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ジャパンC 気になるアベコーの本命は!?

 秋の東京競馬の悼尾を飾る「第27回ジャパンC」(GI 芝2400m 25日)まで、いよいよカウントダウンが始まった。凱旋門賞馬ディラントーマスが直前で出走を取り止めたものの、国際舞台にふさわしい国内外の強豪が今年も顔をそろえた。アベコーこと阿部幸太郎が注目したのは距離不足の天皇賞・秋で4着まで追い上げたポップロック。東京の長距離戦は目黒記念連覇が示すように、得意中の得意。円熟の6歳秋を迎え、待望のGI奪取のチャンス到来だ。
 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 さあ、今年の東京競馬のフィナーレ「ジャパンカップ」です。手前味噌で大変恐縮なのですが、これまでジャパンCとは非常に相性が良くて、◎で思い出すだけでもゴールデンフェザント、レガシーワールド、マーベスクラウンが優勝。2着ながらザッツザプレンティとハーツクライ、ドリームパスポートの名前が出てきます。基本的に地の利ということが大きいと思いますが、やはり日本馬のレベル向上は目を見張るものです。
 さて、今年は目玉的存在だった凱旋門賞馬のディラントーマスが出走できず、他の海外招待馬では、いかにもインパクトに欠ける印象。日本馬による決着と判断してよさそうです。

 人気の中心のメイショウサムソンは前走の天皇賞で圧勝。ところが、このレースは後続馬が、コスモバルクのフラつき走によって、ほとんどの馬が大きな不利。それを早目に察知した武豊騎手の判断の良さが、結果的に着差に出たものだと考えています。また、メイショウサムソンは昨年のジャパンCが6着。フサイチパンドラに先着されたことが気がかりです。
 本命はポップロック。元来叩き良化型で、前走の天皇賞で4着。この4着はビックリするくらいの内容です。枠順そのものが東京2000mで不利な外枠。2角を回ったときに外から寄られて大きく後退。それで位置取りが悪くなり、4角でもかなり離された後方。そこからの脚が凄かったのです。馬群を割って猛追し、2着のアグネスアークやアドマイヤムーンの脚を凌ぐ勢い。
 考えてみれば、昨年の有馬記念であのディープインパクトの2着。4角でごちゃつく不利があってドリームパスポートやメイショウサムソンに先着。距離延長は望むところで、東京芝は3戦2勝と相性はバッチリ。直前の調教ではペリエ騎手が騎乗する熱の入れよう。枠順良し。強気に単!

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