3月1日、芸能記者の間では“共演者喰い”で知られる希代のプレイボーイ・堤真一(48)が、結婚したことを所属事務所のホームページを通して発表。お相手は32歳の一般の女性で、4年ほど前に知り合ったという。
落語界にも春は咲く。13日には落語家の古今亭菊之丞(40)がNHKの藤井彩子アナウンサー(43)との結婚をマスコミ各社に宛てたファックスで報告。HK-BSの寄席番組で出会い、約3年間の愛を実らせた。
結婚報告はさらに続く。
昨年末に熱愛を“フライデー”されていた、仲里依紗(23)と若手実力派俳優の中尾明慶(24)が21日、連名の文書で結婚することを発表。同時に、仲が妊娠3カ月のデキ婚であったことが公になると、ネット上では仲ファンから失意のため息が相次いだ。
翌22日には、映画『大奥』での出会いをきっかけに実った、堺雅人と菅野美穂の夫婦誕生が互いの所属事務所を通じて発表される。ビックカップルの結婚に、完全にノーマークだった各社の芸能記者らは、編集部でひっそりと眉をひそめるハメに。
結婚報告はまだまだ終わらない。
25日には、かねてから交際していた雛形あきこ(35)と『仮面ライダー』シリーズで注目された天野浩成(34)が結婚。雛形にとっては嬉しい再婚となった。
翌26日には、競馬界からも喜びの声が。福永祐一騎手(36)とフジテレビの松尾翠アナウンサー(29)が結婚を発表。競馬界では二人の関係はかねてから公然の仲だったが、松尾アナは福永騎手をサポートするため9月頃に退社予定。寿退社にファンからは喜びと悲しみの声が合い交じる。
同日にはドラマ好きには少し懐かしい感もある吉沢悠(34)が、モデルの桐山マキ(32)との結婚を発表。互いに喜びの声を語った。
と、ここまで大小様々な芸能界の新婚さんを紹介したが、どうしてこんなにも結婚報告が立て続けにおこるのか。実はちゃんとした理由が合った。
「師走と年度末は芸能界の結婚報告が相次ぐとこの世界では昔から決まっているんです。それは、人々が何かと忙しい時期に結婚を報告することで、世間から大きな関心を持たれずに笑顔でスルーしてもらえるからです。それができちゃった婚や、スピード婚、略奪婚など知られたくない事実がもし裏にあればなおさらのことです。これがマスコミが特にネタもない暇な時期に報告でもしたら、彼らの取材力でたちまち痛くも無い腹を探られてしまいますからね」(芸能事務所関係者)
だから、この時期、彼らは結婚を公にするのだ。後で報告して目立ってしまうくらいなら、この時期にどさくさで報告してしまおうということらしい。
同時にこの時期、一番暇な人たちがいるという。芸能記者たちだ。
「以前から地道に裏取り取材していたとしてもね、タレントが自らの口で“僕ら結婚します!”と宣言しちゃうんですから、商売あがったりですよ(笑)」(週刊誌記者)
3月も残すところあと3日。あと一組ぐらい“掛け込みカップル”の報告が出てくるかもしれない。(明大昭平)