局サイドの言い分はこうだ。ウチはフジテレビとは違って、なんか地味なのでゴールデンタイムを使って、しかも明石家さんま(52)にイジってもらうことで人気に火をつけよう。この魂胆が成功すれば同番組の視聴率も稼げるし、他の番組に女子アナが出ても人気が出そうで一石二鳥!
…ってな具合の目論見を感じた。いや、それ自体は悪いことではない。
現時点でのTBS女子アナ人気を二分するのは青木裕子(25)と小林麻耶(28)。タイプはまったく違うが、他局の人気女子アナに対抗できるのはこの2人だけで、他は団子レースの様相を呈している。だからこそ、さんまによるテコ入れが必要なわけだ。
まあ、そこまでは良かったのだが、蓋を開けて見たら、テコ入れどころか、これじゃ逆に人気が落ちるだろ!とTBSにアドバイスしたくなるような内容だったのだ。
例えば、心配性だという青木裕子は、彼氏の帰りが遅いと片っ端から彼氏の同僚に電話したり、浮気を心配して彼氏のケータイを盗み見たり…。これ、普通の男は引きますよ!
東京大学卒の才媛・岡村仁美(25)は理想の結婚相手を聞かれて「外資系金融マンがいいです!」とキッパリ。年収は「数千万円!」とこれまたキッパリ。あのー、東大卒の看板がメリットじゃなくて、デメリットになってますけど…。そんなこと言われても喜ぶのは外資系金融マンだけだ。
ドライブ中に3度も途中で置き去りにされた過去がある新井麻希(26)は、彼氏と夜中電話をしていて、切る刹那に「愛してる」を言わない彼氏に激怒。1時間ばかり説教したというエピソードを披露した。面倒くさいよ!
少なくとも彼女たちのことが嫌いではなかった私は、「こいつら面倒くさい」と感じてしまったのだが、全国3千万人の女子アナファンはどう感じただろう?
ひとつ言えることはとりあえず視聴率は置いといて、好感度は下げてしまったということだ。女子アナファンの9割以上は男性なわけで、その男性を敵に回すようなことを言わせちゃダメ、絶対!