オイルサーディンは、切ったパンの上にのせて、黒コショウを挽いたり(かじったり)すれば、それだけで本場のパブ気分だ。
以下、イタリアンとフレンチと、米国風を、簡単に紹介。
米国風から。
ホットドックにだって、洋風(の作り方)がある。
千切りキャベツをサラダ油で炒めて、塩コショウ。パンも、フライパンで素焼きにして焦げ目をつければいい。これだけで香ばしさが増し、洋風を醸すのだ。
イタリアンの植竹ソテー(オリーブオイルをフライパンに入れずに焼いた食材に、熱した少量のオリーブオイルを食材のほうからちょろっと絡めるだけ。)の要領だ。
そのイタリアンの簡単おつまみ。
あくまで、オリーブオイルと塩コショウ、が基本。後は、バジルを用意すること。
よって、例えば、トマトと豆腐をどうするか。
豆腐にアンチョビとバジルのみじん切りを合わせ、トマトに塗る。で、ソースは、オリーブオイルに例えばバルサミコをたらし、食塩少々と黒コショウ。これでいい。
パンにオリーブオイルをたらす場合も、バジルが刻まれるだけで劇的にイタリアンになる。
それから、材料を、基本であるオリーブオイルと塩コショウに漬ければ、これがマリネ。
同じことを肉にしてやり、バルサミコをひとさじ加えてやれば、カルパッチョといわれるものになる。
オレンジジュースをソースにしたいな、と思ったら。
まず、400ccのオレンジジュースを煮詰める。本当に大さじ3杯くらいまでに詰めます。これに上記のイタリアンの基本・オリーブオイルと塩コショウで、ソースになる。みかんの果汁を絞るだけでもいい。
基本のトマトソースは?にんにくの使用法は? …キリがないのでまたの機会に。
最後にフレンチ。
ぶどうのジュースをソースにしたいと思ったら。
フレンチは、イタリアンの基本に、バターと赤ワイン(と小麦粉)が入ってくると考えるといい。例えば、バターでみじん切りのたまねぎを炒めて小麦粉を加えてホワイトソースの要領で炒る。これにワインで香り付けし、ジュースを煮詰めたものか絞った果汁を加えてやれば、もう一応ソースです。
白身魚をバターとオリーブオイルでソテーしてこのソースに合わせれば、フレンチ風に。
あとはさらなる工夫として、醤油、みそ、レモンや柚子の果汁、ヨーグルト、ゆで卵、チーズ、生クリーム…など上記ソースに加え、オリジナルのフレンチのレシピを開発すればよいでしょう。
…もうこの瞬間に、外国産ビールに合いそうな洋風おつまみは、買い物に行かずとも相当なレベルまで楽しみながら作れる、というワケです。