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書評「負債総額7億円を馬券だけで返した男、車井幸次郎の生き様」車井幸次郎著、大誠社

 「JRAには感謝している」。そんな言葉をいえる人間がこの世に何人いるだろうか。30年前、家電製品のパーツをつくる小さな町工場を父と経営していた著者は、二度のオイルショックと不運な不審火に追われた。手元には焼けこげた工場と銀行からの債務、未納の税金、そして未払いの従業員給与だけが残った。会社は倒産。女房、子供とも別れ7億円もの借金を抱えた。

 そんな人生のどん底から著者の競馬人生は始まる。少しでも借金を返済しようと見習い厩務員として働き始め、徐々にレースが馬だけではなく、調教師や、厩務員、馬主などさまざまな人間ドラマの元につくられていることを知っていく。
 厩務員を辞めたのち、競馬関係者との深い人脈を活かした馬券師として目覚め、馬券投資企業「有限会社あたり馬専科」を創設。7億もの借金を馬券だけで返済したのだ。
 馬券購入方法のほかに、実名による業界裏話も聞け、どんな競馬ファンも楽しめる一冊。税別1500円。

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