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ネット怪文書

 「少なくとも私にはモテモテですよ」
 これがエルメスなる女の台詞ではなく、たんに、むさくるしい男が書いていたら萎え萎えかというと、けっこうそうでもないのがネット社会の面白いところだ。

 筆者は男だがなぜか、椎名林檎に間違えられたことがある。なんとなく本人がいいそうなことを書いてしまったのだろうか。
 そこで途中からローマ字表記に切り替えたところ、「ringo???!!!!!!!」

 というような返答が返ってきた。

 最近ではツイッターに長州力が現れたらしいが、例え偽者でも長州力さんと話せたと勘違いしていた時間に人々は満足してしまったりするご時世なのかもしれない。

 いっぽうでは、人を信じたい、という欲求が満たされれば、それでよかったりもするのだろう。 

 その代表的なところでは、“ネタ職人”、などが挙げられるのではないか。
 これは、1、が検査で白血病診断されたと告白、闘病記をあくまで明るく綴るのであるが、急にスレッドに来なくなる。

 「ネタだと言ってくれ」
 そういう住人の思いにより、1、は<ネタ職人>、と名付けられた。…それから数年間、彼の帰りを待ちわびる住人達の間で、掲示板の『保守』は続いたのだ。それはきっと、人を信じることこそが励みにもなっていたのではないか。

 ネット怪文書にユーザーが慣れてきたと思われる今、この状況はどうなっているのだろう。
 そしてその真偽についてのまとまった答えが、ホントに正しいのかどうかは実は誰もわからないのである。

 

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