海外に目を向けると、悪霊や悪魔が居着いてしまった家には奇妙な特徴が出るという。「カトリック信仰の豊かな歴史」というFacebookグループを管理しているキジト・ジョセフ氏は、悪霊や悪魔が居着いた家には全部で9つの段階的な兆候が表れる、と説明している。
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最初の兆候は家族の誰かが病気がちになるという「身体的な不調」。次いで起きるのは「感情的な混乱」で、家庭内で誰かがいつもケンカをしたり、うつ病になったり気分が激しく落ち込んでしまうという。
3つめの兆候は特定の生物が家に入り込むようになる、というもの。出現に注意すべき生き物はアリ、ハエ、蚊、ヘビ、黒い鳥だそう。虫は季節も関係してくるだろうが、こういった生物が時期も関係なく家の中に現れるようになると悪霊や悪魔が入り込んできたサインなのだとか。
4番目の兆候は異臭。硫黄臭や死臭、肉や魚が腐ったような臭いなど、不快な臭いがするようになったら要注意だとキジト氏は主張する。そして5番目には飼い犬がほえ続ける、特定の部屋を恐れて入らないなど、身近な動物が異常な行動を見せるようになるというものだ。
そのほか、物が勝手に動き出すというポルターガイスト現象や、誰もいないのに足音や鳴き声を聞くようになるといった幻聴、金銭問題や隣人や親戚関係の悪化、家族の相次ぐ死など「無数の問題が浮上する」ようになるという。
また、明確な気温の変化や何者かの視線や気配など、何らかの存在を明確に感じるようになるのだとか。この段階では黒い影のようなものが明確に目撃され、壁や床に不気味な傷や血のような汚れが浮かぶこともあるようだ。
後半はともかく、一部の「前兆」とされる現象は本当に兆候として数えていいものだろうか、という指摘も存在する。キジト氏も「これらの中には自然で簡単に説明できるものもあります」と認めており、まずは自分自身が疲れていないか医療機関に診てもらうのが良いとしている。だが、それでも異常が収まらない場合は「教会に相談し、聖水や聖ベネディクトのメダルなどのお守りを持ち歩くように」と述べている。この対処法はキリスト教圏らしいものだが、まずは心身の疲れが悪霊や幽霊のようなものを見せている可能性は大いに考えられる。
身の回りで奇妙なことが起きたならば、まずは掃除をこまめにするなど周囲をきれいに整え、快食快眠を心がけるのが一番のようだ。それでも改善しなかった時にようやく霊の可能性が出てくるものなのだろう。
山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中
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