ミステリー
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ミステリー 2020年10月25日 23時00分
紀元前の悲恋?「ハサンルの恋人たち」
古代の遺跡や墳墓から発見される遺体の中には、ごくまれに2人以上が寄り添うようにして埋葬されているケースがある。有力者とその家臣が共に戦死し、一緒に葬られていたケースや、家族が並んで埋葬されたケース等が該当する。例えば2019年にインドのハラッパ遺跡で発見された「寄り添う男女の人骨」は、同時期に死亡し埋葬された夫婦ないしは親族のものとみられている。だが、中にはこんな不思議な遺体も出土している。 >>古代マヤ文明、最古にして最大の建造物発見か<< こちらは「ハサンルの恋人たち」と呼ばれるもので、紀元前800年頃に亡くなった恋人たちの死体だとされた。1972年、イラン北西部のテッペ・ハサンル遺跡にて、泥製のレンガと漆喰で覆われた壕の中から奇妙な骸骨が発見された。二つの骸骨は互いに寄り添い、見つめ合うようで、片方が腕枕をし、もう片方は顎に手を当てて今にもキスをするかのような姿勢となっている。さらには死の直前につけられたと思われる傷も確認できたため、「亡くなる前に殺された恋人たちの死体では」という説が出た。 しかし、実際に恋人であるかは不明であるという。見た目から男女のカップルのもののような印象を受けるが、二人は共に男性とのこと。向かって左側の人物はおそらく男性で30代で死亡、右側の人物は男性で、20代で亡くなったとみられるという。年代がハサンルの滅亡期と重なっている上に、副葬品などが確認できないことなどから、おそらく都市が戦争や略奪に襲われて避難し、息絶えたものと推測されている。 この遺体は1956年から1974年にかけて、ペンシルベニア大学博物館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館の行った発掘調査の中で発見されたもの。こちらの遺体はペンシルベニア大学博物館に運び込まれ、1974年には同博物館にて展示も行われたそう。現在も博物館所有となっており、研究対象となっているのだそうだ。(山口敏太郎)関連記事6000 Year old Kiss found in Hasanlu, Iran – Facts Analysishttp://www.hoaxorfact.com/inspirational/6000-year-old-kiss-found-in-hasanlu-iran-facts-analysis.htmlTHE HASANLU LOVERShttps://www.penn.museum/collections/highlights/physicalanthro/the-lovers.php
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ミステリー 2020年10月24日 23時00分
まるで落書き?ナスカで新たに「ネコの地上絵」発見 パラカス文化後期のものか
ペルーに存在する奇妙な遺跡「ナスカの地上絵」。チリのパンパ=コロラダ、パンパ=インヘニオという盆地に存在するもので、幾何学的な図形や動植物をかたどった巨大な絵が描かれているというもの。近年はドローンやAI技術の発展により、これまで知られていなかった図像が発見されて注目を集めている。2010年代には山形大学人文学部の坂井正人教授を中心とする研究グループがナスカ大地南部でこれまで未発見だった地上絵を多数発見している。 >>新たに143点発見 不思議な巨大絵「ナスカの地上絵」<< そして先日、ペルーの文化省が新たな地上絵が発見されたと発表した。問題の地上絵は丘の斜面に描かれていたもので、右側に顔、左側に体が伸びているネコ科の生物をかたどったものと考えられている。制作された時期は約2000年前で、ペルー文化省で地上絵保護を担当するジョニー・イスラ氏によれば、他の地上絵より早い時期に描かれたものとのこと。今回の地上絵は急斜面に描かれており、浸食を受けやすい地形に存在していたこともあって、ほとんど消えかけていたという。クリーニングと保存作業の結果、これまでにないテイストの地上絵が明らかになったというわけだ。 現在「ナスカの地上絵」と呼ばれている大半の地上絵は、アンデス文明でナスカ文化が栄えた紀元200~同700年の間に作られたものだ。しかし今回発見された地上絵はアンデス文明形成期のパラカス時代に当たる、紀元前500年から紀元200年に描かれたものとされている。実際、パラカス時代の織物などには地上絵と似たネコや鳥、人間の絵柄が登場しているそうで、地上絵の図像とも類似しているという。 パラカス文化はナスカ文化に大きな影響を与えたとされており、ナスカの地上絵もパラカス文化からさらに発展して形成されたものとみられているようだ。後年のナスカ文化になって、地上絵がより大規模に、図像もより幾何学的で精緻なものになっていったのではと考えられている。同じ地上絵でも、我々の知る地上絵とかなり絵柄のタッチが違うのは制作時期が大きく関係していると考えてよさそうだ。 なお、今回の地上絵があまりにもゆるいタッチだったため、ニュースが流れてからネットで大人気となり、「子どもの絵かと思った」「あまりの絵柄にフェイクニュースかと思った」という感想が流れた。また、フリー素材サイト「いらすとや」には翌日、さっそく地上絵のイラスト素材が登場。 「仕事が早い」と話題にもなっている。今後、同様に古い地上絵が発見される可能性もある。今度はどんな地上絵がお目見えするのだろうか。(山口敏太郎)参考URLhttps://news.yahoo.co.jp/articles/62006069e9a22fd74b125288b7bf4f56121c5d4d
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ミステリー 2020年10月18日 23時00分
大地震の前触れか、それとも…?神奈川県で続く異臭騒動
今年6月以降、神奈川県内の各地で「異臭がする」という通報が相次いでいる。 報道によると、横須賀市や三浦市で住民から「ゴムの焼けたような臭いがする」などと異臭を訴える通報があったのを皮切りに、7月から9月にかけて範囲が拡大。14日午後3時過ぎにも横須賀市などで異臭に関する通報が消防に寄せられるなど、日を追うごとに頻度が増しているようだ。 >>鳥居を撤去したら地震が起きた!?<< 当初は海側で確認されていたため、海の青潮の臭いが風で流れてきたものではと考えられていたが、12日には横浜駅構内で確認されたとのこと。そのため、外から流れてきた匂いではないようだと考えられている。駅構内ということはガス漏れの可能性もあるが、横浜駅構内でガス漏れは検知されなかったとのこと。また、硫化水素系の臭いでガスとは違うものだったようだ。 あまりに長期間、広範囲にわたって異臭騒ぎが起きており、神奈川県は本格的に原因を調べる必要があるとして、通報があった地域で空気サンプルを採取した。そして13日午後、横浜市は市内で異臭が確認された地域の大気から、ガソリンなどの蒸発ガスに含まれる物質が検出されたと会見で発表した。 これまでは異臭の通報があった後に消防が駆け付けても、既に現場では異臭が消えてしまっていることが多かった。今回は横浜市の消防局の庁舎でも異臭が確認されたため、空気を採取することに成功。サンプルを分析した結果、蒸発したガスに含まれるイソペンタンやブタンなどの化合物が通常の大気より濃い濃度で検出されたことが判明したという。なお、現在は人体への悪影響はないとのこと。しかし、成分は判明しても発生源は依然不明のままとなっている。 あまりに続く異臭騒ぎに、ネット上では「大地震が起きる前触れなのでは」という意見も出てきている。実際、三浦半島では大正12(1923)年に発生した関東大震災の時に三浦半島の各地、現在の横須賀市などで「ガスが噴出した」という記録が存在しているという。現代の阪神淡路大震災や東日本大震災でも、地震が発生する前にガスのような臭いをかいだという報告も寄せられているようだ。地震の前兆現象として異臭が発生することは少なくないようだが、それでも今回の異臭騒ぎと安易に結び付けて考えるのは危険であるとされている。 神奈川県は各自治体や県警、海上保安部などと対策会議を開き、各機関での連携強化と調査体制の拡充を決定。環境省から大気採取機を借り受けて各地で大気の採取を行い、県の環境科学センターでさらに分析する方針としている。(山口敏太郎)参考URLhttps://www.fnn.jp/articles/-/94983https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201002/k10012644761000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
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ミステリー 2020年10月17日 23時00分
約1000年前、創建時の扉絵が発見された平等院鳳凰堂と鳳凰像に関する有名な噂
10円玉の表面に刻印されていることでも有名な、京都の平等院鳳凰堂。 平等院は江戸時代に取り外された鳳凰堂の旧東面中央扉に、約1000年前の創建時に描かれたものとみられる来迎図が残っていることを確認したと12日に発表した。この扉は江戸時代の1670年に扉が新造された際に取り外され、以降平等院で保管されていたもの。年月を重ねて激しく損傷していたため、2018年に修理が行われた。翌19年に東京文化財研究所が非破壊非接触の光学調査を行ったところ、絵が浮かび上がってきた。絵は、建物のすぐ上を複数の菩薩が飛んで臨終を迎えた者のもとに向かう構図。生前に徳を積んだ最上官位の人への菩薩が来迎している絵であり、大胆かつ印象的な絵だと平等院はコメントしている。 >>江戸時代、富山に11メートルの人魚「海雷」が出現していた!?<< 平等院は藤原氏ゆかりの寺であり、阿弥陀如来をまつる鳳凰堂は1053(天喜元)年に建立された。鳳凰堂は「観無量寿経」に基づき、西方極楽浄土とその教主である阿弥陀如来を観想させるために建立されたと言われている。鳳凰堂を飾る壁扉画や菩薩像、庭園は極楽浄土の様子を再現したものであり、鳳凰堂全体は密教の阿弥陀曼荼羅を表現したものと考えられている。今回発見された扉の来迎図は、衆生を再現された西方浄土に迎え入れるために描かれたものなのかもしれない。 さて、鳳凰堂の中央大棟の両端を飾る鳳凰像。1041(長久2)年2月に仏師に命じられて作られ阿弥陀堂の上を飾るようになったもので、阿弥陀堂が「鳳凰堂」の名前で呼ばれるようになったのは、近世の人々がこの像に基づいてそう呼ぶようになったからだとされている。 もちろん、10円玉の表にある鳳凰堂にも、小さな小さな鳳凰がきちんと鎮座しているのだが、こちらの鳳凰には有名な噂がある。「10円玉の鳳凰は左右で形が違い、それぞれオスとメスで分かれている」というもの。確かによく見れば左右で形状が違うように思えるが、これは本当なのだろうか。 実は平等院鳳凰堂の鳳凰像には、雌雄の区別はないのだという。中国の伝説では鳳がオス、凰はメスとされ雌雄一対で陰陽の調和を示すとされているが、雌雄はあっても外見上の差異はないのだという。例えばニワトリのように、オスだから鶏冠があるなどといった明確な違いはないそうだ。しかし、鳳凰堂の鳳凰像は左右の北像と南像で微妙に大きさが違う。向かって右側の北方像が高さ98.8センチで幅34.5センチ、左側の南方像が高さ95.0センチで幅44.5センチとのことだ。この微妙な大きさの違いから「オスとメスで分かれている」と噂されるようになったのかもしれない。参考記事https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/379346(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年10月11日 23時00分
あの「決して真実にたどり着けない」都市伝説が映画化!「鮫島事件」とは?
皆さんは「鮫島事件」をご存じだろうか。90年代に匿名掲示板の2ちゃんねるで話題をさらった、謎の事件。どれだけ検索しても事件とその真相にたどり着けないという究極の謎、「鮫島事件」を取り扱った映画「真・鮫島事件」が武田玲奈主演で映画化されることが10月7日に発表された。監督は永江二朗氏で、映画『2ちゃんねるの呪い』でもメガホンをとっている。 >>「あなたは好きでしたか?」2020年で消える?かもしれない都市伝説『赤い部屋』<< 今回の映画の題材となった「鮫島事件」は、ネットを中心に語られている一種の都市伝説だ。 発端は、匿名掲示板サイト2ちゃんねるのラウンジ@2ch掲示板(ラウンジ板)に「伝説の『鮫島スレ』について語ろう」というスレッドが立てられたことから。スレッドを立てた人物は「半ば伝説となった『鮫島スレ』」「2ちゃんねる歴が長い方は覚えてる」「見た時のショックは大きかった」と語り、最後に「誰かあのスレ保存してる人いますか?」と投げかけていた。 当初は「知らない」「ネタだろう」などとする書き込みが多かったのだが、やがて「その話を蒸し返すな」「2ちゃんがなくなるかもしれない事件だったんだぞ」「公安警察がもみ消しに動いた」などと、事件当時を知っているとする人物からの警告めいたレスが出てくるようになった。「柏駅」「おやじが死んだ」「EOM」「血の16画像」「みずき画像」など、事件の背景を想像させるようなワードが出たり、さらには該当すると思われる事件のログらしきものをスレッドに貼り付ける人も出てきた。また、真相を書こうとする人が、核心部分まできたところで急に書き込みをやめてしまうことも何度もあった。 ここまでくると、さすがに何かしらの事件があったのでは…と思うかもしれないが、実は鮫島事件は完全な創作である。事件の全体像は全く分からないのに断片のみが語られ、時に否定する意見がまじることで、あたかも「検索しても出てこない事件」が本当にあったかのように錯覚させるものだったのだ。はじめから存在しないものを証明することは非常に難しい。 また、ネタだと気づいた人がネタに乗っかる形で「鮫島事件が本当にあったと肯定する人」と「鮫島事件は架空の事件だと否定する人」を演じることで事件そのものの信憑性を高めていく結果となった。不確かな伝言ゲームとロールプレイの上に成立した都市伝説、それが「鮫島事件」と言えるのではないだろうか。 さて、鮫島事件は全てが創作だとされているが、この事件のあったとされる期間には2ちゃんねるの過去ログが削除されている、という指摘も存在している。実は「鮫島事件」と言われているスレッドに書き込んだ人から、筆者のもとにはある情報が寄せられており…おっと、宅配便が来たようだ。(山口敏太郎)参考都市伝説「鮫島事件」が武田玲奈主演で映画化https://www.cinematoday.jp/news/N0119032
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ミステリー 2020年10月10日 23時00分
50年以上経って正体が判明した!?「カンバーランドの宇宙人」
以前、筆者はリアルライブで、かなり衝撃的な宇宙人の写真を紹介させていただいた。 「カンバーランドの宇宙人(Cumberland Spaceman)」と呼ばれている写真で、花を手に笑顔で写っている女の子の背後に、全身白いスーツに身を包んだ宇宙飛行士のような姿の人物が立っているというものだ。この写真は1964年5月23日に消防士のジェームズ・テンプルトン氏が妻と当時5歳の娘を連れて自然公園を訪れた際に撮影したもの。連続して3枚撮影したそうなのだが、奇妙なものが写っていたのはこのときだけ。また、周囲に人はおらず、人に見えるような物体もなかったという。 >>リアルな人形やロボットに対して抱く違和感、「不気味の谷」現象は「あるもの」から逃げるために生まれた?<< 長年、この「宇宙服のような人物」の正体については議論が交わされてきた。写真やカメラを鑑定したところ、トリックの痕跡もなく「少女の背後に何らかの物体が写っているのは間違いない」ことが判明している。 そこで「遠景にいた人物が、撮影に気づいて引き返したタイミングでシャッターが切られた」という説が最も有力とみられている。しかし、テンプルトン氏によれば当日、自然公園には彼の家族以外に2人の老婦人がいたが、撮影時には近くにいなかったとテンプルトン氏は証言している。また、写真の人物の格好に似た服を着る職業である養蜂家ではないのか、という説も出てきていた。 一方で当日、撮影場所の自然公園近郊でUFOが目撃されたという証言もあったという。また、テンプルトン氏のもとにはUFOの写真を撮影したり、情報を入手した人の前に訪れるという謎めいた黒スーツの人物「M.I.B(メン・イン・ブラック)」が尋ねてきたこともあったそうだ。だとすると、彼が撮影してしまったのは本物の宇宙人だったのだろうか? だが、最近になってテンプルトン氏へのインタビュー内容や最新の写真分析結果が公開された。当時の状況と照らし合わせた結果、宇宙人の正体はテンプルトン氏の妻だった可能性が高くなってきた。白い宇宙服は彼女がその日着用していた水色のドレス、ヘルメットのバイザーのように見える箇所はボブカットにした彼女の髪だった可能性が高いというのだ。撮影時、カメラが露出オーバーだったのと、妻が少し離れたところで動いていたため、奇妙な姿で写ってしまったものとみられている。なお、テンプルトン氏の家を訪ねてきたMIBについては、彼自身も「詐欺かいたずらだった」としており、追い返していたそうだ。(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年10月04日 23時00分
かわいい鳥たちが互いに罵倒、人間にも悪態を!?イギリスで起きた珍事
ペットショップのオウムにライバル店の名前や変な言葉を教え込む、というのはギャグ漫画などでたまに見る光景だ(当然、その後発覚してしかられる展開でオチがつく)。だが、そんな漫画の中で見られるようなシーンが現実に起きて、そこそこ大きな騒ぎになるという事態が海外で発生していた。 >>手のひらの目、魔方陣…ガウディがサグラダ・ファミリアに残した「暗号」<< 9月29日、イングランド東部のリンカンシャー野生動物公園が「ヨウムが飼育員に対して『聞くにたえない悪態』をつく様子が確認できたため、一般公開を中止した」と発表した。問題のヨウムは数日前に野生動物公園に寄贈されたばかりのもので、アフリカン・グレー・パロットという種類。いずれも別々の飼い主から同じ週に寄贈されたものだったという。 引き取ってすぐヨウムたちは隔離施設に入れられたそうだが、そこで飼育員らは5羽が感情の高ぶりやすい性格をしていることに気づいたという。そして、5羽はなんと互いに「人間の罵倒語」を駆使して相手をののしり始めたのだという。ちなみに罵倒した言葉はいわゆる「F」で始まる言葉や高度なスラングまで様々であり、お互いにヨウムたちが思いつく限りの言葉を並べて、相手に言われた分だけ言い返しているように見えたという。 これは非常に珍しい現象である。縄張り意識から威嚇し合ったと仮定しても、人間が使うスラングや罵倒語を駆使するということは、ヨウムたちがその単語の意味を理解した上で発話していたことに他ならないからだ。実はヨウムは人間で言えば5歳児に匹敵するほどの知能を持つと言われる非常に賢い鳥であり、飼い主らの様子を観察し、適した言葉を選んで返すコミュニケーション能力も有しているという。そんなヨウムたちが居合わせてしまった結果、威嚇のために人間の言葉を駆使してののしり合う光景が繰り広げられてしまったようだ。 なお、この罵倒語は人間にも向けられたとのこと。一般公開後には職員や飼育員だけでなく来場した一般客をもののしり、面白がって言い返す一幕もあったとか。しかし、さすがに「子どもたちへの影響」などを危惧した園側はヨウムたちの一般公開を中止。個別に引き離して飼育することでヨウムたちの精神状態を落ち着かせ、「乱暴な言葉遣い」の減少につなげていければと期待しているそうだ。(山口敏太郎)参考URLParrots in wildlife park moved after swearing at visitorshttps://edition.cnn.com/travel/article/swearing-parrots-moved-park-scli-gbr-intl/index.html
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ミステリー 2020年10月03日 23時00分
鳥居を撤去したら地震が起きた!?
とあるニュースが8月、ネットで話題になった。静岡県静岡市清水区の大通りに大きな鳥居が立っていたのだがこの度、老朽化の関係で取り壊される事が決定した、というもの。 問題の鳥居は高さ12メートル、幅16メートルの鉄筋コンクリート製、清水市清水区の草薙神社に至る市道に立っており、鳥居には「昭和五十年九月竣工」と刻まれていた。近年は老朽化が進み、コンクリート片がはがれ落ちる様子が確認されていたため、地元の自治会が市に対策を求め、9月中の撤去が決定したとのこと。 >>未完の大聖堂、サグラダ・ファミリア教会 新型コロナで2026年完成が不可能に<< なお、この大鳥居は長年所有者が不明のままであった。今から45年前に区画整理の際に調査が行われたものの、草薙神社の財産目録に記録がなく、建立時の公的文書も現存していない事が判明。神社側の関係者も引き渡し書が存在せず、当時の経緯を知る氏子もいないと証言していた。 この「所有者不明の謎の鳥居」の撤去が決定したのが8月半ば。地域のニュースとして報じられた後、ネットでは「撤去した後に何かが起きるのではないか」と話題になっていた。 その後、9月8日夜に撤去作業が開始され、18日までに鳥居と脇の石碑2つを随時撤去する流れで工事は進められた。 ところが28日、静岡県中部・西部を中心に震度4の地震が発生。浜松市内の県道で土砂崩れが確認されるなど、一部に被害が出た。地元の人だけでなくネットでも「大鳥居の撤去」が話題になっており「地震が起きたのは鳥居を撤去したからではないか」と想像する人も多く出ていた。 だが、これはあくまで偶然にすぎないと筆者は考える。何でも関連づけて考えてしまうのは良いものではないし、所有者が不明という事は維持管理のためにうかつに手が出せなくなる事にもつながる。撤去できず老朽化が進めば、崩落等でより大きな事故につながった可能性もある。あまり大げさに捉えない方がいいのではないだろうか。(山口敏太郎)参考記事所有者不明の鳥居老朽化で市が撤去開始静岡https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200909/k10012608661000.html鳥居老朽化、持ち主は? 静岡・草薙神社参道入り口https://www.at-s.com/news/article/topics/shizuoka/723682.html静岡県中部・西部で震度4 浜松の県道で土砂崩れhttps://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/813225.html
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ミステリー 2020年09月26日 23時00分
手のひらの目、魔方陣…ガウディがサグラダ・ファミリアに残した「暗号」
「未完の世界文化遺産」として知られ、今も建設が続くスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会が16日、「2026年の完成予定がずれ込む見込み」と発表して話題になった。同教会は建築費用を寄付と観光収入でまかなっているため、新型コロナウイルスの感染拡大による都市封鎖で収益が激減し、工事費用が足りなくなってしまったという。現在の費用では、聖母マリアにささげられる巨大な塔の工事を終えることしかできず、今のところ完成予定は未定とのことだ。 >>未完の大聖堂、サグラダ・ファミリア教会 新型コロナで2026年完成が不可能に<< さて、そんな同教会は建築中にもかかわらず、奇妙な意匠が各所に存在している。 ひとつは教会のファサード(入場門)の一つ、「生誕の門」。並ぶ複数の塔を背景に三角形のシルエットの門が3つ並んでおり、左から父ヨセフ、イエス、母マリアをそれぞれ象徴している。ファサードの背後に並ぶ4つの大きな塔のうち、右から2番目の塔に注目すると、右ファサードの装飾とつながる屋根状の彫刻部分に、小さいが奇妙な装飾が存在しているのだ。 それは「手のひらの中央に目が輝いている」というもの。この装飾については複数の説が存在しており、中東やアフリカ地域で魔よけとして用いられる「ファティマの目」ではないかという説や、神の全知全能を意味する「プロビデンスの目」であるという説が存在している。しかし、前者の「ファティマの目」はユダヤ教やイスラム教の魔よけのお守りであり、カトリックの教会のお守りにするのは不自然である。また、「プロビデンスの目」はキリスト教の聖三位一体を表す三角形や後光と組み合わせることで神の全知全能を示すもの。「手のひら」と組み合わされるサグラダ・ファミリアの装飾は不自然だというのだ。 また、同教会の西側のファサードである「受難の門」には、パズルのようにも見える奇妙な浮き彫りが存在している。縦横斜めの数字の合計が同じになるという「魔方陣」は皆さんもご存じだと思うが、受難の門の浮き彫りは4×4の魔方陣になっており、合計は必ず33になるという。3×3で合計が15になる魔方陣は比較的ポピュラーなものだが、4×4の魔方陣は珍しい。また、ガウディは生前「33」という数字にこだわっていたことが知られており、他の建築物でも階段の段数を33段にするなどしていた。 この「謎の目」「33の魔方陣」から、ガウディはフリーメーソンの一員だった、という説もある。フリーメーソンは歴史をさかのぼれば聖堂や修道院を建築していた石工たちの組合であり、建築と関係が深い。また、メイソンの最高位は33位であり、ガウディの出身地や関係者、知人にはフリーメーソンのメンバーだったとされる人も多いのだ。 これらの不思議な装飾は全てガウディが生前に施したものだそうだが、彼が急死してしまったので装飾に込められた意味はもう分からない。完成した暁には、これらの不思議な装飾の意味が明らかになるのだろうか?(山口敏太郎)
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ミステリー 2020年09月20日 23時00分
未完の大聖堂、サグラダ・ファミリア教会 新型コロナで2026年完成が不可能に
100年以上にわたり建築されているスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)教会。1882年に建築が始められたが、初代の建築家が意見の対立から辞任。2代目に建築家として就任したのが当時はまだ無名であったアントニ・ガウディだった。 >>撮影者が謎の失踪を遂げていた!?デジタルリマスターで蘇る132年前に撮影された「世界初の動画」<< 彼は既存の計画を踏襲しながら自身の設計を盛り込む形で建設に取り組んだが、完成には至らず今も建築工事が続けられている。完成しない理由としては、建築費用が集まらず、なかなか作業を進められないこと(現在も費用は寄付と観光収入でまかなっている)、細部に至るまで複雑な装飾を必要とするにもかかわらず、詳細な設計図がなく図面も存在しないことなどがある。 特に後者については、ガウディは詳細な設計図なしで、模型やスケッチでイメージを伝えていたのだが、ガウディが事故で急死してしまった上に、死後にスペイン内戦が起こったため、教会の建築に関する資料のほとんどが散逸してしまったのである。 ガウディの構想を再現することは不可能となってしまったため、工事を中断することも考えられたが、ガウディの残した資料や職人への口伝などをもとに、ガウディの設計構想を推測する形で建築を行うことになった。 当初は完成まで300年はかかると言われていたサグラダ・ファミリア教会だが、技術の進歩により工期は大幅に短縮。ガウディが亡くなって100年目の2026年にいよいよ完成するとみられていた。 しかし9月16日、2026年の完成は不可能と教会側から見解が発表されたのである。 理由はやはり新型コロナウイルス。今年3月になってスペイン政府が感染拡大を食い止めるために全国規模で都市封鎖を行ったため工事が中断された。また、建築費用の問題も大きいという。 前述の通り教会の建築費用は寄付と観光収入でまかなっている。新型コロナの関係でこれらの収益が大幅に減少してしまい、工事が再開しても作業を進められなくなったのだ。現在の費用では、聖母マリアにささげられる巨大な塔の工事を終えることしかできないという。 教会の建設委員長であるエステーバ・カンプス(Esteve Camps)氏によれば、「工事は数週間以内に再開される予定だが、新たな日程はまだ提案できない」とのこと。完成はいつになるのか気になるところだが、ガウディは生前こうも発言している。 「神は急いではいない」 そもそも当初は300年かかるといわれた完成までの期間があと数年後まで短くなったのだ。われわれももう少し待つ必要があるのかもしれない。(山口敏太郎)
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2021年02月18日 13時30分