だがどんな声にも耳を傾ける大島優子の寛大さは魅力的だ。2013年4月4日放送の「アウト×デラックス」にて、漫画家の小林よしのりが大島優子を抱きたいとも取れる発言をしてしまいネットは大炎上。以降、もう優子に合わす顔はないと接触を避けていた小林よしのり。しかし自身の著書『AKB論』によると後日、「私はあの発言、うれしかったですよ」と直接、大島の方から告げられたことで小林は救われたという。
そして彼女はアイドルながらも豪快さも兼ね備える。2011年11月14日放送の『カミスン!』ではメンバーの指原莉乃に「優子ちゃんは楽屋で衣装に着替える際、パンティまで脱ぎ捨て全裸でくつろぐ」と暴露された。この彼女の全裸癖にこそ距離を縮める糸口がある。日々、時間に束縛される生活の中、服には束縛されたくないと語る大島優子はそのまま下着を履き忘れて帰宅する可能性が高い。つまりテレビ局の清掃員として就職し、大島の忘れた下着を拾った瞬間、ラブストーリーは突然に幕を開ける。
その下着を自分の懐に納めることなく、すぐに追いかける紳士的な振る舞いが大島を落とす絶対条件。あとは水道の水を頭からかぶり汗を演出、わざと息切れを起こしながら大島を追って、声をかけよう。
「突然すみません! 優子ちゃん! あなた、パンティ落としてますよ!!」
女性の下着を届けるということで周りからは批判の声が挙がるかもしれないが、相手は慈しみ深い心を持つ大島優子だ。
「私は届けてくれて、うれしかったですよ。パンティ」と笑顔で言ってくれるに違いない。落し物から恋愛関係に発展するケースは多く、汗だくになってまで走って届けてくれた男気ある行動と、運命的な出会いが相まって、大島優子は必ず恋に落ちるだろう。
(文・柴田慕伊)