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人生の第二幕をいかに生きるか、夫婦の出発(旅立ち)物語。『出発の詩集〜モスクワからの退却〜』加藤健一事務所

 ずっと一緒に暮らしてきた夫婦が、何もかも分かり合えているとは限らない。妻は夫に、夫は妻に何かしら譲れない不満を抱えたまま、何年、何十年と表面上は仲良く暮らし続ける事だってある。それがある日ぱんと弾けたら…。

 加藤健一事務所 vol.78公演『出発の詩集〜モスクワからの退却〜』(読:たびだちのアンソロジー〜モスクワからのたいきゃく〜、作:ウィリアム・ニコルソン、演出:鵜山仁、4月27日(水)〜5月1日(日)下北沢・本多劇場で上演)は、そんな問題を抱える一組の夫婦の物語。長年妻の皮肉に耐えきれず、33回目の結婚記念日を目前に別れを切り出す初老の教師と、受け入れがたい事実に打ちのめされる妻。その間で揺れる、独身男の長男。個人主義的で「人と一緒に暮らす事が苦手」とされるイギリス人の離婚劇を、加藤健一 久野綾希子 山本芳樹(Studio Life)の人間味豊かな役者たちが日本人にも共感できるキャラクターに置き換え熱演。寒さと飢えで多くの兵を失い、ナポレオン1世を窮地に追い込んだ壮絶なロシア遠征の記録『モスクワからの退却』に、夫エドワードがなぞらえたものは?夫に執着する妻が若き日の夫婦の思い出が詰まった詩集(アンソロジー)に痛切な思いを込める。家族の心理的な葛藤の末に、やがて訪れる穏やかな時間。人生の第二幕をいかに生きるか、夫婦の出発(旅立ち)物語。

写真撮影:石川純

加藤健一事務所vol.78公演
『出発の詩集〜モスクワからの退却〜』(たびだちのアンソロジー〜モスクワからのたいきゃく〜)

2011年4月27日(水)〜5月1日(日)下北沢・本多劇場
作:ウィリアム・ニコルソン
訳:小田島恒志
演出:鵜山仁
出演:加藤健一 久野綾希子 山本芳樹(Studio Life)
前売好評発売中(全公演で当日券販売)
<お問い合わせ>加藤健一事務所
<HP>http://homepage2.nifty.com/katoken/

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