いくつかのワイドショーの中でも出色だったのは『スーパーモーニング』(テレビ朝日系)だった。この番組では新郎の実家・青森県を訪れ、ご両親に挨拶する様子や、婚姻届を提出するところまで密着。まりやが役所でついでに離婚届ももらってきたり(縁起悪いよ!)、個人情報のたっぷり詰まった婚姻届を「ほら」とテレビカメラにアップにしたりと、「そこまでやんなくていいよ!」と言いたくなるほどのサービスぶりだった。
今月30日にBS朝日で放送される特番『山田まりやの結婚までの1週間スペシャル』からの映像なんだろうが、とにかくサービス精神に満ちあふれていた。
また、どのワイドショーでも挙式後の徹&まりやのキスシーンが放送されていたが、その“舞台裏”を放送したのが『ブロードキャスター』(TBS系)だった。囲み会見でレポーターから「愛の証ということでキスを」とねだられたまりや。一度は「え〜〜!恥ずかしいよ〜」と照れたものの、画面の横からあきらかに聞き覚えのある「サービス!サービス!」という野太い声が。案の定、声の主は野田義治社長(61)だ。
社長のツルの一声で、なんだかんだでキスすることになり、結果、大きく報道されることになったのである。
さて、ここで思い出されるのはまりやの2日前に挙式・披露宴を行った高岡蒼甫(26)&宮崎あおい(22)のカップルである。2人の晴れ姿はパーティションと無数の傘で隠ぺいされ、マスコミ陣に公開されることはなかった(朝刊一紙のみがツーショットを掲載)。
この2組のカップルは実に対照的だった。何をそんなに隠す必要があるのか?
そもそもこの日に結婚式を行うこと自体、リリースしたわけではないようだし。本当に意味がわからない。
野田社長の言うように、芸能人とはサービス業である。お客さんにサービスするためには、マスコミにもサービスする必要がある。宮崎あおいに何があったか知らないが、5分だけでもいいから写真を撮らせて、会見を行うことができなかった理由とは何なのだろうか?
この先、山田まりやのサービス精神は何らかの形で結実することがあってほしいし、宮崎あおい側のサービス精神のなさが仇となることがきっとあるだろう。