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あの番組をもう一度 SASUKE、筋肉番付は復活なるか

 かつてTBS系列で放送されていたバラエティ番組『筋肉番付』とその特番『SASUKE』などの人気番組を生み出した制作会社のモンスター・ナイン社がこの度東京地裁に破産申請し、破産開始決定を受けたことが11月14日、放送された。

 これらの番組は今までのバラエティとは一線を画す、芸能人が体を張る番組、スポーツバラエティの先駆けでもあった。番組より派生した『筋肉ミュージカル』等も運営、近年ではスポーツテーマパーク『お台場マッスルパーク』や北海道に『千歳マッスルパーク』をオープンさせていた。しかし多角化が原因で資金繰りが悪化、粉飾決算が表面化するなどのトラブルも生じて今回の倒産へ至ったと言う。
 この報道を受けて、「今後、もうあの企画や番組は見られなくなるのか」と、報告を聞いた視聴者からは落胆の声が上がっている。
 実際のところ、これらの番組にかかる費用、特に『SASUKE』の制作費用は相当なものだったという。『SASUKE』の大がかりなセットには建築現場の足場材やぬき板、仮設パイプなどが転用されているのだが、これらのレンタル資材の価格が東北大震災等のために高騰。更には資材だけでなく設営に用いるユンボや土砂運搬用ダンプなどの車両も足りておらず、セットの設営に掛かるコスト費用は莫大な物になっていたという。
 また、一般参加者も多かったこの番組では、出場者らに万が一のことがあった場合の保険費用も非常に莫大な金額となっていたという。

 しかし、『SASUKE』や『筋肉番付』で放送された己の体一つで巨大なアスレチックに立ち向かい、ストイックに頂点を目指す挑戦者らの姿はお茶の間を魅了、広く人気を得ていた。
 例えばケイン・コスギや照英など、最近の筋肉芸人のはしりともいえる肉体派の芸能人を多く生み出したことや、池谷直樹らの既に一線を退いたアスリート等が未だ現役である一面を見せてくれたりするなど、鍛えた筋肉は伊達ではないことを見せる芸能人達の姿は男らしい、格好良いとして人気を呼んでいた。照英などは、今やネットでコラージュ画像が作られるぐらい人気者になっている。ちなみにこのコラージュは、本人も喜んでいるし、乗り気なのだとか。勿論、作られたコラージュ画像がどれも秀逸だったこともあるが、彼の魅力はここで大いに飛躍したと言えるだろう。
 他にも、『Mr.サスケ』と呼ばれたサスケ完全攻略を狙う山田さんこと山田勝己さんなど、『SASUKE』では芸能人やアスリートよりも一般人、それも家庭を支える“お父さん”の頑張りが魅力的で、輝いていた事も挙げられるだろう。

 今や世界的にも人気を呼び、海外でも類似の番組企画が作られている『SASUKE』。普段はあまり見ることの出来ないガチンコの挑戦が見られなくなるのは残念なこと。復活を望む声も多い中、また今後、同じような番組として戻ってくる事を期待したいものである。

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