これでは不幸を呼び込んでいるようなもの。笑いましょう。喜びましょう。なかでもずば抜けてオヤジが輝けるのは微笑むシーンです。意識的に増やしてみてください。
笑う、喜ぶといった表情には瞬発力や躍動感が必要です。しかし、上手に微笑むには、積み重ねてきた人生経験や年季、落ち着きがモノをいいます。つまりオヤジこそが最高の“微笑み役者”なのです。
部下の女性から相談を受けたとき、微笑みを絶やさず耳を傾ける。これだけで女性に安心感が伝わります。ヘタすりゃ男女関係になってしまうかもしれない。あるいは部下の男性から業務ミスの報告を受けたとき。これは思わず怒鳴りつけたくなりますが、ぐっとこらえて冷静に対処し、最後は少し微笑んでフォローを入れます。周囲のOLは大人の男の余裕を感じることでしょう。
一部では哀愁を漂わせる「枯れオヤジ」がウケていますが、あくまで本流は微笑むことにあることを忘れないでください。最高のお手本は、俳優・西田敏行さんの穏やかな微笑みです。