妻が台所に行くと、夫がハエ叩きでハエを追っていた。
「あなた何をしているの?」
「ハエを殺しているんだ」
「何匹殺したの?」
夫はハエを狙ったまま答えた。
「男が三匹。女が二匹」
ハエの性別なんて…。興味を持った妻はさらに尋ねた。
「どうして性別がわかるの?」
彼は答えた。
「三匹はビールの周りを飛んでいたし、二匹は電話を離れなかったからさ」
【賢い婚活女性】
クラブパーティーで、若い男が若い女に声をかけられた。
男は女を一目見て好きになったが、女の積極的なアプローチにひどく驚いた。
「僕たちは三十分前に会ったばかりじゃありませんか。なのになぜ、そんなに僕のことを愛してくれるのですか。僕たちはお互いに何も知らないのに」
女は魅力的に笑って言った。
「あなたは間違ってるわ。私はあなたのことをよく知ってるの」
驚いている男にやさしく女性は言う。
「私はあなたが口座を持っている銀行で、五年間働いてきたのよ。だから結婚するのに必要なことはすべて知っているわ」と。
【治療費は神に】
男は重度の心臓発作を起こし、カトリック病院でバイパス手術を受けた。
めでたく退院となり、治療費の精算をすることになった。
治療費は高額である。
修道女は彼に保険に入っているのか尋ねた。
彼は耳障りな声で、いいえと答えた。
「では治療費を払える現金をお持ちですか?」
「いいえ」
「ではあなたの代わりに治療費を払い、あなたを助けることができる人はいますか?」
男は言う。
「私には未婚で修道女の妹がいます」
それを聞いた修道女は興奮したように言った。
「修道女は未婚ではありません。修道女は神と結婚しているのですよ」
男は答えた。
「では、治療費は私の義理の弟に払ってもらいます」と。