いつ何時仕事がなくなるか分からないストレスに晒される彼らにとって、ドライブが何よりの気分転換になるのはもっともなことだ。だが、タレントとしてのイメージと余りにかけ離れた車に乗っているとファンの落胆も大きいようだ。
Aは10代から俳優としてのキャリアをスタートし、とある映画の賞で新人賞を受賞したこともある実力派イケメン俳優。イジメられっこの役からヤンキー役まで繊細な演技力で幅広く演じてみせる。
売れっ子の一員となった現在でも地元の仲間との繋がりを大切にすることでも知られる。今も地元を離れず、仕事の時は地元から都内に通っているという。また、付き合っている女性の存在を隠さない堂々とした態度に、一途で男らしさ溢れるとファンから高い支持を集めている。
そんなAもハンドルを握らせると、その評判はすこぶる悪いものしか聞こえてこなくなってしまうようだ。
彼の地元に住む30代の主婦は「Aクンの車はここら辺に住む人ならみんな良く見かけるんですけど、何て言うんでしょう、一言で言うと“ヤン車”なんですよ」と微笑む。
よほど車が好きなのか、Aの愛車は内装まであらゆるところがカスタムされていてそれはもう住民もすぐにAの車だと分かるほどだという。過去には、愛車で人身事故を起こしてマスコミを賑わせたこともあった。
「昔はすっごい勢いで住宅街を駆け抜けていったんで私たちも恐かったんですけど、あれ以降、車も乗り換えて今では安全運転に変わったみたい。でもナンバーの『8810』へのこだわりだけは変える気はないみたいですね(笑)」
Aが誰か気付いた人も気付けなかった人も、あくまで噂です。