アイドル自身がアイドル本来の意味をリカバリーするというファンが抱く渇望、それらを叶えられるのは彼女しかいないのかもしれない。トレードマークであったツインテールを解き、バラエティでも類稀なる適正を見せるなど、清純派を保ちつつもCGと形容されたキャラの衣を脱ぎ捨てた今、総選挙を機にAKB全体への革命を予感させる。
以上のことから処女が確定していると言っても過言ではないまゆゆ。そんな彼女を落とすヒントは新曲『ラブラドール・レトリバー』にある。この曲のPVにてまゆゆは犬のモノマネを披露し動物への愛着を感じさせるが、まずは彼女の目の前で子犬を散歩させてみよう。女性は可愛い動物に弱い生き物である。自然と向こうから駆け寄ってきて犬を抱かしてほしいとの願いを申し入れてくるはずだ。子犬を持ち上げ、抱かしてあげる瞬間、右手で犬を包み込み、左手で犬の股間辺りをコチョコチョっとくすぐってみるとどうだろう。まゆゆに犬を受け渡す瞬間、突然犬が「きゃおお〜ん!」と手足をバタつかせ、その混乱に乗じてこちらの手の甲がまゆゆの胸に“ぽい〜ん”と偶然当たってしまう事態が発生。処女で清純な心を兼ね備えたまゆゆは、突然のことに赤面。
「やびゃあ…、おっぱいに手が当たってまゆゆ〜!」と彼女はまゆゆ語全開でシンクロのトキメキを表現するはず。
いまだかつて誰からも触れられたことのなかった秘部への偶然の接触にドキドキと戸惑いを見せ、相手を意識するようになるまゆゆ。そうなればすでに彼女は恋に落ちている。レディに対してセクハラは厳禁。しかし偶然、お手手がパイパイに当たってしまったのなら仕方がない。これこそが新世代の月9的な運命の出会いと言えるだろう。
もちろん今後、まゆゆが処女を卒業したとしても怒らずに暖かく迎え入れてあげる事が大切だ。大前提として強引に彼女に触れるような獣になってはいけない。男たるもの常に紳士であり続けるべきなのだ。というわけで子犬散歩の出会いからのおっぱいタッチ、これこそが2014年代における恋愛のスタンダードとなっていくだろう。
(文・柴田慕伊)