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タレントパワー最強のマツコ、男性をベタベタさわりまくる“原点”が垣間見える番組は

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マツコ・デラックス

 マツコ・デラックスは、こんにちのテレビ業界を支えているタレントだ。元編集者でコラムニストでもあったため、洞察力はピカイチ。影響力も強大で、マツコが番組で紹介した商品は品切れが相次ぐ。

 6月4日に発売された『日経エンタテインメント!』(日経BP社)7月号で発表された「タレントパワーランキング2019」では、初のトップに躍り出たサンドウィッチマンに次いで、第2位。16年から18年までは、3年連続で首位を独走していた。世間の関心度は依然として高く、今年は新たにCM契約が2社増加。タレントとしての輝きは失っていない。

 肩書きの「コラムニスト」、「エッセイスト」、「女装タレント」に、ここ数年で「司会者」が加わった。今なお、雑誌連載は2本抱えているが、テレビレギュラーがそれをはるかに上回る8本。週5日は地上波レギュラーに出ており、うち4本が冠番組だ。

 関ジャニ∞・村上信五との『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)や、『マツコの知らない世界』(TBS系)、『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)、『マツコ会議』(日テレ系)はいずれも、話を聞く対象者が一般人。素人をイジるときのマツコは、水を得た魚だ。あえて、「アンタ」や「おまえ」と粗暴な呼び方をすることで、相手との距離をグッと詰める。「○○さん」と呼ぶこともあるが、状況判断しながら使い分け、相手の懐に飛び込む。さすがだ。

 数あるレギュラーの中でも、マツコの原点を垣間見られるのは『マツコ会議』だ。ディープな場所と中継を結び、総合演出のマツコが中心となって会議を開きながら、VTRの向こう側の人にインタビュー。その様子は、出版社やテレビ番組のプラン会議そのもの。雑誌や番組が世に届けられる前段階を、テレビで覗き見できるのだ。

 会議室で上座に座るのは、総合演出のマツコと栗原憲也ディレクター。2人の周辺を取り囲むのもガチのスタッフで、プレゼン担当ディレクター、デキる風女性ほか、スタッフの前には、ノートパソコンが置かれている。マツコ会議は、閉鎖的な空間で眠気まなこの業界人が必ず数名いる本当の会議とは一線を画すが、土曜の夜に観るには、ちょうどいい温度だ。

 マツコがマツコでいる瞬間は、左に座る栗原ディレクターを盛んにベタベタさわる時だ。肩や腕に触れたり、つかんだり。マツコの恋愛対象者が男性であることを思い出させる瞬間だが、ここにいやらしさや違和感がないのは、視聴者の目がすっかり、マツコという特異キャラに慣れてしまった証拠といえる。

 タレントパワーランキングの3年連続トップのマツコは、日本のテレビのシンボル。国民はまだ、マツコを欲しているのだ。
(伊藤雅奈子)

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