今回のテーマは、素人バンドを組んで表現活動している女のコをどう攻略するか? 硬派な男性には組みにくい相手ですが、臆せずライブハウスに出陣しましょう。
女性ボーカルは狙いません。ギターやベースもダメ。相性がいいのはドラムをたたく女のコです。常にリズムを取らなければならないという強迫観念のせいか、恋愛ぐらいはスローにどっぷり甘えたい。それゆえ、落ち着いた硬派男性に引き付けられやすいのです。
ステージが終わったら、さあ、楽屋に女性ドラマーを訪ねてみましょう。ドラムは体力勝負。汗でTシャツびっしょりの彼女に「サインいただけますか」と切り出します。
大丈夫、断られたりはしません。プロでもアマでも観客あってのアーティストですから。ただし、「魂を揺さぶるドラムでした」とひと言添えるのを忘れずに。
さて、ここからが勝負です。彼女が色紙にサインペンを走らせる最中、靴で「タッ、タッ、タッ」と床を打ち鳴らしてみてください。ステージで彼女が刻んだリズムを思い出すように、しかし微妙にテンポをずらして…。
このズレこそが、常に正しいリズムを刻まなければならない彼女には最高に心地いい。同じ理由から音痴な歌を披露するのも有効です。ここまでくれば男と女。夜のベッドでは、調子っぱずれなあなたのリズムをたたき込んであげてください。