−−まずは、2011年を振り返ってみましょう。
林 2011年はYGAメンバーにとっても激動の1年でした。まず7期生の加藤萌笑が加入しました。また8期生も4人加入しました。ニューフェイスの加入でYGAは一気に若返りました。2月には「恋愛ストライカー」を発売させ頂いて、初めてオリコンウィークリーチャートのトップ10に入り、6月の「情熱ヒロイン」では5位を取らせて頂きました。本当に嬉しかったです。
山下 私は普通に大学生活を送っていたのですが、10月15日にYGAの8期生として加入しました。かわいい衣装を着れるなんて普通の生活ではありえないことですし、歌って踊ってライブをさせて頂いたり、すごく世界が変わりました。
林 でも私は悩んだことも…新メンバーが入ってきて、私はYGAに加入した時は最年少で、今までずっとYGAのエンジェルだったんですが…(笑)、新メンバーも入り…今年、20歳になったこともあり…大人になって自分のポジションに少し困りました。
−−新メンバーの加入がプレッシャーに?
林 スタッフさんにも、「お前、これからどんなキャラでやっていくんだ」って言われて…。でも、新メンバーのここにいる、はるぴーこと山下春花ちゃんのことが、本当に大好きなんです。ライブでは、MCとかも一緒にやらせて頂いているのですが、そこでも、ファンのみなさんに、はるぴーのかわいさをどうやって伝えられるかを考えてMCをやっているくらいなんで、はるぴーに出会えた2011年は本当に嬉しかったです。
−−他の新加入のメンバーよりも、ヒイキしてる?
林 ヒイキっていうか…はるぴーしか見てないです(笑)。私のYGAの推しメンなんです!
−−そんな山下さん、YGAに入って辛いこととかありましたか?
山下 そうですね…すっごい怒られるんです。精神的には相当強くなりましたね。
−−どんなことで怒られたんですか?
山下 えーっと…。
林 最近、いつもニコニコしているはるぴーがちょっと沈んでいるじゃないかなと思っていたんです。でも、他のメンバーに言っても、「普通じゃない」くらいしか反応がなくて。そこで私が、はるぴーに、「何か悩んでいるでしょ」と聞いてみると、リーダーのゆちゃさん(谷侑加子)にMCについて怒られて、悩んでいたそうなんです。
山下 ライブの後の感想をうまく言えなくて…。それで怒られてへこんでいました。あと、ゆちゃさんが言うMCを、言ってしまって…。
林 でも、こんなの日常茶飯事ですから。これから、もっと打たれ強くなって欲しいですね。
−−2012年、今年もアイドル戦国時代と言われるように様々なアイドルグループが群雄割拠しています。そんな中で、YGAが生き抜く自信は?
林 YGAはアイドル50%、バラエティ50%というコンセプトを生かして、2012年からはもっとトークにも力を入れていきたいです。もっとバラエティ番組にも出演していきたいと思います。あと、アイドルとは思えないようなことに挑戦しているので、打たれ強さなら他のアイドルグループの方々にも負けませんよ。
−−そんなYGAの限界って?
林 YGAは泣くのが禁止なんです。ただ、たくさん怒られて…新メンバーとかは泣いちゃうんです。でも、「泣くな! ブス! 泣くと余計、ブスになるんだよ」って、さらに怒られます(笑)。そんな厳しい中でやっているので、なんでも出来ますよ! 加藤萌笑は、珍味を食べるという企画で、「蜂の子」「カエル」「サソリ」をパクパク食べていました。ちなみに、私は去年の誕生日では、42メートルのバンジージャンプを飛びました。「いきま〜す」って言ってから2秒くらいで飛びましたよ!
山下 あれは、本当にかっこよかったです。
−−先輩のそんな姿を見ているので、もちろん、山下さんも珍味やバンジージャンプは余裕ですよね?
山下 私は…頑張ります。先輩方がやったことはできると思います。
林 はるぴーにはこれから、世界を目指して欲しいので、世界で一番高いバンジーに挑戦して欲しいです(笑)。
山下 そうですね…(笑)頑張ります。
−−それでは、限界ではないけど、これは、「勘弁して欲しい」というお仕事は?
林 それを言ったら絶対、やらされそう…。
山下 絶対、やらされますよ。
林 昨年の思い出から考えると、炎天下37度の時に外でライブをした時、ファンのみなさんと距離も近くて楽しかったのですが、YGAはライブ中に水を飲むのが禁止なんです。会場の方にも、「YGAさん、お水飲まないと死んじゃいます」って心配してもらったのですが、スタッフさんが、「YGAは大丈夫です!」って言って、水を飲ませてくれませんでした。ライブはすっごく楽しいのですが、ライブ中、ステージに立っていない時は、お水を飲ませていただき、お仕事をさせて頂きたいと思います(笑)。
−−それでは、今年の夏も楽しみですね。
林 お水を用意してください!(笑)
山下 私は暑いよりも、寒い方が辛そう。真冬に外とかだと大変そう。最近、逗子海岸でYGAメンバーで駅伝をしようという企画がありまして、犬も洋服を着ているような海岸を半袖と短パンで走ってて…「私、何をしているんだろう」って思いました。
林 寒い中でも、「寒そうな顔をするな! 寒そうな顔をするから寒いんだ!」って怒られます。
−−YGAのスタッフさんは厳しいですね…そんなスタッフさんに、お願いしたいことってありますか?
林 他のアイドルさんの前で怒鳴って怒らないでほしいです(笑)。
山下 確かに、それは思います(笑)。
林 YGAは他のアイドルさんとコラボさせて頂く機会が多いのですが、他のアイドルさんが隣にいるところで、すっごい怒られるんです。後から、「大丈夫?」って心配されます。
−−他のアイドルには、そんな光景はない?
林 ないですよー。
山下 見たことないです。
林 私は仲の良いアイドルのメンバーから、「あんなに怒られるアイドルは見たことないよ」って言われました。
−−山下さん、YGAに加入して3か月近くが経ちました。率直な感想は?
山下 私は踊ったり歌ったりとライブが大好きなので、ほんと楽しいです。
−−加入して驚いたことはありましたか?
山下 そうですね…やっぱりスタッフさんも先輩も怖いです(笑)。
−−アイドルなので、チヤホヤしてもらえると思っていたと…。
山下 そんなのありえなかったです!
林 巻き舌で怒られますよ(笑)。
−−答えにくいとは思いますが…一番、怖いメンバーは?
山下 林さんは心配してメールとかくれるやさしい先輩です(笑)。誰だろう…ふふふ…花乃(由布莉)さんかなあ。
林 ああ、そうなんだ。
山下 でも、やっぱり迫力があるのはリーダーの谷さんです。ただ、先輩たちとはご飯を一緒に食べにいったり、仲良くさせてもらってます。
−−それでは、林さんを横にして、若干の圧力も感じるかもしれませんが、尊敬している先輩は?
山下 怖いけど、やっぱり谷さんです。リーダーだし、スタイルも抜群だし、歌もダンスも完璧です。尊敬しています。
林 私の名前が出てきませんね(笑)。
−−ところで、山下さんはアイドル戦国時代といわれる中、なぜ、YGAを選んだのですか?
山下 私、中学、高校のときは芸能活動禁止の学校でした。アイドルには興味があったのですが、オーディションとかは受けられなかったんです。大学生になると、あまりアイドルのオーディションとかがなくて…たまたまインターネットで「YGAオーディション」というのが出ていて、YGAのことは知らなかったんですけど、ユーチューブとかで調べていく中で、「私もこの曲を歌いたい! 踊りたい!」と思うようになりました。
林 「たまたま」とか「知らなかった」というところに、少々ひっかかりますね(笑)。
−−林さんは今年、成人式をむかえますね
林 まだ、大人になったという実感はないです。ただ、和歌山県の実家の親が、私の成人式をすっごい楽しみにしているんです。「成人式の用意をしなきゃね」と話している親の姿を見ると、「成人するんだなあ」っていう実感が湧いてきました。あと、親から20歳の誕生日に、「今年から誕生日プレゼントはありません」というメールがきました(笑)。
−−大人になったことで、目標とかはありますか?
林 後輩がたくさん増えたので、YGAの中では、引っ張っていける先輩になりたいと思います。今までトークの部分などで甘えているところもあったと思うので。あとは、もっとグラビアの撮影を頑張りたいです。体がストンっとしているAカップとネタにされるので、もっと大人の魅力を見せていきたいですね。
−−林さんのグラビアの一押しポイントは?
林 よく言って頂けるのは、「太もも」です! 私はバスケットボールをやっていたので、太くてコンプレックスだったんですけど、いろんな方から、「太ももに目がいっちゃうよね」と言われます。胸やお尻でなく、“太もも推し”のアイドルってあまりいないと思いますので、そこは主張していきたいと思っています(笑)
−−1月4日に5枚目のシングル『ライジング・サン JAPAN!』が発売されますね。そこで週間シングルランキングで1位にならないとメンバーの一人が整形するということで…すごい公約ですね。
林 そうなんですよ! メンバーの誰か一人ということなのですが…実は候補の一番手は私なんです。私は顔にホクロが多いので、それを取るということで…ただ、メンバーは前向きで、「もし、整形するなら、どこにする?」って、花乃は脂肪吸引がしたいと、櫻井里佳は「鼻を高くしたい」と張り切っていました。
−−山下さんの場合はどうしますか?
山下 私はどうしようかなあ…。
林 はるぴーはカワイイから直すところなんてないですよ! 目が悪いので、レーシックがいんじゃない?
山下 ああ、それはいい! でもレーシックって整形なのかなあ(笑)。
−−今回は整形ということですが、この次のシングルでは…。
林 前回は、クリアできなかったら「メンバーの一人が卒業」で、今回が「整形」です。毎回、過激になっているので…どうなるんだろう…。次は何があるんだろう? もしかして…性転換?
山下 えーー!!
林 でも、ここまで来たら、これくらいしか思い浮かばないですよ(笑)。
−−性転換はOKなんですか?
山下 絶対、嫌ですよー!
林 どんなところでアイドルやっているんだって親が泣いちゃいますよ! さすがに性転換は無理です。なので、メンバー全員が坊主になるとかはどうですか?
山下 …え、坊主?
林 今の時代はウィッグとかがありますから。毎日、色々な髪型に挑戦できていいかもしれない。そうなると坊主用の曲とかも必要になりますね。“お経ソング”みたいな(笑)でも、クリアすれば問題ないわけですから。
山下 踊っていたら、ウィッグが飛んじゃいますよ。
林 あとは、私たちが大丈夫でも、ファンの方がどう思うか心配です(笑)。
−−アイドルでよく言われるのが、“恋愛禁止”ということですが、YGAはどうなんですか?
林 YGAも恋愛禁止です。
−−厳しいチェックとかあるんですか?
林 YGAって、ちょっと特殊で、ファンの方にも言われるのですが、「絶対、彼氏いないでしょ」というオーラが出ているみたいです(笑)。逆に安心だってよく言われます。
−−山下さんは加入するときに、“恋愛禁止”って直接言われたんですか?
山下 「恋愛はダメだよ」って言われました。でも、私、特に何もなかったんで(笑)。
−−恋愛禁止の二人に恐縮なんですが、好きな男性のタイプを聞かせて下さい。
林 ん〜色々考えてみたんですが、その結果、やっぱり、「私のことを好きでいてくれる人」が一番じゃないかなと思いました。
−−山下さんはどうですか?
山下 そうですね…私は、すっごく頭がいいとか、すっごく天才とかじゃなくて、ごく一般的な常識のある方がいいです。ちゃんと挨拶ができるとか、「ありがとう」が言えるとか。
−−年齢差についてはどうですか?
林 私と母は21歳差で、母と父も21歳差なんです。それで、母も父も「すっごい幸せ」といつも話しているので、恋愛に年齢って関係ないと思います。
山下 私は、親の年齢よりも低い方がいいかなあ。
−−男性には「何かをしてあげたい」と思う? それとも、「何か、して欲しい」と思う?
林 私は、「何かをしてあげたい」という気持ちの方が大きいと思います。母性本能が強いってよく言われますね。はるぴーのことも年齢は1歳しか変わりませんが、子供みたいに扱っちゃって、「かわいいー」ってなっちゃうんで。でも、料理とかはできないんですけどね。
山下 私はどうなんだろう…あんまり考えたことないなあ。でも、林さんと違って料理はできますよ!
−−過酷なアイドル生活を送るYGAのメンバーですが(笑)、スタッフさんがいつも頑張っているご褒美に、「楽しい仕事を用意するよ」って言われたら、どんな仕事をしてみたいですか?
林 私はアイドルが大好きなので、いろんなアイドルさんと対談してみたいです。他のアイドルさんが、どんな気持ちで活動しているのか、本音を聞けたら、楽しそう。
−−今、一番、会いたいアイドルは?
林 Berryz工房の嗣永桃子ちゃんです。同い年なんですが、ずっと中学生のときから大好きで、同い年で一番尊敬している方なんです。アイドルとしても歌もダンスも完璧ですし、今は色んなバラエティ番組に出て、大活躍しています。
山下 私は、食べることが好きなので、グルメレポーターがいいかも。美味しいものも食べれるし、トークの勉強にもなると思います。
−−ちなみに、一番、好きな食べ物は?
山下 鶏の唐揚げです! なので、鶏の唐揚げを食べ歩いて語りたいです。「世界の唐揚げ」みたいな番組が最高かも!!
−−それでは、最後にファンへ一言、お願いします。
林 2012年は2011年以上にYGAが日本を盛り上げて、もっとみなさんに知っていただける機会を増やして、大きなステージでライブができるように、一生懸命頑張っていきたいと思います。
山下 まずは、『ライジング・サン JAPAN!』でシングルチャート1位を獲って、たくさんの音楽番組に出て、全国ツアーへ、そして日本武道館を目指して頑張っていきたいと思います。
林沙奈恵
1991年11月16日生まれ
和歌山県出身
血液型 A型
http://yga-hayashi.laff.jp/
山下春花
1993年2月12日生まれ
千葉県出身
血液型 A型
http://yamashita-haruka.laff.jp/