鮮やかな和装で夜の神社に現れた2人だが、事前には二階堂の体調不良も伝えられていた。しかし、奉納する絵馬に先日訪れてその大きさに驚いたという全高120メートルの牛久(うしく)大仏を取り上げ、「牛久の大仏様も見れば喜びです」と書いた二階堂は、漢字一文字で表した今年の抱負に「米」と記し、「いっぱいお米を食べて、元気を出して行こうかな」と笑顔を見せ、報道陣を安心させた。
ただ、今年20歳になる染谷が節目を迎えて新たな人生を踏み出す決意を「新」という文字で表すと、2人並んで「新米」となってしまった。打ち合わせはしておらず、染谷は「偶然です」と苦笑いをする、二階堂は自分の胸元にあった「米」の字をさりげなく染谷の「新」の横に添え、「新米」の熟語を完成させて笑顔。染谷が成人したらブータンへ旅行に行きたいと語ると、報道陣の頭の中に“微笑の国”のイメージが浮かび、会場はなごやかな雰囲気に。
しかし、今年受験生の二階堂が、大人になったらやってみたいことは「朝帰りです」と笑顔で口にすると、雰囲気が一転。会場がどよめきに包まれた。ただ、遊びたいということではなく、「夜中に、いろりろな所を歩いて、疲れ果てて、お家に帰ってくること」へあこがれているという。染谷が隣でつい笑ってしまうと、「なんで、笑うんですか」と問い詰める場面があり、会場からは“かわいい”のため息が。
その後、絵馬を奉納し、2人が参道を歩き去りイベントは終了となったが、終了間際には、二階堂が参道の奥で急に振り返り、着物姿でいきなり腰をかがめ、両手ピースの大胆ポーズを。カメラマンの意表をつく堂々たるちゃめっけは、ニューヒロインの誕生を予感させた。(竹内みちまろ)