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レピッシュ・マグミの「音楽玉手箱」今週はこの1枚を聞け!<第59回>

 毎週金曜日に連載するレピッシュのマグミによるオススメCDを紹介する企画の第59回目。マグミがDJの際にいつも持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、今週のオススメCDをピックアップしてもらった。

◇今週のこの1枚◇ミニストリー「Psalm 69(詩篇69)」(1992年/Sire)

 hardcore punk、metal、techno、dance、このバンドの要素を採り上げると、こんな感じですが、決してmixture的なものではなく、独自の進化を続けながらも、ミニストリーというジャンル的な解釈のほうが近い感じがします。その一つの完成形の頂点にこのアルバムがあると思います。

 もちろん、ヘビーなサウンドが特徴ですが、ここまでのバンドのイメージだと、全員メンバーがマッチョで力と力のぶつかり合いで、サウンドを高めていくシステムが多かったと思うのですが、ミニストリーの場合は、ギターのリフさえもサンプリングで繰り返したり、当然ドラムも打ち込みだったり、ヘビーな中でもdubサウンドをうまく採り入れたりと、今までになかったシステムでサウンドを構築していると思います。今までこの手のサウンドには感じられないインテリジェンスさえも感じます。まさに計算し尽された破壊です。初めてこのアルバムを聴かれる方は、1曲めの「N.W.O.」からハンマーで頭を打ち抜かれたような衝撃を受けるでしょう。ライブの方もオーディエンスとステージの間に金網が設けてあったりして、このバンドの音楽性がそのスタイルからも窺えます。メンバーはアル・ジュールゲンセンとポール・バーカーを中心とするユニットで、リードボーカリストを含む残りのメンバーはライブやアルバムごとに違います。

 初めてミニストリーを聴いたのは、ロンドンのスライムライトという巨大なクラブで、アルコールを出さない代わりに朝まで営業しているところで、各フロアーで違うジャンルの音楽が流れているシステムで、スヌーカー(イギリスのビリヤード)などの遊び道具も設置されており、一晩中遊び回った中、一番印象に残った曲が「N.W.O.」です。そこで、日本に帰ってすぐこのアルバムを購入しました。参考までに、ミニストリーはアメリカのバンドです(笑)。

■マグミ オフィシャルウェブサイト http://magumi.jp/main.html

■2011/12/18(SUN)
「headLine vol.24」
at 下北沢「CLUB251」
高畠俊太郎BAND
(Bass:石川具幸/Drm:タザワコウダイ/Eg:平松賢一)
<guest>
MAGUMI AND THE BREATHLESS
上田健司
OPEN 18:00 / START 18:30
前売¥3,000 当日¥3,500 (税込/DRINK別)
info 下北沢「club251」http://www.club251.com

■2011/12/28(WED)
「年末だヨ!全員集合」
at 下北沢「CLUB251」
MAGUMI AND THE BREATHLESS 今年最後のワンマンです!!
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥3,500 当日¥4,000 (税込/DRINK別)
info 下北沢「club251」http://www.club251.com

■2012/1/15(SUN)
「251presents〜MIX? PHONEMICS!」
at 下北沢「CLUB251」
MAGUMI AND THE BREATHLESS
SDR
ジ・アジナーズ
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥3,000 当日¥3,500 (税込/DRINK別)
ticket:
251→12/15
ローソン→12/15[L:]
イープラス→12/15
info 下北沢「club251」http://www.club251.com

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