「演劇実験室◎天井棧敷」の劇団旗揚げメンバーでもあった横尾忠則をはじめ、宇野亜喜良、粟津潔、金子國義、林静一、合田佐和子など、現在でもトップで活躍するアーティストが多くかかわっていた公演ポスター。1960年代後半〜1970年代の若者文化の象徴であったサイケディリックな絵柄や奇抜な構図などが、現在も多くのファンを惹きつけている。1960年代以降の舞台芸術系のポスターを収集・保存・公開している渋谷のポスターハリスギャラリーでは、今月初旬から所蔵品の中から選りすぐりのポスターや資料を集めて『寺山修司と天井棧敷◎全ポスター展』を(5月9日(日)まで)開催中。ギャラリーの入場料は300円だが、今年生誕75年を迎える寺山修司の命日5月4日(火・祝)には入場無料、2010年上演の寺山修司作・原作の「演劇公演」の入場券お持ちの方は、1回のみ無料という、粋なサービスもある。
連休前の4月30日、「金曜ナイト・イベント」としてアートディレクター東學氏によるトークイベントが開かれる。(OPEN 19:15/START 19:30 ¥1,500(1ドリンク))こちらの予約はHPにて(http://posterharis.com/gallery.top.html)受付中。
(画像:演劇実験室・天井棧敷「天井棧敷定期会員募集」1967年 デザイン:横尾忠則 / シルクスクリーン)