「武家羊羹」が人気の一夢庵氏、上田市の観光親善大使を務める六龍堂さん、神田で歴史好きの為のバーを開いているレキシズル氏 が主催。歴史に興味のある人たちに向けた総合イベントだ。第一回目は 2009年8月に行われ多くの歴史ファンが詰めかけた。
第二回目は「へうげもの」がテーマ。「へうげもの」とはふざけ ている、おどけているという意味で、最近では講談社のモーニングで連載されている「へうげもの」という漫画が人気を博し、歴史好 きの間で定着しつつある文言だ。
我こそはへうげものだと名乗りをあげたお客さんを参加者全員で評価しナンバーワンを決める「へうげものコンテスト」や、歴ドルの美甘子さんの幕末トーク、三国志とテクノミュージックを融合さ せた「おもしろ三国志」のライブ、戦国をコンセプトとした「戦国 Bar」など、歴史好きを広くカバーしたイベント内容。出し物の合間 は参加者同士で歴史話に華を咲かせていた。
昨今の戦国ブームで戦国時代が好きなお客さんばかりかと思いき や、南北朝時代が一番好きな人、甲冑武具を愛する人、歴史的人物 の銅像を愛する人など、ディープな歴史好きもちらほら。そんなディープなお客さんの要望に応えるべく、物販コーナーに並んだ 「武家羊羹」のラインナップも非常にマニアックだ。大型モニターに映し出された映像も「独眼竜政宗」だし、参加者の3分の1は当たり前の様に着物を着こなしている。一見お洒落なクラブイベントと和風なモチーフが融合した会場は実に不思議な空間である。
へうげもコンテストに参加する者、着物レンタル&着付けサービスを受け着物を楽しむ者、ライブを楽しむ者など、参加者も三者三様の楽しみ方をしている。「戦国武将ベア」を自作している女性は「豊臣秀吉ベア」と「石田三成ベア」を持参していた。「豊臣秀吉のリクエストがなかったので作ってみました」と語る女性。つい一昔前は織田信長・豊臣秀吉・徳川家康のホトトギス三英傑が人気であったが、時代により好きな武将も変わる様である。
大都会の真ん中で、歴史を総合エンターテインメントとして体感できる歴フェス。第三弾はどんなテーマになるのだろうか?
(みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou