その作品名は『デュラララ!!』。2010年1月から6月までMBS・TBSほかで放送された。監督の大森貴弘、キャラクターデザインの岸田隆宏、アニメーション制作のブレインズ・ベース。
舞台は東京・池袋。都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)は、幼なじみの紀田正臣(きだまさおみ)の誘いもあり、地元を離れて池袋にある来良学園に入学することに。帝人は正臣から池袋の街で要注意人物の名前を告げられる。喧嘩上等のチンピラ・平和島静雄(へいわじましずお)と折原臨也(おりはらいざや)の二人。不安と期待の交錯する街で、帝人は漆黒の首無しライダーを目撃する。
その首無しライダーの正体は、デュラハンと呼ばれる欧州(アイルランド)の妖精の一種で、性別は女性。「セルティ」という名の自身の愛車である黒いバイクは音もなく走り、その影はいろいろなものに形を変えることができる。まさに生きた都市伝説だ。
そんなセルティのフィギュアが発売される。企画したのは玩具プロデューサーの安斎レオ氏である。
−− 首無しライダーのフィギュアは、なぜ企画されたのですか?
安斎 もともとライトノベルで人気作なので、きっと需要は多いと思い立体化に挑戦しました。
−− 『デュラララ!!』は女性のファンも多いと思いますが、そのあたりは企画されないのですか?
安斎 もちろん、平和島静雄、折原臨也は考えてます。人気ありますから ね。ただフィギュアの購買層は、男性が中心なので、まずセルティから出させていただきました。
−− ズバリ! このフィギュアの首はあるんでしょうか?
安斎 セルティのキャラクターは首なしライダーです、当然首はありません…と言いたいところですが、そのあたりはフィギュアのお楽しみということで…。
まさに都市伝説の様なフィギュアだ。
※写真は『デュラララ!!』よりセルティ・ストゥルルソンのフィギュア。
発売:(株)A-TOYS /販売:回天堂
2011年陽春発売予定。6980円(税別)
(C)成田良悟/アスキー・メディアワークス/池袋ダラーズ・MBS
(「作家・歩く雑誌」中沢健 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou