◇今週のこの1枚◇ピンク・フロイド「Dark Side Of The Moon」(狂気)(1973年/Capitol)
一応、progressive rockの代表格的なアルバムですが、rockという大きなジャンルの中でも名盤です。
普通プログレのバンドは、変拍子があったり、テクニックに走りがちですが、ピンク・フロイドの場合、サイケデリックや哲学的な影響が強いため、結構ダウンな曲が多いです。このアルバムは、世界でも大ヒットを記録し、4,000万枚売り上げました。SE(効果音、環境音など)を効果的かつ大胆に使い、最後まで続くゆっくりとした気持ちのいい流れに、アクセントを付けています。何となくぼーっと聴いていると、びっくりさせられることもあります。計算し尽くされたコンセプトアルバムで、ものすごくpopとは言えないのですが、この当時、新しい音楽にオーディエンスが、とても興味があったことがうかがえます。アルバムジャケットの表紙も、ビートルズの「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」と並び、高い評価を得ています。リズムの速度が、最初から最後まで、あまり変わらないのですが、意外と早く聴き終わるイメージです。録音も1973年を考えると、驚異的だと思います。
私が初めて聴いたのは、高校の先生から薦められて聴いたのですが、本格的にはまったのは、デビューしてからですね。ウッドストックでレコーディングをした時、週に1度ほど日本人の方にご飯を作っていただいたのですが、一度家に招待されて、クラシックばかりのレコードの中に、ピンク・フロイドだけなぜかたくさんあったので、「何でrockのアルバムが交じっているのですか?」と質問したところ、「アメリカでは、常識よ」と普通に返答をいただきました。(笑)
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■2011/07/03(SUN)
Freak8周年スペシャル「二丁目Night!! バンドバージョン」
MAGUMI AND THE BREATHLESS
木村世治(from hurdy gurdy/Pale Green/ZEPPET STORE)
RYOJI&THE LAST CHORDS
<OPENING ACT>S.H.E
<DJ>ナガトミリュウスケ(ウィーウィーマーフィー)