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由緒正しき心霊スポット 「小塚原刑場跡」

 「心霊スポット巡り」と「歴史の勉強」、両方できるスポット。そんな贅沢な場所が小塚原刑場跡だ。小塚原刑場とは江戸時代に板橋刑場、鈴ヶ森刑場とともに三大刑場と言われた処刑場。明治初年に廃止されるまでにここで処刑された人は約20万人といわれる。

 心霊現象に詳しいライターは「このあたりを工事した時には1メートルも地面を掘れば人骨がたくさんでてきたらしいですね」と話す。
 処刑された死体は埋葬などもされず、土を被わせる程度だった。夏になると周囲に死臭が充満、さらには野犬やイタチが食い散らかして地獄のような光景が広がったという。1741年に死者を弔うために「首切り地蔵」が建てられる。高さは4メートル程度。奥州街道沿いにあったため、江戸に入る人たちの目に留まり、旅人はこここで必ず手を合わせたとも伝えられている。
 実際に「首切り地蔵」を見てみると笑っているようでも泣いているようでもある独特の表情が印象的だ。
 これだけの場所、もちろん奇妙なウワサは絶えない。「深夜に近くを通ったタクシーが女性を乗せたら、知らないうちに女性がいなくなっていたなど話しをあげていけばきりがありません」(前出のライター)。

 心霊スポットとしても行く価値があるが、ここは歴史マニアにとっても重要なスポットだ。松下村塾で多くの幕末志士を育てた吉田松陰など歴史に名を残した人物もここで処刑されている。さらに1771年にターヘル・アナトミアを手に入れた蘭学者の杉田玄白らが、刑死者の解剖に立ち会った場所でもある。
 「歴史には多くの血が刻まれている」ということを学ぶこともできる場所なので、しっかり歴史の勉強をしてから行けば、より心霊スポットとしての恐怖も倍増するはずだ。

 アクセス JR南千住駅から徒歩2分。 

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