かねて、ウワサされていたように、小向はその後、AVデビュー。10月14日に発売された「AV女優」(アリスJAPAN)は、元グラビアアイドルの経歴とは似つかわしくないハードな内容で、爆発的なセールスを記録した。
小向とAV女優として、専属契約を結ぶアリスJAPANは早速、12月9日に第2弾AV「挑発」を発売。同作品は小向のオハコともいえるSMプレイやレズシーンを収録したもので、デビュー作とはまた違うものに仕上がっている。
ところで、その小向のAVデビュー作「AV女優」が、一般家庭のテレビで普通に見られるというのだから事は穏やかでない。国内最大手のケーブルテレビJ:COMがVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスにて、同作品を来年1月6日から配信することを決めたのだ。
VODサービスとは映画、スポーツ、テレビドラマ、アダルトなどの映像を、レンタルビデオ感覚で配信しているもので、J:COM加入者は有料で、各番組を購入できるシステム。そのラインナップに小向の作品も加わるのだ。
J:COMではこれまでも、アダルト映像を配信してきたが、これだけ話題になった作品を流すとなると、その影響は大きい。もちろん、アダルト映像に関しては設定された暗証番号を入力しなければ、視聴できないシステムになってはいるが、暗証番号さえ分かれば、18歳未満でも簡単に見ることができる。レンタルビデオ店でアダルトビデオを借りることができない18歳未満の青少年が、小向のAV見たさに暗証番号調べに躍起になるかもしれない。
(坂本太郎)