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【ドラマの見どころ!】大戦前の女学生達が、イキイキ。でも裏ヒロインは斉藤由紀? 『おひさま』

 今日の【ドラマの見どころ!】は、NHK総合他で放送中の連続テレビ小説『おひさま』(主演:井上真央)。未曾有の大災害が起こった後に始まった、本作で50年目の朝ドラ。しょっぱなから昭和初期・大戦突入という激動の時代を背景にしながら、当時の女学生たちの生活や、仲よく思いやりに溢れた家族の姿を通し、古き良き時代の日本を大いに見せつけている。ナレーションを担当する若尾文子と近所の主婦役で斉藤由貴が出てくる現代シーンが違和感たっぷりという声も聞くけど、いやいや、これが朝ドラとして重要なファクターでございますのよ。

 大正11年生まれの須藤陽子(井上真央)は、母の紘子(原田知世)を病気で亡くしてから父の良一(寺脇康文)、次兄の須藤茂樹(永山絢斗)と共に安曇野で暮らしている。陽子は同級生の筒井育子(満島ひかり)と相馬真知子(マイコ)を友とし、女学生生活を謳歌しているが、空軍への入隊を希望する茂樹の事や、教師への反発、その他思春期独特の問題に直面。持ち前の明るさで乗り越えようとする。そんな時、松本の旧制高校へ進学している長兄の春樹(田中圭)の友人・川原功一(金子ノブアキ)と出会い、思いを寄せるが…。

 「ちゅらさん」の岡田惠和オリジナル脚本。将来お蕎麦屋さんを営む激動の時代を生きた架空の女性・須藤陽子を主人公にしているんだけど、どう考えても井上真央の70年後が若尾文子っておかしいかも。上品で色っぽい若尾さんを意識しすぎた井上が、いつもみたいに伸び伸び演技できてないのが気になるのよ。真央ちゃん、大河の樹里っぺを見なさい、NHKだからって無理に上品ぶる事ないのよ。それよりも、おばあさんになった陽子の周りで騒々しい原口房子役の斉藤由貴こそ25年前はまさに今の井上真央。おさげ髪の真央を見てると、斉藤がまんま女学生役だった昔の朝ドラ「はね駒」(1986年放送)を思い出すわ。

 この先、陽子は金子ノブアキ扮するチャラ男と失恋して教師になり、いよいよそば畑で会った女性・丸山徳子(樋口可南子)の息子・丸山和成(高良健吾)と出会い、結婚するらしいんだけど、我らが高良健吾クンはチャッピーの思惑どおりゲゲゲの向井理以上にブレイクしてくれるのかしら。映画「フィッシュストーリー」や「蟹工船」あたりから彼に注目していたけれど、映画ばっかりであんまりテレビに出ない高良くん。実はしゃべりがものすごく下手で、カクテルも作れる器用な向井に比べて大した自己アピールもできなそう。きっとこの先スタジオパークとかに呼ばれても一言もしゃべれないんじゃないかしら。心配だわ。(チャッピー)

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