に飼われていた犬種だったという。

 犬種が混同されていたのは、当時この犬が「スコッチ・テリア」と呼ばれていたことによる。後世の人はスカイ・テリアのことだと解釈したが、当時はダンディ・ディンモント・テリアを指す言葉としてよく使われるものだったというのだ。

 「よってグレイフライアーズ・ボビーは、ダンディ・ディンモント・テリアでなければならないのです」とマクベス氏は語っている。

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Greyfriars Bobby mystery has finally been solved(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/359430/greyfriars-bobby-mystery-has-finally-been-solved

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