同ドラマは、初回(10月24日)=4.7%でスタート。以降、第2話(同31日)=4.8%、第3話(11月7日)=3.7%、第4話(同14日)=3.1%と推移。
そして、第5話(同21日)は3.0%で、今世紀にプライム帯(午後7時〜11時)で放送された民放の連続ドラマ(テレビ東京を除く)では、日本テレビ系「メッセージ」(03年1月期/真中瞳主演)の第6話、日本テレビ系「ライオン先生」(03年10月期/竹中直人主演)最終回、フジテレビ系「家族のうた」(12年4月期/オダギリジョー主演)第4話の3.1%を抜き、史上最低視聴率記録を更新した。
その後、第6話(同28日)=3.6%とやや上げ、裏のテレビ朝日系「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」(米倉涼子主演)が休止だった第7話(12月5日)では4.5%までアップさせたが、最終回では再び沈んだ。
これで、「夫のカノジョ」全8話の平均視聴率は3.87%。今世紀にプライム帯で放送された民放の連続ドラマ(テレビ東京を除く)の最低平均視聴率は「家族のうた」の3.92%だったが、「夫のカノジョ」は、これを下回り、平均視聴率でも今世紀史上ワーストとなり、不名誉な“2冠王”となった。
「家族のうた」は初回で6.1%を記録しているが、「夫のカノジョ」は1度も5%を超えることができなかった。これも、ゴールデン帯の民放連ドラでは異例。
オダジョーは“史上最低視聴率男”のレッテルを張られることになり、「家族のうた」以降、NHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演)第2部に起用されるまで、連ドラでレギュラー出演することはなかった。
川口はまだ18歳。“史上最低視聴率女優”の十字架を背負うには、若すぎる。そのイメージを払しょくし、立ち直るのには、相当の時間がかかりそうだ。
最終回を前に、川口は自身のブログで、「今夜は、いよいよ『夫のカノジョ』最終回です! いろんなことがあったけど、こうして無事に最終回を、みんなのもとへ届けることができて幸せです! 本当によかったよ! (中略)先日オールアップしました! わたしは最後の最後まで、スタッフのみんなのあったかさに救われました! 本当に感謝しています。『夫のカノジョ』に関わったすべてのスタッフのみなさま。毎週楽しみにしてくれていた視聴者のみなさま。ありがとー。あいしてる(原文のママ)」と心境をつづっている。
(坂本太郎)
画像:川口春奈オフィシャルブログから http://ameblo.jp/haruna-kawaguchi-blog/