レジャー
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レジャー 2007年11月28日 15時00分
遠い記憶 八王子競馬の歴史(最終回)
現在の馬券の基礎となった「フォーカス馬券」、嵐の中での競馬開催など、さまざまなエピソードをつくりながら、ファンに親しまれてきた八王子競馬も戦後間もなく、終えんを迎えることになる。 1948(昭和23)年、「競馬法」の施行により、八王子競馬は一部の開催を除いて主催者は東京都が管理、運営することとなった。これは当時、はやっていたヤミ競馬…いわゆる騎手や馬主による「八百長」を阻止するための対策として、成立した経緯が強い。実際、ファンの中には八王子競馬に対し、当時、日本を統治していたGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)に不正を告発するものもあったという。 これらの事態を受け、八王子競馬は新設された大井競馬場に代替する形で開催権を譲り、49(昭和24)年12月28日の開催を最後に20余年の歴史に幕を閉じた。 しかし、開催がなくなった後も、八王子競馬場は「八王子牧場」として“第2の人生”を歩み出すことになる。 大井競馬場は開場と合わせ、馬資源の不足を補うため、抽せん馬制度を設けた。その購入馬の繋用や調教、また、故障馬の放牧先として、白羽の矢が立ったのである。 一方で、八王子市は競馬場跡地を市営住宅にしようとのプランがあり、土地の払い下げを都に陳情。跡地をめぐり、かつての主催者同士がぶつかり合うことになるが、都は慎重に討議を進めた結果、競馬場を残すことを決定する。 この背景には、区域内に2つの競馬場を持つことが許可されていた当時の「競馬法」が大きくかかわっている。八王子競馬から完全撤退となれば、国から開催権の放棄とみなされる可能性があったためだ。また、将来的に浮上するであろう、新競馬場の建設なども視野に入れての決断でもあった。 こうして跡地は八王子牧場として新たな出発を迎えることとなり、経営は現在のTCK大井競馬場を主催する特別区競馬組合があたった。 その後、八王子牧場は大井競馬の“プチ・トレセン”的な役割を担う一方、54(昭和29)年に関東地方競馬組合の騎手講習所、62(昭和37)年には騎手学校が開設されるなど、後進の育成においてもひと役買った。 そして、64(昭和39)年に騎手学校が栃木県塩原町(現在の那須塩原市)へ移転したのを機に、翌65(昭和40)年、静かに閉場を迎えた。八王子牧場の“後継”は、同年に開場した千葉県印旛郡印西町(現印西市)の小林牧場(トレセン)が担い、現在は大井競馬の分場となるに至っている。 ※参考文献(大井競馬の歩み/悲運の多摩八王子競馬/八王子の歴史と文化)
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レジャー 2007年11月27日 15時00分
オディール 母の無念晴らし阪神JF制覇へ
母の悔しさを晴らす。2007年の2歳女王を決定する「第59回阪神JF」(JpnI 芝1600m 12月2日)。ファンタジーSの快勝で一躍主役に躍り出たオディールが、絶好調を維持したまま大舞台に乗り出す。“GIハンター”安藤勝騎手を背に、このレースで2着に泣いた母キュンティア(1997年)の無念も晴らすつもりだ。 見事な末脚だった。前走のファンタジーS。4番人気の低評価を覆すパフォーマンスをオディールは見せた。 ハイラップで飛ばしたエイムアットビップの脚は直線に向いても鈍らない。だれもが逃げ切りと思った瞬間、外から猛然と追い上げたのがアンカツとオディールだった。 スタートしてすぐは横一線。そこからエイムアットが抑え切れない手応えで前に出た。4角ではその差10馬身。しかし、安藤勝はスタンドの盛り上がりをよそに、「残り1Fで差せると思った」と勝利を確信していた。 前々走のりんどう賞は出遅れてエイムアットの逃げ切りを許したが、安藤勝に鞍上がスイッチされると好スタートから即反撃。大きなお釣りをつけてリベンジに成功した。 「お母さん譲りだね」母キュンティアを英国のセールで発掘した橋口師は満足げに振り返る。その母は阪神JFの前身、97年の阪神3歳牝馬Sで2着している。繁殖に上がってからは病気のため、種付けできない年が続いた。治療の末、ようやく生まれたのがこのオディールだけに、母の無念を晴らそうと、意気込みは並々ならぬものがある。 中間は順調に乗り込まれている。「りんどう賞の後は疲れが出たけど、今はもうすっかり回復して元気いっぱい」と柴田助手。「このまま順調にいけば、自ずと結果は出ると思う」と相当な自信を見せた。 ダイワスカーレットにダイワメジャー、サンライズバッカスと今年GI(JpnI)を勝ちまくる安藤勝が今回も強い味方だ。「前走でいい感触をつかんでくれただろうし、まったく引っ掛からないので距離が延びても心配ない。本当に乗りやすい馬だから」と柴田助手は人馬に全幅の信頼を寄せている。 キャリアの浅い2歳戦。しかも、デリケートな牝馬の戦いでは何が起きるか分からない。このレースでも過去、何度も大本命が消えている。さてオディールは…。波乱の渦に飲み込まれず勝利をもぎ取れば、早くも来年の桜が見えてくる。
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レジャー 2007年11月27日 15時00分
阪神JF 雪辱に燃えるスピード上位エイムアットビップ
前哨戦のファンタジーSではライバル・オディールに0秒2差で後塵を拝したエイムアットビップ。しかし、一級品のスピードは見せた。あとはそれをいかに制御するか。まさに鞍上・福永騎手の腕の見せどころだ。 「アストンマーチャンチックな競馬が合うタイプ。だから無理に控えるレースをするのもどうかなって思う。でも、今度は坂のある阪神。距離も延びるのでやはり考えて乗らなければいけない」 福永が語るようにスピードの絶対値はスプリンターズSを制した3歳牝馬にも負けはしない。ただし、マーチャンがそうだったように牝馬特有のか細い神経を同時に抱えるのも事実。 前走でも前半こそ、折り合っていたが3角手前からハミを噛んで行く気になると馬任せで先頭へと躍り出た。しかし、これが結果として裏目に出てゴール前で失速。無理をしてでも抑える…これが阪神マイル克服のカギであることは担当の平木厩務員も承知している。 「スピードを生かす競馬が一番合うんだろう。でも、4走前は3番手から伸びてきている。決して抑えが利かないタイプはないんだ」 ファンタジーSを教訓にした抑える競馬。折り合って直線まで脚をためることができれば…待望のビッグタイトルが見えてくる。
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レジャー 2007年11月27日 15時00分
引退の危機に陥ったことも… 高知のリーディングジョッキー・赤岡修次騎手に迫った
10年ぶりに思い出の大舞台へ。「どん底」からはい上がった男が仁川のターフで魅せる。 12月1日(土)、2日(日)にJRA阪神競馬場で実施される「第21回ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)」に、地方競馬代表として出場する赤岡修次騎手(高知・工藤英厩舎)は「4年くらい前に、本気でジョッキーを辞めようと考えていた」という。 昨2006年に初めて高知リーディングを獲得。今年も絶好調で現在182勝を挙げ、リーディング争いでは2位に72勝差をつける独走態勢に入った。8月には地方競馬通算1000勝を達成、いまや高知ナンバーワンの座を不動のものにしようとしている。その赤岡騎手がなぜ引退の危機に陥ったのか。 デビュー翌年にNARグランプリの優秀新人騎手賞を受賞し、早々と頭角を現した。1997年には桜花賞TRの4歳牝馬特別(現フィリーズレビュー)でJRAにも挑戦。順風満帆だった騎手生活に暗雲が立ち込めたのは4年目のことだった。 「レース中に大ケガして、その後5年は足に違和感があって追えないし、大スランプ。騎乗馬も減って、どん底だった」 そんななか、長いトンネルから救い出してくれたのはベテランの西川敏騎手だった。「オープン馬を回してくれたり、西川さんが『辞めるな』と言ってくれなければ本当に辞めていた」心機一転、騎手であり続けることを選択した赤岡騎手に、そっぽを向きかけた運命の女神は再び微笑んだ。 阪神へ向け、「10年前は『乗れてよかった』で終わったけど、それなりに実績も挙げている今は恥ずかしいレースはしたくない。スタートはヒケを取らないと思う」と気合十分。真骨頂である抜群のスタートセンスを生かした「逃げ」で世界を魅了する。
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レジャー 2007年11月26日 15時00分
ジャパンC アドマイヤムーンが有終V
春のグランプリホースが王座を奪還!「第27回ジャパンC」(GI 東京芝2400m 25日)は、5番人気のアドマイヤムーンが好位から鋭く抜け出して快勝。天皇賞惨敗のうっぷんを見事に晴らした。断然1番人気に支持されたメイショウサムソンは惜しくも3着。2着には距離延長で真価を発揮したポップロックが入った。 レースは大方の予想を裏切ってチョウサンが後続を引っ張り、テンの2F目を除いては9F通過までラップはすべて12秒台というジャパンCらしからぬ落ち着いた流れになった。 岩田騎手はアドマイヤムーンを先行馬の後ろにスッとつけると、やや行きたがる愛馬をなだめ、折り合いに専念。直線インから鮮やかに抜け出し、馬場の真ん中から猛追してくるポップロック、メイショウサムソンをアタマ+クビ差振り切った。 このレースぶり。ちょっと前に見た記憶があるようなないような…。そう、直線に入ったところで各馬がゴチャつくなか、内からスイスイとヴィクトリーロードを突き進んだ天皇賞・秋のサムソンである。今日はまさに、“目には目を”といわんばかりの絵に描いたようなリベンジ走だった。 ところが、意外だったのは大仕事をやってのけた岩田のセリフ。開口一番、「頭の中が真っ白です」と、まるで1番人気で惨敗したかのようなコメント。もっとも、今日の騎乗は決して自分で納得いくものではなかった。「スタートしてすぐ、内からポップと(コスモ)バルクが上がって行ったから、ガーッと行きたがってしまった。だから、息も入っていないし…」第三者から映る目とは違い、薄氷の勝利だったことを明かした。 それは「ただただ、馬が強かったです」のひと言にすべてが集約されていた。天皇賞・秋は直線で受けた不利で不完全燃焼…プレッシャーも想像を絶するものがあったに違いない。「微妙な差だったけど、勝ててうれしい」目に涙を浮かばせ、時折、言葉を詰まらせながら静かに喜びをかみ締めていた。 一方、松田博師も、天皇賞・秋の悔しい思いがあっただけに、感無量の様子。「今日はいつもよりゲートが良かったし、ペースが緩くていい位置も取れた。勝つときは何もかもうまくいくものだと思った。直線抜け出してきたときは『(抜け出すのが)早すぎる』と思ったけど、よく持ちこたえてくれた」 気になる今後については、「引退させて、体力が回復したら(種牡馬になるため)北海道へ戻す」とダーレーJF代表の高橋力氏。今日の勝利で国内最強の称号を取り戻しただけに、引退するにはまだ早すぎるという意見もあるが、「当初は天皇賞・秋で引退させるつもりだった。ただ、ああいうアクシデントがあって6着に終わってしまったので、悪い印象のまま引退させたくなかった」と説明した。 サムソンとの再対決を有馬記念で望むファンからすれば、この引退は何とも残念なところだが、これも将来を見据えた陣営の勇気ある決断。今は亡きエンドスウィープの後継種牡馬として、これからの活躍が期待される。
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レジャー 2007年11月26日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(京都)
3日間開催で組まれた新場は5鞍。なかでも、注目は25日(日)の芝1800mで3連複21万2090円の片棒を担いだドリームアビール(牡、父メジロブライト、母コスモプルミエ=栗東・松元茂厩舎)だ。 道中は中団に位置取ると、直線では狭いインをこじ開け、アメイジングベガとの叩き合いを半馬身差制した。勝ち時計は1分50秒4(良)。 ブービー人気にも、「それ以上走ると思っていた。内の悪いところでもひるまず伸びてくれた」と金折騎手は父メジロブライド譲りの強靭な末脚と根性をべた褒め。角居厩舎の評判馬で1番人気に支持されたシンボリクリスエス産駒シャンパンファイト(4着)を下したことからも、今後が楽しみな好素材だ。
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レジャー 2007年11月26日 15時00分
JCダート ヴァーミリアンがレコードV
2007年の最強ダート馬はヴァーミリアン。外国招待馬3頭、地方代表馬1頭が参戦した「第8回ジャパンCダート」(GI ダ2100m)は24日、東京競馬場で行われ、単勝1番人気のヴァーミリアン(武豊騎手)が直線豪快に抜け出し優勝。2分6秒7(良)とレコードで花を添えた。1馬身4分の1差の2着にはフィールドルージュ、さらに3馬身半差の3着にはサンライズバッカスが入った。 武豊騎手はクロフネ(01年)、タイムパラドックス(04年)、カネヒキリ(05年)に次いで4勝目。石坂師は昨年のアロンダイトに続く2連覇と記録ずくめだった。 「(見ての通り)いやあ、強いなぁと思いました」と満面に笑みを浮かべる武豊騎手。「あわてて先頭に立たないように、その点だけ気をつけた。今まで万全の状態で使ったことがなかったが、ようやく本格化した」と喜びを爆発させた。 次走は、07年の総決算「東京大賞典」(JpnI 大井2000m 12月29日)で有終の美を狙う。
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レジャー 2007年11月26日 15時00分
先週の新馬勝ち馬(東京)
25日(日)の芝1800m戦は、単勝1.9倍の断然人気に支持されたラヴドシャンクシー(父ファルブラヴ、母シャンクシー=美浦・堀厩舎)が好位から抜け出して快勝した。勝ち時計は1分53秒8(良)。 4着までがクビ+クビ+クビの大接戦を、最後は力でねじ伏せた。騎乗した武豊騎手は「追ってからの反応がすごく良かった。かなり行きたがる気性だって聞いていたけど、レースでは折り合いがしっかりついた」と着差以上の好内容に満面の笑み。次走は未定だが、「ストライドが大きくて身のこなしのいい馬。かなり素質が高そうです」と“天才”のジャッジも上々で、今後も目が離せない。 「ケイコに乗った感じでは、使ってからと思っていた。まさか勝てるとは…」。24日(土)のダ1600m戦で田中勝騎手の予想に反して優勝したのが、ゴールデンハッチ(牡、父ブライアンズタイム、母タガノキャンディ=美浦・二ノ宮厩舎)だ。 1馬身4分の1差突き放す完勝で、勝ちタイムは1分40秒4(良)だった。前半は無理せず、後方から。「直線で外に出したら反応良く伸びてくれた」と振り返る田中勝騎手。「実戦タイプだね。癖のない素直な馬で、これからまだ良くなる」と終始ご機嫌だった。芝は未知数で、今後の課題となる。 同日の芝1600m戦は、外国産馬のダノンバッカス(牡、父Dubai Destination、母Lady Bankes=栗東・小崎厩舎)が、1番人気に違わぬ強さを見せて優勝した。勝ちタイムは1分39秒0(良)。 スタートと同時にサッと好位に付け、最後も危なげなく抜け出し1馬身半差の完勝。センスが良く、豊かな将来性が感じられた。「素直で乗りやすく、根性もある」とペリエ騎手も合格点を与えた。 一方、小崎師は「目立った時計は出ていなかったが、実戦で変わると思った」と期待通りの内容にご満悦。「まだ、馬っ気を出したり、他の馬にちょっかいを出したり、幼いけど力はある」とキッパリ。「距離は延びても大丈夫」と今後の活躍に胸を躍らせていた。 23日(金)のダ1400m戦(牝馬限定)は、単勝13番人気のシュンカジョウ(父アフリート、母フブキジョウ=美浦・小西厩舎)が優勝。大番狂わせを演じた。勝ちタイムは1分28秒2(良)。 先行馬群から抜け出し、1馬身4分3差突き放した内容は、フロックといわせない強さだった。「単勝100倍(1万2040円)ですか?でも、お母さんも新馬勝ちしているんですよ」とは田辺騎手。過小評価に首を傾げていた表情が印象的だった。 「性格が素直で気持ちも前向き。4角で前が詰まったけど、また伸びてきた」と評価。芝の適性については、「タイプ的にはダート馬だと思う」と話していた。 同日の芝1400m戦は評判馬のスワンキーポーチ(牝、父アグネスタキオン、母チャッターボックス=美浦・鈴木康厩舎)が期待に違わぬ強さを見せつけて優勝。ついに神秘のベールを脱いだ。勝ちタイムは1分24秒0(良)。 坂を上がって先行集団から抜け出すと、一気に後続を置き去りにして4馬身差突き放すベストパフォーマンスだ。しかも、「初めてのレースだから物見をして、モタモタしていた」と話す横山典騎手。それでこの圧勝劇だから恐れいる。「動きが素軽く、パワフル。折り合いの心配がないから距離が延びても大丈夫」前途は洋々としている。
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レジャー 2007年11月24日 15時00分
ジャパンC 気になるアベコーの本命は!?
秋の東京競馬の悼尾を飾る「第27回ジャパンC」(GI 芝2400m 25日)まで、いよいよカウントダウンが始まった。凱旋門賞馬ディラントーマスが直前で出走を取り止めたものの、国際舞台にふさわしい国内外の強豪が今年も顔をそろえた。アベコーこと阿部幸太郎が注目したのは距離不足の天皇賞・秋で4着まで追い上げたポップロック。東京の長距離戦は目黒記念連覇が示すように、得意中の得意。円熟の6歳秋を迎え、待望のGI奪取のチャンス到来だ。 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 さあ、今年の東京競馬のフィナーレ「ジャパンカップ」です。手前味噌で大変恐縮なのですが、これまでジャパンCとは非常に相性が良くて、◎で思い出すだけでもゴールデンフェザント、レガシーワールド、マーベスクラウンが優勝。2着ながらザッツザプレンティとハーツクライ、ドリームパスポートの名前が出てきます。基本的に地の利ということが大きいと思いますが、やはり日本馬のレベル向上は目を見張るものです。 さて、今年は目玉的存在だった凱旋門賞馬のディラントーマスが出走できず、他の海外招待馬では、いかにもインパクトに欠ける印象。日本馬による決着と判断してよさそうです。 人気の中心のメイショウサムソンは前走の天皇賞で圧勝。ところが、このレースは後続馬が、コスモバルクのフラつき走によって、ほとんどの馬が大きな不利。それを早目に察知した武豊騎手の判断の良さが、結果的に着差に出たものだと考えています。また、メイショウサムソンは昨年のジャパンCが6着。フサイチパンドラに先着されたことが気がかりです。 本命はポップロック。元来叩き良化型で、前走の天皇賞で4着。この4着はビックリするくらいの内容です。枠順そのものが東京2000mで不利な外枠。2角を回ったときに外から寄られて大きく後退。それで位置取りが悪くなり、4角でもかなり離された後方。そこからの脚が凄かったのです。馬群を割って猛追し、2着のアグネスアークやアドマイヤムーンの脚を凌ぐ勢い。 考えてみれば、昨年の有馬記念であのディープインパクトの2着。4角でごちゃつく不利があってドリームパスポートやメイショウサムソンに先着。距離延長は望むところで、東京芝は3戦2勝と相性はバッチリ。直前の調教ではペリエ騎手が騎乗する熱の入れよう。枠順良し。強気に単!
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レジャー 2007年11月24日 15時00分
ジャパンC 佐藤藍子 完全復活! インティライミで勝負よ
競馬のオリンピック「第27回ジャパンC」(GI 東京芝2400m)が、いよいよあす25日(日)に迫った。外国馬の大将格ディラントーマスが抜け、今年も日本馬が中心となりそうなムードのなか、女優・佐藤藍子が猛プッシュするのは完全復活を遂げたインティライミ。そして、外国馬はバッサリ斬り捨てた。その理由とは? 一番怖いと思っていた外国馬ディラントーマスが直前で出走を取り止めたことで、今年も外国馬はまったくいらないと判断しました。中心は日本馬です。 ◎はインティライミです。一時はこのまま消えてしまうのではないかと思いましたが、ここ2戦(朝日CC、京都大賞典)が完全復活したと思える強さでした。もともとがダービーでディープンインパクトの2着した、いわゆるディープ世代ナンバー2と実力は確かですからね。父スペシャルウィークもこのJCを勝っているし、父子制覇もかかっています。陣営もここがGI制覇最大のチャンスとみているのではないでしょうか。前走後は天皇賞・秋をパスし、ここ一本に狙いを定めてきたのがその証拠。このJCでいよいよ主役に躍り出そうです。 相手筆頭はメイショウサムソン。いくら考えても不安材料が見当たりませんねえ。東京芝二四の舞台設定はダービーを勝った舞台だし、折り合いの不安も前走で解消。死角なしといったところでしょうか。 そして、穴に一考したいのがデルタブルースです。前走は明らかに距離不足。初めてブリンカーを着けた効果で、馬自身がピリッとしたと聞きます。休み明けを3度使って状態は良くなっていそうだし、二四へ距離延長。人気がない時に走るのがこの馬の真骨頂ですからね。 第2の穴はフサイチパンドラ。過去に牝馬のJC制覇はありませんが、前走のエ女王杯はあと1Fあればダイワスカーレットに勝っていたかも、という内容でした。だからこそ、今回の1F延長はいいと思います。昨年も5着と頑張っているし、ひょっとしたらひょっとするかもしれませんよ。 馬券は馬連で(9)から(2)(3)(10)(12)(14)(18)に各100円、3連複は(9)(10)から(2)(3)(6)(12)(14)(18)に各200円、残り200円は遊びで9月26日が誕生日ということで(2)(6)(9)に。計2000円で勝負です!
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