同作は芥川賞作家・中上健次による最後の長編小説を映画化。名家の一人息子に生まれながら博打に明け暮れるなど、欲望の赴くまま生きる男・カズ(高良)と、彼への想いを貫くポールダンサー・真知子(鈴木)の破滅的な純愛を描く。鈴木のヌード初挑戦が話題になっている。
最初に大阪の印象について聞かれた高良は「やっぱり、たこ焼きとかお好み焼き(笑)でも、オープンで優しいですよね。最初の頃は、オチをつけなきゃっていうプレッシャーがあったんですが、今は“普通”でいいんやって思ってます(笑)」とニッコリ。鈴木も「何度か長期で滞在したこともありますが、過ごしやすい街ですね。買い物もできるし、ご飯もおいしいし結構好きです(笑)さっき551のチャーシューマンを初めて食べました! 普通の豚マンは食べたことあるんですが、初めてでおいしかった」と笑顔を見せた。
さらに2人は「誰かに理解されたいわけじゃなく、理屈じゃなく互いを愛している2人だったので、自分も理屈なしに演じました。言葉にするのは難しいんですが…。スクリーンの中でキャラクターがみんな“生きている”ので、最後まで見て、この作品を愛してもらえたらうれしいです。みなさん、ツイッターでつぶやいて宣伝してください」(高良)「私も初めてのことが多く、乗り越えてできた作品。今、このタイミングでこの作品に出会えたことはすごく大きな出来事。見てくださった方がそれぞれにいろいろ感じてもらえる作品です。見た後におのおのでゆっくり振り返ってもらえるとうれしいです。胸が苦しくなるかもしれないけど、楽しんで下さい」(鈴木)とそれぞれ作品をPRした。
映画「軽蔑」の舞台あいさつに登場した(右から)廣木監督、高良健吾、鈴木杏