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閉幕迫る万博、チケット持っていても入れない…… SNSには「万博詐欺にあった気分」の声も

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Expo2025 大阪・関西万博の公式Xより

大阪・関西万博の閉幕まで3週間を切り、入場者が急増している。しかし、チケットを持っているのに入場できない人が続出しているという。23日放送の日本テレビ系「news every.」で解説した。

開幕した4月13日の来場者数は12万4339人だったが、9月19日には22万1576人に増えている。駆け込みで来場者が増えているためだ。しかも、開場前の朝から人が押し寄せている。“並ばない万博”を掲げてスタートしたが、いつの間にか“並ばないといけない万博”になってしまった。

入場チケットには何種類かあるが、多くの人が利用するのは「一日券」だ。これには「来場日時指定あり」と「来場日時指定なし」の2種類ある。前者は問題ないが、後者は購入後に日時指定をしなければならない。同様に、「通期パス」は会期中いつでも使えるチケットだが、やはり日時指定を行わなければならない。

ところが、万博会場のキャパシティの関係で制限があり、予約指定ができない事態が起きている。これが、「チケットあるのに入れない」の内容だ。もちろん、チケットを買ったときに行く日を決めて日時指定しておけば良かったのだろうが、数カ月先の予定まで決められないという人は多かっただろう。

持っていても使えないチケットは“死に券”と呼ばれるが、約113万枚(22日時点)もあるという。SNSには「キャパオーバーなチケット売るなら返金できるようにしてほしい」「万博詐欺にあった気分」などの声も上がっている。

万博協会では「以前から終盤は混むため一刻も早い日時予約を強く勧めていた。(当初からの規約に沿って)払い戻しは考えていない」としている。公式サイトでも、「購入いただいたチケットは、ご希望の来場日時予約が取れない場合でも払い戻しは行いません」と明記している。

では、“死に券”を持っている人に打つ手はないのか。協会では、「キャンセルの空き待ち」を呼びかけている。また、毎朝、2日後の西ゲートに限り入場する枠が一部追加されるそうなので、こまめにホームページを確認するほかはない。

大阪府の吉村洋文知事は「未使用チケットの多くは企業の前売券で、払い戻しがないという前提で配っている部分もある」とコメントしている。

開幕してしばらくは「目標来場者数を達成できるのか」あるいは「(会場は)ガラガラで誰も行かない」などさんざん叩かれて半年が過ぎようとしているが、最後まで課題が残った万博だった。

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