最近ではキャラクターがちょこちょこ動くデコレーションメールが人気です。あと写メも。しかし男がキャラに凝るのは不気味ですし、やたら気取った写真もドン引きさせるだけ。携帯カメラにポーズを取っているシーンを思い浮かべてみてください。「キモッ!」のひと言で片付けられてしまいます。
では、どうすればいいのか? 簡単な話。女性的趣味にすり寄るようなデコレーションを一切排除し、シンプルで丁寧な言葉でまとめるのです。
「やあ、元気ですか。今度食事しましょう。健」とか、「楽しいメールありがとう。思わずニヤけてしまいました。つまんないメールでごめんなさい。健」などとありのままを書けばいいのです。
笑わせてやろうなどと欲張っても結果は知れています。「イエ〜イ(Vマーク)」。ドン引きです。
そうは言っても、何度かメールをやりとりするうちにどうしても絵文字が使いたくなるもの。いつでも使用可能なアイテムは「!」「?」「ZZZ」系とヒヨコです。特にヒヨコは使い方が難しいので例文を挙げてみましょう。
1通目「よかったら今度飲み(ビールの絵)にいきませんか?」
2通目「金曜の夜は僕もOKです。刺し身のうまい店知ってます(ヒヨコ)」
関係のない文脈で使われた“ミスチョイス・ヒヨコ”には魂が宿ります。ヒヨコは無口な男性の内なる喜びを代弁し、恋心を語らずとも相手をその気にさせるのです。